香典袋の裏面の書き方|中袋・金額・住所・氏名・封・マナー

香典袋の裏面の書き方|中袋・金額・住所・氏名・封・マナー

葬儀や通夜に参列する際に持参する香典ですが、その香典袋の裏側には何を書けば良いのでしょうか?また、香典袋の内側についている袋の裏側にも何を書けば良いか分からない方もいらっしゃると思います。そこで今回は香典袋の裏側や中袋の書き方について解説していきます。

最終更新日: 2019年09月28日

香典袋の裏面には何を書く?

葬儀

親族や知人の訃報を受けてお葬式に参列する時に持参しなければならないのが香典です。
葬儀やお葬式のマナーは沢山ありますが、その中でも香典はお金ということもあり、特に気を遣いたくなる方が多いと思います。
また、訃報は突然やってくるものですので、お葬式に参列する準備は急いですることになりますが、いざ香典を用意しようとしても香典の作法がわからないと余計に慌ててしまいます。

そんな香典のマナーの中でも時間がかかり、迷ってしまいがちなのが香典袋の書き方です。
特に袋の表側に書くことは知っていても、裏側や中袋の裏に何を書けば良いのかわからないという方もいらっしゃると思います。

そこで今回「終活ねっと」では、香典袋の裏面の書き方や封について以下の流れで解説していきます。

  • 香典袋の裏面や中袋の裏はどう書けば良いか

  • 香典袋の裏の封はどうすればよいか

  • 香典袋に関する作法について

香典袋の裏側の書き方について解説した後、香典袋の選び方や書き方などのマナーも解説します。
香典を出したいけれど香典袋の書き方がわからない方や、いざというときのために香典の作法を心得ておきたい方など、ぜひ最後までお読みいただき、香典袋のマナーについて理解を深めていただけると幸いです。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

以下の記事では、香典に関する基礎知識やよくある疑問をまとめています。
香典の基本的なマナーを知りたい方は、ぜひご覧ください。

香典袋の裏面の書き方

葬儀

香典袋の表側には表書きや名前を書きますが、香典袋の裏側には何を書けば良いのでしょうか。
香典袋には中袋があるタイプと中袋のないタイプがあるので、ここではそれぞれの場合に分けて香典袋の裏面の書き方を解説していきます。

中袋ありの場合

香典袋には中袋(内袋)という封筒が内側についているものがあります。
この場合は香典袋自体の裏側には何も書きませんが、中袋の裏側に住所と氏名を書きます
金額は基本的に中袋の表側に記入しますが、裏側に記載することもあるのでそれについても説明します。

住所・氏名の書き方

中袋の裏側の左下に住所と氏名を書きます
これらはご遺族が香典返しを郵送する際に必要になるので、番地やマンション名、部屋番号まで省略せずに正確に記入しましょう。

氏名はフルネームで記入し、住所の番地や郵便番号は漢数字を使って書きます。
ただし、ゼロは「零」ではなく「〇」とします。
また、電話番号を添えたい時も漢数字を使うようにしてください。

金額の書き方

中袋の表側には金額を記入しますが、これもご遺族が香典返しする際に参考にするので正確に記入しましょう。

旧字体の漢数字(大字)を使う

金額を記入する際は後から書き換えることができないように旧字体の漢数字(大字)を使うことが多いです

も大字のにして数字の前にをつけ金○○圓也という形にします。
最後に付けるは必ず書く必要はありません。

5000円の香典を包む場合は、金伍仟圓也のように記入します。
大字の書き方は以下のようになります。

算用数字 漢数字 大字
10
100
1000
10000
金額を裏面に書く場合も

中袋の金額は表側に書くことが多いですが、実際には決まりはなく、中袋の裏側に金額を書くこともあります
なので金額は基本的にどちら側に書いてもかまいませんが、記入欄が印刷されている場合などはそれに従うようにしましょう。
また、地域によって決まっていることもあるので近所の方や親戚に確認しておきましょう。

基本的には縦書き

香典袋の中袋は特に指定がない限り縦書きで書きます。
そのため住所の番地などの数字も漢数字を用います。

横書きで書く場合もある

上記の通り香典袋は縦書きで書くのが基本ですが、市販されている香典袋の中には住所・氏名や金額の欄が横書きで印刷されている場合もあります

この場合は横書きで書くことになりますが、住所の番地や金額などの数字は通常の算用数字(アラビア数字)を使ってください。
また、金額に付ける「金」や「円」を旧字体にする必要はありません。

