お盆飾りの片付けはいつ行う?種類ごとにやり方やマナーをご紹介

お盆飾りの片付けはいつ行う?種類ごとにやり方やマナーをご紹介

お盆には仏壇のまわりや玄関先などを飾り付けしたり、提灯を飾ったりします。お盆が終わったら飾りの片付けはいつ、どのようにしたらよいのでしょうか。さっさと捨ててよいものか戸惑うという方も多いのではないでしょうか。今回はそんなお盆の片付けについて詳しく解説します。

最終更新日: 2020年02月17日

お盆飾りの片付けについて

仏壇

お盆の飾りやお供え物をどう片付けるか、悩んだ経験はありませんか?
時期が過ぎてしまえば片付けなければなりませんが、いつどうやって片付けたらよいか、捨ててしまってもよいのかどうか戸惑う方も多いようです。

そこで今回「終活ねっと」では、お盆飾りの片付け方について、

  • お盆飾りとは?

  • お盆飾りはいつ片付ける?

  • お盆飾りはどうやって片付ける?

といった内容を中心に解説いたします。

あわせて、お盆の迎え方や盆棚の作り方など、お盆飾りの基本についても触れていきます。
よりよいご供養につながるよう、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

最後までお読みいただければ幸いです。

また「終活ねっと」では僧侶手配サービスを運営しています。
お坊さんを安く手配したいという方は、「終活ねっと」のお坊さんをぜひご利用ください。

2019年のお盆・お盆休みについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。

お盆についての詳しい知識やマナーはこちらをご覧ください。

お盆飾りとは?

仏壇

お盆とは、ご先祖様の霊が家に帰ってきて家族と一緒に過ごす期間のことです。
お盆飾りとは、1年ぶりに帰ってくるご先祖様の霊をもてなすための飾り付けのことです。
普段のご供養よりたくさんのお供え物をするので、仏壇の前に台を置き、季節の草花や野菜などを集めて飾り付けをします。

お盆は何百年もの間、日本各地で受け継がれてきた伝統的な行事です。
お供え物や飾り付けにはひとつひとつ意味があり、ご先祖様への感謝の気持ちが込められています。

毎年同じように飾り付けをしてご先祖様をお迎えできればよいのですが、ご家庭の事情で同じ飾り付けを準備できないこともあるかと思います。
お盆飾りやお供え物は、無理のない範囲で行うことが重要です。
本来はご先祖様をお迎えするためのものなので、心を込めて飾り付けをして感謝の気持ちを表すことができれば、型どおりの飾りが揃わなくてもよいとされています。

お盆飾りはいつ片付ける?

仏壇

ご先祖様をお迎えするためのお盆飾りなので、お盆が過ぎたらお役目終了です。

お盆とは一般的には、8月または7月の13日から16日の4日間なので、16日が過ぎたらお盆飾りも片付けることになります。
具体的には、8月または7月の16日の夕方、送り火が終わった後に片付けを始めます。

いつまでに片付けなければならないという決まりはありませんが、なるべく早く片付けたほうがよいでしょう。

せっかくご先祖様のおもてなしのために用意した飾り付けです。
いつまでもそのままにしておくのもよくありません。
特に問題がなければ、16日の夜に片付けるのが理想です。
しかし16日の送り火が夜遅くまでかかる場合など、17日に片づけを行う地域もあります。

お盆飾りはどうやって片付ける?

仏壇

では次に、お盆飾りの片付け方について、詳しく解説します。
毎年どうやって片付けるべきか悩んでいたという方も多いと思います。
参考になれば幸いです。

昔は川に流したりお炊き上げをしていた

お盆飾りは、笹竹やほおずき、収穫した野菜や藁紐など、いずれは土に戻るような自然のものがほとんどです。
昔は、土に埋めたり自宅の庭で燃やしたりして処分することができていました。
お盆飾りを家で処分することはごく自然なことだったのです。

また、お盆が終わった後に近くの川へ出かけて行ってお飾りを流す地域もありました。
川の流れが、ご先祖様のいる場所へつながっていると考えられていたのかもしれません。

さらに、お寺へお飾りを持っていって燃やしていただいたりすることもありました。
このことをお焚き上げ(どんど焼きと呼ぶ地域もあり)といい、無下に捨てることができないお守りやお札、故人が大切にしていたものなどをお寺や神社で焼いて供養していただくというものです。

