葬儀の祭壇のランクとは?戒名や霊柩車など葬儀に関するランクを解説

葬儀の祭壇のランクとは?戒名や霊柩車など葬儀に関するランクを解説

葬儀では、祭壇という故人を供養するための壇を用意します。葬儀で用意される祭壇はどれも立派な装飾や細かい造形美が施されていますが、実はそれぞれランクがつけられているのをご存知でしょうか。今回はそんな葬儀に用いられる祭壇や戒名などのランクについて解説していきます。

2019-10-29

葬儀に関するランクについて

葬儀

日本の葬儀では、祭壇という故人を供養するための壇を用意します。
葬儀で用意される祭壇はどれも立派な装飾や細かい造形美が施されていますが、実はそれぞれランクがつけられていることをご存知でしょうか。

今回終活ねっとでは、葬儀の祭壇や戒名などにつけられているランクについて解説していきます。

  • 葬儀自体にランクはあるのか

  • 葬儀の祭壇のランク

  • 葬儀で使う棺のランク

  • 葬儀で使う霊柩車のランク

  • 葬儀でもらう法名・戒名のランク

以上の項目を中心に解説していきます。
葬儀に関するランクについて詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

葬儀自体にランクはある?

葬儀

結論から言えば、葬儀自体にはランクは存在しません

日本の葬儀は一般葬や家族葬、他にも一日葬や直葬など数多くの種類の葬儀が存在しますが、これらは単純に規模の大きさや行程が違うだけで、そこに優劣などは一切ありません。

日本の葬儀の場合、安いものではで数十万円で済むものもあれば、葬儀によっては何百万円とかかることもあります。

一見葬儀にもランクがあるように思えますが、実際に費用が異なるのは施設の規模の大きさや、飲食代金、または祭壇や霊柩車のランクによるところが大きいです。

葬儀そのものに費用の変動はありません。

葬儀の祭壇のランクとは?

葬儀

日本の葬儀では必ず祭壇が用意されますが、葬儀の際に祭壇そのものをじっくり見る人はあまりいないかもしれません。

簡易的に造られたものから、参列者が普通見ないとこまでこだわって造られたものなど祭壇にも様々な種類があるのです。

今回は葬儀で用いられる祭壇でも代表的な白木祭壇を3つのランクに分けてご紹介します。

本輿(ほんごし)

本輿は白木祭壇の中で最もランクの高いもので、本式とも呼ばれています。
白木祭壇の上部には、輿というものが造られており、祭壇は輿の違いでそのランクを判断することができます。

輿というのは、二本の轅に屋形を乗せ、その屋形に人や物を乗せ、目的地まで複数人が担いで運ぶ乗り物のことです。

本来、日本の葬儀では今のような霊柩車ではなく、葬列という長い行列を組んで、故人を火葬所や墓地まで送るという風習があり、輿は棺を運ぶ際にも使われていました。

本輿というのは、柩を運ぶことができるように屋根や装飾が造られた、本来の輿のことをいいます。

現在では葬列という文化は無くなったため、柩が入るほどの本輿を造る必要はありません。

造るための労力やコストも大きいのですが、その分、伝統とこだわりが感じられるランクの高い祭壇となります。

半輿(はんごし)

半輿は本輿の略式であり、祭壇の後ろが平面で、屋根も一つのみで出来た祭壇のことをいいます。
一般的に多くの葬儀社で使われる祭壇はこの半輿で、コストや労力は本輿と比べてかなり少なく済みます。

葬列という文化が無くなった今、祭壇にある輿は飾りの意味合いが強くなっています。

無駄なものを取り除き、飾りのためだけに造られたという意味では最も時代に合った祭壇と言えるでしょう。

三つ屋根

三つ屋根は半輿と同様、祭壇の後ろは平面となっていますが、屋根の部分が3つの屋根で構成されているため、一人でも造ることができます。

労力やコスト的には3つの中で最も低く済み、ランク的にも最も低いものとされています。

葬儀で使う棺のランク

葬儀

故人を安らかに納めるための棺も葬儀の際は必ず用意しますが、棺にもランクが存在することをご存知でしょうか。
以下、3つのランクに分けてご紹介します。

桐棺などの天然木棺

桐棺などの天然木棺は、文字通り天然の木を使って造られた棺のことです。

100%天然の木材のみで造られているため、棺の中では最もランクが高く、値段も高いものでは100万円を超える場合もあります。

桐の他にも樅や檜などが素材として使われ、その中でも最もランクが高いのが檜の無垢材で出来た天然木棺です。
また、天然木棺は彫刻を施せるのが特徴的で、棺の表面に彫刻の面が多いほどランクは上がります。

