初盆供養の仕方とは?お布施の包み方や服装のマナーについてもご解説

お盆はお盆でも、はじめて迎えるお盆のことを初盆と言います。初盆供養ではいつものお盆の供養と違いがあるのでしょうか。今回は初盆供養の仕方や、お布施の包み方、服装のマナーについて解説させていただきたいと思います。

目次

  1. 初盆供養には何をするの?
  2. 初盆とは?
  3. 初盆供養の仕方・流れ
  4. 初盆供養のお布施の包み方
  5. 初盆供養の服装のマナー
  6. 初盆供養のお供え物の選び方
  7. 初盆供養のお返しは必要?
  8. 初盆供養に関するまとめ

初盆供養には何をするの?

葬儀

今年は初盆に該当するのではないだろうか、と疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
故人にとってはじめてのお盆となる初盆供養は、普段のお盆の供養と何か違いはあるのでしょうか。

初盆供養はお招きする人も多い法要となります。
僧侶に対しても、お招きした人に対しても、粗相があれば故人も浮かばれません。
初盆供養には一体何が必要で、どのような準備をしておくべきかについて学んでおきませんか。

今回終活ねっとでは初盆供養について、

  • 初盆とは何か
  • 初盆供養の流れ
  • 初盆供養のお布施の包み方
  • 初盆供養に臨むにあたって相応しい服装
  • 初盆供養に最適なお供え物
  • 初盆供養のお返しは必要かどうか

以上の点に沿って、初盆供養のやり方についての解説をさせていただきたいと思います。
お盆は毎年やってきますが、初盆は一度きりであり、滅多にそう行う機会の多いものでもありません。

ぜひこの記事を参考に、初盆供養の備えとしていただければ幸いです。
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初盆とは?

困った人々

本題に入る前に、初盆とは一体何かについて解説させていただきたいと思います。

初盆はいつからいつまで?

初盆はいつからいつまでなのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、期間的には通常のお盆と同じです。
8月のお盆に絞ってお話をするならば8月15日前後が初盆となります。

ただし、初盆は故人にとって一番最初のお盆のことを指します。
ですから初盆は一度きりと言うことになります。
亡くなって、四十九日法要が終わり、無事に仏様になった後に迎えたお盆を初盆とします。

つまり、四十九日法要が終わる前にお盆を迎えた場合、それは初盆にはならないということです。
この場合は翌年のお盆が初盆となりますので、間違えないよう覚えておきましょう。

浄土真宗は初盆を盛大に行わない

大体の仏教において、お盆の供養は執り行われますし、初盆もひとつの区切りとして供養を行います。
しかし浄土真宗だけは少し、様子が違います。

浄土真宗において初盆とは、供養と言うよりかは先祖に感謝をする日になります。
供養を行うことに変わりはありませんが、迎え火などの初盆の準備も不要となります。
宗派の違いをしっかりと理解しておく必要がありそうですね。

ちなみに浄土真宗において、他の仏教と違うのは初盆の部分だけではありません。
例えば浄土真宗以外の仏教では四十九日法要後に仏になりますが、浄土真宗では亡くなったあとすぐに仏となります。

このように葬儀後から他の仏教とは色々と風習が違う場合があるのが浄土真宗ということになります。

初盆供養の仕方・流れ

仏壇

ではここからは初盆供養のやり方について解説させていただきたいと思います。
浄土真宗以外の仏教の場合の流れとなります。

初盆を迎える準備

まず初盆を迎えるにあたり、手配をしないといけないものが多々あります。
ひとつずつ見ていきましょう。

僧侶の手配

初盆と言えば、僧侶に棚経をあげてもらう必要があります。
したがって、初盆を迎える準備で一番最初にやるのが僧侶の手配となります。
こちらはなるべく早い段階で済ませておくことをおすすめします。

理由は、お盆の時期は皆同じだからです。
皆が同じ期間に僧侶に依頼をすれば、僧侶の予定はどんどん埋まっていきます。
そうなると、自分の家の都合のよい時間にきていただくことが不可能になります。

場合によっては四十九日法要のときに、初盆の予約を受け付けてくれる場合があります。
僧侶と相談し、なるべく早くに僧侶の手配を済ませておきましょう。

会食の手配

法要のあとは会食をすることがほとんどです。
自宅でやるのか、お店を予約するのかを決めましょう。

自宅でやる場合は料理やお酒の手配が必要となりますね。
お盆の時期は仕出し屋さんなども大変忙しいものです。
早めに予約をしておかないと予約でいっぱいで断れてしまうかもしれません。

