
家族葬は1日で終わるの?一日葬や直葬のメリットや流れも解説!
1日で終わる葬儀として知られているのは一日葬や直葬ですが、では家族葬は1日で終わる葬儀なのでしょうか?また一日葬や直葬とはどのような違いがあるのでしょう。今回は家族葬は1日で終わるのかということを中心に、1日で終わる葬儀のメリット・デメリットも解説します。
最終更新日: 2020年12月01日
家族葬は1日で終わるのかについて

時代の流れとともに葬儀に関する考え方も少しずつ変化しています。
そんな中で、様々な形式の葬儀が増えてきているのをご存知でしょうか?
都会ではマンション暮らしをするご家庭も増え葬儀を自宅で行えないために、斎場などの数も増加しています。
また、高齢になると親しい人との関わりも薄くなることから、葬儀をなるべく質素に行いたいというご遺族の要望も増えているのが現状です。
そのような背景の中、近年家族葬を行うご家庭が増加傾向にありますが、その内容についてきちんと理解できている方は少ないのではないでしょうか?
今回「終活ねっと」では、家族葬は1日で終わるのかということについて以下のポイントを中心に解説します。
家族葬とは
家族葬は1日で終わるの?
1日で終わる葬儀にはどのようなメリットとデメリットがあるのか?
1日で終わる一日葬や直葬の流れについて
いざ身内にご不幸があった際に葬儀形式を決めようと思われても、一から調べるとなると大変ですし時間もなくあわただしくなってしまいます。
ぜひ最後までご覧いただき、家族葬や1日で終わる葬儀の理解を深めることに役立ててくだされば幸いです。
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家族葬とは?

家族葬とは、家族や親族・親しい友人のみで行う小規模な葬儀形式をいいます。
故人の遺志やご家族の負担なども考え、なるべく質素に終えたいという要望から近年増えている形式と言われています。
参列者数に対しての決まりはありませんが、本当に家族のみで行う場合もありますし、友人にも声をかけて30名ほどの規模になる場合もあります。
また規模は小さいとは言えども、一般葬と同様に僧侶を招いて読経をお願いするというのも家族葬の特徴の一つでもあります。
家族葬は1日で終わるの?

それでは、規模を縮小して近親者のみで行なう家族葬は時間も短くすることも可能でしょうか?
ここでは、家族葬は1日で終わるのかということについて解説します。
家族葬は1日で終わらせることはできない
結論から申し上げますと、家族葬は1日で終わる葬儀形式ではありません。
一般葬と同様にお通夜と告別式を行なうために、2日で終わるというのが一般的な家族葬です。
お通夜とは、ろうそくや線香の火を夜通し消すことなくご遺体に寄り添って故人を偲ぶための儀式で、告別式の前日に行われるのが古くからの考えです。
最近では、朝から始まる告別式に出席できない方のために前日の夜に催すという意味合いも強くなっています。
家族葬は近親者のみで行なうため、告別式だけで済ませると勘違いする方もいらっしゃいますが、あくまで規模の小さい一般葬というのが正しい理解です。
通夜を行わない場合は?
家族葬はお通夜と告別式を2日間で行なう葬儀であることが分かりました。
しかし近親者のみで行なうため、お通夜は省略したいと考える方も多くいらっしゃいます。
家族葬を1日で終えることはできないため、ここでは1日で終わる葬儀についてご紹介します。
一日葬
お通夜を行なわない、告別式だけを行う葬儀形式のことを一日葬と呼びます。
近親者のみで行なう葬儀という点では家族葬と同じですので、両者を間違えやすいと言われています。
告別式には僧侶をお呼びして読経が行われますので、お通夜がないことだけが違いになります。
お通夜を行わず告別式だけを行うのが一日葬で、お通夜・告別式のどちらも行うのが家族葬です。
直葬
1日で終わる葬儀には直葬と呼ばれる形式もあります。
この形式はお通夜・告別式ともに行わずに直接火葬してもらうという、最も時間の短い形式になります。
僧侶を呼ばないケースも多く、火葬前の少しの時間に近親者のみで読経したり最後のお別れをして火葬されます。
近親者のみで行う葬儀と言っても、様々な形式があることをご理解いただけたでしょうか。
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1日で終わる葬儀のメリット・デメリット

