火葬場の灰から金属が出る?火葬する際の副葬品についても解説!

火葬場の灰から金属が出る?火葬する際の副葬品についても解説!

火葬の際に燃え残った灰がどのように処分されているか、皆さんはご存じでしょうか?実は火葬場の灰から金属が出ることがあり、灰の処分の際に問題になることがあります。今回は、火葬場の残骨灰から出る金属や火葬の際の副葬品などについて解説します。

最終更新日: 2020年02月10日

火葬場の灰から金属が出る?

葬儀

火葬の際に燃え残った灰がどのように処分されているか、皆さんはご存じでしょうか?
実は火葬場の灰から金属が出ることがあり、灰を処分する際にしばしば問題になります。

今回「終活ねっと」では、火葬場の残骨灰から出る金属や火葬の際の副葬品などについて詳しく解説します。

  • なぜ火葬場の残骨灰から金属が出るの?

  • 残骨灰はどうやって処分されているの?

  • 残骨灰の金属が市の財源になるらしいけどそんなことしていいの?

  • 副葬品として金属を入れてもいいの?

  • ペースメーカーを一緒に火葬してもいいの?

  • 金属以外で副葬品にできないものは何?

以上の項目について解説します。
火葬場の残骨灰から出る金属や処分方法について知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

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火葬場で残骨灰から出る金属について

困った人々

火葬場で火葬後に残ったご遺骨は基本的にご遺族が持ち帰りますが、一部のご遺骨はそのまま火葬場に残されます。
火葬場に残ったご遺骨は「残骨灰」と呼ばれており、基本的に火葬場が処分します。

この残骨灰には金属が含まれていることがあり、残骨灰の取り扱いについてしばしば議論が起こる原因になっています。
以下で残骨灰から出る金属に関わる問題について詳しく解説します。

なぜ金属が出てくるの?

火葬によって焼却された人間のご遺骨には、多くの金属が含まれています。
これらの金属は主に故人様が生前に受けた医療に関連するものです。

例えば金歯や銀歯などの人工歯、人工関節に使われた金属などが該当します。
これらの金属は燃えずに残り、残骨灰の中に含まれています。

東日本では火葬後の収骨でほぼ全てのご遺骨をご遺族が持ち帰るため、火葬場にご遺骨はほとんど残りません。
しかし、西日本ではご遺族による収骨はご遺骨の一部のみに限られており、残ったご遺骨は何らかの形で火葬場が処分しなければなりません。

このご遺骨(残骨灰)や灰に含まれる金属の処分方法は、火葬場や火葬場を運営する地方自治体(市区町村)によって対応が別れており、しばしば問題になっています。

残骨灰を売却する業者が存在

残骨灰の処分方法は法律に定められていないため、基本的に地方自治体に任されています。
以前は残骨灰の処分を業者に全て任せている自治体も珍しくありませんでした。

残骨灰の処分を任された業者は、灰から金属を取り出して売却することで利益を得ていましたが、自治体の対応や業者のビジネスに対し、住民から「不謹慎ではないか」という苦情が寄せられるようになりました。

住民の苦情を受け、現在では多くの自治体が残骨灰ビジネスに関わるような処分方法から、寺院や墓地での供養など宗教的な手順に則った処分方法に移行しています。

残骨灰を売却して市の財源とする制度もある

一方で残骨灰を使って利益を得る処分方法がなくなったわけではありません。
一部の市区町村には、残骨灰から得た貴金属を財源とする制度があります。

例えば福岡市は、残骨灰を民間業者に売却して得た利益を正式に市の財源としています。
他にも西日本を中心にこのような制度を実行している自治体が多く、一部の住民から批判を集めています。

しかし、先に解説した通り、残骨灰の処分方法を定めた法律はないため、自治体の制度は決して違法ではありません。
さらに大量の残骨灰を処分することは市の財政に大きな負担を与えるため、少しでも利益を得られるのであれば仕方がないという意見もあります。

残骨灰の処分方法については、今後もさらなる議論が必要です。

火葬の際に残る金属の詳細について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

副葬品として金属類は入れられる?

