
危篤時の飛行機のキャンセル料はどうなる?|重篤・割引・証明・書類
飛行機を利用する際は予約をしますが、予定が変わって乗らない場合はキャンセル料がかかります。仮に予定変更の理由がご家族の危篤だった場合、飛行機のキャンセル料はどうなるのでしょうか。この記事では危篤時の飛行機のキャンセル料について解説します。
最終更新日: 2020年03月10日
危篤時の飛行機のキャンセル料はどうなる?
旅行や仕事など飛行機に乗る目的は色々ですが、利用の際は事前に予約をしておく必要があります。
しかし、何らかの事情により、予定していた飛行機に乗ることが出来なくなってしまった場合は予約を取り消す際にキャンセル料が発生します。
仮に予定変更の理由がご家族やご親戚などの危篤だった場合、飛行機のキャンセル料はどうなるのでしょうか。
人の命に関わる理由なので、料金に変動があるかもしれないと考える人は多いです。
他にも「危篤時に割引できる航空会社はどこか」「ご家族が亡くなった際のキャンセル料」など、疑問点は沢山あることと思います。
今回の「終活ねっと」では、危篤時の飛行機のキャンセル料について、以下の項目を解説していきます。
危篤時、飛行機のキャンセル料の扱いはどうなるのか
ご家族が危篤の場合、飛行機の割引はあるのか
ご家族に不幸があった場合のキャンセル料と割引について
ぜひ最後までお読みいただき、ご家族が危篤になってしまった際にすぐ対応出来るようにしましょう。
危篤と重篤の違いについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
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危篤時の飛行機のキャンセル料について
飛行機に乗るはずだったご家族やご友人、もしくは自分自身が危篤状態に陥った場合、飛行機はキャンセルすることになるでしょう。
ここで問題になるのが飛行機のキャンセル料です。
キャンセル料は取消手数料と払戻手数料の合計金額です。
取消手数料は予約を取り消すためにかかる料金で、払戻手数料は航空券を払い戻すためにかかる料金を指しています。
そのため、航空券の購入時にかかった金額からキャンセル料を引いた分が手元に戻るということです。
通常の理由であれば、キャンセル料が発生するのは致し方ないことです。
しかし、命に関わる深刻な理由であったとしても、キャンセル料は払わなければいけないのでしょうか。
危篤の場合は原則キャンセル料はかかる
結論から言って危篤の場合でも原則として飛行機のキャンセル料はかかります。
キャンセル料の金額は航空会社によって異なります。
しかし、飛行機の予約はしたけれど料金はまだ払っていないという場合、キャンセル料はかからないです。
航空会社がお金を受け取っていない状態なので、キャンセルのための複雑な手続きが発生しないためです。
そのため、危篤時にはまず支払いを済ませているかどうかの確認を行いましょう。
また、キャンセルする際は航空会社に連絡しなければいけません。
しかし、支払いには期限が設けられており、期限が過ぎてしまえば自動的にキャンセル扱いとなります。
したがって、支払い前なら連絡をする必要もないということです。
危篤でもキャンセル料のかからない航空会社
危篤でもキャンセル料はかかると先述しましたが、航空会社によっては条件付きでキャンセル料がかからないところもあります。
代表的な航空会社として、ANAやJALなどが挙げられます。
条件は医者の診断書の提出、そして乗る予定だった飛行機が出発する前にキャンセルすると伝えることです。
詳細は公式サイトで確認、もしくは航空会社にお問い合わせください。
反対に格安航空会社のLCCでは基本的にキャンセル自体を受け付けていません。
プランによってはキャンセル出来ますが、キャンセル料は発生します。
LCCは料金を格安にするため、サービスなどは必要最低限に留めています。
そのため、払い戻しなどの手続きも行っていないのです。
身内が危篤の際の割引について
身内が危篤状態だと知り、急いで飛行機を予約しようとしても、空席がない場合があります。
しかし、ネット上で確認した限りでは空き状況が満席となっていても、出発当日の空港では意外と空席が出る場合が多いです。
そのため、空港に直接行ってキャンセル待ちをするやり方もあります。
また、席を確保出来たとして、気になるのは飛行機代です。
飛行機に乗る理由が身内の危篤だった場合、料金の割引はされるのでしょうか。
身内が危篤の際の飛行機は割引されるの?
