仏滅のお墓参りについて

皆様は普段お墓参りにいつ行かれるでしょうか。
人によっては仏滅や友引の日にお墓参りに行くことは縁起が悪いと考え、行くのを避けているのではないでしょうか。
しかし、仏滅の日にお墓参りに出かるのは本当に良くないことなのでしょうか。
そこで今回終活ねっとでは、仏滅の日のお墓参りについて
- 一般的なお墓参りの時期とはいつなのか?
- お墓参りの日が仏滅や友引の場合、どう対処すべきか?
- お墓参りに出かける日が大安吉日の場合は?
- お墓参りを避けた方が良い日とは?
以上の点を中心にご紹介していきます。
終活をしている人だけでなく誰にとっても役に立つ内容となっております。
是非最後までお読みください。
一般的なお墓参りの時期は?

まず、ここではお墓参りに出かける一般的な時期について見ていきましょう。
一般的な時期はいつ頃なのでしょうか。
お彼岸
まず一つ目の一般的な時期は、お彼岸です。
お彼岸とは、毎年春分の日と秋分の日を中心にした1週間のことを指します。
この時期は、昼と夜の長さが同じくらいになることと、太陽が真東から真西に進むことからこの世とあの世(彼岸)が最も近くなるとされています。
この日には一家そろってお墓参りに出かけ、ご先祖様の供養を行います。
加えて、春にはぼたもち、秋にはおはぎを作ってお墓にお供えします。
お盆
二つ目の一般的な時期は、お盆です。
8月13日から16日の4日間がお盆と呼ばれる時期で、ご先祖様の霊があの世からこの世に戻ってくる時期とされています。
そのため、この時期にお墓参りに出かけてご先祖様を供養し、その冥福をあらためて祈るための期間です。
特に14日と15日の間はお墓参りする方が非常に多くなります。
お墓参りに行く日が仏滅・友引の場合

お墓参りをする日取りを決める際、仏滅や友引の日を避ける方は現在でも多いです。
はたして、仏滅や友引の日にお墓参りに行くことはそれほど縁起の悪いことなのでしょうか?
ここでは、仏滅・友引にお墓参りをする場合について詳しく見ていきましょう。
仏滅・友引の意味
仏滅や友引といわれてもよくわからないという方は多いでしょう。
そこでまず、仏滅・友引の意味について見ていきましょう。
仏滅・友引は2つとも「六曜」とよばれる、現在の七曜のような暦の考え方です。
現在もなお日本人の生活に影響を与えており、例えば結婚式を挙げる日に大安の日を選ぶといったしきたりがあるほどです。
このうち、仏滅は六曜の中で最も縁起の悪い日とされています。
何をしてもむなしいということから「物滅」と呼ばれ、さらにお釈迦様が亡くなったのが旧暦の2月15日でちょうど仏滅にあたるという俗説から仏滅と呼ばれるようになりました。
もちろん、この俗説は迷信の類であるうえ、解釈次第では新しいスタートを意味することもあります。
一方、友引は「凶事に友を引く」というのが由来です。
葬儀関係ではこの日に葬儀を行うと、故人の友人までもあの世に誘ってしまうということで、この日の葬儀の挙行を避ける方もいます。
マナー違反ではないの?
気になるのは仏滅・友引のお墓参りはマナー違反かどうかです。
結論から申し上げますと、仏滅・友引にお墓参りをすることはマナー違反ではありません。
仏滅も友引も字面から判断するとあまり良いものではないように見えます。
しかし、仏滅と友引を含め六曜はあくまでも慣例であって、絶対に守らなければいけないわけではなありません。
ただ、お通夜やお葬式については、特に友引の場合は火葬場が休みを取っている場合が多いので、スケジュール上あまりおすすめはできません。
仏滅についても、年配の方の場合、お通夜やお葬式を挙げるのをためらう場合があるので避けた方が無難でしょう。
お墓参りに行く日が大安の場合

一方で、大安にお墓参りをすることはどうなのでしょうか?
大安にお墓参りをするなどとんでもないと考える方もいるでしょうが、大安の日にお墓参りをしても特に問題はありません。
やはり、六曜の1つではあるものの、六曜自体があくまでも慣例にすぎないためです。
ちなみに、お墓の建立は大安であれば縁起が良いとされていますので、終活で前もってお墓を建てるという方にとっては参考になるのではないでしょうか?
加えて、大安であることを抜きにしても終活の一環として生前にお墓を建てるというだけでも縁起が良いとされています。
お墓参りを避けた方が良い日

それでは、お墓参りを避けた方が良い日というのはあるのでしょうか?
ここでは、お墓参りを避けた方が良い日について紹介していきます。
天候が悪い日
まず、悪天候の日はできれば避けた方が良いでしょう。
足元が悪いうえ、墓地の場所によっては移動中にけがをするリスクもあるためです。
どうしても出かけるということであれば、それなりの雨対策などをして行くと良いでしょう。
混雑期
また、混雑期もできるなら避けた方がいいでしょう。
お盆やお彼岸の時期はどこの墓地も多くの方がお参りをするため、非常に混雑します。
もし可能であれば、お盆やお彼岸の前後の時期にずらして、そこでお墓参りすると良いでしょう。
仏滅のお墓参りまとめ

今回終活ねっとでは、仏滅の日のお墓参りについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。
この記事の内容をまとめると以下のようになります。
- 一般的なお墓参りの時期としてお彼岸やお盆が挙げられる
- お墓参りに行く日が仏滅や友引の場合でも問題ない
- お墓参りの日が大安の場合でも問題ない
- お墓参りを避けた方が良い日は天候が悪い日、混雑期、お盆当日があげられる
お墓参りに出かける予定の日が仏滅であってもマナー違反ではありませんし、その日に出かけたからといって災いが降りかかるわけではありません。
ご家庭の事情をきちんと考慮したうえで、お墓参りに出かけると良いでしょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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