
真言宗の葬儀の流れは?葬儀の式次第やお経の意味についても解説!
日本には複数の仏教が存在し、その数だけ葬儀の意味やマナーがあります。今回は仏教の中の真言宗にスポットをあて、真言宗の葬儀の意味や葬儀のマナーについての解説をさせていただきたいと思います。真言宗の葬儀にで参列する際のために知っておくと役立ちますよ。
目次
最終更新日: 2020年09月09日
真言宗の葬儀について

故人と最後のお別れをする葬儀の場では、マナーが大切ですよね。
そんな葬儀のマナーですが、宗教によって違いがあることをご存知でしょうか。
ご存知でない場合、自分の信仰している宗教以外の葬儀にいったときに、知らないうちにマナー違反をしてしまっている可能性があるかもしれません。
日本に住んでいると大体の場合が仏教の葬儀に参列することになるかと思います。
仏教と一言で言っても、浄土宗・浄土真宗・日蓮宗・天台宗など様々な種類があります。
おおよそのマナーは同じことが多いですが、実は宗派によって違いが存在していることもあります。
そこで今回「終活ねっと」では、仏教の中でも真言宗に着目し、真言宗の葬儀のマナーや葬儀の意味についての解説をさせていただきたいと思います。
真言宗と関わりのない方でも知っておくと役立つ知識となります。
真言宗とはどんな宗教なのか
真言宗における葬儀の意味
真言宗の葬儀の流れ
真言宗の葬儀の特徴
真言宗の葬儀のお経
真言宗の葬儀でのマナー
真言宗の戒名について
真言宗の葬儀の費用について
真言宗の葬儀に用いられるものについて
真言宗の仏具について
以上の点を中心に解説をさせていただきたいと思います。
ぜひ最後までお読みいただき、真言宗の葬儀のマナーや葬儀の意味の知識を覚えていただければ幸いです。
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真言宗とはどんな宗派?

本題に入る前に、真言宗とはどんな宗教であるのかについて解説をさせていただきたいと思います。
真言宗を開いたのは空海(弘法大師)であり、平安時代からはじまった宗教とされています。
元々は中国から空海が持ち帰った宗教となります。
非常に厳しい修業を積み、生きているうちに仏になる「即身成仏」の教えを説く宗教として知られていますが、密教のスタンスをとっているため、宗教に入らないと教えや修行の方法を乞うことはできません。
総本山は高野山の金剛峯寺となります。
真言宗を信仰する日本人は多く、日本国内の信者の数は宗派ランキングで3位となっているので、あまり珍しい宗教ではありません。
このことから分かるように、真言宗の葬儀に参列する可能性は非常に高くなっています。
宗派による葬儀のマナーについて知っておいた方が、故人やその家族に失礼のない振る舞いができます。
真言宗での葬儀の意味

葬儀を行う意味についてですが、真言宗の場合は故人を「密厳浄土」に送り届けるためとなります。
「みつごんじょうど」と読み、真言宗の神様である大日如来がいる世界だと言われています。
真言宗の信者は死後、ここで仏となります。
故人をしっかりと弔って密厳浄土に送るために、葬儀の決まりが存在します。
他の宗派の葬儀では見かけないような行為をするので、他の宗派の方は驚かれるかもしれません。
しかしこれが真言宗の葬儀なのだとあらかじめ知識を持っておくことで、柔軟に対応することができるでしょう。
また、真言宗の葬儀では故人を清めるという意味が存在します。
清めるとは現世の悪事や悪行、悪習慣などを正すという意味になります。
密厳浄土に行くためのお清めのようなものととらえましょう。
もちろん、故人を亡くした遺族の心の整理のために葬儀を行うという意味もあります。
これはどんな宗派であっても共通する葬儀の意味ですね。
故人の死を受け止め、前向きに故人を密厳浄土に送るのが真言宗の葬儀の意味であり、目的であると覚えておくと良いでしょう。
真言宗の葬儀の式次第

