神式葬儀の玉串奉奠とは?手順や作法、神葬祭の流れやマナーを解説

神式葬儀の玉串奉奠とは?手順や作法、神葬祭の流れやマナーを解説

神式の葬儀へ出席したことがあるでしょうか?神式の葬儀では玉串奉奠と呼ばれる独自の儀式があります。日本では神式葬儀の割合はあまり多くないのでどのようにすればよいのか分からないという方が多いと思います。今回は神式葬儀の玉串奉奠について作法やマナーを解説します。

最終更新日: 2020年12月01日

神式葬儀の玉串奉奠について

葬儀

日本で行われる葬儀では仏式の割合が圧倒的に多く、神式の葬儀への出席経験がある方は少ないでしょう。

実は神式の葬儀では、仏式にはない儀式が様々あります。
中でも神式の葬儀で特徴的な儀式が、玉串奉奠と呼ばれるものです。

玉串奉奠には細かく決まった作法がありますが、詳しい作法が分からないという人は多いでしょう。

神式の葬儀に参列することになったけど、マナーが分からなくて不安という方もいるかもしれません。

今回「終活ねっと」では、神式の葬儀での玉串奉奠について以下の点を中心に解説していきます。

  • 神式と仏式の葬儀への考え方の違い

  • 神式の葬儀での玉串奉奠とは?玉串奉奠の作法

  • 神式葬儀の流れ

  • 玉串奉奠以外の神道独自の儀式について

  • 神式葬儀に出席する際のマナー

玉串奉奠についての細かいふるまいや、仏式とは異なる葬儀の際のマナーまで詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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神式の葬儀について

葬儀

神式の葬儀についてですが、そもそも神教での葬儀とはどのように捉えられているのでしょうか?

仏教での葬儀は、故人を極楽浄土に送るためのものと考えられています。

一方の神教では、葬儀は故人を家にとどめて守護神とするための儀式と考えられています。
祖先崇拝はもともと神教の考え方であり、故人は守護神として祀るのです。

神教の死生観としては、生命とは神が人に「お任せになったもの」と考え、命はいつか神に返すものとされます。

命を神に返す時が「死」であり、「死」は穢れと捉えられているので神社など神聖な神の聖域に穢れを持ち込むことはありません。

したがって、神式の葬儀は自宅か葬場で執り行われます

玉串奉奠の作法とは?

神棚

神式の葬儀の中で特徴的なのが「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」呼ばれる儀式です。

これは仏教での焼香やキリスト教での献花にあたるもので、個人への手向けとして行われます。

仏式の葬儀でも焼香はなかなか緊張するものですが、馴染みのない玉串奉奠でしたら尚更です。

細かい所作が決まっているので順を追って説明していきます。

玉串とは

まず、玉串とは榊の枝に紙垂(しで)と呼ばれる白い紙を付けたものです。
神社や神棚のしめ縄などについている紙を想像していただけると分かりやすいです。

自分の気持ちを玉串に乗せて神に捧げ、個人の御霊(みたま)を慰めるために玉串奉奠を行います。

玉串奉奠の流れ

玉串奉奠には細かい所作が決まっています。

所作を知らずに葬儀に参列してしまうとご自身も困りますし、間違った作法は故人やご遺族にも失礼になりますので、参列する前には必ず流れを確認しておきましょう。

玉串奉奠は斎主→喪主・遺族→親族→一般参列者の順で行います。

  • 玉串を受け取る

    自分の順番になったら次の人に軽く一礼し、前に進み出ます。
    遺族、祭主に一礼したら、神職から玉串を受け取ります。
    玉串は必ず両手で受け取り、右手で玉串の根元を上からつまみ、左手で枝先を支えるようにして持ちます。

  • 玉串案の前まで進み一礼する

    玉串を胸の高さで持ち、玉串案と呼ばれる玉串を置く台の前に進み、玉串案の前で一礼します。

  • 祈念する

    玉串の根元が手前側に来るように時計回りに90度回転させて、両手で玉串の根元を持って祈念します。

  • 玉串を置く

    玉串の根元を左手で持ち、根元が祭壇側になるように180度回転させ、玉串案に置きます。

  • しのび手を打つ

    玉串を捧げたら祭壇の方を向いたまままずは二礼します。
    その後しのび手を二拍した後に一礼します。
    しのび手とは音のない拍手のことです。
    神社にお参りに行った際に二礼二拍手一礼しますが、この時の拍手を音が出ないように行うイメージです。

  • 遺族に一礼

    最後に数歩下がって遺族へ向かって一礼します。

玉串を持つ手が決まっていたり、向きを変えたりと、細かい所作が決まっているので間違いのないように注意しましょう。

神式の葬儀の流れ

葬儀

玉串奉奠の作法が分かったところで、神式の葬儀のその他の流れを順に見ていきましょう。

神式での葬儀は神葬祭(しんそうさい)と呼ばれ、仏式と同様に2日間にわたって執り行われます。

神葬祭1日目の流れ

まずは1日目です。
1日目は仏式での通夜に当たる儀式が行われます。

  • 通夜際

    神職が祭詞を奏上し、参列者は玉串を奉って拝礼します。

  • 遷霊祭(せんれいさい)

    故人の御霊をご遺体から霊璽(れいじ)に移す儀式です。
    霊璽とは仏式での位牌にあたるものです。

    別名「御霊移し(みたまうつし)」とも呼ばれます。

神葬祭2日目の流れ

神葬祭の2日目は、仏式の告別式に当たります。
葬場祭から始まる神葬祭の一連の流れをしっかり把握するようにしましょう。

  • 葬場祭(そうじょうさい)

