喪中の初詣にはルールがある?|忌中・厄年・神社・お寺

喪中には、祝い事や行事を控えるルールがあります。特に正月などは年賀状の交換や正月祝いを控える必要がありますが、喪中の初詣はどうでしょう。今回は喪中に初詣に行く場合、気を付けなければならないルールと、厄年と喪中が被った際の対応についても解説いたします。

目次

  1. 喪中の初詣にルールはあるの?
  2. 喪中とは
  3. 喪中の初詣のルール
  4. 喪中と厄年が重なったらどうする?
  5. 喪中の初詣のルールについてのまとめ

喪中の初詣にルールはあるの?

葬儀

喪中は、祝い事やめでたい行事を控える期間のことです。
それは喪中期間中に初詣に行く場合でも同じで、気を付けなければいけないルールが存在します。

今回終活ねっとでは、喪中に初詣に行く場合のルールと、厄年と喪中が被ってしまった際の対応についても解説していきます。

  • そもそも喪中とは何?
  • 喪中に初詣に行く際の注意点について
  • 喪中と厄年が重なってしまった、こんな時どうする?

以上の内容を軸に解説していきます。
「喪中に初詣に行くのはルール違反でしょ」と考えている方、「喪中に初詣に行きたいけど、ルールが分からない」という方はこの記事をぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

喪中とは

仏壇

まず、「喪中」についての説明をいたします。

喪中とは、一定期間故人の死を偲び、喪に服す期間をいいます
この時、ご遺族は祝い事や派手な振舞いを控え、厳(おごそ)かに過ごすのがルールとなっています。

しかし現在では、喪中は「故人の亡くなった悲しみを和らげる期間」という意味合いが強いです。
そのため、故人への悲しみが過ぎ去って立ち直っているのなら、定められた期間が経過する前に普段通りの生活に戻っても基本的に普段の生活に戻っても問題ない場合が多いです。

ただそうは言っても守るべきルールやマナーなどはありますから、喪中ということを忘れて、まったく気にせず生活して良いというわけではありません。

喪中期間の最低限のマナーとしては、慶事への参列や、これから解説する新年の行事などがあげられます

また、喪中と似た言葉に、「忌中」というものもあります。
忌中も喪に服す期間のことをいいますが、期間は故人が亡くなってから四十九日間(神道では五十日間)を指します

そして、忌中は喪中より祝い事を控えるべきという思いが強く、この期間にめでたい席に出席することを厳しく見ている方が多いです。

喪中の過ごし方について詳しく解説した記事を以下のリンクに掲載しておきますので、気になった方はぜひ一度参考にしてみてください。

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喪中の初詣のルール

神社

それでは、喪中の場合の初詣のルールについて見ていきましょう。
以下で順に解説していきます。

そもそも行っても大丈夫?

そもそも初詣に行くのは控えるべきでしょうか。

喪中の年末年始では、「年賀状の交換や正月祝いを控えるのがルール」と思っている方が多いでしょう。
それと共に、「初詣もめでたい行事なので控えた方が良いのでは?」とする方も多いかと思われます。

実は、喪中に初詣に行くのは問題ありません
それは、神社でもお寺でも同じです。

ただ神社への初詣は、必ず忌中が明けたら行くようにして下さい
その理由は以下で説明いたします。

神社への初詣は注意が必要

なぜ忌中が明けたらでないと、神社への初詣に行ってはいけないのでしょう。
それは、神社が神道の建物であることに理由があります。

神道とは、日本に古くからある宗教の一つです。
現代の日本人には馴染みが薄いと思われがちですが、神道の教えは日本人の考え方の基盤になっています。

神道には「死=穢れ」という考え方があります
なので、喪中や忌中に入ったご遺族は、家にこもって周りに穢れが移らないようにするのがルールでした。

さらに神社は、神道では聖域です。
忌中に初詣に行くのは、穢れをまとったまま聖域に足を踏み入れることになるのです

お寺への初詣について

「忌中」の神社への初詣はルール違反とされていますが、実はお寺なら忌中、喪中問わずに初詣に行くことができます

むしろ、忌中や喪中の期間であった場合、お寺の初詣は進んで行くべきなのです

その理由としては、仏教には「死=穢れ」という考えがそもそもありません。
なので忌中、喪中という考え方もないのです。

さらに、正月にお寺に行くことは「ご先祖様に挨拶をしに行く」と捉えられており、縁起のいいことなのです。

もし皆さんが忌中だった場合、もしくは喪中で初詣に行くべきか悩んでいる場合は神社ではなくお寺に初詣に行くのも良いでしょう

喪中と厄年が重なったらどうする?

