
葬儀のお通夜でのマナーとは?服装・持ち物・挨拶・流れについて紹介
身内が亡くなると一番最初の葬儀の儀式はお通夜となりますが、正しいマナーについて改めて考えたことがありますか?服装や持ち物、挨拶やお通夜全体の流れなどは、普段触れる機会も少ないものです。今回は葬儀の中でもお通夜に焦点を当て、マナーについて詳しく解説します。
目次
最終更新日: 2020年12月01日
葬儀のお通夜でのマナーについて

近年葬儀の形態も多様化し、お通夜に対する考え方もさまざまなですが、お通夜の基本的なマナーを知ったうえで希望通りにアレンジする必要性があります。
しかしいざお通夜をするとなった時には、一体何をどうしたら良いのかよくわかりませんよね。
お通夜のために何から準備したら良いのかについても不安が残るのではないでしょうか。
お通夜の全体の流れはどうなっているの?
お通夜にふさわしい服装や持ち物はどうする?
など疑問に思う事がたくさんあると思います。
そこで今回「終活ねっと」では、葬儀のお通夜でのマナーを中心に、下の項目について解説します。
そもそもお通夜ってどんな儀式?
男性、女性、子供それぞれのお通夜での服装のマナーを紹介
お通夜に持って行くべき物とは?
香典に関わるマナーを紹介
ご遺族や親族の集合から通夜振る舞いまで、仏式のお通夜の流れや時間に関する時系列
葬儀での焼香はどのようにしたらいいの?
お通夜での喪主の挨拶はどうする?
お通夜での参列者の挨拶はどうする?
お通夜に遅れる、参列できない場合の対処法
神道とキリスト教のお通夜のマナーについて
お通夜は頻繁にあるわけではないため、普段なかなか知ることのできない事柄も多いのではないでしょうか。
お通夜に関するマナーを学び、いざという時に慌てないようにしましょう。
お通夜に参列できない場合の断り方や、仏教以外の宗教のお通夜のマナーについても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。
お通夜とは?

現在では故人との最期のお別れをする夜の儀式として定着しているお通夜ですが、もともとは今のようなお通夜の形態とは異なっていました。
本来の形は、夜通し明かりを絶やさずに、故人の家族がご遺体の傍らに寄り添い、死を悼み故人を見守るというものでした。
故人の身内や親族が最後のお別れを惜しむ儀式だったため、その他の人は参列しませんでしたが、時代の流れとともに習慣や風習も変化し、現在では広くたくさんの人が故人とのお別れをしに来るような形式になっています。
仏教のイメージが強いですが、神道やキリスト教など他の宗教でもお通夜は執り行われることがほとんどで、現在では葬儀や告別式に参列できない人が故人とのお別れをする機会としての役割も担っています。
お通夜の服装のマナー

では上記のような役割のあるお通夜には、どのような服装で参列するのがマナーなのでしょうか。
故人への敬意、そして喪家であれば参列者への感謝の気持ち、参列する側ならご遺族への配慮を欠かさないようにするため、正しい服装マナーについてここでしっかりと学んでいきましょう。
男性の服装マナー
男性はブラックのフォーマルスーツに白いワイシャツが一般的な服装マナーです。
靴下やネクタイも黒に統一し、ネクタイピンは外します。
注意点としては、黒い靴を履きますが、その際エナメルや華美な装飾がないようなものを選んでください。
さらに髪型も落ち着いた雰囲気にすることと、アクセサリー類は結婚指輪以外はつけないこと、腕時計も高級なブランド品などは避けるようにしましょう。
またボタンやカフスが派手なものでないかどうかもしっかりと確認しておいてください。
女性の服装マナー
女性は黒の喪服またはブラックスーツやワンピースを着用するのがマナーです。
近年では喪家の代表や喪主など、葬儀の中心となる役割でない場合は、ほとんどの女性がスーツやワンピースを選ぶ傾向にあります。
黒で統一することはもちろん、ストッキングやパンプスも黒を選びましょう。
アクセサリーを付ける際は、パールの一連ネックレスくらいにとどめ、基本的には結婚指輪以外の装飾品はつけない方が無難です。
また女性の場合にはバッグを持つことがほとんどですが、バッグも黒にして装飾品や色遣い、素材に気を付けるようにしましょう。
ヘアスタイルも落ち着いたものにし、リボンやヘアアクセサリーなどは極力避けるか、着けるとしても黒一色の小さなデザインのものにしてください。
子供の服装マナー
子供がお通夜に参列する場合、基本的には学校の制服が葬儀の正装となります。
制服であれば、赤や青、黄色などの色遣いがあったとしても気にする必要はありません。
制服がない場合やまだ就学していないような年齢の場合には、落ち着いた服装で白や黒、茶色を基調とした色遣いであれば何でも構いません。
ただしひらひらしたスカートを履いたり、キャラクターや戦隊ものの柄がプリントされたような服、ラメや派手な印象を与えるようなデザインのものは避けるべきです。
お通夜の持ち物のマナー

