喪中に神社への参拝はいけないの?いつから参拝していいのかを解説

身内の方が亡くなってからおよそ1年の間、祝い事などを極力控えつつ故人を失った悲しみから立ち直るための喪中と呼ばれる期間があります。しかし、喪中の間に散歩などでつい神社に立ち寄ったという方もいるのではないでしょうか?喪中に神社への参拝はよくないのでしょうか?

目次

  1. 喪中期間に神社へ参拝してもいいの?
  2. 喪中と忌中の違い
  3. なぜ喪中に神社への参拝はいけないの?
  4. 喪中に神社へ参拝してしまった時の対応
  5. 喪中にお寺へもお詣りしてはいけない?
  6. その他の喪中にタブーとされていることを紹介
  7. 喪中期間の神社への参拝についてまとめ

喪中期間に神社へ参拝してもいいの?

神社

誰もが愛する身内の方といつか死別する時がやってきます。
そうとわかっていても、いざ家族に先立たれてしまうとその悲しみは想像を絶するほどです。

そして、故人が亡くなってからおよそ1年の間、喪中と呼ばれる期間を持つという慣習があります。
喪中の期間の間に極力祝い事は控えつつ、故人を失った悲しみから少しずつ立ち直ることになります。

ただ、その悲しみを紛らわすために散歩に行った際に、何気なく神社に立ち寄ってお詣りしたという方もいるでしょう。
喪中の神社への参拝はよくないことと言われることもありますが、その是非は果たしてどうなのでしょうか?

そこで今回終活ねっとでは、喪中に神社に参拝してもいいのかついて以下のポイントを軸に見ていきます。

  • 喪中と忌中の違いとは?

    喪中の意味や、よく似た言葉である忌中との違いについて見ていきます。

  • もし、喪中に神社に参拝した時はどうすればいいのか?

    喪中の間の神社へのお詣りがタブーとされる理由や、いつごろからであれば参拝できるかについて詳しく説明します。

  • 喪中はお寺へのお詣りもいけないことなのか?

    うっかり喪中に神社に参拝した場合、どのように対処すればいいのかについて見ていきます。

  • その他喪中にしてはいけないことについて

    喪中へのお寺へのお詣りの是非についても見ていきます。

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喪中と忌中の違い

葬儀

はじめに喪中の意味や、それとよく似た忌中との違いについて簡潔に見ていきます。

喪中とは、故人が亡くなってから約1年(13ヶ月)の間、なるべく祝い事や娯楽などを控えつつ、故人の死を悼むための期間のことです。
同時に故人を失った悲しみから立ち直るための期間でもあります。

一方の忌中とは喪中に比べると短く、故人が亡くなってから四十九日が明けるまでのおよそ50日間を指します。

詳しくは以下のリンクの記事を参照していただければ、より深い知識を身につけることができます。

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なぜ喪中に神社への参拝はいけないの?

神社

喪中に神社にお詣りすることは古くからよくないことと言われてきました。
その考え方にも様々あり、頭を悩ませている方も多いでしょう。

ここでは、喪中の神社への参拝の是非について、理由とともに詳しく説明していきます。

はじめに、神社は日本古来の民族宗教である神道にまつわる神様を祀っている建物です。
そして、神道とは自然界に存在するあらゆるものに神が宿ると考えることから「八百万の神」の宗教といわれています。
しかし、一方で死というものについて穢れ、つまり正常な状態ではなく多くの人々に災いをもたらすものとみなして避ける立場です。

ご祈祷も受けることはできない?

神道は死というものを避ける立場にあることから、喪中の人の神社へのお詣りはタブーと考えます。
これは、神社という神様の祀られている神聖なところに正常な状態ではないのにやってくることはとんでもないことと考えるためです。

そして神社によっては喪中の境内への立ち入りすら遠慮していただくという立場のところもあります。
そのため、そのような立場の神社ではご祈祷してもらうこともできない場合もあります。

もちろん、すべての神社が喪中の方お断りという立場をとっているわけではありませんので、参拝したい神社の事務所などに事前に問い合わせてみるとよいでしょう。

お守りやおみくじを買っても大丈夫?

喪中に年末年始を迎えた場合、中には初詣ということで有名な神社や近所にある神社に行って、ついでにお守りやおみくじを買いたいという方もいるでしょう。
この場合の是非も神社によって異なります。

喪中の方は立ち入りお断りという神社の場合は、中に入ることができない以上、お守りやおみくじを買うこともかないません。
一方で、喪中であっても立ち入りを認めているところは、お詣りだけでなくお守りやおみくじを買うことも認めています。

お札を返したり買ってもいいの?

神社で扱っているものとしてお札もありますが、喪中の期間に買ったり、逆に返したりしてもよいのかという疑問も出てきます。
こちらについても、喪中の期間の立ち入りさえ認めないところは、直接買いに行ったり返したりすることはできません。

ただし、それでも喪中の間にその神社のお札を買ったり返したりしたいのであれば、故人と直接かかわりのない親族や知人・友人に頼んで買ってもらうなどの方法があります。

喪中の間にお詣りしても問題ないと考える神社の場合は、普通にお札を買ったり返したりしても問題はありません。

いつから神社に参拝していいの?

