喪中の年明けの挨拶や過ごし方について|挨拶・寒中見舞い

喪中の年明けの挨拶や過ごし方について|挨拶・寒中見舞い

年明けには、初詣や年賀状など特有の行事が多く存在します。ではお祝い事を慎むべき喪中期間においては、どのように対応すればいいのでしょうか?この記事では、喪中の年明けについて、控えるべきことや挨拶の仕方まで広く解説していきます。

最終更新日: 2020年12月10日

喪中の年明けの挨拶や過ごし方とは?

困った人々

日本人にとってお正月は大きな祝い事です。
では、慶事や派手なお祝いを控えるべき喪中には、どのような対応が望ましいでしょうか?

控えるべき事と普段通りで構わない事、風習の由来によって違いが出てくるので、注意が必要になります。

今回「終活ねっと」では、喪中の年明けの挨拶や過ごし方について、以下の点を解説していきます。

  • 喪中とはどのような期間なのか?

  • 喪中に適した年明けの挨拶の仕方について

  • 喪中のあけおめメールの対応について

  • 喪中における初詣の是非

  • 喪中におけるお歳暮やお年賀の送り方について

  • 喪中におせちやお雑煮を食べてもいいのか?

  • 喪中のお正月飾りについて

  • 喪中にお年玉を渡してもいいのか?

  • 喪中はがきの出し方について

  • 寒中見舞いの出し方や内容について

記事の中で具体的な例文についても挙げながら解説をしていきます。

いざという時に困らないためにも、ぜひ最後まで目を通してみてください。

喪中とは?

葬儀

日本においては、喪中という社会通念が常識となっています。

喪中とは親しい間柄の方が亡くなった際、故人偲び悲しみを乗り越えるための期間です。
主に2親以内の親族が亡くなった際に適用され、続柄によって期間は異なります。

喪中においては、慶事や派手な行動は慎むべきとされ、パーティーや旅行、お祝い事も控えるのが一般的です。
行動によっては非常識とされてしまうこともあるので、充分な注意が必要です。

喪中の年明けの挨拶について

人々

では喪中に新年が巡ってきた場合、どのようなことに注意をすればいいのでしょうか?

日本では年明けとは大きなお祝い事の1つであり、必然的に、喪中には控えるべきことも多くなります。
まずは年明けの挨拶について解説していきましょう。

喪中の新年の挨拶はどうすればいいの?

喪中であっても、新年の挨拶を交わす機会は多くあるでしょう。
年明けには「あけましておめでとう」の一言が定番です。
しかし自らが喪中である場合、おめでたい表現は避けるべきとされています。
いつも通りに挨拶を返すことはせず、配慮ある表現をしましょう。

ただし昨今では、喪中とは気持ちの問題であるという柔軟な考え方も増えています。
習慣で通常通りの挨拶を返してしまっても、あまり気に病む必要はありません。

また仕事の付き合いにおいては、喪中と悟らせないことも一つのマナーとされています。
取引先などには通常通りに年明けの挨拶をしましょう。

避ける言葉とは?

喪中の場合避けるべきはめでたさを表現する言葉です。
「あけましておめでとうございます」「おめでとうございます」を口にすることは避けましょう。

ただし、「あけましておめでとう」にただ通常の挨拶を返したのでは、かえって失礼になる場合もあります。
「おめでとう」という表現を避け、年明けにふさわしい挨拶を返すのがベストです。

喪中の新年の挨拶の例文

では実際にどのような挨拶が喪中に適しているでしょうか?
いくつか例文をご用意しました。

「おはようございます。本年もよろしくお願いいたします」
「昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします」

基本的には「おめでとう」という言葉を避け、昨年への感謝や今年への願いを述べるのがいいでしょう。
「今年もよろしくお願いします」という一言で、「おめでとう」がなくとも新年らしい挨拶をすることができます。

喪中のあけおめメールについて

喪中に年賀状を送ってはいけない、というマナーは広く浸透しています。
しかし近年では、LINEやメールで年明けの挨拶をする方も増えています。

では喪中のあけおめメールについてはどのように対処すれば良いでしょうか?

もちろんご自身の気持ちの問題ではありますが、一般的にはあけおめメールの送信も避けたほうが無難とされています。

人によっては、新年を迎える前に喪中であること・あけおめメールを控えることを送る方もいるようです。
その場合も、最後は「良いお年をお迎えください」などと、相手を気遣う文章で締めると良いでしょう。

あけおめメールには返信してもいいの?

自ら送ることを避けても、親しい間柄の方からメールが来ることは充分に考えられます。
そのような場合は、どのように対処すべきでしょうか?