お店でやる場合も同じです。
お盆の会食目当てで予約が埋まっていきますから、早めに予約をしましょう。
家から遠い場合は、交通手段を明確にしておく必要もあります。

引き出物の手配

初盆の法要ではお香典をいただくことや、お供えものをいただくことがあります。
その場合にはお返しが必要になりますよね。
そこで引き出物の手配をしておくことが重要です。

大体引き出物の相場は3千円から5千円程度と言われています。
この金額で引き出物を多めに手配しておくようにしましょう。
大体の贈答品店では、多めに用意して余った引き出物は回収してくれますので安心です。

また万が一、いただいたお香典が高額だった場合でも、用意した引き出物をお渡ししましょう。
そして初盆供養が終わった後に、お香典の額に見合ったお返しを用意し、お贈ります。

精霊棚の飾り付け

浄土真宗では不要とされていますが、それ以外の仏教で必要になるのが精霊棚です。
マコモと呼ばれる植物でできたござのようなものを敷き、その上に精霊馬やお供えもの、位牌やお線香を置きます。

昔であれば段々になるように棚を置き、豪勢に飾り付けたものです。
しかし現代ではスペースの問題もあり、棚は置けないこともあります。
その場合は仏壇の前に、小机を置き、その上にござを敷けば問題ありません。

精霊馬はご先祖様が乗って家に戻り、また乗って浄土へ帰るとされる乗り物になります。
キュウリやナスで作ったもので、大体馬や牛に見立てられます。
家に戻ってもらうときには馬を作って早く家に戻ってきてもらいます。
反対に浄土に戻ってもらうときは牛を作って、ゆっくりと名残惜しく見送ります。

盆提灯の準備

初盆に必要なのが白提灯です。
白提灯を玄関もしくは窓際に飾るのが初盆の習わしです。
初盆以降は白提灯は飾りません。

何故白提灯が必要かと言いますと、はじめて戻ってくる故人が家を間違わないよう、目印にするためと言われています。
一度使用した後は、お寺でお焚き上げをしてもらうことができます。

玄関に置けない場合は窓際、窓際にも置けない場合は仏壇の前でかまいません。
最近はろうそくを使用しない提灯も増えていますから、火の始末が心配な方でも安心して飾ることができます。

迎え火

お盆の法要をはじめる前に、迎え火というものを焚きます。
字で分かるように、ご先祖さまや故人を迎えるための火となります。
これは玄関で焚くとされています。

マンションに住んでいる場合は火災報知器などの関係で、火を焚けないこともあります。
その場合は白提灯が迎え火の代わりとなってくれますので、無理に焚かないように注意しましょう。

法要

初盆のメインとなる法要です。
僧侶はこの時期、法要が重なっており大変お忙しい身です。
法要をする場合は時間厳守で、場を整えておきましょう。

法要自体は30分程度で終わることがほとんどです。
法要の来客を時間より少し前に集めて、僧侶を待つようにしましょう。
このとき僧侶を労わるよう、冷たいお茶などの接待があると良いですね。

お墓参り

ご先祖様の霊は家に戻っているわけですから、お墓参りは不要のように思われますが、せっかく来客もあることですから、お墓参りもしておきましょう。
夏は雑草の生えやすい季節ですから、綺麗に掃除をします。

掃除を終えたらお供えをし、お線香を焚いて手を合わせます。
夏場はお供えものが腐敗するのも早いものです。
なるべく早く持ち帰るようにしましょう。

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送り火

初盆法要の最後に行うのが送り火です。
ご先祖様や故人の霊をお見送りするための火となります。
こちらも迎え火と同様に、玄関で焚きます。

初盆供養のお布施の包み方

葬儀

初盆供養にお布施はつきものです。
お布施の金額の相場や包み方について解説させていただきたいと思います。

お布施の金額相場

初盆供養のお布施の相場は3万円から5万円程度と言われています。
通常のお盆の供養のお布施が5千円から3万円程度ですから、初盆の供養は特別であるということが分かりますね。

お布施以外にもお渡しすべきお金があります。
お車代と御膳料です。
どちらも各5千円から1万円程度が相場となります。

お車代は家までお越しいただいた交通費、御膳料は会食に参加していただけなかった場合の代わりのものとなります。
全て個々にお包するようにしましょう。

お布施の書き方

お布施の包み方ですが、白封筒で結構です。
白封筒を用いる際は、郵便用の封筒にありがちな郵便番号を書く欄のないものを選びましょう。
必ず表が無地になっている白封筒を用います。

表書きは「御布施」となります。
それ以外のものは「御車代」「御膳料」と記載しましょう。
表に書きがちな名前ですが、この場合は裏側に住所と共に書きましょう。

初盆供養の服装のマナー

葬儀

さてみなさんは初盆供養の服装はどうすれば良いかご存知でしょうか。
意外と知らない服装のマナーについて解説させていただきたいと思います。

初盆に招かれた側

葬儀や四十九日法要のときほど堅い服装にする必要はありません。
しかし法要であることに変わりはありませんから、平服より上を意識していくことを心がけましょう。

男性であれば暗い色のスーツを基本に、白いシャツを着用します。
女性であれば暗い色の無地のワンピースやパンツスーツを着用します。
子供は学生服を用いれば問題ありません。

