女性の喪服のマナーは?|パンツスーツ・ワンピース・身だしなみ

女性の喪服のマナーは?|パンツスーツ・ワンピース・身だしなみ

女性の喪服選びは種類がたくさんあって難しいものです。スーツがいいかワンピースがいいか、また、パンツルックは許されるかなど、喪服選びの悩みは多いのではないでしょうか。ここでは、女性の喪服の選び方はもちろん、葬儀での靴やバッグについてのマナーも紹介します。

最終更新日: 2020年02月14日

女性の喪服にはどんなルールがある?

葬儀

葬儀に参列することになった場合、どのような喪服を着ていくのが正しいのでしょうか。
女性の喪服はたくさん種類があるので、どれを着ていけば良いか迷われる方も多いと思います。

そこで今回「終活ねっと」では、女性の喪服について以下のポイントを中心に紹介していきたいと思います。

  • 女性の喪服の格式について

  • 女性のパンツスタイルの喪服について

  • 女性の喪服の季節ごとの注意点

  • 喪服以外に気をつけること

終活ねっと運営スタッフのサムネイル画像

「終活ねっと」運営スタッフ

喪服には様々な種類があって、何を着ていけばいいかわからない方が多いと思います。
ここでは、女性の喪服マナーについて詳しく紹介する他に季節ごとの注意点や持ち物、身だしなみの注意点についても紹介していきます。

ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてください。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

女性の喪服には格式がある?

葬儀

女性に限らず喪服には、正喪服、準喪服、略喪服の3種類があり、どれを着て行くかは故人との関係や式の種類で決まります。
3種類の喪服は、以下の通りになります。

  • 正喪服

    柄や光沢のないシンプルで流行に左右されない喪服で、女性の場合、首元の詰まったデザインで膝下から足首丈の長めのワンピースに長袖ジャケットのツーピースのものが多いです。
    喪主や近親者が葬儀から一周忌までの法要で着ます。

  • 準喪服

    正喪服と比べてデザイン性が高く、丈が若干短めです。
    準喪服には、ワンピースとジャケットのツーピースの他、スカートとジャケットのスーツタイプもあります。

    本来は葬儀において一般参列者が着用し、喪主や近親者は三周忌以降の法事で着るものですが、近年は、近親者が葬儀で着用するケースが増えています。

  • 略喪服

    急な弔問や三周忌以降の法事で着る黒か紺または灰色の服で、上下そろいでなくても構わないのが特徴です。
    「平服でお越しください」と言われた際に着用する可能性があります。

格の低い格好で参列するのも失礼ですが、喪主よりも格の高い格好で行くこともマナー違反になってしまいます。

しかし、地域や、個人によって喪服への考え方も違います。
全体的に時代の流れとともにカジュアル化している傾向にあり、常識といいきれるものでもありません。
したがって、喪服を決める際には、親族や近所の女性同士、情報を共有することも大事です。

女性のパンツの喪服はマナー違反?

困った人々

喪服には、格式があることはわかりましたが、パンツスーツは喪服に入るのでしょうか?
パンツスーツで葬儀に参列することはできるのでしょうか?

ここでは、女性のパンツスーツでの葬儀参列について紹介していきます。

パンツスーツは略喪服

喪服に限らず、女性のパンツスタイルは歴史の浅い格の低い服です。
先ほど、3つの喪服の格式を紹介しましたが、女性のパンツスタイルの喪服は略喪服に該当するという考え方が主流です。

略喪服は一般弔問客が訃報を聞いて葬儀前に急いでお見舞いに駆けつけるとき、あるいは、三周忌以降の法事で着用する服です。

パンツスーツで参列して良い場合もある

では、女性がパンツスタイルで葬儀に参列しては失礼かというと、そうともいえない場合も多いです。
最近では状況に応じて、パンツスーツで葬儀に参列する場合もあります
寒さの厳しい地方の冬に、スカートやワンピースの喪服での参列を求めるのは現実的ではありませんし、高齢者にとってはスカートでは危険な場合もあります。

