葬儀の焼香マナーとは?お参りの注意点や友人宅でのお参りの解説

葬儀の焼香マナーとは?お参りの注意点や友人宅でのお参りの解説

故人を見送るために執り行われる葬儀には、数多くの参列者が集まります。参列者やご遺族が葬儀のお参りで気を付ける事柄にはどんなものがあるでしょうか。この記事では、葬儀のお参りの注意点や焼香マナーなどについて解説します。

最終更新日: 2020年02月09日

葬儀へのお参りについて

葬儀

亡くなった故人を見送るため、必ず執り行われるのが葬儀です。
葬儀にはご遺族やご親族はもちろんのこと、数多くの参列者の方々も集まります。
後で悔いが残らないようにするためにも、葬儀に出席する際はマナーをしっかり身に付けておきたいものです。

葬儀のお参りにおいて、参列者やご遺族が気を付ける事柄としてはどんなものがあるでしょうか。
例えば「焼香をする際に配慮すべきマナーとは」「参列者は何を持って行けば良いのか」など、疑問に感じるところは沢山あることと思います。
葬儀で必要なことを学び、いざという時に慌てないような心構えでいることが重要です。

今回の「終活ねっと」では、葬儀のお参りについて

  • 焼香で気を付けておくこと

  • 葬儀にお参りする際、配慮すべきところ

  • 神式のお参りの場合

  • ご友人宅へ後日弔問する場合

以上のことを解説していきます。
持ち物や挨拶についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

通夜・葬儀のお参りの焼香マナー

葬儀

焼香は仏式の葬儀で必ず行う儀式の1つです。
しかし、具体的な作法を知らず、前の人の動きを見て行う人は多いのではないでしょうか。
ここでは通夜・葬儀における焼香のマナーについてご紹介します。

焼香の種類

焼香には3種類のやり方があり、葬儀会場の規模などを基準に選びます。
ここではそれぞれの焼香の種類についてご紹介します。

座礼焼香

座礼焼香は葬儀会場が畳敷き、もしくは参列者の人数が少ない場合などに行われることが多いです。
自分の番が来たら、まずは祭壇の前に行きます。
祭壇までの距離が遠い場合は立ち上がった後、中腰の姿勢を保ちながら行くようにしましょう。
祭壇までの距離が近い場合は、正座のまま両手を軸にして膝を少しずつ前に出す形で進みます。

ご遺族とお坊さんに一礼した後、焼香台の前まで行きます。
そして遺影に手を合わせてから、焼香を行います。

焼香が終わった後はもう一度遺影に向かって合掌しましょう。
正面を向いた状態で正座のまま後ろへ少し下がり、お坊さんとご遺族に対して一礼します。
来た時と同じ方法で自分の席に戻ります。

立礼焼香

立礼焼香は葬儀会場が広く、椅子の席を使う場合に行われることが多いです。
自分の番になったら席を立ち、祭壇の方へ歩いて行きます。
ご遺族とお坊さんに一礼した後、焼香台の前まで進みます。

祭壇に向かって手を合わせたら、焼香を行いましょう。
焼香が終わった後は再び手を合わせます。

そして正面を向いたまま後ろに少し下がり、ご遺族とお坊さんの方を向いて一礼します。
元いた席に戻り、自分の分の焼香は完了です。

回し焼香

回し焼香は葬儀会場が狭い、もしくは自宅で行う場合などに行われることが多いです。
回し焼香は他の焼香と違い、自分が動く必要はありません。
全員が座った状態で、香炉と抹香を載せたお盆を順に回していくのが回し焼香です。

隣か前の人が香炉を渡して来たら、軽く会釈をして受け取ります。
椅子席の場合は膝の上、畳で正座をしている場合は床に置きます。
その場で手を合わせた後、焼香を行います。

焼香が終わったら、また手を合わせて故人の冥福を祈りましょう。
次の人には軽く会釈し、香炉などを載せたお盆は両手で渡すようにします。

焼香の作法

焼香の作法は、まず右手の親指・人差し指・中指を使い、抹香をつまみます。
抹香の量は少しだけ、頭はちょっと下げて目を閉じます。
その状態でつまんだ抹香を目の高さまで持ち上げてください。

