神式葬儀の香典の金額相場は?香典袋の選び方・書き方や渡し方も解説

神式葬儀の香典の金額相場は?香典袋の選び方・書き方や渡し方も解説

日本における葬儀は仏式が主流ですが、神式の葬儀もあります。神式の葬儀で持参する香典は、どれくらい包めば良いのでしょうか。この記事では、神式の葬儀の香典の金額相場や表書きの書き方などについて解説します。

最終更新日: 2019年09月28日

神式の葬儀での香典について

神社

日本における葬儀で主流となっているのは仏式です。
しかし、中には神道を信仰しているところもあるため、そういったご家庭の葬儀は神式で行います。
また、参列者の1人として神式の葬儀に呼ばれる場合もあることでしょう。

そんな時、神式の葬儀に持参する香典はいくら包めば良いのでしょうか。
香典の金額が少なすぎれば相手を嫌な気分にさせますし、かといって多すぎれば相手に気を遣わせてしまいます。
そのため、できれば丁度良い金額を渡せるようにしたいものです。

他にも香典袋の書き方や渡すタイミングなど、わからないことは次から次へと出てくることとおもいます。
今回の「終活ねっと」では、神式の葬儀の香典について

  • 神式葬儀で香典はいくら包めば良いのか

  • 神式葬儀で使用する香典袋はどんなものか

  • 香典袋に記入する内容と注意点

  • 香典はいつ渡す?

  • 香典返しについて

  • 神式以外の葬儀で持参する香典

以上のことを解説していきます。
葬儀の香典だけではなく、香典返しの相場についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

以下の記事では、香典に関する基礎知識やよくある疑問をまとめています。
香典の基本的なマナーを知りたい方は、ぜひご覧ください。

神式葬儀での香典の金額相場

お金

日本では先述したように仏教の葬儀が主流なので、香典の金額相場も大半の人はご存知でしょう。
それでは神式の葬儀に参列する際、持って行く香典の金額相場はどれくらいになるのでしょうか。

香典の金額は故人との関係性や参列者側の年齢によって大幅に変動します。
基本的に故人との関係性が近ければ近いほど、年齢が高くなるにつれて金額相場も上がるとお考えください。
そのため、両親や兄弟姉妹など故人に近しい血縁関係の金額は高く、他人で付き合いも浅い関係者の金額は低くなっています。

詳しくは以下の表をご参照ください。
しかし、これはあくまでも目安であり、付き合いが深かった人はより多めに包んでも構いません。

故人との関係性 両親 祖父母 兄弟姉妹 同僚や上司 友人 近所の人
20代 5万円 1~2万円 1~5万円 5千円 5千円 3~5千円
30代 5~10万円 2~3万円 3~5万円 5千円 5千円~1万円 5千円
40代 5~10万円 3~5万円 3~5万円 5千円~1万円 5千円~1万円 5千円

香典の金額相場についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

神式葬儀での香典袋の選び方

葬儀

香典のために用意したお金を包む香典袋も用意する必要があります。
香典は仏教の呼び方で、神道における香典は「玉串料」と呼ばれています。
そのため、香典袋に印刷されている表書きは「玉串料」となっているものを選びましょう。

香典袋に印刷されていない場合の表書きの書き方は後述します。
香典袋には宗教に応じた専用の絵柄が印刷されているものもあります。
しかし、神道に関しては特に専用の絵柄がありませんので、無地の香典袋を選ぶようにしてください。

水引の色は黒白、または双銀、結び方は「結び切り」です。
結び切りは解けにくいことから「同じことが繰り返されないように」という意味が込められています。

神式葬儀での香典袋の書き方

葬儀

香典袋は先述したように表書きが印刷されている場合があります。
しかし、何も印刷されていない無地の香典袋を購入した場合は、自分で表書きなどを記入しなければなりません。
その際はルールに沿った書き方を心がけましょう。

ここでは神式葬儀に持参する香典袋の書き方についてご紹介します。

表書きの書き方

神道における表書きは正式には「献辞」という名前ですが、基本的に仏教と同じく表書きと呼ばれています。
神道の表書きでは上部の中央に「御玉串料(おたまぐしりょう)」、「神饌料(しんせんりょう)」などと書きます。
もしくは、神道でも使うことのできる表書き「御霊前」が良いでしょう。

下部の中央には香典を出す人の名前をフルネームで記入してください。
複数人で香典を出す場合、人数や立場によって書き方は異なります。
夫婦の場合はまず夫のフルネームを記入後、夫の名前の左横に妻の名前だけを書きます。