正しいマナーでお通夜に参列することができたら、お通夜の席で困ったことがないよう、持ち物についても配慮できるようになりましょう。
お通夜の席では、故人との思い出が蘇ってきて悲しくなってしまった時や、故人をより深く供養するために必要なアイテムがあります。
普段はなかなか使う機会もないため、当日バタバタして慌てていると忘れてしまうこともあります。
必ず持っていた方が良いものをご紹介しますので、お通夜や葬儀の際には忘れないようにしてくださいね。
またそれぞれの持ち物に関するマナーを知っておくことも、故人への敬意を表すことができる言動へとつながります。
持ち物を持って行くことを忘れずに、さらにその持ち物についてもマナーを守った方法で使えるようにしましょう。
お通夜に必要なものとは?
まずはお通夜に必要な持ち物から見ていってみましょう。
お通夜の席では必ずと言っていいほど必要になりますし、多くの人が持ってきていますので、自分だけ持っていないということがないようにしましょう。
ハンカチ
お通夜で悲しみの涙をぬぐうハンカチは必需品です。
ハンカチがあれば通夜振る舞いで衣類が汚れた時に拭くこともできますし、悲しんでいる人にハンカチを貸してあげることもできます。数珠
数珠は葬儀の席では欠かせないアイテムなので、普段身に着ける習慣がなくても持っていくようにしましょう。
焼香の際や読経の際には数珠を握りしめて祈るというのが一般的です。
宗教や風習によって決められた数珠を使わなければならないこともありますので注視魔将。袱紗(ふくさ)
香典を包む袱紗も、葬儀では必ず持って行くべきです。
香典をはだかのまま取り出すのはマナー違反となります。
香典は袱紗に入れて持ち歩き、受付で渡す際に初めて袱紗から出します。香典
香典はご遺族への支援の気持ちを表しています。
香典はお通夜に持って行くべきものの中でも、絶対に忘れてはいけないものとなりますので、きちんと持っているかしっかりと確認してから出かけましょう。
香典に関するマナー
お通夜に行くなら持って行かなければならないのが香典ですが、その香典にもいろいろとマナーがあります。
香典を持って行くタイミングや、香典袋の選び方、表書き、中に入れる金額について正しいマナーをご覧ください。
お通夜と告別式のどちらに持っていくの?
香典は悲しみの重複を避けるという意味合いから、一度しか渡さないのがマナーです。
お通夜に出席するのであれば、次の日の告別式に出るとしても、お通夜の分の香典と次の日の香典を一緒に渡してしまいます。
また、お通夜か告別式のどちらかしか出ないという場合には、どちらかで渡すという形で大丈夫です。
香典袋の選び方・書き方
香典袋であれば、好みのデザインのどのようなものを選んでも良いというわけではありません。
香典袋は中身の金額によっても選ぶデザインを変える必要があります。
香典で包む金額が5千円以内の場合には、水引が印刷された封筒タイプの香典袋で良いでしょう。
実際の水引がついているタイプの香典袋は、中身の金額が1万円以上になる場合に使います。
また香典額が3~5万円になる場合や、それ以上の金額という場合には、水引が双銀や藍銀、黄白などの結び切りの豪華な香典袋がふさわしいでしょう。
表書きは悲しみの涙で墨が滲んだことを表す薄墨で書くのがマナーです。
内袋があるタイプでは、内袋に住所や氏名を書きますが、この際には薄墨ではなく黒のインクを使うようにしましょう。
香典の相場
香典の金額も、高ければ良いというわけではなく、あまりにも高すぎる香典はご遺族に負担をかけることになります。
香典も自分と故人との関係性や、自分の年代から、相場額に近い金額を持って行くべきだといえるでしょう。
亡くなった人との関係性や年代別の香典相場額は以下のようになっています。
故人との関係性 | 20代 | 30代 | 40代以降 |
両親 | 3~10万円 | 5~10万円 | 5~10万円 |
兄弟姉妹 | 3~5万円 | 3~5万円 | 3~10万円 |
祖父母 | 1万円 | 1~3万円 | 1~5万円 |
伯父伯母 | 1万円 | 1~2万円 | 1~3万円 |
友人・隣人 | 3~5千円 | 3~5千円 | 3~5千円 |
仕事関係者 | 3~5千円 | 5千~1万円 | 5千~1万円 |
一般的な仏式のお通夜の時間・流れ

