喪中の範囲はどこまで?|離婚・叔父・親戚・年賀状・喪中はがき

喪中の範囲はどこまで?|離婚・叔父・親戚・年賀状・喪中はがき

親族が亡くなった場合の喪中の範囲はどこまでなのでしょうか。一般的に喪に服す親族の親等、喪中の期間、喪中における行動の仕方、離婚している場合はどうするかなど、喪中の範囲を知っておくことは、実際の場面において役立つ知識となります。どうぞ最後までお読みください。

最終更新日: 2019年09月21日

喪中にする範囲ってどこまでなの?

仏壇

親族が亡くなった場合、喪中の範囲についてもう一度確認しておきたいと考えるのではないでしょうか。

親子の間柄であれば喪中の範囲で悩むことはありません。
しかし、一緒に暮らしていた曽祖父母や伯父伯母が亡くなった場合などは自分が喪に服すべき範囲なのか非常に悩ましいと思います。

自分がどのように選択するにしても、一般的にどこまでなのかを知っておくことは、判断基準の1つとして役に立ちます。

今回「終活ねっと」では、喪中の範囲について解説していきます。
紹介する内容は、以下のとおりです。

  • 喪中とはどういうもの?忌中との違いについても解説

  • 喪中の範囲はどこまでなの?具体的な親等と離婚している場合などについても紹介

  • 喪中の期間はいつまでなの?

  • 喪中に控えた方がいいことは?具体的に取り上げて紹介

  • 喪中であっても問題なくできることは?参詣や季節の挨拶などについて解説

  • 喪中はがきや寒中見舞いの書き方と出し方

喪中の範囲は、一般的に親等によって決まるものです。
その一方で、日頃からのお付き合いの深さが大きく関係するものでもあります。

喪中の捉え方をはじめ、普段どおりにしていいことや控えるべきことなどの範囲について知っておくことは、身内を悼むという場面において非常に重要です。

また、一般的な喪中の範囲を知っておくことは、自分なりの判断をする際の基準ともなりそうです。
喪中の対応の仕方についても具体的な例を挙げて解説してますので、どうぞ最後までお読みください。

喪中とは?忌中との違いは?

仏壇

喪中とはどのような意味のあるものなのでしょうか。
また、忌中とはどのように異なるのでしょうか。

「喪中」と「忌中」は、ともに家族や親戚が亡くなった後に故人の偲んで過ごす期間のことです。
しかし、この2つは全く違った意味を持っています。

「喪中」とは身内が亡くなったために1年間喪に服すことです。
喪中は結婚式、祝賀会や正月行事などのお祝い事への参加を控え、故人を偲び、慎みをもって暮らします。

一方「忌中」とは、身内が亡くなった後のおよそ50日の期間にあたります。
この期間には神社への参拝、派手な娯楽、お祝い事や社交的なかかわりを控えて故人を悼むことに専念します。
仏教では四十九日法要まで、神道では五十日祭までの期間であり、それぞれをもって忌明けとなります。

仏教における四十九日は、初七日にはじまる七日毎の法要の7回目であり、この七七日忌(49日)をもって故人は次の世に旅立つという意味をもっています。

神道では、死を「穢れ」と考えることから、忌中には神社への参拝を控え、自宅の神棚も半紙を貼って神封じを行います。

喪中の範囲はどこまで?

人々

親族が亡くなった場合、いったいどこまでの続柄の人が服喪期間を設けたらいいのでしょうか。

年賀状のやりとりをはじめ、結婚式への参列の可否など社会とのかかわりにも大きく関連するのが、喪中でもあります。

故人と姻戚関係である場合や離婚している場合など、気になる喪中の具体的な考え方について紹介していきます。

2親等までの親戚

親族が亡くなった時に1年間の喪に服すのは、一般的に2親等までです。
親等を数える際には、家系図を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

配偶者との間には親等はなく、自分と配偶者から見て、親子の関係が1親等です。
つまり1親等の続柄は、両親、配偶者の両親、子になります。

この場合、子には、認知した非摘出子や養子縁組をした養子も含まれます。
子は、配偶者とともに法定相続人にもなる直系卑属ですので、必然的に人が亡くなった場合には、非嫡出子や養子の有無について確認する場面も多くなります。
1親等である親子の関係であれば、当然喪に服します。

続いて2親等の続柄は、祖父母、孫、兄弟姉妹、配偶者の兄弟姉妹、配偶者の祖父母、兄弟姉妹、配偶者の兄弟姉妹になります。
ここには、それぞれの配偶者も入ります。

故人の配偶者に加え、上記の1親等と2親等の親族までが、一般的に喪に服す範囲になります。

3親等以上の親戚(叔父叔母、姪甥)