団体の連名の場合はまず代表者名を書き、左下に「他一同」と記入、別紙に全員の名前を書いてお金と一緒に包みます。

中袋の書き方

中袋には香典の金額と住所・名前を記入します。
金額は中袋の表面の中央に縦書きで記入するので漢数字を使いましょう。
ただ、通常の漢数字とは種類が違うため、詳しい話は後述します。

金額の先頭には「金」をつけ、用意した金額が10万円以上なら最後に「也」をつけるとされています。
裏面の左側に住所、名前はフルネームで記入してください。
住所は郵便番号から最後まで丁寧に書きます。

金額には難しい漢数字を使う

中袋に金額を記入する際は漢数字を使用しますが、一般的に使われているものではなく、画数の多い旧字体を用いて書きます。
漢数字の旧字体の書き方については、以下の表をご参照ください。
金額にあえて難しい漢数字を使う理由は、改ざん防止のためです。

以下の表をご覧いただければわかるように、一般的な漢数字はいくつかの棒線のみで構成されています。
そのため、第三者が後からこっそり棒線を書き足したり、一部のみ消したりするだけで数字を簡単に書き換えてしまうことができるのです。
反対に、旧字体は画数の多い複雑な漢数字ばかりなので、改ざんがしにくいです。

そういった理由から難しい漢数字が採用されています。

漢数字の旧字体

墨の色は薄墨

葬儀の香典袋に表書きなどを記入する際、使用する墨の色は薄墨が良いとされています。
これには「突然の訃報に墨をする時間がとれなかった」、「悲しみで流した涙がすずりに落ちてしまった」などの意味が込められています。
中袋に書く際も薄墨なのかと考える人がいますが、これは濃い墨でも構いません。

ただ近年では、すずりを使って書く人が少ないことや薄墨と濃い墨の使い分けに手間がかかるなどの理由から、表書きも中袋も濃い墨で記入する人が増えてきています。
また、筆記用具には筆ペンを使うのがおすすめです。
反対にボールペンやシャープペンシルなどは、適当に書いたように見えるため、避けておいた方が良いでしょう。

神式葬儀での香典を渡すタイミング

神社

仏教の通夜は神道における「通夜祭」にあたり、葬儀は「葬場祭」と呼びます。
神式葬儀で香典を渡すタイミングは通夜祭が多いです。
これは通夜祭のみ、もしくは通夜祭と葬儀の両方に参列する場合で、葬場祭のみ参列する場合はその時に渡します。

渡すタイミングが通夜祭・葬場祭のいずれにしても、渡す回数は1度で済ませてください。
「不幸の繰り返し」をイメージしてしまうためです。

以下の記事では、神式の葬儀の具体的な流れを解説していますので、香典を渡すタイミングがよりはっきりとイメージできることとおもいます。
神式の葬儀に関することを全体的に知りたいという人は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

神式葬儀での香典返し

困った人々

神式葬儀に参列する側が香典を用意するために配慮する点については先述いたしました。
ここでは香典をいただいたご遺族側が葬儀を終えた後、参列者に渡す香典返しについてご紹介します。
香典返しとは、香典をいただいたお礼として品物を贈ることです。

故人を悼むために香典を包んでいただいたのですから、相手に対して失礼のない香典返しをする必要があります。
どのような点に気を付けていけばいいのか、一緒に見ていきましょう。

香典返しの相場

神式葬儀の香典の金額相場と香典返しの金額相場はまったく違います。
香典返しの金額相場は、参列者からいただいた香典の金額の半分です。
香典の金額とほぼ同じだと参列者側としては渡した意味がないですし、相手に気を遣わせてしまうため、半返しとなっているのでしょう。

故人が臥せっている際にお見舞い金や品物をいただいた後、そのまま亡くなったという場合もあります。
この場合は、香典返しにお見舞いの分も含めてください。
香典返しの金額を決める基準が相手からいただいたものとなるため、まずは半返しする予定の相手の香典を確認しましょう。

ご遺族の手間を減らすため、中を見ずとも香典袋に金額が書いてあります。

香典返しに適した品物

香典返しとして適している品物は、日常的に使うものや形として残らない消え物などが選ばれます。
前者は相手に「必要ないもの」とおもわれにくく、後者は「不幸がまた起きないように」という意味が込められています。
そのためお茶や海苔、洗剤やタオルなどがおすすめです。

好きな品物を自分で選べるカタログギフトもあります。
これは品物だけではなく、屋形船やクルージング、乗馬など体験するタイプの商品も選べるのです。
注意点は故人が臥せっていた際にお見舞いとして品物をいただいている場合、かぶらないように注意することです。