では今度は真言宗の葬儀の式次第について解説をさせていただきたいと思います。
どのような流れで葬儀が執り行われるのでしょうか。
僧侶の入堂
まずは真言宗の僧侶が入堂されます。
ここからの流れについてご説明させていただきたいと思います。
塗香(ずこう)
塗香とは漢字の意味の通り、香を塗るという意味になります。
故人の身体に香を塗ることで、身体を清める効果があります。
ちなみに塗香は亡くなった人に対してやるものというわけではなく、生きている人間に対してもお清めの意味で塗香を行うことがあります。三密観(さんみつかん)
三密観とは密教の修行のことであり、これを極めることにより即身成仏が叶うとされています。
故人の三業の元といわれる身体、口、意識を清める儀式と言われています。護身法(ごしんぼう)
護身法とは五つの印を結びながら経を唱えることを言います。
これは祈祷ともとれる行為であり、故人が死後大日如来のご加護を受けて無事に浄土へ行けるように僧侶が行います。
また故人の額や両肩、胸や喉に対し加護がありますようにと祈祷も行います。加持香水(かじこうずい)
加持香水はまず香水を浄化させます。
浄化させることで、神聖なる儀式に使える香水にすることができます。
そしてその香水を注ぐことで、故人が現世の煩悩や悪行、悪事を清め注ぐことができると言われています。
ここまでがひとつの葬儀の儀式となります。
続いてまたひとつ、セットのような儀式が続きます。
三礼(さんらい)
三礼とは三礼文(さんらいもん)を唱えることを言います。
礼拝(らいはい)を行いますよという意味の仏教の曲となります。表白(ひょうびゃく)
表白には大日如来にお願いをするという意味があります。
ここで言うならば故人を仏にしてもらうためのお願いということになりますね。
故人をお導き下さい、という意味が大きいと言えます。神分(じんぶん)
神分には大日如来に儀式にきていただいたことを感謝し、お礼を述べることを言います。
ご加護をいただきたいという願いを再度唱えるという意味もあります。
授戒の儀式
以上の儀式が終わったら、次に授戒の儀式に移ります。
簡単に申しますと、本格的に仏門に帰すという意味になります。
故人の髪を剃髪し、正式に大日如来の弟子になるようお経が唱えられます。
戒名がつくのも、このときです。
真言宗の戒名については後に触れておりますので、ここでは省略させていただきます。
剃髪を本当にする場合もあれば、剃るマネをする場合もあり、そこは葬儀を依頼したお寺の意向や遺族の意向がくまれるようです。
引導の儀式
続いて引導の儀式に移ります。
もうこの世はあなたのいるべき世界ではないということ、仏の世界へ行くことを故人に伝えるための儀式となります。
再度表白と神分の儀を執り行い、灌頂(かんじょう)が行われます。
灌頂は故人の頭に水をかけることであり、この行為があってはじめて成仏ができる、仏になれると言われています。
このとき「弥勒三種の印」も授かります。
これを授かることで死後の苦しみや地獄へ落ちることを防いでくれると言われています。
実際はもっと授かるものや作法がありますが、現代においては短縮されることがほとんどとなっています。
破地獄の儀式
省略されることも多々ありますが、破地獄の儀式というものをやる場合もあります。
字のごとく、地獄を破る、地獄の苦しみを味わないようにするための儀式という意味になります。
真言や法具を与えることにより、故人が地獄へ落ちることを防ぎます。
これらの儀式が全て終了した段階で、故人は即身成仏となります。
つまり仏様になられたということになります。
焼香
一連の儀式が終了し故人が仏の位に上がられたところで焼香を開始します。
気になる焼香の回数ですが、真言宗では3回額にあてるのが正解とされています。
これは大日如来、空海、ご先祖様に向けると3回必要になるため、3回行うと言われています。
また、お線香を立てる数も3本となっています。
こちらも焼香の回数と同じく、大日如来、空海、ご先祖様に向けて3本ということになります。
3という数字に縁があると覚えておくと良いでしょう。
読経
焼香中には僧侶が読経を行ってくれます。
その読経のことを「諷誦文」と言います。
「ふじゅもん」と呼ばれるこのお経は、簡単に言いますと故人の功績をたたえるものとなります。
昔は遺族が作成し、僧侶に依頼して読んでいただいていたようですが、現在はお寺のほうで作成をし、読み上げを行ってくれます。
諷誦文の最後は故人に今後の心配はせずに安らかに成仏することを促す言葉で締めくくります。
故人に向けて読み上げられるものであり、追善供養の一部とも言われています。
しかしこれは遺族にとっても心を整理するために必要なものとも言えます。
故人も遺族も死という悲しみから立ち上がり、別の世界を歩むことを受け入れるためのものと思うと良いでしょう。
出棺
焼香と読経が済むと、最後に出棺となります。
最後のお別れとなりますので、もう一度心から感謝の気持ちや冥福を祈る気持ちをお伝えしましょう。
ほとんどの場合がお花を添えてお別れとなります。
最後ですからぜひお花を添え、顔を見てあげてくださいね。
真言宗の葬儀の特徴

