地域によって異なるお盆の風習とは?都道府県別に詳しく解説します

お盆の風習は地域によって異なりますが、それぞれを比較してみたことはあるでしょうか?その時々で地元の人に聞くと大抵の問題は解決しますが、全国的なことを一度に知る機会は少ないはずです。今回の記事では、お盆の風習を都道府県別全てで解説します。

目次

  1. お盆の風習とは?
  2. お盆とは?
  3. お盆はいつから始まったの?
  4. 全国的なお盆の風習
  5. お盆の風習は地域によって異なる
  6. お盆の風習に関するまとめ

お盆の風習とは?

お墓

お盆の全国的な風習をご存知でしょうか?
「地域によって差がある」とはよく聞きますが、具体的にどこにどういうしきたりがあるのか、ひとつひとつ挙げているものは多くないと思います。

どうせなら、お盆の風習を一覧で確認してみたいですよね?
今回、終活ねっとではお盆の風習について、以下の情報をまとめてみました。

  • お盆の基本的なことについて。
  • お盆はいつから始まったか?
  • 全国共通のお盆の特徴について。
  • 47都道府県別の、お盆の風習について。

全国各地のお盆について、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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お盆とは?

仏壇

まず、お盆について概要を整理しておきます。

お盆はいつからいつまで?

お盆の期間は、7月か8月の13~16日の間となります。
全国的には8月の場合が多いですが、8月の始めなど企業の事情によってお盆休みが変わることもあります。

7月に行うのは、新のお盆といわれる東京などで行われるものと、沖縄などが行っている旧暦のものの2つに分かれます。
旧暦のものは暦の読み方で日にちが変化するので、7月限定ではなく9月となる年もあります。

英語ではお盆を何ていうの?

お盆を英語でいうときは、そのまま「Obon」となります。
日本の仏教や風習について学ぶ本でも、この表記が大多数となっています。

他には、「Bon Festival」「Festival of the Dead」などの記述が見受けられます。
お盆を皿の単語に言い換えることはなく、お祭りや供養の意味を添える形になっています。

お盆はいつから始まったの?

お墓

お盆の起源は明確ではなく、遡ると紀元前にも行われていた自然崇拝のアニミズムや農耕儀礼につながっていくものです。
これらは日本の風習として古くからありますが、現在と同じように祖先供養のお盆として催した様子が確認されるのは、奈良時代の話になります。

仏教としては、盂蘭盆会という餓鬼会に堕ちた母を救った目連尊者の伝説が由来となっています。
今では地方の風習や宗派による独自の解釈を含んだ、様々な形のお盆が開催されています。

全国的なお盆の風習

お墓

通常のお盆で行われることを簡単に解説しておきます。

お盆の期間の最初の日を先祖を迎える盆入り、最後の日を先祖を送り出す盆明けとし、期間中は家でご先祖様と一緒に過ごし、食事を共にします。
葬礼と違って、迎えるための盆提灯を飾り、お供え用の精霊棚を用意することなどが主な特徴です。

故人の四十九日を終えてから初めて迎えるお盆は新盆となり、規模や招待する人の幅など扱いが変わってきます。
先祖供養なので基本的には各家庭で行うものですが、お盆の行事として地域で開催される催し事も多いです。

お盆の風習は地域によって異なる

お墓

それでは、各都道府県のお盆の風習を見ていきましょう。
市単位でのさらに細かい差異については割愛しますが、有名なものを挙げていきますので、大まかな参考としてください。

北海道地方

北海道は葬儀でもご香典の領収書を出したりと、合理性を重視した独特の雰囲気があります。
お盆もほとんどのところは8月ですが、函館では7月に行われ、どちらの場合も「ろうそくもらい」というハロウィンのような七夕祭りと一緒に行われます。

東北地方

東北では、葬儀の際に他地方より手間をかけて丁重に葬る傾向があります。
お盆にも、祭りの華やかさと供養の手厚さが垣間見れます。

青森県

津軽地方では、お盆のときにお墓の前に「法界折」という詰め物弁当を持っていき、お供えしたり共に食べるという風習があります。
現在では野生動物に荒らされるので敬遠されがちですが、この風習は津軽独特のものです。

八戸市では「せなかあて」と呼ばれる粉物を供える風習もあります。
これは、ご先祖様が帰るときに背負った荷物で背中が痛くならないように、といった意味で供えられるものです。