上記の動きを「おしいただく」と呼びます。
次に香炉の上まで移動した後、抹香を指でこすりながら落としましょう。
これが焼香の基本的な作法です。

宗派によっておしいただく回数は違い、おしいただくこともしない場合もあります。
例えば天台宗や浄土宗は上記の作法を3回繰り返しますが、臨済宗や日蓮宗は1回だけです。
浄土真宗本願寺派はそのまま香炉へ落とす動きを1回だけ行い、曹洞宗は1回目がおしいただき、2回目はそのまま香炉へ落とします。

焼香する順番

焼香をする順番は、基本的に故人との縁が一番深い人からになります。
そのため、ご遺族やご親族を優先的に決めていき、ご友人や同僚、その他の参列者と続きます。
したがって、一番最初に焼香を行うのは喪主です。

喪主は通常、配偶者や実子などが務めますが、故人の遺言により血縁関係以外の人がなる場合もあります。
その場合でも、焼香は喪主から始めることがほとんどです。

また、焼香は1人ずつ行うものですが、葬儀によっては団体が代表して焼香を行う「代表焼香」というものがあります。
団体に所属している全員が焼香を行うと葬儀が長引いてしまうため、代表者を選出して行います。
代表焼香はご遺族やご親族の次の順番になる場合が多いです。

線香をあげる意味

焼香と言えば、抹香を焚くことを意味しますが、お線香をあげる際に使われることもあります。
お線香をあげる意味は、自分自身と手を合わせる場所を清めるためとされています。
お線香から漂う香りで心や体についてる穢れを祓い、綺麗な状態で故人を供養することができます。

また、お線香の香りを通して故人とつながることができると言われています。
そのため、お線香をあげた後は、故人と話したいことや故人がいなくなった後の話などをしてみましょう。
他の意味としては、お線香は故人の食べ物とも言われています。

お線香はどちらかと言えば、仏壇やお墓参りなどであげることが多く、葬儀では抹香を焚くことの方が多いです。

葬儀にお参りする時の注意点

葬儀

参列者は葬儀にお参りする際、場に適した服装や振る舞いが求められます。
具体的にはどのような点に気をつけて行動すれば良いのでしょうか。
ここでは葬儀にお参りする時の注意点として持ち物や挨拶、服装についてご紹介します。

持ち物

葬儀にお参りする際、いくつか必要な持ち物があります。
ここでは香典と数珠についてご説明します。

香典

香典はご遺族の経済的負担を軽くするために渡すお金です。
香典袋の表面には上部中央に「御霊前」、下部中央にご自身のフルネームを記入します。
宗派が浄土真宗の場合、御霊前ではなく「御仏前」と書きましょう。
浄土真宗では亡くなってすぐに仏様になるという教えがあるためです。

香典の金額で4と9の数字は避けてください。
忌み数といって、死や苦しみを連想することから不吉な数とされています。
また、あらかじめ用意していたと思われないよう、新札の使用も避けた方が良いでしょう。

しかし、喪家によっては事前に香典を辞退する場合もあります。
参列者に負担をかけたくない、お礼を返す手間を省略したいなどの理由が挙げられます。

数珠

数珠はお経の回数を数える際に使用していた仏具なので、必要とされるのは仏式の葬儀のみです。
宗派によって数珠の種類は異なるため、数珠を用意する際はご自身の宗派に合わせたものを選びましょう。

数珠は着席時が左手首にかけ、移動の際は左手でつかみ、房の部分を下にして持ちます。
焼香で使用する際は、合掌した状態で親指以外の指を数珠に通し、親指と人差し指の間にかける形にします。
数珠の使い方も宗派によって違うため、事前に確認しておくことが必要です。

また、注意点として数珠を人と共有するのは止めておきましょう。
数珠は持ち主の分身と考えられており、基本的に個々人で所有すべきものとされているためです。

挨拶

葬儀の挨拶としては他の参列者がいることもあり、長々と話す必要はありません。
「この度は誠にご愁傷様でございます。
心よりお悔やみ申しあげます。
」など、簡潔にお悔やみの言葉を述べるだけで良いのです。

挨拶をする際に注意すべき点として挙げられるのは「忌み言葉」です。
「たびたび」「再び」などの重ね言葉は、不幸なことが今後も重なることを連想させるため、弔事では忌み数と同じく避けた方が良いとされています。