布張棺

布張棺は、ベニヤ材などで出来た棺の表面を布帛(麻、木綿、絹などで出来た布)で覆った棺のことです。

布の種類が豊富で、無地の布から花柄の布はポピュラーなところですが、中にはビロードの布で重量感を出したり、伝統のある絹織物の布なども注目されています。

アレンジが豊富な布張棺ですが、基本的には豪華な布を使うほどランクも上がっていきます。

フラッシュ棺

フラッシュ棺は、ベニヤ材の間に芯材を貼り合わせて造られた棺のことです。
布張棺はフラッシュ棺に布を覆った棺なので、棺の中では最もランクが低いです。

言うなれば棺の雛形のようなものなので、そのままなら値段も5万円程度で済みますし、布張棺以外にも、木目調のシールを貼って綺麗に仕上げる(プリント棺)ことも出来ます。

葬儀での霊柩車のランク

葬儀

一般的に告別式の後は火葬場で火葬を行いますが、その際故人のご遺体を運ぶための車を霊柩車といいますが、実は霊柩車にもランクが付けられているということをご存知でしょうか。

以下、3つのランクに分けてご紹介します。

宮型霊柩車

かつては葬儀の定番だった宮型霊柩車は、上の画像のような輿を乗せたタイプの霊柩車です。

霊柩車のランクとしては最も高いです。

近年では経済的な負担以外でも、「お葬式の不吉なイメージを連想させてしまう」のような考えに変化しました。

また、自治体によっては宮型霊柩車の走行を禁止したり、火葬場も乗り入れを断ったりするなど、数はどんどん減ってきているのが現状です。

洋型霊柩車

洋型霊柩車は、欧米などで主に使われていましたが、現在では日本でも主流の霊柩車です

柩が入るように、大型のステーションワゴンや高級車を改造して造られており、また車両後部にはランドボーという弓なりの装飾が付けられています。

かつては、洋型の霊柩車で運ぶのは失礼だとされていました。

ですが、昭和天皇の葬儀で洋型霊柩車が使用されたことで人々の印象が変わり、同時に宮型霊柩車が衰退していったため、現在の日本では最も主流な霊柩車となっています。

バン型霊柩車

バン型霊柩車は、ミニバンやステーションワゴンなど大型の乗用車を改造して造られた霊柩車です。

他の霊柩車とは違いほとんど装飾がされていないため、外観から見たらほとんど普通の乗用車と見分けがつかないのですが、それにはちゃんとした理由があります。

バン型霊柩車は、柩を葬儀場から火葬場へ運ぶ霊柩車としての役割以外にも、病院で逝去なされた故人のご遺体を家や安置所に運ぶための寝台車としての役割があるのです。

病院の乗り入れ時に目立たないためにも、バン型霊柩車は必要最低限の改造のみしか施されておらず、ランクも最も低いですが、その分コストも大幅に抑えられます。

葬儀でもらう戒名・法名のランク

葬儀

日本では、死後に成仏するという考えがあるため、故人に戒名・法名を与えるのが一般的です。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、法名・戒名にもランクが存在し、それぞれ納める金額も変わっていきます。
ここではそのランクと、ランクごとの戒名料について解説します。

戒名・法名のランク

戒名や法名は、本来仏弟子になった際に仏様より授けられる名前ですが、日本では死後に与えられる名前として僧侶から授けられるのが一般的です。

この戒名や法名にはランクがついてあり、時代によっては身分が高い人には、無条件で上位の戒名が付けられていました。
ですが、本来はお寺や社会に対する貢献度が高い人に対して上位の戒名が授けられていました。