昔は今より、各家々とお寺とのつながりが強かったため、お盆飾りの片付けの相談などでお寺を訪れる機会も多かったのです。

現在のお盆飾り・祭壇の片付け方

多くの地域では、川にものを流すことは禁じられているはずです。
いくら笹竹やほおずきなどいずれ土に帰るとわかっているものでも、むやみに近所の川に流しては条例違反になってしまうかもしれません。
せっかくお盆に手厚くおもてなしできたのに、最後の最後で嫌な思いをしてはご先祖様に顔向けできなくなってしまいます。

自宅の庭が広ければ、土に埋めたり庭で燃やすこともできるかもしれませんが、ご近所に迷惑がかかる可能性もあります。

お世話になっているお寺がご近所ならば、お願いして燃やしていただくのがよいでしょう。
しかし現代のお墓事情を考えると、菩提寺が遠方でお盆飾りの持ち込みが難しいという方も多いはずです。

かといって、さっさとゴミ袋に入れてしまうのも気が引けるものです。
では、現在のお盆飾りの片付けはどのようにしたらよいでしょうか。
お供え物や提灯、飾り付けに使ったものなど、それぞれ個別に見ていきましょう。

お供え物

まず、仏壇や盆棚に並べたお供え物についてです。
お供え物は下げてからご家族で食べることも供養になります。

ただ、すべてのお供え物を食べなければいけないというわけではありません。
お盆が終わった後で、食べることができそうなものはいただいたほうがよい供養になるという意味で、無理をする必要はないのです。

果物や個別包装されたお菓子などはぜひ、傷む前に下げてご家族で召し上がってください。

お膳のご飯やお漬物、お団子などは無理に食べるべきではないでしょう。
盆棚から下げた後、半紙や奉書紙、式辞用紙など白い紙に包んでまとめ、可燃ゴミとして処分します。
半紙などがなければ、キッチンペーパーやクッキングシートなどでも構いません。
なるべく白い紙を使って包みましょう。
最終的に普通のゴミとして捨てるわけですが、雑に扱わず心を込めて丁寧に捨てることが大切です。

最近では半紙も奉書紙も100円ショップで手に入ります。
普段からお仏壇のそばに常備しておくと、お供え物を片付けるときなどにも役立ちます。

提灯

仏間や庭先に出していた盆提灯は、捨てずにたたんで保管します。

初盆(故人が亡くなって四十九日過ぎに初めて迎えるお盆のこと)の白提灯は、送り火のときに燃やしたり、お寺で燃やしていただいたりして処分します。
しかし普段のお盆のときに飾る絵柄のついた提灯は、毎年飾るものですので捨てません。

汚れやホコリを拭き取って箱に入れ、来年のお盆まで大切にしまっておきましょう。
箱にしまう際、防虫剤を入れておくと虫食いを防ぐことができます。

オガラ

迎え火や送り火を焚くために燃やしたオガラ(麻幹・麻がら)もお供え物と同様、可燃ゴミとして処分することができます。

ただし、捨てる前に必ず、火が完全に消えているかどうか確認しましょう。
乾燥しているオガラはよく燃えるので、火がまだくすぶっているうちにゴミ袋に入れると、再燃してしまう可能性があって危険です。

火が消えて燃えカスだけになったことを確認したら、飛び散らないように半紙など白い紙に包み、他のゴミと一緒に処分します。

精霊馬(きゅうり・なす)

ご先祖様があの世から帰ってくるとき、あの世へ帰っていくときの乗り物が精霊馬です。
きゅうりやなすと割り箸で作った、お盆の風物詩ともいえるあの馬も、れっきとしたお供え物でありお盆飾りのひとつです。

きゅうりやなすでできていますが、暑い時期に常温で門前や玄関先に置いていたものなので、食べるべきではありません。

もし、庭に埋めることができるようであれば、土に還すのが一番です。
ただし、無理に土に還す必要はありません。
他のお供え物と一緒に可燃ゴミとして処分することも可能です。