また、宗教によっては使用できない言葉があります。
例えばキリスト教の場合、死は悲しみではなく旅立ちと考えているため「お悔やみ」という言葉は不適切です。
そのため、代わりに「帰天」「召天」などの言葉を使います。

服装

葬儀に参列する際の服装は喪服です。
本来はご遺族が喪に服していることを示すために着用していましたが、次第に葬儀の関係者全員が着用する服装になっていきました。

男性は白いワイシャツ、黒のスーツを着用します。
ネクタイ・靴・靴下など、全体的に色は黒で統一しましょう。
また、ネクタイや靴などは光沢のないものを選びます。
女性は黒のスーツかワンピースを着用し、できるだけ肌を見せないものを選び、ストッキングは黒か肌色にします。

男女ともに派手なアクセサリー類は避け、基本的に結婚指輪以外つけないようにします。
しかし、ネクタイピンやカフスボタンなど、色が目立ちにくいものになってるならつけていても問題ありません。

神社で行う神式の場合のお参り

神社

神式の葬儀は「神葬祭」と呼ばれていますが、基本的に神社ではなく自宅で行います。
神道において死は邪気を呼び寄せ、穢れが集まると考えられているため、聖域である神社で行うことはありません。

そのため、神葬祭後に神社へお参りする場合は忌明け後ということになります。

日本には様々な種類の神社があることをご存知ですか?神社の中でも3大神社と呼ばれる影響力の強い神社の神宮・天神・八幡宮・住吉・大社について知りたいという方はこちらの記事も併せてご覧ください。

葬儀後に友人宅でお参りする場合

葬儀

何らかの理由で葬儀後に友人宅へお参りすることもあるでしょう。
しかし、親しい間柄であっても最低限のマナーは守る必要があります。
ここでは葬儀後に友人宅にお参りする際のマナーについてご紹介します。

事前の連絡

葬儀後のお参りをする前に、ご遺族へ連絡を取りましょう
ご遺族は葬儀が終わった後もやるべきことが多く、弔問客の対応が出来ない日もあります。
そのため、事前に弔問に伺っても良いか、相手の都合の良い日はいつかなど、ご遺族の承諾を取ってから約束した日時に訪ねるようにします。

服装

葬儀後にお参りする場合、服装は平服にしましょう。
ご遺族は葬儀を1つの区切りとして、日常に戻ろうとしている最中なのです。
喪服で行ってはその気持ちに水を差してしまうため、落ち着いた色合いの平服がおすすめです。

香典

香典は葬儀に参列していない場合に渡します。
基本的に香典は1世帯に1つとして数えられるため、お通夜か葬儀で渡していない時だけ弔問の際に持参します。

香典は仏壇に手を合わせた際に供えるか、ご遺族に直接渡します。
前者の場合は表面を自分に向けた状態でお供えし、後者の場合は相手が表書きを読める向きにして差し出します。

葬儀へのお参りについてまとめ

葬儀

いかがでしょうか。
今回の「終活ねっと」では、葬儀のお参りについて、以下のことを解説してきました

  • 焼香の種類には、座礼焼香・立礼焼香・回し焼香の3つがある
    基本的な作法はつまんだ抹香を目の高さまで持ち上げ、香炉に落とす
    宗派によっておしいただく回数ややり方が若干異なる

  • 焼香の順番は故人との縁が深い人から、一番最初は喪主
    お線香をあげる意味は「自分自身と供養の場を清める」「香りを通して故人とつながる」「故人の食べ物」など

  • 持ち物は香典・数珠、挨拶は簡潔に述べて忌み言葉を避ける
    服装は男性が黒のスーツ、女性は黒のワンピースを着用

  • 神式の葬儀は自宅で行うため、神社へのお参りは忌明け後となる
    葬儀後の弔問は事前に連絡した上で、地味な平服を着用し、香典を持参

焼香のマナーは宗派によって多少の違いがあることが分かりました。
葬儀をお参りする前に注意点やマナーを覚え、故人やご遺族に失礼のないようにしましょう。

「終活ねっと」では、他にも葬儀に関する記事を数多く掲載しております。
以下の記事では、葬儀にかかる費用について取り上げていますので、こちらも合わせてご覧ください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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