困った人々

最後に、喪中と厄年が重なった場合についてご紹介いたします。

厄年とは、災難や不幸が起こりやすいと言われる年齢のことです。
この厄年に当てはまる年齢を迎えた時、人々は厄を払うために神社やお寺に行って厄払いや厄除けを行ってもらいます。

厄払いは神社で祈祷してもらうこと厄除けはお寺でお祓いをしてもらうことを指します

では、もし喪中と厄年が重なってしまったら、お祓いをしに行っても大丈夫なのでしょうか。

以下で順に見ていきましょう。

お寺でのお祓いは可能

お寺での厄除けは、忌中や喪中であってもまったく問題ありません
もし故人が亡くなって間もないようなら、お寺での厄除けをおススメいたします。

神社での厄払いとお寺での厄除けには、どちらが上と言った優劣はありません
神道を信仰しているから、などの理由がなければ、忌中もしくは喪中の間はお寺にお願いするのが良いでしょう。

神社でのお祓いは忌中のうちは避ける

神社での厄払いは、忌中では避ける必要があります

それは先にも説明しました通り、忌中は死の穢れがあり、神社へ行くのを控えた方がいいからです

もしどうしても厄払いをお願いしたいようなら、お寺に厄除けをお願いするか、忌中が明けてから行くのがルールです。

忌中が節分以降まで続く場合

実は厄年の厄除け、厄払いは、節分までに行った方がいいのはご存じでしょうか。

詳しく説明いたしますと、厄年は自身の誕生日ではなく、その年の元旦から始まります。
つまり18歳に厄年があるなら、誕生日がまだ来ていなくとも18歳になる年の元旦から厄払いもしくは厄除けをしなければならないのです。

そして厄払いや厄除けは、立春までに行っておくというルールがあります
立春の前日はちょうど節分の日なので、お祓いをするなら節分までとなるのです。

では、もし忌中が節分以降まで続く場合は、厄払いや厄除けはどうするべきなのでしょう。

その場合は、お寺での厄除けをお願いしましょう
しかし、もしどうしても神社での厄払いを希望するならば、神社の方に相談してみるのもいいでしょう

厄払いは節分までとする神社もありますが、事情を丁寧に説明すれば対応してくれる可能性もあります。

喪中の初詣のルールについてのまとめ

神社

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、喪中の初詣のルールについて以下のことを中心に解説してきました。

  • 喪中とは、祝い事を控えて喪に服する期間(1年間)のこと。
    忌中も喪中と同じく、喪に服する期間(49日間)のこと。
    喪中より忌中の方が、めでたい席を控える意識が強い。
  • 基本的に喪中の初詣は、神社でもお寺でも行って構わない。
  • 忌中の場合は、神社への初詣は控えるべき。
    これは神道が「死=穢れ」としており、神域に穢れを持ち込むのをタブーとしているから。
  • 対して、お寺への初詣は忌中であっても構わない。
    むしろ「ご先祖様への参拝」と考えられており、積極的に行くべき。
  • 厄年とは、災難や不幸が起こりやすい年齢のこと。
    これをお祓いするために神社で厄払い、もしくはお寺で厄除けをしてもらう必要がある。
  • お寺では忌中、喪中に関わらず厄除けしてもらって大丈夫。
  • 神社での厄払いは、喪中なら構わないが忌中は避ける。
  • 厄払い、厄除けは立春の前日、つまり節分の日までにしなければならない。
    よって、忌中が節分まで続く場合、お寺でのお祓いをお願いするか、神社へ相談してみる。
    やむを得ない事情があると判断されれば、神社でも対応してもらえる可能性がある。

意外なことに、喪中でもある程度の自由があるようですね。

ただそうは言っても「喪中にはあらゆる祝い事を控えるべき」という考えを持っている人も、少なからずいます。
そういう時は無理に初詣などに行かず、その人の考えを尊重してあげるのも良いでしょう。

終活ねっとでは、この他にも喪中に関する記事を多数掲載しております。
喪中期間にお祭りに参加することについては、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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