葬儀での香典返しはどうする?意味や時期、品物の選び方について解説

葬儀での香典返しはどうする?意味や時期、品物の選び方について解説

葬儀で喪主などご遺族がするべきことはいろいろとあります。するべきことの1つとして葬儀が終了してから行う香典返しがあります。葬儀の香典返しとは一体どのように行うものなのでしょうか。今回は葬儀の香典返しについて、意味や時期、品物の選び方にも触れながら見ていきます。

最終更新日: 2020年06月27日

葬儀での香典返しとは?

葬儀

葬儀に際して、喪主などご遺族が行ったり準備したりするべきことは多岐にわたります。

具体的には葬儀へ向けた準備や当日の挨拶、葬儀社や僧侶との相談・打ち合わせ・役所への届け出などです。

そして葬儀関係でするべきことは、葬儀が終わってからもいくつかあります。

その中で香典をいただいたご親族や参列者などに対してお返しをすることが「香典返し」です。

香典返しをする際、特に初めての方は何の目的で行い、またどのタイミングで行うのかについて気になるでしょう。

加えて香典返しで送る品物の選び方や金額相場、マナーなどについても重要です。
葬儀を行うことになった場合、香典返しをどのように行うのかを知っておくと良いでしょう。

今回「終活ねっと」では、葬儀後に行う香典返しについて見ていきます。

  • 香典返しとは何なのか?

  • 香典返しはいつまでにするのか?

  • 香典返しの値段相場はいくらくらいなのか?

  • 香典返しで選ばれる品物とは?

  • 香典返しを渡す際のマナーとは?

  • 香典返しを行わない場合とは?

  • 会社に対しての香典返しは必要?

葬儀に際して香典返しが必要な方や、香典返しについて今から知っておきたい方などにとって、香典返しの準備に役立つ内容となっています。

ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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香典返しってなに?

困った人々

葬儀でよく見聞きする「香典返し」とは、そもそもどのようなものなのでしょうか。

「香典返し」とは、葬儀など弔事に際して、香典を持参した方たちに感謝する意味でお返しをすることです。

具体的には香典返しに適した品物に、葬儀が無事に終わった報告や香典をいただいた感謝を記したお礼状を添えて、直接手渡しするか郵送にてお渡しします。

香典返しはいつまでにする?

困った人々

香典返しは葬儀などで香典をいただいた場合、持参した方にお渡しするのがマナーです。
香典返しをお渡しする際に気になる点としてよく挙げられるのが、お渡しするべきタイミングでしょう。
具体的に香典返しをお渡しするべきタイミングとは、いつ頃なのでしょうか。

正式な時期は四十九日後

葬儀の場合、香典返しをお渡しするタイミングは、故人の四十九日が明けた時期とされています。

葬儀直後ではなく四十九日明けのタイミングでお渡しするのは、香典返しが感謝の気持ちを伴ったものであるためです。

葬儀から49日間は「忌中」と呼ばれる、故人のご不幸を悼み悲しむ期間であるため、おめでたいことを避けるのが一般的とされています。

このため忌中の明けた四十九日後に、香典返しを行うというものです。

葬儀の香典返しは、葬儀を無事に終えられたことを報告するとともに、参列や香典に対する感謝を伝える意味で行われます。

また香典返しは、四十九日明けから2週間以内にお渡ししたり送ったりするのがマナーです。

葬儀当日に渡すこともある

ただし現代では、葬儀関係のマナーもさまざまな面で変化してきています。

香典返しのタイミングについても変化が見られ、葬儀当日に精進落としが終わった際に、喪主が即日返しとして自らお渡しする姿も見られるようになってきました。

このほか北海道や沖縄のように、古くから即日返しの慣習がある地域でも、香典返しは葬儀当日に行われます。

一般葬のプランは、565,000円(税抜)よりご用意しており、終活ねっとの早割で最大71,000円の割引もご利用いただけます。
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香典返しの値段相場は?

お金

葬儀後に香典返しを行う場合、準備する側がタイミングとともに気になるのが、いくらくらいの品物を送れば良いのかという点です。

ここでは葬儀の香典返しで、いくらくらいの品物を準備して送れば良いのかについてご紹介します。

受けた香典の半返し

香典返しの金額相場は、半返しが一般的です。

半返しとは、香典としていただいた金額に対してその半額の品物でお返しをすることを指します。

例えば葬儀の際に1万円の香典をいただいた場合、香典返しでは5000円程度の品物をお送りするという形です。

なお半返しは関東など東日本の慣習で、関西など西日本の場合は三分返しを行います。

三分返しは香典としていただいた金額の3分の1程度でお返しすることで、香典が1万円の場合は3000円程度の品物をお送りします。

半返しでなくてもいい場合

ただし場合によっては、香典返しが半返しでなくても良い場合もあります。

特によく見られるのが、ご親族から比較的高額な金額の香典をいただいた場合です。
もし高額な香典をいただいた場合は、半返しではなく三分または四分返しで良いとされています。