ここまで真言宗の葬儀の流れについてお伝えさせていただきました。
全て行うと1時間以上かかるといわれる真言宗の葬儀ですが、その中でも真言宗ならではといえる特徴的な儀式について解説をさせていただきたいと思います。
枕経(まくらきょう)
枕経とは枕元でお経を唱えることを言い、本来は臨終、つまり亡くなる前から安らかに死に向かうために僧侶にお経を唱えてもらうことを指す言葉でした。
しかし現代では病院で亡くなることがほとんどで、死ぬ間際にお経を唱えてもらう機会は激減しました。
以上のことから故人の遺体が家、もしくは葬儀会場に安置された夜に枕経が行われるようになりました。
枕経を行わない宗派もありますが、真言宗では行われています。
それでも近年葬儀の簡素化が進み、枕経は真言宗であっても省かれることが増えました。
敬虔な真言宗の信者であったり、故人の希望があるのであればしっかりと枕経をしてあげるようにしましょう。
灌頂(かんじょう)
真言宗の葬儀の流れでも一度触れましたが、灌頂も真言宗ならではの葬儀の特徴と言えます。
故人の頭に水を灌ぐ(そそぐ)ことにより、仏の位に上げることが可能です。
また、灌頂をすることで仏との縁を結ぶことができるとも言われています。
水を灌ぐというとたくさん灌ぐイメージがある方もいらっしゃるかと思いますが、実際は数滴の水を灌ぐだけです。
葬儀の場以外でも、自分のご本尊を決めるときや仏門に入門をするときにも灌頂は行われます。
土砂加持(どしゃかじ)
土砂加持とは、祈祷をした土砂を故人にかけることにより故人の悪行の罪滅ぼしをする儀式のことを言います。
ただの土砂を用いるのではなく、清め、光明真言(こうみょうしんごん)といわれる所謂真言宗のお経を唱えた神聖な土砂となります。
また土砂加持は故人にかけるだけでなく、卒塔婆やお墓にかけても効果があると言われています。
死後お墓や卒塔婆にかけることにより、万が一成仏できずに地獄をさまよっていた場合に成仏することが可能になります。
お寺において「土砂加持法要」だとか「土砂加持会」と題して定期的に真言宗のお寺で開かれていますから、興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。
真言宗の葬儀でのお経

真言宗ではどのようなお経が唱えられているのでしょうか。
「般若心経」といえば仏教の色々な宗派で耳にするお経の名前ですが、真言宗でも用いられています。
真言宗ならではといいますと「光明真言」が該当します。
こちらを7回唱えることで故人が密厳浄土へ行くことができるとされ、葬儀の場でも唱えられます。
先ほど触れた土砂加持のときにも光明真言は唱えられます。
それ以外にも「本尊真言」や「十三仏真言」、「理趣経」など、真言宗にはたくさんのお経が存在し、葬儀の場において唱えられています。
省略されるお経も存在しますが、ほとんどが真言宗にしかない特徴的なお経となっています。
般若心経も真言宗の葬儀の場において、重要な位置づけのあるお経となっています。
「終活ねっと」では、真言宗における般若心経についての解説も行っております。
もっと真言宗の般若心経についての知識を知りたい方は、ぜひ下記リンクをご参考になさってみてください。
真言宗の葬儀のマナー