岩手県

盛岡市では8月1日~4日にかけて行われる賑やかな「さんさ踊り」や、提灯やお供えものを飾った舟に火をつけて流す「舟っこ流し」などがあります。
遠野市では灯籠木(とおろぎ)という風習があり、三年以内に亡くなった故人の御宅には高い提灯が掲げられ、町内を回る鹿踊りの一行が独特の舞踊を奉じます。

宮城県

以前は岩手県と同じように北上川で船を流す風習もありましたが、現在では盆踊りなど一般的なお盆の行事に留まっているところが多いようです。

仙台では汁料理の「お葛かけ」がお盆の定番となっています。
直接的なお盆の行事ではありませんが、近い8月6~8日に行われる仙台七夕まつりは、外国からも観光客が多く訪れる巨大なイベントです。

秋田県

限定というほどではないですが、秋田市では「草市」というお盆のお菓子や花の露店が出ます。
また、8月16~18日の西馬音内(にしもない)の盆踊り・18~20日の一日市(ひといち)の盆踊り・21~23日の毛馬内(けまない)の盆踊りという、秋田三大盆踊りが催されます。
700年もの歴史を誇る、盆踊りの中でも息の長い行事です。

山形県

お盆の風習は他県と大きく変わりませんが、お供えするものとしてあべかわ餅とほうとうがよく使われるため、お盆の時期ではお店が繁盛します。
郷土料理を供える意味合いが大きいですが、他県であべかわ餅とほうとうをお供えするのも問題ありません。

打ち上げ1万発を超える山形大花火大会など、お盆のお祭りも盛んです。

福島県

いわき市を中心として、「じゃんがら念仏踊り」という新盆を迎えた家を太鼓や鉦を鳴らして踊りながら周る風習があります。
また、百八灯と呼ばれる煩悩に見立てた松明をもって夜回りし、煩悩を鎮める行事もあります。
相馬盆踊り大会では、民謡をもとにした唄の生演奏で盆踊りを踊ります。

関東地方

東京周辺では、新のお盆という7月に催す旧暦とは別のお盆を指すものが中心です。
故人が初めて迎える新盆とは違う意味ですので注意してください。

東京都

早くに行うお盆は東京盆とも呼ばれますが、足立区や江戸川区など8月にお盆を行う地域も存在します。
また、西部では8月1日からお盆を催すなど、実際には東京の中でもかなり幅があります。

お盆の内容は普通のものがほとんどですが、精霊馬の手綱としてうどんを使う地域もあります。
7月の佃島の盆踊りや、8月15日に行われる深川祭りも有名です。

神奈川県

精霊馬や迎え火などは他のお盆と同じで、神奈川県では追加で砂山を作ることがあります。
他では静岡県の一部でしか見られない風習で、やぐらのようにしたり地面に直接盛ったりと、様々な形の砂山を見られるのは神奈川独特です。

千葉県

佐倉市で行われる上勝田の盆綱という行事があります。
少年が中心となって8月7日から藁を使って龍の形の綱を作り、13日から各戸を周って仏様を送り届け、15日に龍の綱を流して終えるという風習です。
現在では、環境問題の観点から川流しだけ控えられています。

埼玉県

埼玉限定の風習ではないものの、おはぎやぼた餅のお供えが他より多く見られます。
後はお墓参りを行うなど一般的なお盆と同じですが、各地域での花火大会や水上の安全祈願である長瀞船玉祭りなどがあり、大勢の人で賑わいます。

茨城県

つくば市周辺では、お盆綱と呼ばれる風習があります。
大人がお盆までに太い藁の縄を作り、白装束に身を包んだ子供たちがそれを持って墓の周りから出発し、各戸に先祖の霊を送り届けるという、上勝田の盆綱と類似した行事です。
家の人は桶や手拭いを用意して、先祖の霊を迎え入れます。

現在では関東各地で行われていますが、盆踊りの「鹿島踊り」は茨城の鹿島神宮を起源とする説が有力です。

栃木県

那須地方を中心とした北部で、「釜の蓋」という風習があります。
あの世からの道のりは遠く、ご先祖様は8月1日から出立しないとお盆に間に合わないと考えられていて、釜の蓋が開く1日に炭酸まんじゅうをお供えすることになっています。
家に来るまでにご先祖様が1日1個食べますので、13個を手をつけずにお供えしておきます。

