
一日葬では食事は必要?一日葬のメリットや流れについても解説!
近年では葬儀形式は多様化し、様々な葬儀が行われています。最近よく行われるようになってきた一日葬ですが、一日葬を行う場合食事は必要なのでしょうか。一日葬で食事が必要なのかに加え、一日葬のメリットなどについても解説しているので参考にしてください。
最終更新日: 2020年03月07日
一日葬の食事について

従来ですと、一般的な葬儀形式である一般葬を行うことが基本でした。
しかし最近では葬儀形式が多様化してきており、様々な葬儀を行うようになってきています。
一日葬も最近行われることが増えてきた葬儀形式の一つになります。
もし一日葬を行う場合に、食事の席は必要になるのでしょうか。
今回「終活ねっと」では、一日葬の食事について以下の内容を中心にご紹介していきます。
一日葬って何?
一日葬で食事の席は設けるべき?
一般的なお葬式での食事は?
一日葬にはどんなメリットがあるの?
一日葬で注意することは?
一日葬はどんな流れなの?
自分が葬儀の手配をすることになった際に、葬儀に関する知識をつけておくと役立ちますよ。
ぜひ今回の記事も最後までお読みいただき、いざという時に役立ててください。
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一日葬とは

まず初めに、一日葬がどういった葬儀形式なのかご紹介をしていきます。
一般的な葬儀形式ですと、初めにお通夜を行い翌日に葬儀と告別式を行います。
一日葬の場合はお通夜を行わず、一日で葬儀と告別式だけを行う葬儀形式になります。
同じく一日でお葬式として直葬もあるのですが、直葬は火葬だけを行うのでゆっくりとお別れをすることができません。
一日葬であれば故人とお別れをする時間がゆっくりと取れますので、一日葬を選ばれるご家庭は増えてきています。
故人の家族や親族、親しくされていた方など少人数で行うことが多い葬儀形式でもあります。
一日葬に食事は必要?

一日葬がどういった葬儀形式なのかご紹介をしてきました。
一般的な葬儀形式と比べると、一日葬は特殊な葬儀形式になっています。
一日葬をする場合には一般的な葬儀と同じく食事の席を設ける必要があるのでしょうか。
ここでは、一日葬に食事が必要なのかご紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
食事は必要ない
通常お通夜の後には、通夜振る舞いという食事の席を設けます。
しかし一日葬ではお通夜が行われませんので、通夜振る舞いの席を設ける必要はありません。
また、火葬が終了した後に行う食事の席である精進落としも一日葬の場合には設けないことが多いです。
こういったことから、一日葬を行う場合には基本的に食事は必要ないといえます。
参列者が少人数の時は
一日葬では基本的に食事は必要ないのですが、例外もあります。
葬儀に参列している方が、故人の家族や親族など身内のみで少人数の場合には食事をする場合もあります。
少人数となりますので、葬儀会場だけでなく自宅や飲食店などで食事をされるご家庭もあります。
もし、一日葬で食事の席を設けるのであれば事前に予約をしておくようにしましょう。
一般葬の食事について

一日葬では、基本的に食事の席を設ける必要がないとご紹介してきました。
では一般的なお葬式の場合には、どういった食事の席を設ける必要があるのでしょうか。
ここでは、一般のお葬式の食事について解説をしていきます。
お葬式で設けられている食事の席の意味などを確認していきましょう。
通夜振る舞い
通夜振る舞いはお通夜にて設けられる食事の席になります。
通夜振る舞いでは、食事をすることで故人の供養をするという意味があります。
また、参列者の方への感謝の気持ちも通夜振る舞いには込められています。
地域によっては、一般的な葬儀形式であっても通夜振る舞いを設けないことがあります。
通夜振る舞いの席では、故人の思い出話をしながら食事を行います。
そのため、故人と関係のない話をあまりし過ぎるとマナー違反になってしまいます。
また、遺族の方に通夜振る舞いへのお誘いをされた場合には基本的に参加する必要があります。
食事をすることで故人の供養となりますので、通夜振る舞いに参加した場合には必ず一口は食事をいただくようにしましょう。
通夜振る舞いは約1時間程度行われますが、故人の方とそれほど親しい関係でない場合には30分ほどしたら退席するようにしましょう。
精進落とし
精進落としは火葬終了後に設けられている食事の席になります。
本来は、故人が亡くなってからは精進料理を食べるようにして四十九日目の忌明けから通常の食事に戻す区切りの意味がありました。
最近では区切りの意味ではなく、お世話になった僧侶の方や親族などをねぎらう意味から精進落としの席は設けられています。
通夜振る舞いの場合には参列者の方に食事を振舞うので、分けやすい大皿の料理が多くなる傾向にあります。
精進落としの場合には、僧侶や親族のみが参加するので人数が最初から分かっている状態です。
そのため、大皿料理ではなく個別にお膳で用意することが基本となります。
「終活ねっと」では以下のページでも告別式後の食事についてわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
一日葬のメリット