ではここからは、実際にお通夜に参列する際の時系列や流れについてご紹介します。
どんな時間帯にどのような内容の事柄が行われるのか、そこではどういったマナーに気を付けるべきなのかについてご覧ください。
ご遺族・親族の集合時間
ご遺族や親族など、お通夜の運営に関わる側や喪家の関係者は、お通夜開始時間の1時間~1時間半前くらいに集合している必要があります。
喪主を中心にして、それぞれが分担して色々な確認をしながらお通夜の支度をします。
まず供花の芳名や順番、席順をあらかじめ親族が把握しておく必要があります。
案内係などになった場合には、先に焼香を済ませておいたり、葬儀場のスタッフとの打ち合わせや記帳の仕方、記帳のための文房具などの確認が必要です。
女性は通夜振る舞いでお茶を出したりしますので、黒のエプロンなどを用意しておくと良いでしょう。
その他にも喪主が弔問客を接待している間の役割分担、およその時系列などの把握や情報の共有などもしておきましょう。
受付
お通夜に来た弔問客は、まず受付で記帳を済ませ香典を渡します。
お通夜の開始時刻の15分くらい前には到着し、速やかに受付を済ませておきましょう。
香典を渡す際には、以下のような言葉を添えると良いでしょう。
また、香典は袱紗の上に乗せて両手で持ち、軽くお辞儀をしながら渡します。
開式〜閉式
お通夜の開始時間になったら、弔問客やご遺族が着席した状態で僧侶が入場し開式となります。
喪主や司会進行の開式の言葉を告げ、その後僧侶の読経でお通夜が始まります。
僧侶がまず初めに焼香をし、僧侶が読経を続ける中で参列者が順次焼香をします。
焼香のマナーとしては、喪主や喪家、親族が先に焼香し、それから関係性が深い順番で焼香をしていきます。
全員の焼香が終わると、僧侶が法話をして退場となります。
最後に喪主による挨拶をして、お通夜が閉式となります。
開式から閉式まではおよそ1時間~1時間半くらいになるでしょう。
通夜振る舞い
お通夜が終わった後には、喪主から通夜振る舞いの席が設けられているので、そちらに参加してほしい旨が伝えられるでしょう。
通夜振る舞いの会食に参加する場合にも、きちんとマナーを守って参加する必要があります。
喪主・遺族側
通夜振る舞いに呼ぶおよその人数を把握して、料理が不足しないように気を付けましょう。
メニューは手軽につまめるサンドイッチやおにぎり、オードブルの盛り合わせやちょっとしたおかずなどが便利です。
また地域や風習によっては、お菓子類やお酒も用意する場合もあります。
子供や車の運転をする人のためにも、お酒だけでなくジュースやお茶の用意もしておきましょう。
通夜振る舞いに誘う場合ですが、無理やり参加させるのは良くありません。
参加して欲しい人に声をかけますが、断られた場合にはすぐにあきらめるようにしましょう。
宗教者や僧侶にはなるべく参加してもらうようにします。
欠席する場合には、御膳料として5000円~1万円ほどを無地の封筒に包んで渡します。
参列者
基本的には、通夜振る舞いに誘われたらなるべく出席するのがマナーです。
他にも参列者が守るべきとしては、長居をせず30分程度で帰るという点が重要です。
また参加した人は、故人の供養のために用意された料理となりますので、一口でも必ず手を付けるのがマナーです。
お酒が出された場合には、節度を持って飲むようにしましょう。
大量に飲んだり、大声で騒いだり笑ったりしてはいけません。
ご遺族に故人の死因を聞いたりするのもマナー違反となりますので絶対にやめましょう。
通夜振る舞いに参列した人は、ご遺族を親族やお世話をしてくれた人、手伝いの人の苦労をねぎらうような言葉をかけましょう。
故人と無関係の話をしたり、私的な内容や仕事の話をするのはやめましょう。
葬儀での焼香のマナー