    弔辞の奏呈や弔電の奉読・祭詞の奏上、先程ご説明した玉串奉奠などを行います。

  • 火葬祭

    神職が祭詞を奏上し、参列者は玉串を持って拝礼し、ご遺体を火葬します。

  • 埋葬祭

    ご遺骨を埋葬する儀式です。墓にご遺骨を納め、銘旗(めいき)という、故人の名や職名を記した旗やお花を供えます。

  • 帰家祭(きかさい)

    葬儀が無事に終わったことを神に奏告する儀式です。

    その後は神職やお世話になった人を招き、「直会の儀(なおらいのぎ)」という宴をします。

    神事を行った後に日常の生活に戻るためのものと考えられています。

終活ねっとでは葬儀に関する様々な記事を紹介しています。
神式葬儀の流れについてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

一般葬のプランは、565,000円(税抜)よりご用意しており、終活ねっとの登録割で最大71,000円の割引もご利用いただけます。
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その他の神道葬儀独自の儀式

神社

玉串奉奠以外にも、神式にはいくつかの儀式があります。
参列した際に困らないよう、ここで確認しておきましょう。

手水の儀の作法

神式の葬儀では、「手水の儀」と呼ばれる身を清めるための儀式があります。

神社への参拝前に手水舎で身を清めるイメージを持っていただくと分かりやすいです。

  • 水を汲んだ柄杓を右手で持ち、左手に3回水をかけます。
    柄杓を持ち替えたら右手も同様に3回水をかけます。

  • 左手の手のひらに柄杓から水を受け、その図を口に含み軽くすすぎます。

  • 水を受けていた左手にもう一度水をかけて清め、用意されている懐紙(かいし)で口と手を拭きます。

修伐の儀

「修伐の儀(しゅばつのぎ)」とは斎主が斎場や棺、参列者を祓い清めるためのものです。

斎主が大幣(おおぬさ)を持って左右に振り、祓い清めますので、受ける人は起立して深く頭を下げましょう。

これらの「手水の儀」や「修伐の儀」で自身や場を清めてから玉串奉奠などの儀式に移ります。

神式の葬儀に参列する際のマナー

困った人々

神式の葬儀で着用する服装は、仏教での葬儀と同じように通常の喪服で構いません。
参列する方は、ご遺族よりも格上の喪服にならないよう準喪服を着用するのが良いでしょう。

婚約・結婚指輪以外の過度なアクセサリーは避ける必要があります。

このように、服装マナーは基本的に仏教と変わりませんが、宗教の違いから仏教の葬儀とは異なるマナーも存在します。
ここでは、普段、仏教式の葬儀に参列している方が気づきにくいマナーをご紹介します。

数珠は持っていく?

神式の葬儀では数珠は使いません

数珠はもともとお坊さんがお経を読む回数を数えるための道具でした。
神式の葬儀には持って行かないようにしましょう。

また、神式の葬儀では挨拶に「冥福」「成仏」「供養」などの仏教用語は使いません。

「御霊のご平安をお祈りいたします」と挨拶しましょう。

神式の葬儀の香典

葬儀に参列する際には香典を持参しますが、神式の葬儀の場合、香典に特別な決まりはあるのでしょうか?

まず、不祝儀袋の選び方ですが、蓮の花が印刷されているのもは仏式に使用するものですので、神式では使いません。

水引は黒白か双銀のものを選びます。

表書きは神式では御霊前御玉串料などを使うのが一般的です。

香典の金額は、一般的は仏式の香典の相場と同様で問題ありません。

葬儀のマナーについては、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

神式の葬儀の玉串奉奠についてまとめ

葬儀

いかがだったでしょうか?

今回「終活ねっと」では、神式の葬儀で行われる玉串奉奠について詳しく解説してきました。

  • 神教では故人を家に留めて守護神とするために葬儀を行うと考えられている。

  • 玉串奉奠とは自分の心を玉串にのせて神に捧げ、故人の御霊を慰めるために行う儀式で、細かな所作が決まっている。

  • 1日目に通夜に当たる「通夜際」と「遷霊祭」が行われる。

  • 2日目に葬儀告別式にあたる「葬場祭」「火葬祭」「埋葬祭」「帰家祭」が行われる。

  • 神式の葬儀では身を清めるための手水の儀や修伐の儀があり、マナーが決まっている。

  • 神式の葬儀では、仏式で使う数珠や、仏教用語での挨拶は使わない。

  • 香典袋は蓮の花が印刷されていない、黒白か双銀の水引のものを選び、「御霊前」もしくは「御玉串料」と書く。

宗派が変わると葬儀の様子もかなり変わってきます。
訃報は突然やってくるものですので、なかなか事前に準備をすることは難しいですよね。

特に玉串奉奠を行う機会などはあまりなく、細かい所作があるため難しいと感じる方も多いと思いますが、ご自身の気持ちを捧げるためにも、正しい作法で行えるようにしましょう。

何もかも知らない状態で参列するよりも、一度一連の流れに目を通しておくだけでも、気持ちに余裕が生まれます。

故人との最後のお別れの場ですので、余計な心配をせずに、気持ちを込めて参列したいですね。

「終活ねっと」では、他にも葬儀に関する記事を多数掲載しております。
下の記事では葬儀のマナーについて紹介していますので、よろしければこちらもお読みください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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