続いて真言宗の葬儀へ行く場合のマナーについて、解説をさせていただきたいと思います。
マナーを知っておかないと、自分が恥ずかしい目に合いますし、周囲に対して迷惑をかけてしまうことがあります。
しっかりとマナーについて知っておいていただけると幸いです。
お布施のマナー
葬儀の場において、必ず必要となるのがお布施です。
ここではあなたが真言宗であり、真言宗の僧侶にお渡しするお布施についてのマナーとなります。
お布施の金額
真言宗のお布施の金額の相場ですが、特に他の宗派と違いがあるわけではありません。
高額になることも少額になることもないようなので、その地域で葬儀をした場合の相場の金額をお布施としてお包みすると良いでしょう。
ちなみに葬儀の場合のお布施の相場は、西日本で20万円であり、東日本になると30万円が相場であると言われています。
地域差があるものですから、その地域の方に尋ねてみたり、お寺に直接尋ねてみるのも良いかもしれません。
お布施の渡し方
お布施の渡し方に関しても、真言宗だからという特別な決まりごとは存在しないようです。
葬儀がはじまる前に僧侶にご挨拶をするときにお布施をお渡しするようにしましょう。
どうしても時間がない場合は、葬儀終了後でもかまいません。
お渡しする際は切手盆を用いてお渡しするのが一番良い渡し方とされています。
どうしても切手盆がない場合は、袱紗を開き折り畳み、その上にお布施を置いて捧げるのが良いとされています。
香典のマナー
続いて真言宗の葬儀でお香典をお渡しするときのマナーとなります。
真言宗の方の人口は割と多いほうなので、知っておくと便利な知識になるでしょう。
香典の金額
香典の金額ですが、真言宗特有の金額というものは存在しないようです。
一般的な葬儀のお香典の金額をお包みすると良いでしょう。
親族ではない場合は、5千円程度が相場であり、お世話になっていた場合は1万円程度をお包みする方多いようです。
親族である場合は1万円から2万円程度、親族と血縁関係が深ければ深いほど3万円や5万円と金額が増える傾向にあります。
このあたりのマナーに関しては葬儀のお香典のマナーを参考にされると、より良い葬儀のマナーを身に付けることができるでしょう。
香典の表書き
お香典には表書きが必要です。
真言宗の場合、葬儀のお香典の表書きはどのようなものが相応しいのでしょうか。
葬儀のお香典の表書きは「御霊前」にするのが一般的です。
即身成仏の教えがあることから「御仏前」となるのが正しいのでは、と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
特に修行を終えて生前即身成仏とされていない限りは、葬儀の場を持って即身成仏となりますので、まだ「御霊前」を用いておくのが正解と言えます。
四十九日後の表書きの書き方は?
「御霊前」という表書きを使用できるのは四十九日法要までです。
他の仏教と同じく、四十九日法要後は「御仏前」または「御香典」という表書きを使用するようにしましょう。
香典の書き方についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
数珠のマナー
葬儀に持って行くべきものに数珠がありますね。
真言宗ならではの数珠や数珠のマナーについて解説をさせていただきたいと思います。
真言宗の数珠ですが、他の宗派の数珠と比較すると大きいと言われています。
それもそのはずで、主玉と呼ばれる数珠の大半をなす玉の数が108個存在します。
これは金剛界における百八尊を表しているとされています。
数珠自体に男性用と女性用がありますから、真言宗の葬儀に行く場合を想定してひとつ持っておくと良いでしょう。
ただ、真言宗は仏教の中でも流派が多い仏教であり、流派によって教えが違うことがありますので、可能であれば故人がどのような流派の真言宗であるか知っておくと良いかもしれません。
真言宗の戒名

仏教では、死後に戒名というものをつけます。
真言宗もそれに漏れず、戒名を授かります。
ここでは真言宗の戒名について解説をさせていただきたいと思います。
真言宗の戒名は2文字となります。
どうやってその2文字を決めるかというと、故人の名前からとったり、真言宗の流派の教えからとってつけることが多いようです。
戒名ってすごく長いものじゃないの、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
これは戒名の前に「院号」「道号」がつき、そのあとに戒名が並び、最後に「位号」がつきます。
このせいで戒名は長いというイメージがついていますが、実際は2文字であると覚えておきましょう。
真言宗の葬儀にかかる費用