基本的には前述の年明けの挨拶と同じように、「おめでとう」という表現を避けて返信します。
ただし、喪中であることを先方に悟らせてしまうのはマナー違反です。
先方のめでたい気持ちに水を差さないよう、喪中であることを伝えることは控えましょう。

あけおめメールへの返信の例文

では実際、喪中のあけおめメールにはどのような返信が望ましいでしょうか。
以下の例文をご覧ください。

  • 「昨年はありがとうございました。今年もよろしくお願いします」

  • 「おはよう。昨年は大変お世話になりました。今年もよろしく!」

口頭で挨拶をする場合にならって、「おめでとう」を避けて新年の挨拶をしましょう。

メール特有の「謹賀新年」「HAPPY NEW YEAR」というような絵文字も、送らないよう気を付けてください。
相手に喪中を悟らせない、かつお祝い要素をいれない配慮が大切です。

喪中の年明けの過ごし方について

人々

喪中については、過ごし方においても「おめでたいこと」を避けるのが一般的です。
しかしまた、年明けには祝いの要素を含んだ行事も多くあります。

ではどのようなことに気をつけるべきか、年明け特有の行動について解説していきましょう。

神社に初詣に行ってもいいの?

年明けと言えば、まずは初詣が挙げられるでしょう。
喪中の初詣については、行ってもいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか?

結論から申し上げますと、喪中に初詣に行っても特に問題はありません
こちらも気持ちの問題という見方が主流なので、ご自身のお気持ちを優先してください。

ただし、忌中の場合は慎んだほうが無難です。
忌中は喪中よりも短く、仏教では49日間、神道では50日間とされています。
死の穢れを周囲に広めないよう身を慎むべき期間とされ、喪中よりも厳しく行動が規制されます。

特に神社へ参拝することは禁忌とされています。
忌中という概念は、もともと神道から始まっています。
そのため、忌中の神社への参拝は特に避けるべきとされているのです。

どうしても忌中の初詣を希望される場合は、お寺を選ぶのが良いでしょう。
仏教にはもともと死を穢れとする概念はなく、浄土真宗には忌中・喪中の考えがないとも言われています。

日本には様々な種類の神社があることをご存知ですか?神社の中でも3大神社と呼ばれる影響力の強い神社の神宮・天神・八幡宮・住吉・大社について知りたいという方はこちらの記事も併せてご覧ください。

お歳暮やお年賀は渡してもいいの?

それでは、お歳暮やお年賀についてはどうでしょうか?

お年賀は新年の挨拶の際に持参する贈り物です。
「おめでたい」ニュアンスが含まれるので、お年賀は避けたほうが良いとされています。
あらかじめ先方に「喪中のためお年賀を控える」旨を連絡した上で、松の内を過ぎてから寒中の間に改めて挨拶に伺いましょう。

松の内とは門松が飾ってある期間のことであり、年明けから7日、または15日ごろまでをさします。
地域によって期間が変わるので、周囲に確認をとってください。
寒中は、松の内を過ぎてから2月3日までの期間となります。

一方お歳暮は、お世話になった方へのご挨拶としての年末の贈り物です。
「おめでたい」ニュアンスはないので、お歳暮は喪中に送っても問題はありません。
ただし、おさえるべきマナーがいくつか存在します。

のしの表書きを変える

お歳暮については送っても問題ありませんが、おさえるべきマナーがあります。
お歳暮にはのしをつけて送るのが一般的ですが、のしは基本的にお祝いに使われるものです。
紅白蝶結びなどの「おめでたい」のしも多いので、そのような華やかなものは避けるようにしましょう。
喪中のお歳暮には、無地のかけ紙や短冊を使用することが通例です。

手土産として渡す

また、お年賀を控えるべきとは言っても、親族同士の集まりなど、避けることが難しい場合もあります。
その場合は、お年賀ではなく手土産として品物を渡しましょう。
あくまで通常の手土産であれば、喪中に送っても問題はありません。
お歳暮と同様に、のしをつける際にはめでたいものを避ける配慮が必要です。

おせちやお雑煮は食べてもいいの?

年明けにはまた、おせちやお雑煮などの伝統料理がつきものです。

おせちやお雑煮には「年明けを祝う」意味が込められているため、喪中期間には避けたほうが無難とされています。

全く避けるのは味気ないという場合は、食材や出し方に気をつかいましょう。
紅白なます・カマボコなどのおめでたい色味のものは避け、鯛やこぶなど、由来が「めでたい」「喜ぶ」に起因するものも入れないようにします。
お重も「喜びを重ねる」意味があるので避け、祝箸も控えましょう。

あくまで通常の食卓にのせる形であれば、おせちもお雑煮も1つの料理のメニューとしてとらえることができます。
おせちには、「普段休みのない主婦を休ませる」という意味も込められていると言います。
お祝いの意味を廃し、昔ながらの保存食として上手く召しあがってください。

年越しそばについては、家族の長寿健康を願うものであり、お祝いのニュアンスはありません。
普段通り召し上がって構いません。

お正月飾りはしない

おせちやお雑煮以外にも、年明けには門松やしめ縄、鏡餅などのお正月飾りもつきものです。
しかしお正月飾りもまた年明けを祝うものであり、喪中には控えるのが一般的です。

年末の神棚の掃除を習慣とされている方もいるかと思いますが、忌中の場合はこちらも控えましょう。
前述のとおり、忌中は穢れを広めないために身を慎む期間であり、神棚や神社などに関わることはタブーとされています。
一方喪中の場合は、普段通り行っていただいて構いません。

お年玉は渡してもいいの?