中袋なしの場合

市販されている香典袋には中袋のない封筒タイプもあります。
基本的にこのタイプは包む金額が少ないときに使われますが、地域によっては中袋を使うと袋が2重になることから「不幸が重なる」ことを意味するとして中袋なしの香典袋を使う場合があります。

このタイプの香典袋の場合、香典袋自体の裏側に縦書きで住所と金額を書きます
あまり大きくなりすぎないよう左下などにまとめて書くと良いでしょう。
また、中袋と同様、欄が横書きで印刷されている場合は横書きにしてください。

住所・氏名の書き方

氏名は香典袋の表側の水引の下の真ん中にフルネームで縦に書きます。
裏には中袋と同様、住所氏名を書きたいところですが、中袋なしの場合は住所のみで大丈夫です。
住所を書く際は中袋に書く場合と同様、番地や部屋番号まで正確に書き、数字は漢数字を使うようにしてください。

金額の書き方

香典の金額は住所と一緒に裏側に書きます
金額の書き方は中袋ありの場合と同様に旧字体の漢数字を使い、「金○○圓」となるようにします。
また、横書きの場合はアラビア数字を使うようにしてください。

中袋なしの香典袋については以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

連名の場合はどう書くか

職場の同僚や同級生などと「○○一同」という形で香典を出すこともありますが、その場合、中袋の裏側や香典袋の裏側はどのように書けば良いのでしょうか。

2人までの場合はそのまま裏側に並べて書き、金額もその下に書くようにします
3人以上の場合は裏に書くにはスペースが足りないことが多いので、別紙として白紙の便箋を別途用意し、右から目上の人から順に住所・氏名と金額を記入していき封筒の中に入れます。

薄墨ではなくボールペンで書いて良いか

香典袋は「悲しみで墨が濃くすれない」や「涙で墨が薄くなってしまった」という意味を込め、表書きや表側に書く名前は薄墨で書きますが、裏側や中袋も薄墨で書く必要はあるのでしょうか。

香典袋の裏側や中袋は先ほど説明した通り、住所や金額などご遺族が香典返しをする際に必要になる情報を記入するため、わかりやすいようボールペンやサインペンで書くのが良いとされています。
小さい字で漢数字などを書くため、薄墨の筆ペンなどで見やすい字を書くのは難しいからです。

もちろん気になる方は薄墨で記入しても問題ありませんが、必ずご遺族の方が読みやすいように書くようにしてください。

香典袋の裏の封について

葬儀

外包みのある香典袋は外包みと水引でとじられていますが、中袋や中袋のない封筒タイプの香典袋の封をする必要はあるのか、また、外包みの裏側の封はどのように閉じれば良いのでしょうか。
ここでは香典袋の封について解説します。

香典袋の封の上下

中袋や封筒タイプの香典袋は封のある方を上にしますが、外包みがある場合、外包みの封は上側の封と下側の封のどちらを先に閉じれば良いのでしょうか。

基本的に外包みは上側の封が下の封の上に重なるように下側を先に閉じ、その上から水引で止めます。
また、外包みの合わせ目は香典袋の表側の左にくるのが一般的です。

香典袋の封ののり付けは必要か

中袋や封筒タイプの香典袋などの封筒の封は糊付けしたくなりますが、基本的に糊付けは必要ありません
葬儀の際、受付の係の人がその場で金額を確認することも多いので、ご遺族側のためにも糊付けはしないのが無難と言えます。

香典袋にしめ(〆)や緘封シールは必要か

上記の通り、香典袋の封には糊付けをしません。
その代わりに封筒の封のところに「〆」や「緘」(かん)と書きます
スタンプを使用しても問題ありませんが、糊付けをしないためシールを使うのは控えたほうが良いでしょう。
だだし、市販されている香典袋で緘封シールが同封されいるものもあるのでその場合は例外です。

香典袋に関するその他のマナー

葬儀

ここまで香典袋の裏面について解説してきましたが、香典袋にはまだいくつかマナーがあります。

ここでは香典の金額相場から香典袋の選び方・書き方、お札の入れ方について簡単に説明します。
それぞれ最後に詳細に解説している記事を紹介しているので、詳しく知りたい方はそちらを参考にしてみてください。