インターネットの普及により、葬儀形式を手軽に調べられる時代になりました。
しかし故人の年齢や亡くなった理由、ご家族の年齢や財政状況は多種多様のため、一般相場で葬儀形式を決めるのも危険を伴います。
1日で終わる葬儀についても安易に選んで後悔することもあるでしょうし、逆に選ばざるを得ないという状況もあるでしょう。
ここでは1日で終わる葬儀のメリット・デメリットについて解説します。
メリット
1日で終わる葬儀は時間的に短縮されるというのが最大のメリットと言えます。
それによって生じる現実的なメリットや、ご家族や参列者の心情的なメリットについてご紹介します。
費用が抑えられる
時間を短縮した葬儀にすることで、葬儀にかかる費用が抑えられるというメリットがあります。
一般葬の費用の内訳は、葬儀を運営してもらうために葬儀社に払う費用・僧侶に渡す謝礼金・弔問者に振る舞う飲食代が主な支出になります。
家族葬や一日葬では、まず弔問者が少ないことでの節約、葬儀規模が小さいことでの節約が挙げられます。
直葬に至っては葬儀費用は不要で火葬費用のみで足り、僧侶を呼ばなければ謝礼金もかかりません。
通常の一般葬の費用は全国平均で90万円程度であるのに対し、一日葬は半額の45万円、また直葬は19万円とかなり抑えられています。
ご遺族の精神的負担が減る
1日で終わる葬儀では、ご遺族の精神的負担が軽減されるというメリットも大きいでしょう。
故人が亡くなったことに対する精神的なダメージに加えて、葬儀を執り行う負担はかなり大きいものがあります。
また弔問者が多いとその対応に追われて、精神的に参ってしまう方も少なくはありません。
1日で終わると決めておけば精神的にも少し余裕ができるでしょうし、弔問される方が少なければ対応する必要も減ります。
参列者の負担が減る
ご遺族だけでなく、参列される方の負担も減るというメリットも考えられます。
親しい友人であれば両日出席する方も多いですので、お通夜に参列して翌日朝から葬儀となるとご足労の負担も大きくなります。
また遠方から来るご親戚などがいらっしゃる場合は、お通夜から参列するとなると宿泊の手配などの日数も増えます。
ご遺族の意向が一番優先されるべきですが、参列者の立場で考えると1日で終わるのは有難いこととも言えるかもしれません。
デメリット
一日葬はお通夜を省略していますし、直葬は宗教行事も省略する葬儀形式です。
こういった省略することに対して、心情的に気が引けるという方もいらっしゃるのも当然です。
メリットもある反面、省略することで生じるデメリットについても見ていきましょう。
故人との別れがゆっくりできない
ご臨終されてから葬儀の手配を始める訳ですが、慣れないことの連続のためドタバタになるのは仕方ありません。
あまりに忙しくするため、故人との別れを悲しむ時間が疎かになりがちになるという方も多いのが実情です。
お通夜があればその夜に少し落ち着く時間がとれるのですが、一日葬や直葬ではその時間もありません。
早く終わらせるデメリットとして、故人とのお別れをゆっくりできない場合があることを認識していただきたいと思います。
葬儀後の弔問客への対応に追われる
1日で終わる葬儀や家族葬は近親者のみで行うということがメリットである一方で、葬儀に出席したかったという方もいることを忘れてはなりません。
ご遺族の意向を踏まえて葬儀の出席はしなかったとしても、後日弔問に訪れるという方もいらっしゃると考えて下さい。
故人の付き合いが多い場合はより多くの弔問客が訪れますので、葬儀後の弔問客への対応が必要であることも覚えておきましょう。
周囲の方や寺院から反対される可能性がある
1日で終わる葬儀は省略している点で気が引けると感じる場合もありますが、そう思うのは主催する側だけではありません。
葬儀の形式を決める時はなるべく親族と相談していただきたいですが、相談者が増えると省略することに反対する方も増えるかも知れません。
またお墓のある寺院から僧侶をお呼びする際に、お通夜を省略することに反対される可能性もあります。
事前に決めていたとしても、いざその時が来ると反対者も現れる可能性があることも認識して、その対応も考えておくべきであるかと思います。
また「終活ねっと」では他にも様々な記事をご紹介しています。
以下の記事では、無宗派の葬儀について解説しています。
宗教者様をお呼びしない場合は、ぜひこちらもご覧ください。
1日で終わる一日葬や直葬の流れ