ここまで見てきたように、喪中の期間にある人が神社にお詣りできるかどうかはそれぞれの神社の考え方次第といえます。
しかし、できれば喪中であることをあまり気にせずに神社にお詣りしたいところです。
それができるようになるのはいつ頃なのでしょうか?

結論から先に書けば、故人の一周忌を行って喪が明けて以降ということになります。
そうなれば自然と喪中の期間が終わるため、堂々と神社に参拝することもできるようになります。

喪中でも神社への参拝を認めているところの場合は、忌中の期間が終わってから、つまり故人の四十九日が明けてからであれば問題なくお詣りできるようになります。

喪中に神社へ参拝してしまった時の対応

困った人々

もし、喪中にうっかり神社に参拝した時、特に信心深い方ならば激しく動揺するのではないでしょうか?
ここでは、喪中に神社に参拝してしまった時の対応についてご紹介します。

なお前提として、仮に喪中の間に神社に参拝してしまっても特に大変なことになるわけではありません。
ただ、それでも気になるという方は以下のような対応の方法がありますので、ご安心ください。

神職へ相談しお祓いを受ける

第1に、お詣りした神社の神職(神主さんなど)に事情を説明したうえで、お祓いを受けるという方法があります。
この場合は神社の境内ではなく、鳥居の外側でお祓いを受けてもらうことになります。

加えて、喪中であっても神社にお詣りしたいという場合でも事前に神職の方に相談したうえでお祓いさえ受ければ、参拝などが自由にできます。
もちろん、その際にお守りやおみくじ、お札を買うことも可能です。

自宅で清めの塩をまく

また、自宅に戻ってきた際に清めの塩をまいて、手を合わせるという方法もあります。
葬儀でも参列者同士で塩をまいて身を清めるという儀礼がありますが、それと同じ意味合いです。

清めの塩をまくことで自らに付いた穢れを清めて取り除くことにつながります。

喪中にお寺へもお詣りしてはいけない?

お墓

喪中の期間に神社にお詣りしてはいけないということであれば、喪中のお寺へのお詣りはどうなのかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか?

結論から書けば、お詣りしても問題はありません。
お寺は仏教に所属するうえ、仏教では死を「穢れ」とは考えないためです。

また、故人の初七日法要や四十九日法要などに僧侶の方は不可欠であることから、お寺に何らかの相談をしに行くこともあるでしょう。
それらも含めると、喪中の期間だけでなく忌中の期間もお寺にお詣りすることは問題ないといえます。

その他の喪中にタブーとされていることを紹介

困った人々

喪中の期間は神社に参拝すること以外にも、やるべきではないことがいろいろとあります。
ここでは喪中期間のタブーとされているその他のことについて簡潔に見ていきます。

結婚式を挙行すること

まず、喪中に結婚式を挙行するのはタブーです。
喪中は基本的にお祝い事を避けるべきとされていることから、喪中にある家の方が結婚式を挙げることも、披露宴を行うことも控えるのが基本です。

ただし、忌明けに知人や友人の結婚式に参加することは大丈夫です。

お正月の行事

また、お正月の行事も喪中の間はなるべく控えめにやった方がよいとされています。
特に門松や注連縄などの正月飾りは神道の考え方に基づいた慣習で、死を穢れと考えることから避けるべきこととされています。

加えて、年賀状の発送も喪中の間は控える代わりに喪中はがきを発送します。

その他パーティーなど派手なこと

結婚式やお正月のお祝いのほかにも、パーティーや宴会、飲み会といった派手なことや晴れやかなことも喪中の間は避けたほうがいいとされています。
こちらも特に喪中の家の方が主催するというのは極力避けるのが望ましいです。

喪中の家の方以外が主催者でもご自分の家の事情を説明した上でなるべく欠席するようにします。

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喪中期間の神社への参拝についてまとめ

神社

いかがでしたでしょうか?

今回終活ねっとでは、喪中期間に神社へ参拝してもいいのかについて見てきましたが、いかがでしたか?
今回の内容をまとめますと次のようになります。

  • 喪中は故人が亡くなってからおよそ1年(13ヶ月)の間、故人を悼み祝い事などを避ける期間のことである。一方の忌中は故人が亡くなってから四十九日が明けるまでのおよそ50日間を指す。
  • 喪中の神社の参拝は望ましいことではない。ただ、神社によって考え方が異なる点に留意する必要がある。神社に無難に参拝するということであれば喪が明けてからの方がよい。
  • 喪中に神社に行った場合の対応として、参拝した神社の神主に相談して鳥居の外でお祓いを受けるか、自宅にお清めの塩をまくといった方法がある。
  • 喪中のお寺への参拝は、仏教では死を穢れと考えないことから可能である。
  • その他の喪中にしてはいけないこととして、結婚式を挙げることやお正月の行事、パーティーなど派手なお祝いの場の主催や参加が挙げられる。

喪中の期間に神社に参拝してもよいかどうかについては、相手方の神社によって考え方が異なりますが、できれば避けた方がよいといえるでしょう。
むしろ、正しく故人の方を悼むためにも喪が明けるのを待ってから参拝するようにした方が無難です。

神道のしきたりは終活に取り組むうえではなかなか関係ないように見えますが、葬儀や喪中についての知識と一緒に覚えておくと便利でしょう。
その点では終活は、普段なかなか関わりのない分野のことを知ることであるともいえます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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