喪中にはお年玉も避けるべきという意見があります。
しかし、楽しみに待っている子供たちのことを考えると、全くなくしてしまうのも悩まれます。

その場合は、お年玉ではなくお小遣いとして渡しましょう。
あくまで普段のお小遣いの延長として、年明けに渡すのであれば問題ありません。
おめでたいデザインのポチ袋は避け、「お小遣い」という表現で渡してください。

喪中はがきは年明けに出してもいいの?

年賀状

喪中はがきはもともと、自らが喪中であると伝えるためだけのものではありません。
正確には、年賀状を遠慮する旨を伝えるものです。

そのため、11月中旬から、遅くとも12月上旬までには先方に届くようにしましょう。
その期間を過ぎてしまうと、先方がすでに年賀状の製作や投函を終えている可能性があります。

年が明ける場合は寒中見舞いで出す

喪中はがきを出しそびれてしまった場合は、年明けすぐに連絡をとるのは避けましょう。
松の内があけて寒中期間中に、寒中見舞いを送るのがマナーとされています。

先方から年賀状が届いた場合も同様に、年賀状を返すことはせず寒中見舞いで対応します。

寒中見舞いの出し方

寒中見舞いとは、寒さが厳しい時期に先方を気遣って送るハガキです。
喪中においては、いただいた年賀状への返信として送ることも一般的です。

寒中見舞いについては、出す時期や書きかたに一般常識が多くあります。
失礼にあたらないように慎重に対応しましょう。

いつまでに出せばいいの?

寒中見舞いは「寒中」と呼ばれる期間に出す季節の挨拶状です。
寒中とは前述どおり、松の内が過ぎてから2月3日までをさします。
松の内は年明けから7日、地域によっては15日ごろまでとなります。
場所によって風習が違うので、不明な際は周囲に確認してください。

特に先方から年賀状をいただいている場合は、期間中早めのうちに返信をしましょう。
あまりに遅くなると、失礼にあたる場合があります。

どんなことを書けばいいの?

まずは寒中見舞い本来の形にそって、「寒中お見舞い申し上げます」などと季節の挨拶を述べましょう。
その後、喪中はがきを出さなかった非礼を詫び、自らが喪中のため年賀状を返さなかったことを伝えましょう。
その上で、相手を気遣う文章を加えると良いかと思います。
間柄や必要に応じて、自らの近況などを書き添えても喜ばれるのではないでしょうか。

寒中見舞いについてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクも合わせてご覧ください。

喪中の年明けの挨拶や過ごし方まとめ

神社

いかがでしたでしょうか?

今回「終活ねっと」では、喪中の年明けの対応について、以下のことを解説してきました。

  • 喪中とは、2親等以内の親族が亡くなった際、続柄にあわせた期間のあいだ身をつつしむことである。

  • 喪中には「おめでとう」という表現を避けた年明けの挨拶が適している。

  • 喪中のあけおめメールは控えたほうが良い。
    いただいた場合は、喪中であることは伏せ「おめでとう」という言葉を使わずに返信をする。

  • 喪中の初詣はしても構わないが、忌中の場合は神社への参拝は避けたほうが良い。

  • 喪中にお年賀は控えるのが一般的である。
    お歳暮は送っても構わないが、のしの対応に注意が必要である。

  • 喪中におせちやお雑煮をいただく際は、お祝い事の要素を取り除き、平素の食卓と同じようにする。

  • 喪中のお正月飾りについては、控えるのが一般的である。

  • 喪中にお年玉を渡す際には、あくまで通常のお小遣いの延長として渡す。

  • 喪中はがきは年賀状欠礼状としての役割をになっている。
    先方の年賀状制作に支障をきたさないよう、11月中旬から12月上旬につくように出すのがマナーである。

  • 寒中見舞いは松の内を過ぎてから寒中の間に出す。
    喪中の場合はその旨を伝え、相手を気遣う文章や自らの近況を書き添えると良い。

喪中の年明けについては、一般常識や風習が多く存在します。

しかしながら近年では、喪中の行動は個人の気持ちの問題であるという考え方も増えています。
周囲と話し合いながら、ご自身の気持ちに則した対応を検討してください。

「終活ねっと」ではその他にも喪中に関する多数の記事を掲載しています。
喪中期間の長さについては、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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