身内が危篤など命に関わる状況の場合、割引が適用される緊急帰国制度があります。
制度の名称は「Bereavement Fares」、Bereavementの意味が死別、Faresの意味は運賃です。
そのため、日本語では忌引割引や死別運賃などと訳されます。
大幅に割り引きされるため、場合によっては通常の料金よりも安くなることがあります。
ネット上での予約は不可能なので、航空会社のサポートセンターに直接連絡を取らなければなりません。
また、ANAやJALでは上記の制度は導入されていないため、危篤でも料金は通常通りです。
しかし、国際線を利用するのであれば「国際線割引運賃」をネット上で購入することが出来ます。
割引のある航空会社について
割引のある航空会社としては、ニュージーランド航空やバージン・アトランティック航空、コンチネンタル航空などが挙げられます。
航空券を購入する際は危篤状態に陥っている人の名前や自分との関係性、病院名、医者の名前など事細かな情報を伝える必要があります。
しかし、上記の情報が不十分だった場合や出発してからBereavement Faresの存在を知ったという人もいることでしょう。
コンチネンタル航空の公式サイトでは、他の条件を満たしていれば差額を払い戻す旨を明記しています。
その条件は搭乗券や病院の領収書のコピーを渡し、名前が分からなければ医者の住所や電話番号などを伝えることです。
身内に不幸があった場合の飛行機の料金
人がいつどこで亡くなるかは誰にも予想出来ません。
身内の不幸で慌てないためにも、飛行機のキャンセル料や割引のことを知っておくと良いでしょう。
ここでは、身内に不幸があった場合の飛行機の料金について解説していきます。
身内の不幸の場合のキャンセル料について
身内に不幸があった場合、キャンセル料はかかりません。
しかし、無条件という訳ではなく、死亡証明書や葬儀の礼状のコピーなどを航空会社へFAX、もしくは郵送する必要があります。
また、身内はどの範囲までの近親者が対象となっているのかについては、はっきりとした決まりはない場合が多いです。
身内の不幸の場合の割引について
身内が遠方に住んでいた場合、飛行機を利用することもあります。
しかし、出来れば費用を抑えたいと考える人は多いことでしょう。
ここでは身内の不幸があった場合の割引についてご説明いたします。
証明をする必要がある
身内の不幸の場合に飛行機の料金の割引を適用されるためには、証明をする必要があります。
証明もなしに割引を許容してしまえば、嘘を言って費用を安く抑えようとする人が増加するためです。
したがって、嘘ではないことを証明するために死亡証明書などの書類を提出しなければなりません。
また、死亡証明書は役所で手続きを行うために必要な書類なので、こちらが言わなくても病院の方で発行してくれます。
ANAの場合
ANAの場合、死亡証明書を提出すればキャンセル料はかかりません。
渡す方法はFAXや郵送などです。
FAXの場合はサポートセンターに連絡して、オペレーターから番号を教えてもらいます。
また、ネット上で通常のキャンセル手続きを終わらせてしまった場合、後から割引のためにやり直すことは出来ません。
キャンセル理由が特殊だった場合は自分で判断せず、先に航空会社へ割引の有無の確認を取りましょう。
身内の不幸で割引のある航空会社
身内の不幸で割引のある航空会社には、先述したANAやJALなどが挙げられます。
他にも先述したBereavement Faresという制度では危篤時だけでなく、身内の不幸があった時にも割引が適用されます。
ただ、これは外国から日本へ帰国する時のもので、国内の移動には利用することが出来ません。
危篤時の飛行機のキャンセル料まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の「終活ねっと」では、危篤時の飛行機のキャンセル料について、以下のことを解説してきました。
原則として危篤時の飛行機のキャンセル料はかかる、料金を払う前だったらかからない
危篤時でもキャンセル料がかからない航空会社はANAやJALなど
条件は医者の診断書の提出、出発前にキャンセルすること身内が危篤の際の飛行機の割引はある
「Bereavement Fares」という緊急帰国制度、ネットではなく航空会社で予約する
割引のある航空会社はニュージーランド航空やコンチネンタル航空など身内に不幸があった場合、キャンセル料はかからない
条件として死亡証明書や葬儀の礼状のコピーなどを航空会社に送る身内の不幸の場合の割引に関しても事実と証明するために死亡証明書などの書類が必要
ANAの場合、死亡証明書を送る方法はFAXや郵送など
身内の不幸で割引のある航空会社はANAやJAL、緊急帰国制度を導入している会社も該当
危篤時の飛行機のキャンセル料はかかるが、航空会社によっては条件を満たせばかからないことが分かりました。
いざという時は落ち着いて、搭乗予定の航空会社に現状を説明し、キャンセル料や割引について質問してみましょう。
危篤の際の準備についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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