現在においても、一般の人が上位の戒名を付けてもらうことはほとんどありません。

お寺によっては、生前お寺に多額の寄付をした人や、高額な戒名料を払った人にも上位の戒名を授けることもあります。

それでは、具体的にどのような人に、どのような戒名・法名が与えられるのでしょうか。
以下、ランクを宗派ごとにまとめます。
また、戒名は左からランクが高い順にまとめます。

  • 浄土宗、真言宗、天台宗、曹洞宗、臨済宗

    (男性):院居士、居士、信士
    (女性):院大姉、大姉、信女

  • 日蓮宗

    (男性):院居士、院日信士、院信士、信士
    (女性):院大姉、院日信女、院信女、信女

  • 浄土真宗

    (男性):院釋、釋
    (女性):院釋尼、釋尼

ランクによる戒名料

前述しましたが、お寺によっては高い戒名料を払えば、高位の戒名が授かれる場所もある通り、戒名というのはタダではなくお金が掛かります。

商売ではないので明確に決まった金額はありませんし、僧侶からはお気持ちだけで結構ですと言われるでしょうが、大体の相場は決まっております。

以下、宗派ごとに戒名のランクとその費用をまとめます。

宗派 信士・信女 居士・大姉 院信士・院信女 院居士・院大姉
浄土宗 30〜40万円 50~60万円 70万円~
真言宗 30〜50万円 50~70万円 80万円~ 100万円~
天台宗 30〜50万円 50~70万円 80万円~ 100万円~
曹洞宗 30〜50万円 50~70万円 100万円~ 100万円~
臨済宗 30〜50万円 50~80万円 100万円~
日蓮宗 30~50万円 100万円~
浄土真宗 10万~30万円
(釋・釋尼)
50万円~
(院釋・院釋尼)

以下の記事では、戒名のランクについてより詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

供花として送る生花にもランクはある?

仏壇

お通夜や葬儀の会場にはお花や果物などが供花や供物として飾られています。
果たしてこの供花として飾られている生花にもランクはあるのでしょうか?

結論から言えば、ランクとまでは順位付けはされていませんが、基本的に生花の金額相場は存在します。
7500円から1万5000円が相場とされていますが、その中で、どの程度の生花を選択するかどうかは、葬祭業者と相談して決めるようにすると良いでしょう。

生花に関して、より深く知りたい方はこちらの記事もお読みください。

葬儀に関するランクのまとめ

葬儀

いかがだったでしょうか。

今回終活ねっとでは、葬儀に関するランクについて詳しく解説してきました。
以下、今回の内容をまとめます。

  • 葬儀自体にランクは存在しない

  • 葬儀の祭壇のランクは左から高い順に、本輿、半輿、三つ屋根である

  • 葬儀で使う棺のランクは左から高い順に、天然木棺、布張棺、フラッシュ棺である

  • 葬儀での霊柩車のランクは左から高い順に、宮型霊柩車、洋型霊柩車、バン型霊柩車である

  • 戒名・法名のランクは左から高い順に、男性が院居士、居士、信士、で女性が院大姉、大姉、信女である

  • 日蓮宗の場合は、男性が院居士、院日信士、院信士、信士、で女性が院大姉、院日信女、院信女、信女である

  • 浄土真宗の場合は、男性が院釋、釋、で女性が院釋尼、釋尼である

  • 戒名料の相場は、どの宗派でも安くて30万円〜で、一番高名な戒名だと100万円以上かかる

日本の葬儀は世界から見ても非常に費用が掛かることで有名です。
そのうえ葬儀に使われる祭壇や、死後に貰う戒名にまでランクが付けられてしまったら、一番安いものを選びにくいという気持ちも少なからずあるかもしれません。

しかし、本当に大切なのは豪華な祭壇や棺を用意してあげることではなく、故人を偲ぶ気持ちではないでしょうか。
今回紹介したランクはあくまでも目安として頭に入れていただいて、実際に葬儀を行う際はきちんと周りと相談して、故人に一番相応しいと思えるものを選んでください。

終活ねっとでは、他にも葬儀に関する記事を数多く掲載しております。

以下の記事では、葬儀にかかる費用の内訳や、安くする方法なども解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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