ここまでは、一日葬や一般的なお葬式の食事に関してご紹介をしてきました。
基本的には食事の席を設けなくていい一日葬ですが、その他にはどういったメリットがあるのでしょうか。
ここでは、一日葬のメリットをご紹介していきます。
一日葬を検討されている方は、参考にしてください。
金額を抑えることができる
一日葬のメリットとして、葬儀費用を抑えることができるというものがあります。
一日葬ではお通夜を行いませんので、お通夜に関する費用をカットすることができます。
また、葬儀会場を利用する場合には会場を利用する日数も1日でいいので利用費が安くなります。
食事に関しても、通夜振る舞いと精進落としを行う必要がなくなるので飲食接待費用を抑えることができます。
一般的な葬儀形式である一般葬の葬儀費用相場は約190万円程度といわれています。
対して、一日葬の費用相場は約40万円程度といわれていますので費用に大きな差があることがわかります。
こういった理由から、一日葬は葬儀費用を抑えて葬儀を行いたい方にも人気の葬儀形式となっています。
遺族の負担が減る
一日葬の2つ目のメリットとして、遺族の負担が軽減されることが挙げられます。
お通夜を行いませんのでお通夜の準備などが不要になりますし、参列者の人数も少なくなるので対応をする手間も省けます。
また食事の席もありませんので食事の内容や準備をする手間や、食事の席ので対応の負担もなくなります。
一日葬では参列者の人数が少ないことが多いので、香典返しにおける金銭的負担や時間なども軽減することが可能です。
お葬式では遺族にかかる負担は大きく、心身ともに疲労してしまいます。
一日葬は少しでも負担を軽減することができる点からも、人気のある葬儀形式となっています。
一日葬の注意点

一日葬を行うメリットについてご紹介をしてきました。
一日葬にはメリットだけでなく注意点も存在しています。
事前に注意点を理解しておかないと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう恐れもあります。
ここでは、一日葬の注意点をご紹介していきますので覚えておくようにしましょう。
親族・菩提寺の理解を得る
一日葬はお通夜を行わないなど、仏教の本来の考え方や習慣には沿っていない葬儀形式となってしまいます。
そのため、親族の方や菩提寺に反対をされてしまう恐れがあります。
親族の方や菩提寺に事前に相談をせずに一日葬を行ったことで、参列をして貰えない、納骨を断られる、法要をして貰えないなどのトラブルになる恐れもあります。
一日葬を行う場合には、事前に親族の方や菩提寺としっかりと話し合いをして理解をして貰うことが重要です。
理解を得てから一日葬の手配を始めるようにしておきましょう。
後日弔問の可能性を考慮する
一日葬は故人の家族や親族など少人数で行うことが多い葬儀形式です。
そのため、故人の方の交友関係が広かった場合などには参列を希望していても参列できないといった方が出てきてしまいます。
そういった方に対しては、後日弔問を受け付けて対応をしなければいけません。
葬儀の際の負担は軽減されますが、後日弔問を受け付ける負担が出てきますので注意をしておきましょう。
弔問自体は遺族側の意向で断ることも可能です。
弔問を受け付けるのか、全員お断りするのか事前に遺族の方で話し合いをしておくようにしましょう。
また弔問をお断りする際には、相手の方を不快にさせないように丁寧にお断りをするようにしましょう。
下記の記事では、葬儀の後日で気を付けるべきお悔やみの言葉について紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。
一日葬の流れ

一日葬の注意点についてご紹介をしてきました。
最後に、一日葬がどういった流れで進行するのかご紹介をしていきたいと思います。
一日葬は一般的な葬儀とは少し異なる葬儀形式ですので、葬儀の流れも当然変わってきます。
一日葬に参列する場合や手配をする場合には、事前に葬儀の流れを把握しておくようにしましょう。
ご臨終・安置
納棺
葬儀・告別式
出棺
火葬
一日葬の大まかな流れとしては上記のようになります。
一日葬はお通夜を行わないだけで、葬儀や告別式の内容などは一般葬と変わりはありません。
僧侶による読経や焼香、弔電の奉読などが行われます。
一日葬に必要な時間としては葬儀と告別式で約1時間程度、火葬で2時間程度となります。
一日葬の食事のまとめ

いかがだったでしょうか?
今回「終活ねっと」では、一日葬の食事についてご紹介をしてきました。
以下に今回の記事の内容をまとめていきます。
一日葬とは、お通夜を行わず葬式と告別式を1日で終わらせる葬儀形式である。
同じく一日で葬儀が終わる直葬と比べると、ゆっくりと故人とお別れができるという特徴を持っている。一日葬ではお通夜を行わないので通夜振る舞いを行う必要はない。
また基本的に精進落としも行わないので、一日葬では食事は必要ない。
身内のみなど少人数の場合には、食事をすることもある。一般的な葬儀では、通夜振る舞いと精進落としという食事の席を設ける。
通夜振る舞いは通夜の後に食事で故人を弔い意味や、参列者への感謝の気持ちを込めて料理を振舞う。
精進落としは、お世話になった親族や僧侶をねぎらう意味で料理が振舞われている。一日葬のメリットとしては葬儀費用を抑えることができる、遺族の負担が軽減できるというものがある。
一日葬は仏教の考え方や習慣に沿っていない葬儀形式なので、親族や菩提寺とトラブルになる恐れがある。
また、参列者が限られているので後日弔問を希望する方も出てくる。
一日葬は、弔問者の対応をする必要が出てくることにも注意しておく。一日葬の流れは、お通夜がないだけで後は一般葬とほとんど変わらない。
葬儀や告別式の内容は一般葬と同じで、読経や焼香などが行われる。
一日葬にかかる時間としては葬儀と告別式で約1時間、火葬で約1~2時間程度である。
一日葬では基本的に食事を用意する必要がないので、手間や費用などが軽減されます。
食事をしてはいけないというわけではないので、身内のみで一日葬を行う場合などには食事の席を設けて故人の思い出話をするといいでしょう。
一日葬にはメリットだけでなく注意しなければいけないポイントもあるので、手配をする際には再度注意点を確認するようにしておきましょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
また、「終活ねっと」では一日葬のほかにも、直葬などさまざまな葬儀方法について詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
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