
葬儀のお花に添える名前の書き方は?名前の順番や連名の場合も解説!
葬儀の際は故人に供花という花を添えますが、それには名前を書いて個人に送る必要があります。ですが、名前の書き方にはちょっとしたコツがあります。では、葬儀で贈る供花の札名にはどのように名前を書くのがよいのか、解説します。
最終更新日: 2020年12月18日
葬儀のお花に添える名前について

亡くなってしまった故人に対するお悔やみの気持ちを表すために供花(きょうか,くげ)という花を送りますが、どのようにして送ったらいいのかよくわからないという方もいるのではないでしょうか?
供花を送る際には、札名に名前を書く時に気をつけるべきポイントなど、注意すべきことがいくつかあります。
そこで今回「終活ねっと」では、葬儀の際に添える供花の札名についてどのようにして名前を書けばいいのか、また、供花を送る順番はどのようになっているのかを以下のポイントを中心に解説していきます。
供花ってどういうものなの?
供花の札名にはどのように名前を書けばいいの?
どうやって葬儀場に供花を贈ればいいの?
供花を飾る順番は決まっているの?
供花の他の葬儀で飾る花は何がある?
以上の項目について解説します。
葬儀のお花に添える名前について知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
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供花とは

まず、供花とはどのようなものなのでしょうか?
供花とは、その名の通り葬儀の場面で亡くなった故人のお悔やみの気持ちを表すために送る花のことです。
以前は1対(2基)にして送る場合が多かったのですが、最近は1基だけで送る場合が増えています。
基本的には白菊の花を送る場合が多かったのですが、最近では洋花が使われることあり、色彩もきれいになってきています。
また、以下の記事では葬儀の際に送る供花の選び方や、送る際の注意点をより詳しく解説していきます。
こちらも合わせてお読みください。
葬儀の花に添える名前の書き方

供花には送り主の名前を札名に記入する必要がありますが、場合によっては書き方が少し変わってきます。
個人で送る場合は個人名を記載すれば問題ないですが、名前の書き方は誰と一緒に送るかなどによって変わるため、その場面場面に応じた書き方をする必要があります。
では、葬儀の花を誰かと一緒に送る場合はどんな書き方をすればいいのでしょうか?
夫婦・兄弟・子供・親戚で出す場合
夫婦や兄弟、子供で供花を送る場合についてそれぞれ解説していきます。
まず夫婦で送る場合ですが、必ず夫の名前だけを書くようにしてください。
2人の名前を書いてはいけません。
万が一2人の名前を書いてしまうと、夫婦は別居状態、または離婚状態にあるということを意味してしまいますので気をつけてください。
次に兄弟や子ども、親戚で送る場合ですが、氏名を並べて書きます。
兄弟が3人までなら全員の名前を書く事をおすすめします。
それより多いなら、連名と同じ形である「兄弟一同」や「子ども一同」という形にするのがよいでしょう。
ただ、札名に書くのは名前だけにしましょう。
「長男○○」というような書き方は避けてください。
会社として出す場合
会社として供花を送る際は、「○○株式会社」や「株式会社○○代表取締役××」というように必ず正式名称を使います。
部署名が付く場合ならその部署名まで書き、最後に「一同」とつけます。
しかし、会社名が長過ぎる場合や札名に入りきらないと思われる場合などは(株)や(有)というように略式で書く事もあります。
ただ、基本的には正式名称を使って書いたほうが好ましいとされています。
連名で出す場合の名前の順番
会社の人達や学生時代の友達、親戚、兄弟など複数人が一緒にひとつの供花を送る際には連名で名前を書きますが、これには名前を書く順番があるのは知っていますか?
連名で供花を送る場合は、立場が高い順に右から左へと書いていくのが基本です。
例えば会社から供花を送りたいなら、立場が一番高い人が一番右になり、兄弟から供花を送りたいなら長男(長女)が一番右に名前を書く事になります。
ただ、一般的には連名は3人まで、多くても4人までにするのがよいとされています。
それよりも多い人数で供花を送りたい場合は、「○○株式会社一同」や「親戚一同」といったように「○○一同」と書くようにしましょう。
また、連名での供花を送る際に名前の順番を間違えると大変失礼に当たるので気をつけましょう。
葬儀場へのお花の送り方