群馬県

甘楽郡南牧村で8月14日と15日に行われる大日向の火とぼしは、大松明に火を灯して里に降り、河原で振り回す力強さを感じさせるお盆の行事です。
富岡市で行われる大島百八灯は、毎年協議して火文字を決める、全国的にも珍しい盆送り行事です。

中部地方

中部地方では、昔ながらの慣習が多い傾向にあります。
現在では継承者の減少や環境問題などから、形が変わりつつあるものもあります。

新潟県

新潟の新発田市では、お墓のそばにぼんぼりを供える風習があります。
また、「大の阪」という八幡宮境内で行われる盆踊りがあります。
念仏踊りの別名をもっていて、どこの踊りでも「南無西方」の歌詞が入る静かなものとなっています。

石川県

石川県の中でも独特の慣習が多く残る金沢では、「キリコ」という灯篭を持参してお墓参りするという風習があります。
箱キリコ・板キリコ・風鈴キリコなど様々な形がありますが、他の地域で見られない金沢独自のものです。

富山県

富山市で行われるおわら風の盆が有名で、少し遅めの9月1日~3日にかけて開催されます。
男女ともに踊りの名手が集まり、本祭の前の8月20~30日にかけても前夜祭が行われる、大規模なものです。
のど自慢大会や競演会など、盆踊りに留まらない多彩な催し物がお盆の時期に一斉に開かれます。

福井県

富山や石川でも行われていましたが、若者が大松明を振り回して迎え火をする「御招霊」という行事があります。
現在では近代化で御招霊の数は少なくなっており、敦賀市の海岸で開催されるとうろう流しと大花火大会が人気となっています。

岐阜県

日本三大盆踊りに数えられる、簡単な振り付けで飛び入りもしやすい郡上おどりが催されます。
変装コンクールや優秀な踊り手への免許状授与などもあり、20万人超えの来訪者が訪れます。
お墓に提灯を立てる風習も存在し、使う提灯は岐阜提灯と呼ばれていたりもします。

長野県

新野の盆踊りという、夜9時から朝の6時まで夜通し踊る珍しい盆踊りがあります。
北信地方では、かんば焼きという白樺の皮を干したものを焼いて迎え火と送り火を行っています。
お盆にてんぷらやお焼きを食べる風習も存在します。

山梨県

お盆の行事は一般的ですが、山形と同じであべかわ餅やほうとうのお供えがよく見られます。
また、最近出てきた「お盆玉」というお年玉のお盆版の名前を考え出したのは、山梨にあるマルアイという祝儀用品などを取り扱う会社だったりします。

富士川の両端に一斉にかがり火が灯される「南部の火祭り」は、山梨随一のお盆の行事となっています。

静岡県

浜松市を中心に7月13~15日に行われる遠州大念仏は、徳川家康が戦死者供養のために始めたとされる由緒ある行事です。
新盆の際は「盆義理」といって会社の同僚や近隣の住人まで出席し、お花や籠盛を飾る非常に華やかなものにする風習もあります。

愛知県

火祭りが有名で、8月15日の夜に行われる「乗本万燈」は、地区に住む男子の手によって力強く火のついた万灯が振り回される豪快な行事です。
各地でほぼ同様の振り万灯も行われており、用心しながらになりますが小さな子供も参加しています。

名古屋は提灯の生産地としても歴史があり、盆提灯にも優れたものが散見されます。
三河地域では、大団扇を背負い太鼓を抱えて新盆の家を周る「大海の放下」という風習もあります。

近畿地方(関西地方)

近畿地方全体に共通して、子供の無病息災を願う地蔵盆が有名です。
さらに各都道府県の詳細な差を見ていきます。

京都府

京都はもともと仏教の寺院や行事が多く、お盆も同様にかなりの活気を見せます。
五山の送り火・嵐山の灯篭流し・宮津灯篭流し花火大会など海外からも観光客が押し寄せるイベントがたくさんあります。

地蔵盆ももっとも規模が大きく、お精霊さんという13~16日の間精進料理で過ごす風習も、他県より色濃く残っています。

大阪府

大阪では下北を中心として河内音頭という盆踊りが催されます。
もともとは鎮魂歌というお盆の原義に沿ったものですが、現在ではエレキギターやキーボードなども混じって演奏される、一種の音楽イベントの様相を呈しています。

三重県

三重県の志摩市では、波切の大念仏という独特の風習があります。
新盆となった故人の戒名の紙を竿竹につけ、互いに激しくぶつけあうのですが、これには供養の後の忌みを破るという意味合いがあります。