初盆を迎える側

初盆を迎える側は、お招きした人たちよりもしっかりとした服装をしておく必要があります。
したがって、初盆を迎えて法要を開催する側は喪服を着用することが一番良いとされています。

男性も女性もブラックスーツ、ワンピースを着用しましょう。
靴下やストッキング、靴も黒色のものを着用します。
子供の場合は学生服を着用することが正装となります。

初盆供養のお供え物の選び方

仏壇

初盆供養に招かれた場合、どんなお供えものをお贈りすれば良いのでしょうか。
お供えものの金額の相場も合わせて解説させていただきたいと思います。

お供え物の金額相場

お供えものの金額の相場ですが、大体3千円から1万円程度とされています。
あまり高価なものを贈ってしまっても、かえって相手側に気を遣わせてしまう結果となってしまいますので、なるべく相場の範囲内で選ぶようにしましょう。

故人の子供の場合

基本的にお供えものは、法要にお招きした方々からいただくものです。
故人の子供であった場合は喪主であったり、招く側の立場ですから、故人にお供えものをすることはありません

精霊棚を飾り付けたり、お線香やお水、ご飯など普段と同じようなお供えをしておきましょう。

故人の孫の場合

故人の孫であった場合で法要に招かれる立場であった場合はどうでしょうか。
未成年であれば、親が出すお香典やお供えものに連名として含まれますので個別で出す必要はありません。

社会人であったり、経済的に余裕がある場合でしたらお供えものを相場の範囲内で用意しておくと、故人も喜んでくれることでしょう。

お供え物にふさわしい品物

お供えものに相応しい品物ですが、生花や果物が最適です。
こちらは持参するよりも、法要の前日までにお贈りしておくと良いでしょう。
その際は、必ず届く日を伝えておくようにしましょう。

それ以外だとお菓子、乾物が相応しい品物とされています。
昔は提灯を送ることもありましたが、現在は飾る場所がない家庭も多いことから、あまり選ばれなくなりました。

どうしても品物が思いつかない場合は、「御供物料」として現金をお包するのもひとつの手です。

お供え物ののしの書き方

お供えものにはのしが必要となります。
この場合の表書きは「御供物」や「御供」となります。
水引の形は「結び切り」を選びます。

水引の色に関しては、地域によって違いがあります。
一般的に全国で用いられるのは「白黒」となりますが、関西では「黄白」であることもあるようです。

お供えものをお贈りする地域のならわしにしたがってお贈りするようにしましょう。

初盆供養のお返しは必要?

困った人々

初盆供養にいただいたお香典やお供えものに、お返しは必要なのかどうかについて解説させていただきたいと思います。

お返しの金額相場

初盆供養のお返しは必要です。
お返しの相場はいただいたお香典やお供えものの金額の1/3から半額程度とされています。
もしも1万円のお香典をいただいていれば、5千円までの金額でお返しをすればよいという計算になりますね。

お返しのお礼状の書き方

お返しをお渡しする際には、お礼状が必要になります。
ご参列頂いたことに対するお礼も一緒に書いておきましょう。

終活ねっとでは、初盆のお返しに最適な品物のご紹介と、お礼状の書き方も解説しております。
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初盆供養に関するまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか。
初盆供養はそうそう行う供養ではありませんから、何が必要であったか忘れてしまいがちです。
しかし初盆だからこそ、つつがなく供養を行いたいものです。

ここで総括です。

  • 初盆とは、四十九日法要後に迎えるはじめてのお盆のことを指す
  • 初盆供養は僧侶の手配、参列客の招待、会食の手配、お返しの品物の手配、精霊棚や提灯の準備が必要である
  • 初盆供養当日は、迎え火を焚いて法要を行い、必要に応じてお墓参りに向かい、送り火を焚いて初盆を終える
  • 初盆にはお布施が必要で「御布施」「御車代」「御膳料」の3つを個々にお包みしておく
  • 初盆供養を開催する側は喪服もしくは礼服を着用し、招かれた側は地味な色を基調としたスーツやワンピースを着用する
  • 初盆のお供えものに最適なのは、生花や果物、乾物やお菓子

四十九日法要から初盆まで、もしかしたら十分な期間があるかもしれません。
しかし早めに備えておいて損はありません。
悲しみから立ち直りつつある四十九日法要後から、より良い初盆供養の開催に向けて準備をしていただければと思います。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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