1日で終わる葬儀を、メリット・デメリットを理解した上で選択された場合、それぞれの流れについても把握しておくべきでしょう。
ここでは、一日葬と直葬の流れを解説します。
一日葬の流れ
まずは一日葬の流れを見ていきましょう。
明確な定義はなく、あくまでも基本的なものになります。
故人の安置
ご遺体は病院では長く安置してもらえないため、安置できる場所に搬送します。
安置所については、葬儀会社に相談して決めます。葬儀会社と打ち合わせ
葬儀会社の担当者との打ち合わせで、一日葬を希望することを伝えましょう。
ご遺体は亡くなってから24時間は火葬することができないため、翌日以降に葬儀を行います。
葬儀の日取り・火葬場の手配・喪主の決定などの葬儀の詳細をここで決めます。告別式前日
お通夜は行いませんので、前日の過ごし方に決まりはありません。
安置されている斎場で故人と過ごしたい場合は、対応可能かを斎場に相談しましょう。告別式、式中初七日
葬儀当日は午前中から告別式が行われ、読経や焼香が行なわれます。
続いて初七日の法要も一緒に行うケースも増えているそうです。火葬、お骨上げ
火葬場へと移動し、火葬された後はお骨上げを行ないます。
精進落とし
お骨上げが終わったら、精進落としの会場に移動し会食を行ないます。
これで一日葬が終了となります。
直葬の流れ
続いて直葬の流れを見ていきましょう。
こちらも一日葬と同様に、決まった流れではありません。
故人の安置
一日葬と同様に、ご遺体を安置所に搬送します。
葬儀社と打ち合わせ
打合せの際に、直葬を希望することを伝えます。
火葬可能なのは故人が亡くなってから24時間後以降ですので、翌日以降の日程を組みます。納棺と最後のお別れ
告別式はありませんので、納棺して最後のお別れをします。
宗教儀礼に則りたい場合は、僧侶を読んで読経してもらうケースもあります。火葬、お骨上げ
火葬場にて火葬を行ないます。
火葬が終わるまでは約1時間ほどかかりますので、控室で待機します。
火葬が終わればお骨上げを行ない終了となります。
家族葬は1日で終わるのかについてまとめ

故人を手厚く葬りたいという気持ちは大切ですが、葬儀は精神的にも金銭的にも負担が大きいのも事実です。
ですので、故人やご遺族の納得がいく形であれば、省略してしまうのも悪いことではありません。
今回「終活ねっと」では、家族葬は1日で終わるのかということについて以下のポイントを中心に解説しました。
家族葬とは、親族や親しい友人のみで行なう規模の小さい葬儀形式をいう。
僧侶による読経を行なうことなど、一般葬とは形式的には変わらない。家族葬は1日で終わる葬儀ではなく、お通夜と告別式は2日に分けて行う。
参列者が少なくて1日で終わる葬儀には一日葬と直葬がある。一日葬は家族葬のお通夜を省略した形式、直葬はお通夜・告別式を省略して火葬のみを行う形式をいう。
1日で終わる葬儀のメリットとしては、時間や費用を削減できることである。
また1日で終わることでご遺族の精神的負担や参列者のご足労の負担が軽減される点もメリットである。逆にデメリットとしては、お通夜がないために故人との別れをゆっくりできない点や、葬儀に参列できなかった方の後日弔問の対応に追われる点が挙げられる。
また省略することに対して、ご家族や寺院から反対される可能性もあるので、注意が必要である。一日葬では、亡くなった後の安置所への搬送、葬儀会社との打ち合わせを最初に行う。
その後お通夜は行わず、告別式・火葬・お骨上げ・精進落としの順に行なう。直葬では、安置所への搬送後、葬儀会社と打ち合わせをし、火葬日程を決める。
お通夜・告別式は行わず火葬前に納棺し最後の別れをした後は、火葬・お骨上げを行い終了する。
家族葬とは規模が小さい一般葬という形式で、1日で終わる葬儀ではないことをご理解いただけたでしょうか。
1日で終わる葬儀を選択する場合には、メリットとデメリットを十分理解して、相談して決めていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また「終活ねっと」では他にも様々な記事をご紹介しています。
以下の記事では家族葬について、メリット・デメリットや費用について解説しています。
家族葬をお考えの方はぜひこちらもご覧ください。
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