故人のものをぶらさげた傘ブクを遠くから集まった関係者がもつなど、他とは違う趣の新盆があります。

滋賀県

蒲生郡の日野町では、8月の14日と15日に「火ふり祭」と呼ばれるお盆の行事があります。
子供たちが松明を叩きつけて短くし、その後に松の木に向かって大人が松明を投げつけ、松の木に松明に多く乗るほど豊作とする変わった火祭りです。
甲賀市には、田園に1500本のろうそくを灯す三大寺の迎え火もあります。

兵庫県

目立った風習こそありませんが、各寺院・神社・レジャースポットなどで盆踊りや夏祭りがあらゆる場所で開催されています。
地蔵盆や数珠繰りなど、近畿の特色となっている仏教のイベントも多く催されています。
動員の規模としては、メリケンパークのこうべ海の盆踊りが最大級となっています。

奈良県

奈良大文字送り火は規模も大きいですが、神式と仏式が続けて行われる珍しい送り火でもあります。
お盆のお供え料理には「七色お和え」という7つの野菜を使った郷土料理や、「刺鯖」という魚で唯一お供えが認められているサバをお供えする地域もあります。

和歌山県

新盆の精霊船など他県と類似する特徴もありますが、和歌山はお盆でのお墓参りが多く、その際に「高野槇」を使うのが独特です。
高野槇は神棚や仏前にもお供えすることがあり、和歌山では定番の品として扱われています。

中国地方

中国地方では、伝統的なお盆の行事から由来のはっきりしない異質なものまで、各県ごとに特徴に違いがあります。

広島県

近年では影響が問題視されつつありますが、お墓に色とりどりの灯篭の飾りをつける盆灯篭が有名な風習です。
浄土真宗の門徒が広めたもので、通常のお盆はカラフルな灯篭飾りで、新盆は白一色で行うという決まりもあります。

岡山県

盆踊りやお祭りは普通の規模で行われていますが、各家庭のお盆での力の入れ具合が他県と少し異なります。
切子灯篭という独特の灯篭を7月31日から8月31日の1か月間軒先に吊るしたり、立派な祭壇を設けたりする家庭が多いです。

鳥取県

全国への広がりを見せているお盆の風習として、因幡の傘踊りが挙げられます。
由来には二説ありますが、どちらも雨ごいの話であり、現在では傘を回転させて勇壮に踊るものとなっています。

踊りはこれだけでなく、みつぼし踊りやごだいち踊りといった様々な種類が県内に存在し、西部は櫓を囲んで踊る輪の形が、東部は列になる形が多いという地域の特徴もあります。

島根県

島根は食べ物に特徴があり、神社で有名な出雲地方ではお供え物に団子がよく出てきます。
松江市では引き出物として配られるほど法事パンも定番となっており、お盆のギフトでも一番売れるのは法事パンだったりします。
歩くと砂が鳴くことで有名な琴ヶ浜海岸でも、3種類の盆踊りが催されます。

山口県

毎年8月6日と7日の七夕提灯祭りは、現在は商店街周辺で行われていますが室町時代から続く歴史のあるものです。
亀山八幡宮の夏越祭や花火大会も、お盆の期間の行事として多くの人が参加しています。
湯本の温泉街で行われる盆踊り大会もあるので、観光にもお勧めです。

四国地方

四国地方もお盆の行事には力を入れています。
阿波踊りの他にも、様々な意味合いをもたせている踊りや祭りがあります。

香川県

小豆島では「川めし」という施餓鬼供養がともに行われます。
五目飯を炊いて水辺の岩の上にお供えし、餓鬼に施した後食べることによって仏恩を得て、夏中の病気を防ぐという風習です。
うどんの印象が強いですが、お盆のお供え物には名産であるそうめんもよく見られます。

愛媛県

宇和島周辺では、お墓参りで花や花串を供える風習があります。
赤穂四十七士の慰霊である「亡者踊り」や魚の供養である「大量踊り」、「モウナの人形回し」がある三崎町など、細かいながらお盆の風習が多く見られます。

高知県

高知の中土佐町久礼地区では、「ほうかい」と呼ばれる独特の風習があります。
商店街の通りに250本近くの松明を並べて、子供がその上を「ほうかい!」と掛け声を上げながら飛び越えます。
それができた子供は、1年間健康に過ごせるとされています。