葬儀にはどうしても高額な費用がかかるものです。
全国平均で、葬儀の費用の相場は100万円から200万円と言われています。
これは葬儀自体の儀式代と、飲食代、そして僧侶にお支払するお布施や戒名代を含んだ金額となります。
真言宗においては、他の宗派と比較して戒名代が高額であるという声が多く寄せられています。
戒名にもランクがあり、良い戒名を授けていただこうとなると金額が高くなってしまうというわけですね。
葬儀代を安くするために戒名代を安くしてしまうのも故人に申し訳ない気持ちになりますね。
かと言って高額な戒名をつけたからと言って、故人が密厳浄土に行けるとかどうかはわかりません。
故人の遺言や葬儀に使える金額と相談しながら決めたいものですね。
「終活ねっと」では真言宗に限らず、すべての宗派の葬儀の費用についての解説を行っております。
もっと詳細に葬儀の費用について知りたい方はぜひ下記リンクをご参考になさってみてくださいね。
葬儀で使うシンバルのような道具とは?

ところで真言宗の葬儀において、シンバルのような金属でできた楽器のような道具を見かけたことはありませんか。
あれは「妙鉢」と呼ばれる鳴り物楽器となります。
何故あのようなものを使用するかというと、やはり音楽的な意味合いがあります。
音には悪霊を払う効果もありながら、神仏への献上品としての価値も存在します。
そういった意味から真言宗の葬儀では、シンバルのような妙鉢が用いられているというわけです。
真言宗の仏壇に飾る仏具をご紹介

宗派の違いがでるものといえば仏壇が該当します。
ここでは簡単に真言宗の仏壇に必要な仏具についてご紹介をさせていただきたいと思います。
花立
花を飾るもの
火立
ろうそくを飾るもの
香炉
線香をたくときに使用するもの
仏器
仏様にごはんをお供えするもの
茶湯器
仏様にお茶をお供えするもの
特別変わった仏具が必要というわけではありません。
他の仏教の仏壇と変わらず、上記に挙げた五具足を用意しておくと良いでしょう。
そして忘れてはいけないのが仏像と掛け軸です。
仏像は大日如来が好ましいですが、故人が生前信仰していたご本尊で結構です。
掛け軸は不動明王と興教大師がおすすめです。
真言宗の葬儀のまとめ

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では真言宗の葬儀について、解説をさせていただきました。
真言宗とは日本で3番目に信者の多い仏教であり、空海が開いた宗派である
真言宗における葬儀とは故人を密厳浄土に送り出すためのものであり、即身成仏させるための儀式でもある
真言宗の葬儀は細かな儀式がたくさんあり、全て行うと1時間以上かかるため最近では省略される儀式もある
真言宗ならではの葬儀の儀式として、灌頂や枕経、土砂加持がある
真言宗には真言と呼ばれる複数のお経があるが、般若心経や光明真言が有名である
真言宗ならではの葬儀のマナーというものはないので、普通の仏教の葬儀と同じマナーを守ると良い
真言宗でも戒名を授かることができるが基本は2文字であり、高尚な戒名となると金額も高くなり、戒名も長くなる
真言宗の葬儀の費用において一番高額となるのが戒名代である
真言宗の葬儀で用いられるシンバルのような楽器は妙鉢と呼ばれるもので、悪霊退散や浄化の意味がある
真言宗の仏具は他の仏教のものと違いは少ないが、ご本尊は大日如来にするのが一般的
日本は仏教を信仰する人が多い国であり、真言宗を信仰している人も相当数存在しています。
故人が真言宗で合った場合は、真言宗の葬儀のマナーを踏襲して最後のお別れをしたいものですよね。
きっとそれが故人も喜ぶ最後のお別れとなるはずです。
「終活ねっと」では、他にも葬儀や法要に関する記事を多数掲載しております。
ぜひそちらもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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また、葬儀をするにあたって必要なあらゆる知識を記事にまとめています。
あわせてご覧ください。
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