次に紹介するのは、お通夜で行われる焼香のマナーです。
焼香の仕方や一連の流れ、多くの人が迷ってしまう焼香回数などについてご覧いただきましょう。
焼香の流れ
ここでご紹介するのは一般的な焼香の方法です。
故人やご遺族に失礼の無いよう、焼香の流れや方法についてもしっかりと把握しておいてください。
順番が来たら祭壇に進み、ご遺族に一礼をする
焼香台の前まで来て、遺影に一礼する(合掌する場合もあります)
抹香をつまみ目の高さまで持ち上げた後、香炉の中に落とす(回数は宗教によって異なります)
遺影に向かって合掌し一礼する
遺影の方を向いたまま数歩下がり、ご遺族に一礼をして席に戻る
焼香の回数について
焼香の回数は、宗派によって異なっている場合が多いでしょう。
焼香は喪主が一番最初に行うため、それ以降のご遺族は喪主が焼香をした回数に合わせると良いでしょう。
喪主やご遺族以外の参列者は、前の人の基本的に焼香回数を覚えておき、それと同じ回数の焼香をするという方法で大丈夫です。
お通夜での挨拶に関するマナー

お通夜に参列する場合、喪主側も参列者側も挨拶をすることがあり、マナーを守った挨拶が必要です。
喪主の挨拶
喪主の挨拶で守べきマナーは、挨拶のタイミングをしっかりと守ることと、挨拶するときに使う言葉などに配慮するという点です。
喪主が挨拶をするタイミングはいつ?
喪主の挨拶のタイミングは、お通夜が始まる時の開会の宣言、そしてお通夜が無事に終了できたことに対する参列者への感謝の言葉の2つです。
どちらも大切なあいさつとなりますので、ある程度内容を決めておいたり、紙に書いて持っているようにしてください。
お通夜の後には通夜振る舞いがある旨を伝えることも忘れないようにしましょう。
挨拶をする際に気をつけること
喪主の挨拶は手短に、そして忌み言葉を使わないようにしましょう。
だらだらと思いついたことを話すような挨拶はマナー違反です。
また不幸を連想させたり、縁起が悪い忌み言葉を使ってはいけません。
参列者の挨拶
参列者も喪主の挨拶同様、忌み言葉を使わないのがマナーです。
参列者の挨拶のタイミングとしては、受付で係の人に香典を渡す時のお悔やみの言葉、喪主やご遺族に会った時にかける労りの言葉、そして通夜振る舞いに参加した時やお断りするときの挨拶となります。
お通夜に参列できない場合のマナー

故人の訃報を聞き、すぐにでも駆け付けて弔いの気持ちを表したいと思っていても、急なことで都合がつかず、お通夜に遅れたり欠席するという場合もあります。
そんな場合にはどのような対処をしたら良いのでしょうか。
遅刻は問題ない
お通夜は夕方からの時間帯になるため、葬儀よりは参列しやすいという人が多いものです。
しかし時間的にどうしても間に合わないという場合もあるでしょう。
お通夜への遅刻については、多少の遅刻であれば何ら問題はありません。
故人のための供養の儀式ですから、なるべく駆け付けてあげる気持ちで参加しましょう。
どうしても参列できない場合の断り方
どうしても時間までに間に合わず、お通夜への参加が難しいという場合には、欠席する旨をきちんと連絡しておきましょう。
連絡方法は直接話ができる電話でも良いですし、ご遺族が忙しくて電話に出れないことも多いので、メールや電報で欠席を報告しても問題ありません。
宗教によって異なるお通夜のマナー