また、近年は喪服について細かいことをあまり気にせず、カジュアル化する傾向にあります。
喪主や遺族でない限り、パンツスーツで参列することは特段失礼であるとは言えません。
一方で、マナーについて頑なな人もいますから、参列する葬儀によるとしかいえないのです。

パンツスーツは2着目に

パンツスーツの喪服を買うか迷われている方もいらっしゃると思います。
しかし、1着目の喪服にパンツスーツを購入することはおすすめしません。

女性のパンツスーツの喪服に対して時代の流れで寛容な世の中になってきているといいましたが、それは一般参列者の場合です。
地域の考え方にもよるでしょうが、親族の女性がパンツの喪服を着るのは一般的ではありません。

既にスカートやワンピースの喪服を持っていて、2着目以降に動きやすいものをと考えているのであればパンツの喪服もいいですが、そうでない場合はやめておくのが無難です。

無難なのは準喪服のワンピース

女性がオールマイティーに着られる喪服は準喪服です。
親族としても一般参列者としても恥ずかしくない格好です。

特にスカートよりワンピースを選ぶと、ブラウス選びに迷うこともないのでおすすめです。

女性の喪服の季節ごとの注意点

葬儀

いつ必要になるかわからない喪服は、夏も冬も着られるものが便利です。
また、夏や冬に葬儀に参列する際の対策について紹介いたします。

ここでは、女性喪服の季節ごとの注意点について紹介していきます。

ワンピースはオールシーズン使える

本来、喪服を着る際は夏でも長袖がマナーです。
しかし、高温多湿の日本には合わないので、肘丈以上なら許容されます。

そこで、五分または七分のワンピースに長袖のジャケットという組み合わせの女性用喪服を選べば、夏はワンピースだけで、冬はセットで、とオールシーズン使えるのです。

夏もストッキングを履くべき?

女性はワンピースの下に肌色または黒色のストッキングを履きます。

暑いからといって、夏に素足で葬儀に参列することはマナー違反となってしまいます。
逆に、肌が透けないとカジュアルな印象になってしまうので、冬もストッキングが好ましいです。
タイツなら60デニール以下の薄手のものを選びます。

「終活ねっと」の以下の記事で夏の喪服について解説をしていますのでぜひご覧ください。

冬はコートも注意

冬場のコートは黒か紺または灰色を選び、屋内では脱ぎます。
そして、首回りにファーが付いているものは殺生を連想させるため、喪服に合わせるのには相応しくありません。
フェイクファーでも同様なので、できる限り事前に取り外しておきましょう。

「終活ねっと」の以下の記事では、冬の喪服について解説をしていますので合わせてお読みください。

喪服以外に気をつけることは?

葬儀

葬儀に参列する際に、喪服以外に何を気をつけたらいいでしょうか。
喪服に合わせるバッグや靴などの小物のマナーや、髪やメイクなどの身だしなみなど女性が喪服以外に気をつけるべきことを確認していきます。

バッグ

バッグは光沢のない布製の黒いハンドバッグを選びます。
金具がゴールドのものや柄が派手なものは避けます。
これが基本ですが、近年は大部分が黒ければ、革製だったり模様が入っていたりしても許容されるケースが多いです。

女性は殺生を連想させるエナメルやスエード素材を避け、牛革のプレーンなパンプスを喪服に合わせます。
ヒールは高くても低くても好ましくなく、3cm〜5cmがベストとされます。

身だしなみ

持ち物以外にも、女性は葬儀での身だしなみに気をつけなければいけません。
ここでは、気をつけるべきアクセサリーやメイクについて紹介いたします。

アクセサリー

喪服のときに女性が着けていいアクセサリーは、結婚指輪と一粒の大きさが7mm〜8mmの一連のパールやオニキス、ジェットのネックレスです。

アクセサリーについては「着飾るべきでない」という人もいますし、「ジュエリーをつけないのはパジャマと一緒で失礼」という人もいます。
腕時計はシルバーの金具なら構いませんが、ゴールドの金具のものは外しましょう。

