神棚を移動させる際の作法や注意点とは?祝詞/玉串料/吉日も解説!

神棚を移動させる際の作法や注意点とは?祝詞/玉串料/吉日も解説!

引っ越しの際、必ずしなければいけない神棚の移動。そう何度も移動させる物ではないので、作法なども忘れてしまいがちですよね。また、初めての方もいらっしゃるでしょう。今回は神棚を移動させる際の作法や注意点を解説し、祝詞や玉串料など周辺情報についてもご紹介いたします。

2019-11-02

引越しの際の神棚の移動について

困った人々

引っ越しの際、必ずしなければいけない神棚の移動。
そう何度も移動させるものではないので、作法なども忘れてしまいがちですよね。
または、今回が初めてという方も多いでしょう。

今回終活ねっとでは、神棚を移動させる際の作法や注意点を解説し、祝詞や玉串料などの周辺情報についてもご紹介いたします。

  • 神棚とは何?

  • 神棚を移動する際の手順やマナーについて

  • 神棚を移動する際に気を付ける事とは

  • どのような場合に神棚を移動させるの?

  • 神棚を移動/処分する時に払う玉串料って?

  • 神棚を移動するのに吉日ってある?

  • 神棚の引っ越しの際に祝詞って唱える?

以上の項目を軸に解説していきます。
これから神棚を移動させるという方、古くなってきた神棚を新しい物に取り換えようという方は、こちらの記事をぜひ参考にしてみて下さい。

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神棚とは?

神棚

まず、神棚についての説明をいたしましょう。

神棚とは、神道の神を祀る祭壇の事です。

神棚の歴史は古く、江戸時代中期にまで遡ります。

当時、伊勢神宮のご利益を説いて回る「御師」と呼ばれる人たちがいました。
この御師たちが配っていた「御神札」を祀るために出来たのが、この神棚だとされています。

現在の神棚にも、中に以下の3枚のお札が入っています。

  • 伊勢神宮のお札

    神道で一番偉い神様を祀っているお札のこと

  • 氏神神社のお札

    住んでいる地域の神様を祀っているお札のこと

  • 崇敬神社のお札

    氏神神社ではないが、個人的に信仰がある神社のお札のこと

これを大切に保管しておくのが神棚の役割です。
また、亡くなった先祖の霊を祀るのも、この神棚の役割です。

また、神棚の基礎知識を知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

神棚を移動する際の手順や作法は?

遺品整理

次に、引っ越しなどで神棚を移動する際の手順と作法についてです。
以下のリストで簡単にまとめているので、参考にしてください。

  • 神棚を移動することを神様に報告

    まず、動かす前に神様に報告をしなければいけません。
    近所の神社に行って、神様に移動させる事をお伝えしましょう。
    次に神主さんにお越しいただいて、神棚に宿っている魂を抜いてもらいます(魂抜き)。
    また、近年ではこの魂抜きを行わない方も増えています。

  • 神棚にあるお札を取り出す

    神棚を下ろし、お札を取り出しましょう。
    取り出したお札はそのままにせず、白い布や和紙に大切に包みましょう。
    また、神棚は必ず布の上に置きましょう。

  • 最後に神棚の荷造りをする

    下ろした神棚を、専用の雑巾を使って丁寧に掃除します。
    終わったら、荷造りをしていきます。
    また、引っ越しで神棚を移動する場合は、必ず他の荷物を避けてからにして下さい。
    神棚と他の荷物を一緒にしてしまうのはいけません。

  • 新居に神棚の設置

    新居に到着です。
    着いて真っ先に神棚を設置して下さい。
    注意点としては、前住居と状態を変えないようにする事です。

  • 新しいお札を納める

    設置が終わったら、また丁寧にお札を納めます。
    ですが、住む地域が変わったら、氏神神社のお札も変えねばなりません。
    新住居の近くにある神社へ出向き、新しいお札を用意します。
    また、前の氏神神社のお札は、①の報告の際に納めておきましょう。

神棚を移動する際の注意点は?

困った人々

次に神棚を移動する際の注意点です。

以下で順に説明していきます。

神棚は最後に運び最初に新居にいれる

引っ越しの際、前住居ではあらゆる荷造りが終わった後に神棚に取り掛かりましょう
そして、新住居ではどの荷物より真っ先に神棚を荷ほどきしましょう

大きな荷物が無ければ作業がしやすいですし、取り外す際の危険が減らせます。

できるだけ自分で運ぶようにする

お札や神具(神棚に祀っている小物用品)など、神棚に関する物は出来るだけ自分の手で運ぶようにして下さい。

お札や神具は非常に壊れやすいです。
引っ越し業者の方に頼んでもし壊れてしまったら、最悪補償が利かないなんて事もあり得ます。

よって、自分の手で神棚を運び出すのが、一番安全な方法になります。

神棚を事前に撮影しておく

神棚を取り外す前に、事前に撮影をしておきましょう。
こうしておけば、新住居で神棚を設置する際、どこに何を置くのかすぐに確認できます

どのような時に神棚を移動するのか?