3親等にあたる続柄は、曾祖父母、配偶者の曾祖父母、曾孫、伯叔父母、配偶者の伯叔父母、甥・姪です。
これに加えて、それぞれの配偶者も3親等にあたります。

これら3親等以上は喪中としないことが多いのですが、喪中にしてはいけないということではありません。
関係や縁の深さによっては、3親等であっても喪に服すこともあります。

親族には、同じ親等であっても直系と傍系があります。
直系とは父母、祖父母、孫などの直接の親子関係としてつながる続柄であり、傍系とは兄弟姉妹の子などとして枝分かれして生まれた関係です。

喪に服すことに関しては、直系と傍系に違いはありませんが、親族関係においては、傍系よりも直系が優先されることがあります。

離婚している場合

自分が離婚をしている場合、かつての配偶者やその親族とはすでに姻戚関係にありませんので、それらの方が亡くなった場合にも、喪に服すことはありません。

一方、親が離婚している場合など、日頃からおつきあいのあまりない親族が亡くなった場合には、喪中にするかどうか悩む場面もありそうです。

両親が離婚をしていても、親子関係に変わりはありません。
子は、法定相続人でもあることから、親の死亡が知らされないというケースは少ないはずです。
自分の親が亡くなった時には、当然喪に服すことになります。

しかし、長年疎遠になっていた場合など、喪に服したいという気持ちがないこともあるでしょう。
友人・知人が親の存在を知らない場合など、あえて喪中はがきを出すなどして周囲に知らせるという選択をしない場合もあるでしょう。

喪中は、人に知らせるかどうかによって決まるものではありませんので、正月行事やお祝い事を控えるなど、自分の中で喪に服す気持ちを持って生活すればよいということになります。

喪中の期間はいつまで?

お墓

喪中の期間は、いつからいつまでなのでしょうか。

一般的には親族が亡くなってから1年間が、喪中です。
故人の命日からおよそ1年後に営まれる、仏教の一周忌法要、神道の一年祭をもって喪明けとなります。

喪中は祝いの場に参加することは避けるべきと言われています。
身内を亡くして悲しみの中にいる時には、お祝い事に出席して「おめでとう」と言うことができない心境であることも多いものです。

ただ喪中に対する考えも変化してきていて、故人との関係性によって喪中の長さは異なっています。
以下は目安になります。

  • 配偶者、両親…1年

  • 子供…3ヵ月~1年

  • 兄弟姉妹、祖父母…3~6ヵ月

目安はそれぞれありますが、考え方の変化に伴って細かい日数にこだわる傾向が弱くなっています。
もちろん、喪中の細かい日数を気にすることも大切ですが、最も重要なことは故人のことを偲ぶことです。
このことを念頭に置きながら、喪中を過ごしましょう。

喪中に控えた方が良いこと

年賀状

喪中には控えた方がいいとされていることがいくつかあります。
お祝いごとや派手な遊びなどが思い浮かびますが、喪中のマナーとして定着しているものもあります。
一般的には以下のとおりになりますので、どうぞ参考になさってください。

年賀状などの正月祝い

喪中には、年賀状を出したり、年賀の挨拶に伺うなど、正月を祝う行動を控えます。
喪中の間には、必ず新しい年を迎えることになりますが、自宅でも正月に祝うことを一切しないのが一般的です。

そのため、毎年年賀状のやり取りをしている人には、事前に年始の挨拶を失礼させていただく旨を記した喪中はがきを出しておきます。

喪中であるにもかかわらず、年賀状をもらってしまうこともあると思います。
その場合、松の内(関東は1月7日まで、関西は1月15日までなど地域によって異なる)が過ぎた頃に寒中見舞いとして返事を出すとよいでしょう。

下のリンクから喪中のお正月の過ごし方についてより詳しく解説した記事をお読みいただけます。
ぜひ一度目を通してみてください。

祝いごとへの出席

喪中には、結婚式などお祝い事への出席を控えます。

結婚式の招待状を受け取った場合には、出欠を伝える返信はがきには「身内が亡くなったため」や「喪中なので」と記さずに、「やむを得ない事情により欠席します」などなるべくぼかして投函します。

お祝いを控えている相手に贈る手紙やはがきには、忌み言葉を使わないという配慮も大切になります。

派手に遊びすぎることや酒に溺れること

喪中には派手な遊びや酒に溺れることは避けるべきです。
喪中にはまったく遊んではいけないということはなく、故人を悼みつつ行動を慎む時期だということを意識して過ごすことが大切になります。