供花を用意したのはいいものの、どのようにして葬儀場に送ればいいのでしょうか?
供花にはちゃんとした送り方がある程度決まっています。
以下からは葬儀場へのお花の送り方について解説していきます。
また、供花の種類や金額相場については以下の記事で解説しておりますので、合わせてお読みください。
宛名
供花を送る際の宛名は誰の名前を書いたらいいのでしょうか。
基本的には供花の札名に書いてあるのと同じで大丈夫です。
例えば先ほど会社から供花を出す場合には「○○株式会社一同」と札名に書くと言いましたが、供花の宛名を書くときもこのような書き方で問題ありません。
誰から送られてきたのかがきちんとわかる書き方をしてあれば、そこまで気にすることではないので安心してください。
それでも心配なら業者に確認してみることをおすすめします。
宛先
宛名は分かりましたが、では宛先はどのように書けばいいのでしょうか?
結論を言うと、供花の宛先は喪主宛になります。
故人宛や式場に宛てても間違いではないですが、それよりは喪主に直接供花の宛先を指定したほうが好ましいでしょう。
業者も慣れていることが多いので、万が一宛先の指定を間違えてしまってもそこまで心配する必要なないでしょう。
いつまでに送るの?
供花を送る場合は、前もって葬儀場に届けなければなりません。
ではいつまでに送ればいいのでしょうか?
供花はお通夜なら当日の午前中までに、葬儀や告別式なら前日までに届ける必要があります。
供花を送るのは業者に依頼すれば会場まで運んでくれます。
葬儀を行う側も準備などやることがたくさんあるので、遅れないように届けましょう。
ただ、その人が亡くなってから供花の到着があまりにも早いとかえって失礼に思われることもあります。
適切な時間にきちんと届くように意識するようにしてください。
手違いなどで供花の到着が遅れてしまうと、多くの方々に迷惑をかけることになります。
開式の時間を確認し、くれぐれも気をつけるようにしましょう。
また、実際の配達は業者に依頼すれば会場まで供花を運んでくれます。
業者に一度問い合わせ、配達の日時などを相談してみましょう。
供花はだれに依頼すればいい?
供花を送る場合、一般的にはその葬式を行う葬儀社に依頼することが多いです。
一般的な葬儀では、供花の色・大きさ・デザイン等はすべて統一されます。
そのため、葬儀社と遺族が話し合い、供花の種類を事前に決めます。
葬儀社に依頼した場合はどのような供花にするかなど悩む必要が無く、葬儀社に供花の種類や葬儀場にいつ届けるか等を任せられるため、確実な方法と言えます。
他にも、自分で花屋やネットで購入するという選択肢もあります。
自分で購入する場合は、自分で花を選ぶことが出来るというメリットがあります。
ですが、葬儀社によっては他店で買った供花を飾ることができなかったり、他の供花と雰囲気を合わせたほうが良い場合もあるので事前に遺族や葬儀社に確認することが必要です。
また、葬儀場に送る時間にも注意しなければなりません。
供花の価格の相場
供花の価格の相場は一基7500円~15000円程です。
一対(二基)のものだと価格は倍程度となり、約20000円程が一般的となるようです。
一基・一対どちらの供花を送るかは決まってないので、自分の予算に合わせて購入しましょう。
喪主が葬儀で飾るお花の順番は?

また、実際の葬儀では送られた供花を飾る順番が決まっています。
基本的には故人との血縁関係が深い人から順に供花を飾っていくことになります。
故人の血縁関係の深さは故人とその人が何親等分離れているかを基準に決められます。
例えば、故人の息子さんなら1親等分ですし、お孫さんなら2親等分離れていると言えます。
祭壇の上段右が喪主からの供花で、次に血縁が深い人は祭壇の左、その次に深い人は喪主の右といったように、右左交互に供花を飾ります。
上段が全て埋まったら今度は下段右を始めとして、次の人は祭壇の下段左、次の人は右...というような順番で飾られていきます。
葬儀で飾る花の種類

通夜や葬儀・告別式で飾られるお花は供花以外にもいくつか種類があります。
供花の説明は上で行ったので、残り三つの主な葬儀で飾られる花の違いを説明します。
花輪
花輪とは、生花や造花を輪のかたちにして作ったもので、葬儀場の入り口などに飾られます。
花輪は供花と同様の役割を果たしますが、大がかりであり、外観上などの理由から禁止している地域・葬儀場もあります。
献花
献花とは、主に葬儀・告別式でお焼香の代わりに故人にささげられるお花のこと、またはその行為のことです。
キリスト教などの葬儀では、献花が行われることが多いです。
献花は基本的に喪主が用意するので、会葬者は準備しなくて大丈夫です。
枕花
枕花とは、納棺するまでの間、故人の枕元に飾るお花のことです。
故人と親しくしていた人や親族から送られることが多く、自宅でご遺体を安置されている場合は、枕花は自宅に贈られます。
下の記事では葬儀で飾られる花について詳しく紹介していますので、よろしければこちらもお読みください。
葬儀のお花に添える名前のまとめ

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、葬儀のお花に添える名前について書き方やその順序、連名の場合の書き方などを解説しました。
記事の内容を簡単にまとめると以下のようになります。
供花とは、故人のお悔やみの気持ちを表すために送る花のこと。
夫婦でお花を送る場合は、夫の名前だけを書くようにする。
兄弟、子ども、会社の関係者など何人かで1基の供花を送る場合は「○○一同」というように書く。
会社として供花送る際は、「○○株式会社」や「株式会社○○代表取締役××」のように正式名称を使う。
お花の宛名は供花の札名に書くときと同じ、宛先は喪主、時間は余裕を持って早すぎず、遅すぎないように到着させる。
供花を送る場合は葬儀社に依頼するのが一番確実である。
供花の価格の相場は一基7500円~15000円程である。
お花は故人と血縁関係が深い順に右左交互に並べていく
葬儀で使われる花には供花の他に、入り口などに飾られる花輪、お焼香代わりに故人にささげられる献花、故人の枕元に飾る枕花がある。
葬儀において供花はとても大切な役割を果たすものです。
それと同時に供花を送る際のルールやマナーについても知っておく必要があります。
今回の記事で供花の送り方の参考になったら幸いです。
「終活ねっと」ではそのほかの供花に関する記事や、葬儀に関する記事など多数掲載しています。
以下の記事では葬儀にかかる費用やその内約、葬儀を安く済ませる方法まで様々なことが詳しく解説してあります。
ぜひ合わせてお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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