ここまで仏式のお通夜に関する事柄を解説してきましたが、実は神道やキリスト教でもお通夜に変わるものは存在しています。
では神道とキリスト教では、どういったお通夜を執り行うのかについてご覧ください。
神道のお通夜
神道の考え方では、死は穢れという概念があります。
神道の場合には焼香ではなく、玉串奉奠という儀式を行い故人を供養します。
また神道の場合には、死後は守り神になると考えるため、成仏するという言葉を使いません。
キリスト教のお通夜
日本のキリスト教では、日本の風習から日本独自のお通夜のような儀式がありますが、本来はお通夜というスタイルはありません。
日本のキリスト教だけの習慣として、カトリックの場合には通夜の祈り、プロテスタントでは前夜式という式を行います。
葬儀のお通夜でのマナーについてまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、お通夜ではどのようなマナーを守るべきかについて、下記の項目を中心に解説してきました。
お通夜とは、もともと夜通し明かりを絶やさず故人のご遺体を見守る身内だけの儀式だったが、現在では広く弔問客が集まり故人を偲ぶ儀式となっている。
お通夜での男性の服装は、白ワイシャツにブラックフォーマルスーツで靴下や靴も黒に統一、ネクタイピンはせずに黒のネクタイをしめる。
女性がお通夜に参列する場合には、黒のスーツまたはワンピースで、ストッキングやパンプス、バッグも黒で統一し、落ち着いた雰囲気の髪型にすることが大切。
お通夜に子供が参列する場合、制服があれば制服を着用するのが本来の正装となるが、制服を持っていない場合には落ち着いた色合いの地味な服装で参列する。
お通夜に必要な持ち物は、ハンカチ、数珠、袱紗、香典である。
香典はお通夜に出るならお通夜で一度きりで渡し、お通夜に出ないなら葬儀告別式で渡すことになるが、どちらも出るのなら葬儀や告別式に再び持って行かないようにする。
香典袋は中身の金額によって選ぶデザインが異なり、表書きは薄墨で書く。
香典の金額相場は、故人との関係性と自分の年齢によって大きく異なる上、高すぎる香典はご遺族に負担となってしまうので、相場通りの金額を持っていくようにする。
仏式のお通夜では、開式時刻の1~1時間半前にご遺族や親族が集合し準備をし始め、その後受付の開始、お通夜の開式から閉式までには1時間~2時間程度を要する。
お通夜の後でおこわなれる通夜振る舞いは、喪主側は親族や世話人、手助けしてくれた人を労い、参列者はご遺族を慰めるような気持ちで参加する。
焼香の順番は故人との関係性が近い人から順に行うのがマナーで、焼香の回数や方法などは宗教ごとに違いがあるので前の人の様子をしっかりとチェックして同じように行えばよい。
お通夜で喪主は、開式の時と閉式の時、そして通夜振る舞いへのお誘いというタイミングで挨拶をするが、この時に忌み言葉を使わないように気を付ける。
参列者は、香典を受付で渡す時、ご遺族に会った時、そして通夜振る舞いに参加したりお断りをする時に挨拶をする。
お通夜には遅刻をしてもなるべく参加するようにした方が良く、どうしても参列できない時には電話やメール、電報などで欠席の連絡をする。
宗教によってお通夜のマナーは異なるため、仏式以外の神道やキリスト教のお通夜に参列するときには仏式には当てはまらないマナーがあることを意識する
お通夜の席にはきちんとした服装で、持つべきものをしっかりと持って参列することが大切なのですね。
焼香の方法は宗教や宗派、地域の習慣によって変わるので、前の人がどのようにしているかをよく見ておくと良いということもわかりました。
葬儀のお通夜でのマナーをきちんと理解し、大まかなお通夜の流れを理解して、故人やご遺族に失礼の無いような参列ができると良いですね。
「終活ねっと」では他にもお通夜や告別式に関する記事を多数掲載しています。
ぜひそちらもご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
葬儀をご検討の方へ
安らかに送り、送られる葬儀をするためには、事前の準備が大切です。
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