喪中であっても、行事に参加しなければならない場面もあることでしょう。
以前から決まっていた予定でであれば、仕方がないこともあります。

しかし、自らパーティーを開催することや遊び目的で派手な行動をすることは、喪中には控えます。

喪中にしても問題ないこと

神社

喪中であっても問題なく行うことができるものも中にはあります。
ここでは喪中なので控えるべきかどうかと迷うことも多いものについて、具体例を挙げて紹介します。

お寺への初詣

神道では、死を「穢れ」と捉えることから、忌明け(五十日祭後)までは神社への参拝が禁じられています。

しかし、仏教にはそのような考えはありませんので、喪中はもちろん忌中であってもお寺には参詣することができます。
仏教では、お寺への初詣も供養になると考えられています。

お中元、お歳暮

お中元やお歳暮は贈ったり貰ったりすることができます。
お中元やお歳暮は、元々先祖に供えてもらうために本家や実家に贈った品であり、お祝いの品ではないため喪中に贈ることにも問題はありません。

しかし、身内が亡くなったばかりの方に贈り物をするのが気が引けるため、忌中を避けることもあります。
季節の挨拶として、お世話になっている方にお中元やお歳暮を贈る場合には、忌明けを待って「暑中御見舞」「寒中御見舞」として贈ることもできます。

喪中はがきや寒中見舞いについて

年賀状

喪中はがきや寒中見舞いは、いつ頃出したらいいのでしょうか。
また、書き方や出し方にもマナーはあるのでしょうか。

ここでは、喪中の年賀状欠礼に関する対応について紹介します。

出す時期

喪中はがきは、11月頃から12月の年賀状を出す前の時期までに届くように送ります。
年始の挨拶を失礼する旨をお知らせするものですので、相手が年賀状を投函する前に届いている必要があります。

年末に不幸があった場合など、喪中はがきが間に合わないこともあります。
その際には、年賀状を受け取ってから、松の内を避けて、寒中見舞いとして返事を出すとよいでしょう。

書き方

喪中はがきには、喪中であることと年始の挨拶を失礼する旨を記します。
本文中には、身内の誰が亡くなったのかを記し、変わらぬお付き合いを願う内容を入れるのが一般的です。

一方、寒中見舞いは本来、小寒(1月5日頃)以降、立春(2月3日頃)を迎える前までの寒中に相手を気遣う手紙や品などを指すものです。

寒中見舞いの手紙やはがきには、新年の挨拶を入れる必要はなく、通常「寒い季節ですがお変わりありませんか」という内容の相手を気遣う言葉を添えます。
ここに喪中のため年賀状を欠礼した旨を添えておくことで、相手にも事情がわかってもらえます。

下のリンクから、家族葬の喪中はがきの書き方について詳しく解説した記事を読むことができます。
ぜひお読みください。

喪中の範囲についてまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、喪中の範囲について解説してきました。

紹介した内容は、以下のとおりです。

  • 喪中とは家族や親戚が亡くなった際に故人を偲ぶ意味で1年間喪に服す期間のこと。
    忌中は故人が亡くなってから仏教だと49日間、神道だと50日間を指す。

  • 喪中の範囲は、一般的に祖父母・孫、兄弟姉妹の2親等までの親族となる。
    3親等以上の親族が亡くなった場合には、喪中としないことが多い。
    離婚している場合、かつての姻戚関係の親族も喪中の範囲としない。

  • 喪中の期間は基本1年間であり、一周忌法要や一年祭をもって忌明けとする。
    ただし、細かい細かい期間よりも故人を偲ぶことに重きが置かれている。

  • 喪中に控えることとしては、年賀状のやりとりをはじめとする正月祝い、祝いごとへの出席、派手な遊びや酒に溺れることが挙げられる。

  • 喪中にしても問題ないことには、お寺への初詣やお中元・お歳暮がある。

  • 喪中はがきは新年の挨拶を失礼する旨を記して事前に投函し、年賀状を受け取った場合には寒中見舞いで対応することができる。

喪中には一般的な範囲は存在するものの、生前の故人との関わり方でそれぞれ異なってきます。
また期間に関しても基準は設けられてはいますが、細かい日数よりも遥かに故人を偲ぶ気持ちが大切であるということが言えます。

「1年間の喪中の期間内に、忌中の期間があること」「その期間にしてはいけないことがあること」
「喪中の過ごし方や年賀状の対応について」など喪中の一般的な対応や範囲を覚えておくことは、自分以外の人に失礼の無い行動がとれることにも繋がります。
今回紹介した内容が、皆様の選択のお役に立つことができましたら幸いです。

「終活ねっと」では、喪中の範囲と期間、行動に関する記事以外にも、多くの記事を掲載しています。
ぜひそちらもご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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