また、ピアスやネックレスをつけることはできる限り避けましょう。
身に着ける場合はパールの一粒のものにしましょう。

下記の記事では、葬儀にふさわしいネックレスや、なぜ葬儀用のネックレスは真珠でないといけないのかを紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

ヘアスタイル

女性の葬儀の際のヘアスタイルは清潔感のあるすっきりとしたヘアスタイルが好ましいでしょう。

髪の長い方は焼香時などに邪魔にならないように髪をまとめておきます。
黒の飾りのないゴムやクリップを使い、低い位置で留めましょう。

また、髪の短い方も耳にかけるなどして目に髪がかからないようにしましょう。

メイク

葬儀の際のメイクは、派手すぎず清潔感のあるメイクを心がけましょう。
ラメや色がはっきりとしているリップやアイシャドウは避けるようにしましょう。

「終活ねっと」の以下の記事では、葬儀の際の身だしなみについて詳しく紹介しておりますのであわせてご覧ください。

女性の喪服についてまとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では女性の喪服について以下の通り、マナーを紹介しました。

  • 喪服には、格式がありそれぞれ目的や着るべき人が異なる。
    一般的に喪主や遺族は正喪服を着用し、参列者は二番目に格式の高い準喪服を着用する。

  • パンツスーツの喪服は準喪服に分類される。
    最近ではパンツスタイルでの参列も見られるが、喪主や遺族は避けたほうがいい。また、喪服の1着目として購入することは望ましくない。

  • オールシーズン使えるので、喪服にワンピースを選ぶことはおすすめである。
    夏でもストッキングは履かなければならない。また、冬はコート選びに注意すべきである。

  • 喪服以外にも、バッグや靴、身だしなみなど気をつけるべき点が多くあるので葬儀に参列する際には事前に確認しておく。

喪服や葬儀のしきたり、マナーの関する考え方は時代とともに変化してきています。
以前より選択肢が広がったとは言え、故人の方を落ち着いてお見送りするためにも地域や親族でのマナーを大切にしていただきたいです。

この記事が、少しでも女性の喪服でお悩みの方の助けとなれば嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「終活ねっと」では、この他にも葬儀に関する記事を多数紹介しております。
以下の記事では、葬儀に子供も参列する際のマナーについて紹介しておりますのでぜひあわせてご覧ください。

葬儀をご検討の方へ

安らかに送り、送られる葬儀をするためには、事前の準備が大切です。
終活ねっとでは、葬儀についての疑問・不安のある方や、もしものときのために、24時間365日ご相談を受け付けております。
経験豊富なスタッフがていねいにサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
また、葬儀をするにあたって必要なあらゆる知識を記事にまとめています。
あわせてご覧ください。

終活ねっとのお葬式 keyboard_arrow_right

費用を抑えて満足のいく葬儀をするために必要な知識まとめ

keyboard_arrow_right

関連する記事

こんな記事も読まれています

  • 喪服用のバックはどんなもの?喪服をはじめ持ち物のマナーを解説のサムネイル画像
    喪服用のバックはどんなもの?喪服をはじめ持ち物のマナーを解説

    葬儀や告別式で着用する喪服。喪服は知っているけれど喪服用のバックや小物についてもマナーがあるということを知っている人は少ないのではないでしょうか?今回は喪服はもちろん、喪服用バックについても詳しく説明していきます。

  • 着物の喪服を詳しく解説!|着方・マナー・小物・髪型・相場のサムネイル画像
    着物の喪服を詳しく解説!|着方・マナー・小物・髪型・相場

    皆さんは着物の喪服を着たことがありますか?洋装が主流となった現代では、着物の喪服について知らない方が多いと思います。そもそも、どんな着物が喪服となり、着用する際はどんなことに気を付ければいいのでしょうか。着物の喪服についてマナーや髪形、お値段まで紹介します。