金額相場

香典の金額は故人との関係性によって上下し、基本的に関係が近いほど金額相場は高くなります。

一番近い関係にあるのが自分の両親や配偶者の両親とされ、金額の目安は、3万円~10万円程度となります。
また、自分や配偶者の祖父母は両親の次に近い関係性とされ、1万円~5万円程度が金額の目安となっています。
その他の親戚は親しさなどの関係性で金額は変わるものの5千円~3万円程度とされ、友人や知り合いは3千円~1万円程度とされています。

香典の金額は香典返しなどでご遺族に気を遣わせてしまうこともあるので、多く包めばよいというわけではありません。
ご遺族のためにも適切な金額相場を把握しておきましょう。

香典の金額相場については以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

香典袋の選び方

香典袋には先ほど説明した中袋の有り無しだけでなく、水引や紙の素材、表書きによる違いがあります

基本的に水引が印刷で中袋のないものは少ない金額の時に用いられ、水引がついていて、和紙で作られた外包みと中袋がセットになっているものは高額の香典を包むときに使います。
また、金額だけでなく宗教によっても水引の色が違ったり、表書きが印刷されているものは宗教に合わせたものを使う必要があります。

香典袋の種類については以下の記事で詳しく解説しているのでぜひお読みください。

香典袋の書き方

香典袋の裏側や中袋の書き方はこの記事で解説してきた通りですが、香典袋の表側はどのように書くのでしょうか。

香典袋の表側には水引の上側の真ん中に表書き、水引の下側の真ん中に名前を書きますが、先ほども解説したように薄墨で書くことがマナーとなります。
表書きは宗教や時期によって異なり以下のようになります。

宗教 表書き
仏式 御霊前、御香典
浄土真宗 御仏前
神式(神道) 御霊前、玉串料、御榊料、神饌料
キリスト教(カトリック) 御霊前、御花料、御ミサ料
キリスト教(プロテスタント) 御花料、献花料、忌慰料

浄土真宗やプロテスタントでは御霊前は使えないので注意が必要です。
また、仏教の場合も49日を過ぎると御仏前になります。

香典袋の書き方については以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

お札の入れ方

香典を用意するときにはお札の入れ方にも気を遣う必要があります。
お札は肖像のある方が香典袋の裏に来るようにし、肖像のある側が下に来るように向きをそろえて入れます
また、新札を包むのは「不幸を予期していた」ということを意味しマナー違反とされているため、新札は避け、新札しかない時は一度半分に折って折り目を付けてから包むようにしましょう。

香典袋のお札の入れ方については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

香典袋の裏面の書き方についてまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?

今回「終活ねっと」では香典袋の裏側について以下の流れで解説してきました。

  • 中袋のある香典袋の場合、中袋の裏側には住所と氏名を書くが、裏側に金額を書くこともある。
    住所は漢数字を使い、金額は旧字体の漢数字(大字)を用いる

  • 中袋なしの場合は香典袋の裏側に金額と住所を書く、中袋ありの場合と同様に住所は漢数字、金額は旧字体の漢数字である大字を使う。

  • 中袋や香典袋の裏側に書く住所・氏名や金額は縦書きで書くが、欄が横書きで印刷されている場合などは横書きになることがあり、その場合はアラビア数字で書く

  • 中袋や香典袋の裏側はご遺族が見やすいように書きやすいボールペンで書くのが良いが、読みやすい字で書けるのならば薄墨を用いても良い。

  • 香典袋の外包みの封は上側が下側の封の上に重なるように閉じる。
    また、中袋や封筒タイプの香典袋の糊付けは必要なく、その代わりに「〆」や
    「緘」と書く。

  • 香典袋には裏面だけでなく、金額相場や選び方、表書きの書き方やお札の入れ方などのマナーがあり、香典を用意する際にはそれらに従うことが望ましい。

香典袋の中袋の裏側や、香典袋の裏側に書くことは、ご遺族が香典を管理する際に必要になる情報です。
葬儀の準備や片付けで忙しいご遺族に負担をかけないためにも正確にわかりやすく書くことが大切になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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