神棚

滅多にはありませんが、稀に引っ越し・リフォームの時以外で神棚を移動する場合があります。
それはどのような場合でしょう。

以下で順に説明していきます。

家の中で移動させる場合

リフォームの時ではありませんが、神棚を家の中で移動させる事があります。
それは、「神棚の向いている方角が違っていた場合」です。

一般的に、神棚は南か東を向いているものです。
しかしこれが間違った方角を向いている場合は、神棚を設置し直さなければいけません。

そもそも、どうして間違った方角に神棚を設置してしまったのでしょう。
それは、昔と今の考え方の違いにあります。

実は、昔の建築物は方角をきっちり測って建てられていました。
これに対して現在の建築物は、道路を基準にして建てられている事が非常に多いです。

そのため、神棚を家に設置したとしても、完璧に南や東を向いているという事は非常に珍しいのです。
よって、今の神棚の設置場所よりも良い場所があるなら、設置し直す必要があります

方角や高さなど神棚の正しい設置場所について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてお読みください。

会社で移動させる場合

また、神棚が設置されているのは自宅だけでなく会社もです。

会社移転の際にも神棚を移動しますが、古くなった神棚を、交換ついでに移動させる場合も多いです。
あまりに古い神棚を放置しておくのは、神様の力が弱まるとされているので避けるべきです。
ですので、大きな転換があった時にまとめて新調してしまうのが良いです。

会社の場合は、業績が上がった際に神様へのお礼を込め、一式買い替えるのも良いでしょう。

神棚を移動/処分させる際の玉串料とは?

神棚

神棚を移動、または処分させる際、業者や神社に依頼をしなければいけません。
もし神社に依頼するなら、神社に「玉串料」を払う必要があります。

玉串とは、紙垂(しで)をつけた榊の事で、神棚にもお供えされています。
この玉串の代わりになるお金を「玉串料」と言います。

玉串料の相場は、神棚が小さい場合5000円~3万円
神棚が大きい場合は、神主が自宅へ出向かなければいけませんので、4~5万円かかると見ても良いでしょう。

神棚を移動させる際の吉日とは?

困った人々

神棚を移動させる際、「吉日って気にしないといけない?」と疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。
お答えいたしますと、基本的には吉日というものはありません
よって、いつ行ったとしても問題はありません。

むしろ、吉日を待つ間に神棚を放っておく方が良くありません。
素早く新住居に運び入れ、お祀りすることを心がけるのが良いでしょう。

神棚の引っ越しの際には祝詞を唱える?

仏壇

最後に、神棚の引っ越しの際に「祝詞(のりと)」を唱えるべきかについて解説をいたします。

祝詞とは、神道の儀式で神主が唱えるもので、仏教で言うところのお経に当たります。

ちなみに、神道では言葉には強い霊力が宿るとされております。
そして、祝詞は神に語りかける際に使う、強い霊力が込められた言葉だとされているのです。

祝詞は、実は一般の方も唱える事が出来ます。
そして、新住居で神棚を設置した際にも唱えるものです。

自分で唱える事も良いのですが、正式には近くの神社に依頼します。
その際に唱える祝詞は、「天津祝詞」「神棚拝詞」の二つが一般的です。
どちらも神様に対して感謝を述べる祝詞です。

神棚の移動についてのまとめ

神棚

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、神棚の移動について以下の解説をしてきました。

  • 神棚とは、神道の神を祀る祭壇の事。
    元々伊勢神宮の「御神札」を祀るために出来たとされている。
    中には3つのお札が祀ってあり、これを大切に保管するのが神棚の役割である。

  • 神棚を移動する際の手順は以下の通り。
    ①神棚を移動する事を神様に報告
    ②神棚にあるお札を取り出す
    ③神棚を荷造り
    ④新居に神棚を設置
    ⑤新しいお札を納める

  • 神棚を移動する際の注意点①神棚は最後に荷造りし、最初に荷ほどきする。
    スペースを開ければ作業がしやすく、取り外す際の危険が減らせる。

  • 神棚を移動する際の注意点②自分の手で神棚関係の荷物を運ぶ
    もし破損した場合、補償されない場合も多い。
    自分で運ぶのが一番安全である。

  • 神棚を移動する際の注意点③神棚を下ろす前に撮影をしておく
    神具の配置は出来るだけ前住居と変えないように。
    撮影しておけば、神棚を設置する際にどこに何があるか確認できる。

  • 神棚を移動させるケース①家の神棚の向きが南や東でない時
    実は、現代の建築物は方角を意識していないので、神棚を真南、真東に向かせるという事はほぼ出来ない。
    しかし、今の設置場所よりも良い場所があるなら、設置し直す必要がある。

  • 神棚を移動させるケース②会社の移転、または古くなった神棚を交換ついでに移動する時
    会社の業績が上がったなど、大きな転機があった際に一式買い替えるのも良い。

  • 神社に神棚の処分をお願いする場合、玉串料を支払う必要がある。
    玉串料の相場は、神棚が小さい場合5000円~3万円。
    神棚が大きい場合4~5万円となっている。

  • 神棚の移動の際、吉日などは特に決まってはいない。
    素早く引っ越し作業を済ませ、新しい住居でお参りするのが良い。

  • 祝詞とは、仏教で言うところのお経に当たるもの。
    強い霊力が込められており、神に語りかける際に使う正式な言葉とされている。

  • 神棚の引っ越しの際には、祝詞を唱える必要がある。
    自分で唱えるのも良いが、正式には神主を招いて唱えていただく。
    その際に唱える祝詞は「天津祝詞」「神棚拝詞」の二つが一般的。

最近では、引っ越し先に神棚を置かない家庭も増えつつあります。
ですが、やはり家庭に神棚があると、心の拠り所となってくれます。

もし神棚を設置する場合は、上記を参考にしてください。
分からない事があれば、お近くの神社へ問い合わせすれば親身に対応して下さいます。

その他にも、神棚についての記事を多数掲載しております。
以下の記事では、神棚のお供え物について解説しておりますので、ぜひあわせてお読みください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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