  • 喪服に合わせるブラウスの選び方は?種類・色・注意点をご紹介のサムネイル画像
    喪服に合わせるブラウスの選び方は?種類・色・注意点をご紹介

    女性の喪服はブラウスが付属しないスーツタイプのものが多いです。そのような喪服の場合、ブラウスを別に用意しないといけません。たくさん種類のある中から葬儀に適切なブラウスを選ぶのはなかなか難しいですよね。今回は、そんなブラウスについての悩みを解決します。

  • 完全保存版 喪服着用時に恥をかかないマナーの事のサムネイル画像
    完全保存版 喪服着用時に恥をかかないマナーの事

    急な連絡でお通夜や葬儀に参列する時、大人として知っておきたい喪服のマナーについてご紹介します。ざっくりとは知っているけれど、詳しい事はよくわからない喪服のマナー。この機会に喪服の正しいマナーを身につけましょう。

  • お通夜に着ても大丈夫? 喪服とマナーのお話のサムネイル画像
    お通夜に着ても大丈夫? 喪服とマナーのお話

    喪服といっても格の違いや和装・洋装の違いなどがあります。今回この終活ねっとの記事では、お通夜に喪服を着ても大丈夫なのか、そもそも喪服とはいったいどのようなものを指すのかなど、お通夜と喪服に関する様々な事柄についてご紹介します。

  • 通夜・葬儀の服装マナーとは?男女別におすすめの喪服や持ち物も紹介のサムネイル画像
    通夜・葬儀の服装マナーとは?男女別におすすめの喪服や持ち物も紹介

    葬儀の際には、どんな服装でいくのが正式なのか、はっきりと答えられますか?そこで、いまさら聞けない葬儀に着ていく服装についてご解説します。親族や身内、知り合い、会社関係など立場によっても変わってくる服装のことをしっかりと確認しておきましょう。

  • 夏用の喪服って何を着ればいいの?選び方や持ち物についても紹介のサムネイル画像
    夏用の喪服って何を着ればいいの?選び方や持ち物についても紹介

    夏に突然の訃報を受けた際、急なお知らせに冬用の喪服でお通夜やお葬式に参列した経験はありませんか?暑い時期のお通夜やお葬式にも対応できる、夏用のふさわしい服装を知っておきたいですよね。 今回は、夏用の喪服の選び方や持ち物についてご紹介します。ぜひご覧ください。

  • 葬儀に参列する女性の服装は?喪服の種類やバッグ・靴の選び方を解説のサムネイル画像
    葬儀に参列する女性の服装は?喪服の種類やバッグ・靴の選び方を解説

    葬儀にふさわしい服装やバッグ、靴などの小物類を持っていますか?女性にとって身だしなみは、故人への気持ちを示す方法としても大切です。いざ葬儀に参列するときは、服装に限らず様々な準備が必要になり余裕がなくなります。普段から、女性のマナーを知っておきましょう。

  • 葬儀で着る喪服のマナーは?喪服がない場合や子供の服装について解説のサムネイル画像
    葬儀で着る喪服のマナーは?喪服がない場合や子供の服装について解説

    葬儀では喪服を着ますよね。様々な種類がある喪服ですが、喪服とはどんな服なのか、男性・女性の違い、子供には何を着せたら良いのかなど、喪服についての疑問は多いでしょう。今回は、葬儀での喪服のマナーについて、喪服がない場合や夏の喪服などについてもあわせて解説します。

  • 通夜・葬儀に適切な格好は?喪主・参列者別の解説や持ち物をご紹介!のサムネイル画像
    通夜・葬儀に適切な格好は?喪主・参列者別の解説や持ち物をご紹介!

    お通夜や葬儀には格好に関する大切なマナーがいくつもあります。今回は喪主側と参列者の立場別に、お通夜や葬儀でどのような格好をすればよいのかを詳しく解説いたします。喪服の選び方・持ち物など、どなたにも役立つ葬儀の格好のマナーについてです。

よく読まれている記事一覧

この記事に関するキーワード

カテゴリーから記事を探す

人気のキーワードの記事一覧

関連する記事

よく読まれている記事一覧

関連する記事