一周忌のお供え物は何が適切?果物・お花・香典・線香などを解説

一周忌のお供え物は何が適切?果物・お花・香典・線香などを解説

人が死んで1年を迎えると、一周忌の法要が営まれるのが日本の仏教の伝統的な行事ですが、その一周忌にお供えする、お供え物にはどんなものがあるのでしょう。また、法要が終わったあとのお供え物の処分方法は?

最終更新日: 2020年03月11日

一周忌や三回忌などの法事とは何?

葬儀

日本では人が亡くなったらお葬式を行い、その後は法事があります。
亡くなった日を含めて数える初七日に始まり、七七日の満中陰、百箇日を経て一周忌や三回忌などの法要が続きます。
これらに法事は不安定な状態にある死者の魂を安定させる意味で行う行事です。

終活ねっと運営スタッフのサムネイル画像

「終活ねっと」運営スタッフ

今回「終活ねっと」では、一周忌のお供えについて以下の点を中心にして解説していきます。

  • 法事とは?
  • 一周忌にお供えするお供え物について
  • 一周忌に何を準備する?
  • 日本はなぜ法事を行うのか?
  • 一周忌に用意する引き出物について

一周忌のお供え物について知りたいという方にとても役立つ記事となっています。
ぜひ最後までご覧ください。

日本は亡くなった後の魂は不安定と考える

年忌法要が行われる原因は、死者の霊魂が不安定で、生きている人間に祟りや災厄をもたらすかもしれないという考えがあります。
それを回避する方法として、定められた儀式を行えば死者の霊魂は安定し、祟らなくなる、という考えがあるため、このような法要が営まれています。

法要とは、本来の仏教には無い考え方

亡くなった人の霊魂を鎮める為に法要を営んで成仏を願うと言った考え方は、日本独自の考え方で、本来の仏教の教えにはありません。
祭壇を飾り、精一杯にお供え物を捧げる事は古代のインドでは行っていません。

これらは日本の神道や儒教などの考え方と仏教が混ざり合ったものです。

一周忌にお供えするお供え物は?

仏壇

一周忌にはお供えするものとは、一体どのようなものをお供えすれば良いのでしょう。

まず祭壇にはお花をお供えします。
お菓子や果物など亡くなった方の好物、それと食事の準備は勿論のこと必要です。
そして果物やお花などは遺族は勿論の事、参列者が用意する場合もあります。

一般的にお供えするのは果物とお花

一周忌にお供えする代表的の物として、まずお花を祭壇の両側に飾り、果物などもお供えします。

お供えするお花は、お葬式から四十九日までの間は、白一色かまたは白を基調にお花を選びますが、一周期の頃からは、段々と淡い基調の花に変えて行くのが通常です。

一周忌に準備するお供え物

一周期の法要に参列する場合、香典とは別にお供え物を準備する場合もあります。
この場合のお供えののしは「御供」とするのが一般的です。

線香・お花・果物・お菓子・故人が生前好きだったものなどが一周忌のお供え物の品物として適切です。
お花は、トゲのあるものや香りが強いものはふさわしくありません。
またお菓子は小分けにできるものが喜ばれるでしょう。

一周忌の準備とお布施

仏壇

一周期の準備について考えて見ましょう。
まず法事を行う施主の立場からお坊さんと日取りや場所時間の打ち合わせ、参列者に案内を送り参加人数の確定が必要ですね。

またお布施の金額ですが、決まった金額はありません。
自分のできる精一杯の心付けでいいと思います。

一周忌の日時・時間・場所の決定など

一周期の施主としてのチェックポイントは次の通りです。
施主は思ったよりも準備することが多いため、なるべく早く準備に取り掛かりましょう。

  • 菩提寺と日時の選定

  • 法事を行う場所

  • 案内状の作成

  • 引き出物、料理(会食)の決定

  • 塔婆建立者の事前チェック

  • 車などの手配

  • お布施の準備、供え物の用意

  • 焼香の順番、法事後のお斎の席順

  • 法事の時の挨拶文の準備

一周忌などに用いる「ご仏前」とは

ご仏前とは法事などで差し出す品物や金銭の表書きに用います。
一般に四十九日を過ぎてから用い、通夜や告別式では用いません。
四十九日を過ぎて初めて「仏」になると考えられているからです。
従って年忌法要では「御仏前」「御香資」が一般的に用いられます。

日本ではなぜ法事を行うのか?

葬儀

法事とは葬儀が終わったあとも、不安定である死者の霊魂を安定させるための儀式です。

その考え方の背景には、死者の霊魂が死後はまだ不安定で、生きている人に祟りや災厄をもたらす為、きちんとした儀式を行って、霊魂は安定化させるという日本独自の考え方から始まっています。

法事の起こりと、日本での変化

一般に葬式の後の法要として、仏教では四十九日(七七日)の法事、儒教では満2年の法事(三回忌)、神道では33年間の法事(33回忌)とあります。
仏教でいう49日の法事は、古代のインドでは本来は霊鎮めの法要として49日の法事の記録があります。

現在の日本の法事の実態は

法要も変化し、古代インドでは49日間、中国即ち儒教の考え方で2年が法事で、日本では神道の考え方に33回忌があり、49日のあと一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と法事ができました、最近は五十回忌まで行われています。

一周忌に用意する引き出物は?

葬儀

引き出物としては、頂いた香典の3分の1か半返しが一般的です。
一周忌の香典の金額相場が1万円ですので、金額の目安は3千円~5千円が相場と考えてよいでしょう。

一周期の法要のあとの会食はなくても構いませんが、ない場合は引き出物にお酒や折り詰め弁当などをお持ち帰り頂きます。

下記の記事では、一周忌の引き出物ではなにを用意したらよい物について紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

一周忌のお供え物に関するまとめ

仏壇

いかがでしたか。
今回「終活ねっと」では、一周忌のお供えものについて以下の点を解説してきました。

  • 法事とは不安定な状態にある死者の魂を安定させる意味で行う行事である。

  • 一周忌のお供え物としてお花や果物が適切である。

  • 一周忌の施主は、場所や日時の決定、お布施の準備などさまざまな用意が必要であるため、なるべく早く準備を始める方が良い。

  • 一周忌の引き出物は、頂いた香典の3分の1か半返しが一般的である。
    金額にすると3千円~5千円が目安であるが、頂いた香典の金額によって変わってくる。

日本独特のお葬式や法事の考え方は、仏教本来の考え方から随分と変化してきています。

インドで生まれた仏教が中国で違う形に変わり、そして日本では神道の影響を受けて随分と変化しています。
また日本でも時代と共に法事も変わってきています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

関連する記事

こんな記事も読まれています

よく読まれている記事一覧

この記事に関するキーワード

カテゴリーから記事を探す

人気のキーワードの記事一覧

関連する記事

よく読まれている記事一覧

関連する記事