どんなものをいただいたのか、普段から記録する習慣をつけておくと良いでしょう。

香典返しにつけるのしの書き方

香典返しにつけるのしの書き方は、香典と同じく上部の中央に表書き、下部の中央に「○○家」と書きます。
神式の香典返しの表書きは「偲草」や「偲び草」などです。
しかし、ひらがなの方が柔らかい印象を与えるため、人によっては「しのび草」と記入する場合もあります。

他の表書きには「志」もありますが、これは神道だけではなく、キリスト教にも仏教にも使うことができます。
もし自分で書くのではなく、お店に頼む場合はどんな表書きを望んでいるのか、きちんと伝えておきましょう。
香典返しののしに自分で書く場合は、香典と同じく薄墨を使用してください。

後は感謝の気持ちを伝える挨拶状と一緒に相手へ渡します。

他宗教での葬儀の香典をご紹介

葬儀

神道の葬儀では、香典をどのように用意すればいいのかについてご説明してきました。
しかし、参列する予定の相手の家はどんな宗教を信仰しているのか、よく知らないという人もいるのではないでしょうか。
知っている人に尋ねることができればいいのですが、故人との関係性によっては、顔見知りがいない場合も考えられます。

上記のような理由で香典を準備する時間が少ないという人は、神道だけでなく他の宗教の香典についても事前に知っておいた方が良いでしょう。

仏教の場合

仏教の香典の表書きは「御霊前」「御香典」「御香料」などが挙げられます。
御霊前と御仏前を混同されている人もいますが、葬儀は四十九日前に行われるので表書きを書く際、御仏前は避けましょう。
渡す側の名前をフルネームで記入するところや連名の場合の書き方は同じです。

のしに蓮の花が印刷されているものは、仏教専用なので他の宗教の香典には使わないようにします。
仏教の香典についてもっと知りたいという人は、以下の記事で詳細に解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。

キリスト教の場合

キリスト教にはそもそも「香典」がなく、代わりに「御花料」と呼ばれています。
キリスト教には「プロテスタント」「カトリック」という宗派があり、プロテスタントの表書きは「忌慰料(きいりょう)」カトリックの表書きは「御ミサ料」「御霊前」などです。
キリスト教専用ののしには「百合の花」か「十字架」が印刷されています。

以下の記事ではさらに具体的な説明がされていますので、こちらも合わせてご覧ください。

神式の葬儀での香典に関するまとめ

神社

いかがでしょうか。
今回の「終活ねっと」では、神式の葬儀での香典について以下のことを解説してきました。

  • 香典の金額相場は故人との関係性がより近く、より年齢が高い人ほど高くなる。
    両親は5~10万円、兄弟姉妹は3~5万円、近所の人は5千円前後である。
    故人との交流が深ければ、相場より多く包んでもいい。

  • 香典袋の選び方は無地で何も印刷されていないもの、水引は黒白か双銀で結び切りになってるもの。
    表書きは上部の中央に「御玉串料」「神饌料」「御霊前」下部の中央はフルネームで記入。

  • 夫婦が連名で出す場合、夫のフルネームの左横に妻の名前を書く。
    団体が連名で出す場合、代表者名の左下に「他一同」、別紙に全員の名前を記入する。
    中袋の表面に漢数字の旧字体で香典の金額、旧字体を使う理由は改ざん防止のためである。

  • 香典袋は薄墨だが中袋は濃い墨でもかまわない。
    金額の先頭に「金」10万円以上の場合は最後に「也」と書く、中袋の裏面の左側に住所とフルネームを記入、香典を渡すタイミングは「通夜祭」か「葬場祭」のどちらか1回でよい。

  • 香典返しの金額相場は香典の半額、故人が亡くなる前にもらったお見舞いの費用も含める。
    品物はよく使うものや消え物で、お茶や海苔・洗剤・タオルなど。
    自分で好きなものを選ぶことができるカタログギフトもある。

  • 香典返しにつけるのしの書き方は上部の中央に表書き、下部の中央に「○○家」。
    表書きは「偲草」「偲び草」「志」、香典と同じく薄墨で書き、挨拶状を添えて渡す。

故人との関係性により、金額が変化することがわかりました。
香典に関して配慮すべき点は多々ありましたが、大切なのは故人を悼む気持ちです。
後で悔いが残らないよう、しっかり準備しましょう。

「終活ねっと」では、他にも葬儀や香典に関する記事を数多く掲載しております。
以下の記事では、葬儀にかかる費用に焦点を当てて解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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