例えば10万円の香典をいただいた場合は、半返しの場合は5万円分の品物で香典返しすることになります。
ただこの場合、ご遺族側の負担も大きくなりがちであるため、三分または四分返しで2~3万円程度の品物でのお返しで良いです。

当日返しの場合

もし葬儀当日に香典返しする場合、基本的には香典を持参した方全員に対してお返しできるように、なるべく同じような品物を用意するのが一般的です。

このような場合は、当然ながら品物にかける金額も同じくらいになります。

当日返しでは、一般参列者からいただく香典が参列者1人につき5000円と考えられることが多いです。
このため半返し相当で2~3000円程度のお返しを準備すると良いでしょう。

もし5000円以上の香典を持参した方がいる場合は、ひとまず準備したお返しをお渡しした上で、超過した分は後日に別の香典返しとしてお返しします。

終活ねっとでは終活に関する様々な記事を紹介しています。
葬儀後の香典返しの金額についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

香典返しの品物は?

葬儀

香典返しを準備する際、具体的にどのような品物を用意すれば良いのか気になる方も多いでしょう。
実は香典返しでお渡しするべき品物は、あらかじめマナーで決まっています。

ここでは香典返しで準備するべき品物について、詳しく見ていきましょう。

食料品、消耗品などの消える物

香典返しで最も一般的な品物は、「消え物」と呼ばれる、使えば消えてなくなる物が選ばれます。

香典返しの品物として「消え物」を選ぶべきである理由は、故人のご不幸が残らずに消えるように願う意味があるためです。

具体的にはお菓子やお茶・コーヒーといった食べ物・飲み物や、洗剤やタオルなどの日用品が挙げられます。

特に食べ物関係は、受け取った側がいつでもいただいたりお出ししたりできるように、なるべく長持ちするものを選ぶと良いでしょう。

カタログギフト

最近では以上のような食べ物や消耗品以外に、カタログギフトを香典返しとして送る場合も多いです。

カタログギフトは受け取った側が好きな品物と交換できる仕組みになっているうえ、お渡しして持ち帰っていただく際、かさばらずに済むメリットがあります。

ご遺族にとっても品物選びなどの負担が軽くなるため、カタログギフトが選ばれるケースが増えてきています。

ただし日常的に忙しい方や、カタログギフトの仕組みがよくわからない方に対しては、逆に負担が増えてかえって失礼です。

このためカタログギフトをお渡しする相手は、あらかじめ選んでおいた方が良いでしょう。

避けるべき物

香典返しの品物にまつわるマナーが決まっていると、お渡しすべき物が存在する一方で避けるべき物も決まっています。

香典返しでお渡しするべきではない物として、以下のような物が一般的です。

  • 肉や魚などの四つ足生臭もの

    仏教で説かれる不殺生の教えに反する物であるため。

  • お酒や鰹節

    お祝い関係で一般的に送られるため、香典返しには不向き。

  • お金や商品券など

    金額がわかりやすいため、こちらも香典返しには不向き。

なお肉や魚などの四つ足生臭ものについては、主に仏式葬儀ではタブーとされているものです。

しかし、慣習としてこのタブーが定着しているために仏式以外の葬儀であっても避けた方が無難です。

香典返しをお渡しする際のマナー

困った人々

香典返しの品物を決めたところで、何にも包まずにお渡しするわけにはいきません。
では、どのような形で香典返しを行う必要があるのでしょうか?

のしが付いていない掛け紙をかける

のしという言葉は掛け紙と同義で扱われることもありますが、正確には「のし鮑」の略であり、慶事の象徴です。

香典返しは弔事ですので、のしの付いているのし紙は使わずに掛け紙をかけましょう。
手渡しで渡す際は包装紙で包んでから掛け紙をかけ、郵送する際は掛け紙をしてから包装紙で包みます。

香典返しの表書きは?

香典返しの表書きはが一般的です。

表書きは宗教によって異なりますが、志はどの宗教にも使えるのでぜひ覚えておきましょう。
掛け紙を選ぶ際は、宗教ごと異なる表書きや水引などを意識して選ぶと良いです。

香典返しを行わない場合って?