徳島県

「えらいやっちゃ」で有名な阿波踊りは日本三大盆踊りのひとつで、盆の行事としても国内最大規模を誇ります。
阿波踊り自体は他地域にも波及していますが、徳島県出身者が主導に関わっていることが多いです。
お墓参りの際に樒(しきみ)を使うのも、徳島独特の風習です。

九州地方

九州地方のお盆は、お盆の捉え方による差が反映されています。
中国の考え方が混じるものであったり、地域住民の気質を含んだものだったりします。

福岡県

福岡は各家庭のお盆を重視しており、博多でも3日間精進料理をきっちり食する家庭が見られます。
また、初盆(九州では新盆とは言わない)の扱いも特殊です。
期間を長めにとり、案内状を出したり出欠確認はせず、人数がまばらでも問題ない食事が用意されるという特徴があります。

佐賀県

佐賀でも盆提灯や精霊流しといった、伝統的なスタイルのお盆が営まれています。
「佐賀城下栄の国まつり」という佐賀県内最大の夏のイベントや、名称だけ同じで茨城とは違う、大水害からの復興を願った鹿島踊りもお盆の時期に催されます。

長崎県

精霊流しが全国的に有名で、他の地域でも見られるものの、長崎が最大級の精霊流しとなっています。
もともと精霊流しも中国に倣ったところが多く、お墓も中国式に近いものがあり、お盆の時期は墓前で爆竹や花火を賑やかに楽しみます。

チャンココ踊りという独特の念仏踊りもお盆に披露されます。

熊本県

阿蘇市ではお盆前に草原から野花をとってきて、送り迎えのお墓参りにときにお供えするという風習があります。
自らの手で自然からお供え物をとってくる、というのはここで見られない特徴です。

川尻の精霊流しは400年以上の歴史のある行事で、花火大会も行われる一大イベントとなっています。

宮崎県

盆踊りや夏祭りは他と同じように開催されていますが、お墓参りで少し違った風習が存在します。
墓前で松明などを燃やし、その火をろうそくにもらい消えないように家まで持って帰ることで、ご先祖様を家まで直接的に案内します。

お盆の期間中は家の中でろうそくを灯し続け、盆明けとなるときに家から墓前まで再び持っていき、送り火完了となります。

大分県

大分独自という風習は少ないですが、お盆の時期には酒まんじゅう・たらおさ・みとりおこわといった食べ物が並びます。
また、初盆をとりわけ丁重に行うことでも知られており、やぐら灯篭や大きな提灯、籠盛などを使って祭壇を豪華にする点で、他県より抜きん出ています。

鹿児島県

もともと生け花の消費量が人口一人あたり1位である鹿児島では、お盆の時期の墓地・霊園は様々な生け花が供えられて色鮮やかになります。
普段のお墓参りも重視される風土であり、初盆のときに墓前で宴を開くことも特別珍しくありません。

沖縄県

伝統芸能でもあるエイサーは、観光客も多い一大イベントとなっています。
アンガマという、老人と老婆の仮面をつけて各戸に祖先供養の踊りをして回る行事もあります。

お盆の日の呼び方や、お供え物も琉球独特のものとなります。
お盆のときの海はあの世への通り道なので、連れていかれるので海に入ってはいけない。
打ち紙というお金を模したものを燃やしてあの世で使ってもらう、といった独自の解釈・風習も存在します。

お盆の風習に関するまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか?
終活ねっとがまとめたお盆の風習について、記事の内容を見返すと以下となります。

  • お盆は一般的な日付は8月13~16日、新のお盆だと7月13~16日。
    旧暦の数え方だと、7月から9月までの間で変動する。
    英語でも「Obon」と書くのがほとんど。
  • 全国共通の見解として、お盆は盆提灯や精霊棚を用意してご先祖の霊を迎え、食事などをともにして過ごし、盆明けで送り返すという行事である。
    実際には各家庭だけでなく、地域ごとの風習や盆踊りが催されることが多い。
  • お供え物となる食べ物・盆踊りや祭りの振る舞い・お墓参りの方法など、地域ごとに独特の理由をもった風習や行事が存在する。

有名なものだけでも、それぞれ違った数多くのお盆が存在することをお判りいただけたでしょうか。
市や村単位ではさらに細かい差異も存在するので、お盆の行事に参加するときはぜひ尋ねて、その地に根付いた風習を知ってみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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