輪廻の意味とは?輪廻とは何か、解説いたします

最終更新日: 2017年03月07日

輪廻とは

読み方 りんね

別名 サンサーラ

インドの「ヴェーダ」や、「仏典」などに見られる用語で、人が死んだ際に動物などを含めた生類に、何度も生まれ変わる(転生)することである教えのことです。
生命が無限に転生を繰り返す様子を、輪を描いて元に戻る車輪の軌跡に喩えて、「輪廻」と書かれることになりました。
「サンサーラ(輪廻)」とはインドの諸宗教では、生き物が死んだ後、生前の行為(カルマ)の結果、次の多様な生存となって生まれ変わることになります。
インドの思想では、生と死を繰り返す輪廻の生存を「苦」と考え、二度と再生を繰り返すことのない解脱を「最高」の理想とします。

ヒンドゥー教における輪廻(サンサーラ)

ヒンドゥー教では輪廻を教義の根幹としおり、信心と業(カルマ)によって次の輪廻(来世)の宿命が定まるとされています。
具体的には、カースト(身分)(ヴァルナ)の位階が定まることです。
生き物は、行為を超越する段階(解脱)に達しないかぎり、永遠に生まれ変わり、来世は前世の業(行為(カルマ))によって決定されます。
これが、因果応報の法則(善因楽果・悪因苦果・自業自得)
として考えられています。

仏教における輪廻

考え方としては「サンサーラ」と同じ考えで、輪廻を「苦」、輪廻からの「解脱」を目指すことになります。
しかし、仏教では輪廻において主体となるべき「我」、永遠不変の魂は想定しない「無我」とされているが、インドの宗教では、永遠不滅の「我」(アートマン)を想定するなどの違いが存在します。
これは、主体(我)が存在するなら、それは「恒常」か「無常」のどちらかであり、「恒常」は我があるため消滅(解脱)せず、「無常」は我がいずれ滅びてなくなるので輪廻は成立しないとされているため、「無我」でしか輪廻を説明できないとされています。
輪廻をする際、六道の「天道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」を6種類の苦しみに満ちた世界(心の状態)を生前の行為により転生しているとされている。
なお、化生などの輪廻の道から外れたものを「外道」とする場合もあります。

輪廻とは、物質として存在しない「認識」によるもので、心という「認識のエネルギー」(仮名)に「自我」という「錯覚」が生じる事であり、単立常住の主体(霊魂)は存在しないとされています。

輪廻のプロセスは、死ぬことで認識のエネルギーが消滅し、別の場所に酷似した認識のエネルギーが生まれる。
現世規模の「エネルギー保存の法則」によって回っているとされています。
この二つのエネルギーは、別物であるが因果関係が存在し、認識のエネルギーとして断絶することはないと考えられてます。
また、このようなプロセスは、生存中にも起こっているため、仏教における輪廻とは、心がどのように機能するかを説明する概念であり、単なる死後による教えの一つではないとされています。

ジャイナ教における輪廻

ジャイナ教において輪廻とは、様々な存在領域への「再生」「復活」が繰り返されることを特徴とする生活のようなことを言います。
輪廻は「苦痛」「不幸」に満ちたこの世の存在であり望ましくないため、放棄するべきものだと考えられています。
しかし、輪廻には始まりがなく、魂は悠久の過去から行為(カルマ)に縛られているため、モークシャ(解脱)は輪廻から解放される唯一の手段であり救いになっています。

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