精霊馬を土に埋めずにゴミとして処分する場合は、まず塩をふってお清めをしましょう。
それから半紙など白い紙に包み、可燃ゴミとして処分します。

ほおずき

最後は、ご先祖様の足元を照らす提灯に見立ててお供えする、ほおずきの片付け方についてです。

ほおずきは精霊馬と同じ片付け方でよいとされています。
ですので、塩でお清めをして白い紙に包んで処分するのが一番簡単な片付け方となります。

もし、精霊馬を庭先に埋めるのであれば、ほおずきも一緒に埋めて土に還します。
お供え物や他のお飾りをお寺に持っていってお焚き上げしていただくのであれば、ほおずきも一緒に燃やしていただきましょう。

お盆の精霊棚の飾り方

仏壇

盆棚は精霊棚とも呼ばれ、地域の風習や仏教の宗派によって飾り付け方が異なります。

よくある飾り付け方では、ゴザや真菰(まこも)を敷いた台の四隅に笹竹を立て、しめ縄で四方を囲んでほおずきや昆布などを吊るします。
台の奥には仏壇から取り出した位牌や花立を安置し、手前に生花や果物、ご飯やお団子などをお供えして、ご先祖様をお迎えします。

お盆の祭壇の飾り方については、以下の記事で詳しく解説しています。
宗派別の配置や片付け方の説明もありますので、こちらもぜひご参照ください。

お盆の迎え方・送り方

お墓

お盆の迎え方・送り方は地域や各家庭によって様々です。
細かい決まりがある宗派もありますので、お坊さんをお招きしてお経をあげていただく場合は事前にしきたりや決まりごとについてお寺に聞いておくとよいでしょう。

お盆は8月または7月の13日から16日までですが、準備はそれより前から始めましょう。
まずやっておきたいのが仏壇の掃除です。
位牌を拭いてきれいにし、ハンディモップなどを使って丁寧にホコリを払います。
香炉の灰もきれいにしておくと気持ちよくお盆を迎えることができるはずです。

お盆が終わった後も、仏壇をきれいにしてから位牌を戻すようにしましょう。
もしも位牌が古くなって傷んでしまっている場合は、修理をするか新しい位牌につくり替る必要があるでしょう。
作り変えた場合は新しい位牌への魂入れも忘れずに行いましょう。

「終活ねっと」では、位牌の購入・相談を承っております。
メーカー様より位牌を直接仕入れているため、スピーディーかつ手ごろな価格での販売が可能です。
位牌の購入をご検討中の方、位牌についてなにか疑問がある方は、下記のリンクからお気軽にご相談ください。

さらにお墓のお掃除も、お盆になる前に済ませておきたいところです。
苔取りや墓石磨き、草むしりなど、夏のお墓参りはやることがたくさんあります。
お盆の間際にならないよう、余裕をもってお墓をきれいにしておきましょう。

お盆の迎え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
宗派ごとに詳しく説明していますので、こちらもぜひご覧ください。

お盆飾りの片付けについてのまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、お盆飾りの片付け方を中心に解説いたしました。

  • お盆飾りとは、お盆にご先祖様の霊をお迎えする際の、おもてなしのための飾り付けである。

  • お盆飾りは送り火が終わった後、8月または7月の16日もしくは翌日17日に片付ける。

  • 昔はお盆飾りを庭先で燃やしたり土に埋めたり、近くの川に流したりお寺で燃やしてもらったりしていた。

  • 現代では勝手に川に流したり燃やしたりしてはいけない。それぞれ地元の条例違反にならないよう気をつけながら処分すること。

  • お供え物のうち、いただけるものは家族で食べるのが理想的であるが、無理に食べる必要はない。

  • 可燃ゴミとして捨てる場合は、白い紙に包むなどしてご先祖様への感謝の気持ちを込めて丁寧に扱うこと。

お盆飾りは、丁寧に扱いさえすれば家庭ゴミとして処分しても問題ありません。
罰当たりにならないか心配と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、お盆の準備も片付けも、無理をしないことが一番なのです。
むしろ、いつまでも出しっぱなしにしていたり、散らかしたまま放置しておくほうが好ましくありません。
早めにきちんと片付けて、来年も気持ちよくお盆を迎えられるようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

お盆の供養の方法や、お坊さんをお招きしたときのお布施について知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらもぜひ参考にしてみてください。

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