困った人々

葬儀で香典をいただいた場合、基本的には香典返しをするのが作法です。

しかし場合によっては、香典返しを行わないケースもあります。

ここでは、具体的にどのようなケースに当てはまった場合に香典返しをしないのかや、香典返しをしない場合にするべきことを見ていきましょう。

香典返しを行わない場合

香典返しをしない場合とは、具体的には以下のようなケースが挙げられます。
以下の各項目で、理由にも触れつつ詳しく見ていきましょう。

香典を辞退した場合

香典返しをしないケースで比較的多いのが、故人やご遺族の意向で香典を辞退している場合です。
この場合は、ご遺族の経済的な負担を軽くするためという理由が多く見られます。

もし香典を辞退された場合は、参列者側も無理にご遺族にお渡ししないようにするべきです。

なおご遺族などの意向という理由以外にも、群馬県の新生活運動といった慣習が残っている地域でも香典返ししないケースもあります。

遺族が小さい子供のみの場合

またご遺族が小さい子供のみである場合も、香典返しは行われません。

ご遺族に小さい子供しかいない場合は、一家に家の経済を支えるような働き手がおらず、経済的に香典に対するお返しを行うことが難しいためです。

もしご遺族が小さい子供だけの場合は、香典返しできない事情も配慮するべきでしょう。

香典返しを寄付する場合

さらに、故人の遺志で香典返しの全額または一部を寄付する場合も、香典返しは行われません。

具体的には故人が生前お世話になったり、援助したりしてきた団体や施設に対して香典を寄付するように遺言していた場合が当てはまります。

このような場合は、品物がない状態でお礼状のみが送られて、その中で香典のうちのいくらが寄付されたのかが記されます。

お礼状を返す

香典返しを行わない場合、香典をいただいたことに対する感謝を示すために、お礼状を発送するのが一般的です。

お礼状の内容としては、葬儀に参列いただいたことや香典をいただいたことへの感謝と、葬儀と四十九日が無事に済んだことの報告などを記します。

なおお礼状を記す際は、「ますます」などの重ね言葉をはじめとする忌み言葉や、句読点を使わないように注意が必要です。

香典返しに添えるお礼状の文例については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

会社にも香典返しを行うの?

人々

会社からの香典に香典返しをするかどうかは、どのような形式で香典を頂いたかによって異なります。
以下に一般的な対応の方法をまとめたので、ぜひご参考にしてください。

  • 会社名で頂いた場合

    香典返しは必要ありません
    経費からの香典であることが多いからです。

  • 個人名で頂いた場合

    香典返しをする必要があります
    忌引き後の出社時にお渡しすると良いです。

  • 部署一同で頂いた場合

    香典返しをする必要があります
    小分け包装のお菓子をお渡しすると良いです。

  • 連名で頂いた場合

    全員に香典返しをする必要があります
    一人当たりの御香典の金額の半返しが良いでしょう。

なお、会社名と社長などの個人名が一緒に書いてあり、経費によって支払われているかどうかの判断がつかない場合は総務部の方に聞いてみましょう。

会社の風習によって香典返しの仕方は異なることがありますので、上司や同僚に相談すると良いです。

葬儀での香典返しについてまとめ

葬儀

今回「終活ねっと」では、葬儀後に行う香典返しについて意味やマナー、金額相場などの面からいろいろと見てきました。

今回の記事で触れてきた内容をまとめますと、以下に挙げられる各ポイントの通りです。

  • 香典返しとは、葬儀などの弔事の際に香典を持参していただいたことに対して、品物でお返しして感謝の気持ちを示すことである。

  • 香典返しを行うタイミングは、正式には故人の四十九日が明けてからであるが、最近では葬儀当日にお返しする即日返しのケースも増えている。

  • 香典返しで準備する品物の金額相場は、一般的にはいただいた香典の半額で返す半返しであるが、地域の慣習や香典の金額によって三分返しや四分返しでお返しすることもある。

  • 香典返しで送られる品物は、ご不幸が消えてほしいと願う意味から食べ物や消耗品などの消え物のほか、カタログギフトが選ばれる場合が一般的である。

  • 香典返しを行う際は、のしの付いていない掛け紙をかける。

  • 香典返しを行わない場合として、ご遺族が香典を辞退した場合やご遺族が小さい子供だけの場合、香典返しが寄付される場合があり、お礼状のみがお返しされる。

  • 会社からの香典返しは、御香典の名義によって対応を分ける。

香典返しは、葬儀や法事などの弔事に香典を持参した方々に対して、感謝の気持ちで品物をお渡しすることです。

金額の相場については、基本的にいただいた香典の半額にあたる品物を返す半返しではあるものの、地域の慣習や香典の金額によって異なることもあります。

お渡しする品物も、使えばなくなる「消え物」やカタログギフトである一方、肉や魚など選んではいけないものもあるために注意が必要です。

このように香典返しにはさまざまなマナーがあるため、特に最初に香典返しする場合は、よく確認しつつ準備すると良いでしょう。

香典返しの準備が必要になった場合に、あらためて今回の内容を振り返っていただければ幸いです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

下の記事では香典返しの挨拶状について紹介していますので、よろしければこちらもお読みください。

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