葬儀

副葬品とは、葬儀の際に故人様と共に棺に入れられる埋葬品のことです。
土葬の場合は何を入れても基本的に問題ありませんが、火葬の場合はご遺体と共に副葬品も火葬することになるため、副葬品にできるものが限られます。

金属のような不燃物は副葬品として棺に入れても問題ないのでしょうか?
以下で詳しく解説します。

金属を副葬品として入れてはいけない

金属を副葬品として入れてはいけません。
先に解説した通り、基本的に金属類は燃えずに残ってしまうからです。
金属に限らず火葬の際に燃えずに残ってしまうものは、基本的に副葬品にはできないので注意しましょう。

ペースメーカーは大丈夫?

故人様が生前にペースメーカーを装着していた場合は、事前に必ず火葬場に報告しましょう。
ペースメーカーが故人様の体に残ったまま火葬をすると、熱でペースメーカーが破裂する可能性があります。

ペースメーカーは事前の摘出が極めて難しいため、火葬場側が火葬時に注意する必要があります。
火葬直前に伝えると火葬場側もすぐに対応できないため、できれば葬儀社との打ち合わせの際に葬儀社に伝えておき、火葬場に連絡してもらうようにしましょう。

金属以外に副葬品にならないもの

困った人々

副葬品にならないものは金属だけではありません。
金属以外にも葬儀社や火葬場が副葬品にすることを禁じているものがあります。
以下で詳しく解説します。

書籍

書籍は可燃物なので副葬品にしても問題なさそうですが、実は書籍の厚さによっては副葬品にできない可能性があります。
薄い冊子などであれば問題ありませんが、分厚いハードカバーは燃えにくく残ってしまう可能性があるので基本的には副葬品にできません。

書籍に限らず、可燃物でもある程度大きなものは副葬品には適していないので注意しましょう。

生きている人の写真

厳密に言うと副葬品にできないわけではありませんが、生きている人の写真は副葬品には適さないという意見があります。
生きている人の写真を副葬品として火葬すると、故人様が生きている人を一緒に連れていってしまうという俗信があるからです。

最近は気にしないという人も多く葬儀社や火葬場も禁止しているわけではありませんが、親族や参列者の中には気にする人もいます。
生きている人の写真を副葬品にする場合は、周囲の理解を得た上で行いましょう。

紙幣

金属である硬貨が副葬品にならないのは当然ですが、可燃物である紙幣も基本的に副葬品にはなりません。
日本では「貨幣損傷等取締法」という法律により、貨幣を損傷してはならないと定められています。

厳密に言うと、自身の紙幣を燃やしてもすぐに罪になるわけではなく、法的には問題ないという解釈もあります。
しかし葬儀社や火葬場は、慎重を期して紙幣も副葬品として火葬することはできないという見解をとっているところがほとんどです。

副葬品にできるものとできないものについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

火葬場で残骨灰から出る金属についてまとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、火葬場で残骨灰から出る金属について解説しました。
最後に記事の要点をまとめておきます。

  • 火葬によって焼却された人間のご遺骨には、金歯や銀歯などの人工歯、人工関節に使われた金属などが含まれており、これらの金属は燃えずに残り、残骨灰の中に含まれている。

  • 以前は残骨灰の処分を業者に全て任せている自治体が多く、業者は灰から金属を取り出して売却することで利益を得ていた。しかし、住民から苦情が寄せられるようになり、現在は少なくなっている。

  • 一部の市区町村には、残骨灰から得た貴金属を財源とする制度がある。残骨灰の処分方法を定めた法律はないため、自治体の制度は違法ではないが、議論を呼んでいる。

  • 金属を副葬品として入れてはいけない。火葬の際に燃えずに残ってしまうものは、基本的に副葬品にはできない。

  • 故人様が生前にペースメーカーを装着していた場合は、事前に必ず火葬場に報告する。ペースメーカーが故人様の体に残ったまま火葬をすると、熱でペースメーカーが破裂する可能性があるためである。

  • 金属以外にも分厚い書籍や水分の多い果物などは燃えにくいので副葬品にできない。紙幣は燃やすと法に触れる可能性があるため、副葬品にはしない方がいい。

残骨灰に含まれる金属を売却することは不謹慎な行為に思えますが、一方で大量の残骨灰をどう処分するのかという問題もあります。
少子高齢化のただなかにある日本社会にとって非常に大きな問題であり、今後も考えていかなければなりません。

「終活ねっと」では、他にも火葬や葬儀全般に関する記事を多数掲載しています。
そちらもぜひご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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