
家族が危篤になったら会社は休めるの?|重篤・連絡・報告・証明
ご家族が危篤になるということがあるかもしれません。しかし実際にご家族が危篤になったとき、どうすればいいのか分からないことも多いと思います。今回は家族が危篤になったら会社を休むことはできるのか、会社に提出する危篤証明や連絡はどうすればよいのか解説します。
最終更新日: 2020年12月17日
家族が危篤になったら会社は休めるの?
皆様の中にも、ご家族がお怪我やご病気で入院された経験のある方がいると思います。
お怪我やご病気から全快するのがもちろん望ましいのですが、ご家族の容体が悪化するということもあります。
万が一、危篤になった場合、会社での勤務がどうなるのかについては、考えたことがなかったという方も多いかと思います。
いざというときには万全の状態で、危篤の家族のサポートをする必要があります。
今回「終活ねっと」では、家族が危篤になったら会社を休むことができるのかについて、以下の項目を解説していきます。
家族が危篤になったら、会社は休めるの?
家族が危篤状態で会社を休む時の連絡はどうしたらいいの?
会社内で危篤の知らせを受けたらどう返信したらいいの?
最後までお読みいただければ幸いです。
危篤と重篤の違いについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
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家族が危篤状態で会社を休むこと
ご家族が危篤になるという事態に慣れている方はほとんどいらっしゃらないと思います。
そうした事態が起こらないのが何よりですが、普段から備えをしておくことで、安心して危篤のご家族の付き添いができます。
ここでは、ご家族が危篤状態になってしまった場合会社を休むことができるのかについて、危篤状態が長引いた場合についても解説していきます。
家族が危篤になったら会社は休めるの?
家族が危篤になったら、会社を休むことはできるのでしょうか。
その疑問に対して、場合ごとにわけて解説をしていきます。
親が危篤になった場合
親と子は一親等といって、最も家族関係が近いとされる間柄です。
親が危篤になった場合は、職場に連絡を入れて、親がしっかりと危篤状態であることを伝えれば、お休みを取ることは可能です。
まず、直属の上司と、できれば総務など就業規則に詳しい方にも相談し、その後の指示についての判断も仰いでおくとよいでしょう。
危篤状態は数日にわたることも考えられますので、数日のお休みをもらっておいた方がよいでしょう。
危篤の家族に付き添うことは優先すべきことです。
ただ、仕事への影響を考慮して、自分がお休みをとっている間も円滑に業務が行えるよう、会社に配慮することを忘れないようにしましょう。
祖父・祖母が危篤になった場合
祖母・祖父の場合も、基本的には親と同じ手続きで休むことが可能です。
ただ、祖父・祖母が危篤の場合は、忌引きの休暇などでも親より短い場合が多いと言えます。
ですので、親が危篤になったケースよりは、もらえるお休みは短いと考えた方がよいかもしれません。
危篤状態が長く続く場合
親や祖父・祖母が危篤になった際には、きちんと職場に連絡をすれば数日程度のお休みを取ることは可能だとわかりました。
しかし、危篤状態がどれだけ続くかということは、予測することは難しいです。
数日を過ぎても回復しない、あるいは膠着(こうちゃく)状態であることも考えられます。
そうすると、仕事をお休みするにしても、数日では足りない可能性が出てきます。
もし、ご家族の危篤状態が長く続く場合はどうしたらよいのでしょうか。
ご家族の危篤状態が長期化しそうだと判断された場合は、会社と連絡を密にして状況を説明しましょう。
仕事の引継ぎなど、できる部分があれば積極的に行うようにします。
会社や仕事の状況、種類などによっては、ご家族が危篤状態であっても、長期間の休暇を取得するのが難しいということもあり得ます。
そうした状況であれば、他の家族や親族などと協力し、交代で付き添いを行なうことも選択肢の一つになるかもしれません。
危篤状態ではあるものの、ある程度ご家族の状態が安定しているようであれば、時間を作って会社に戻り仕事が円滑に進むよう対処することも考えましょう。
その間に、自分が担当していた仕事の分担をどうするのかといったことや、ご家族の容態と今後の見込みなどについて、上司としっかり相談しておきましょう。
危篤状態の休暇について
ご家族が危篤状態の場合にお休みが取れることは分かりました。
しかし、その場合の休暇はどのような扱いになるのでしょうか。
有給休暇の扱いになることが多い
不幸にして、ご家族が亡くなってしまった場合には、会社によっては、忌引き休暇を取ることができます。
しかし、ご家族が危篤のときのための休暇というのは基本的にはありません。
ですので、ご家族が危篤で会社をお休みする際には、基本的には有給休暇を使って対処する場合が多いと言えます。
有給がない場合はどうするの?
ご存じの方も多いかと思いますが、実は有給休暇というのは、入社から6ヶ月が経過しないと取ることができません。
では、入社後間もない場合や、有給休暇の残り日数不足といった理由で有給休暇が取得できない場合は、どうすればよいのでしょうか。
有給休暇が取得できない場合でも、会社をお休みすることは可能です。
その場合は、給与が支払われない欠勤の扱いになり、休んだ日数分だけ通常の給与から欠勤した分が減額される仕組みになっていますので、その点には留意が必要です。
会社によっては、有給休暇の申請や許可について、期限を定めているところもあります。
たとえば、希望日から何日前までに申請、許可を取るように決まっているような場合です。
危篤状態は、いつ陥るか予測が難しいため、そうした期限に間に合わないこともあります。
その場合は、欠勤扱いになります。
しかし、家族が危篤状態になることは予期できることではないため、会社によっては事後承諾として、有給休暇として認める場合も多くあります。
ですので、ご自身の会社の規定がどのようになっているかを確認しておくと安心です。
危篤証明書の取得方法について
家族の危篤で会社をお休みをするにあたって、会社によっては危篤証明書の提出を求められる場合があります。
危篤証明書とはいったい何なのでしょうか。
聞きなれない言葉ですので、ご存じない方も多いと思います。
危篤証明書という公式な書類はありません。
基本的には、家族が危篤状態で入院している病院から、ご家族が危篤である旨の証明書類を書いてもらうことになります。
証明書を書いてもらうには、病院によって異なりますが、1500円~3000円程度かかると言われています。
勤務先に危篤証明書の様式があれば、それを利用することもできます。
親が闘病中の場合は事前準備を
親など、家族が闘病中の場合や高齢のため危篤状態になることが見込まれる場合には、会社にあらかじめそうした現況を伝えておくのがよいでしょう。
事前に相談があれば、ご家族が危篤に陥った場合でも、上司や周囲もいざというときに対応がしやすくなりますし、長期化した際の対応も考えてもらいやすくなるはずです。
また、実際にご家族が危篤状態に陥った際も、仕事の引継ぎが円滑に行えるようにしておきましょう。
普段から、ご自身の仕事の状況を上司や同僚とこまめに共有しておくなど、他の人にもご自身の業務内容が分かるようにしておくと、周囲の人たちも助かります。
急なお怪我やご病気でご家族が危篤状態になった場合は難しいと思います。
しかし、事前に家族の体調悪化が予想できるのであれば、ご家族の危篤によって休暇を取得する場合に、できる限りの備えをしておきましょう。
会社を休む場合の連絡について
ここでは、危篤で会社を休む場合の連絡の仕方について解説していきます。
誰に連絡するべき?
まずは直属の上司に連絡をしましょう。
直属の上司は、部下が家族の危篤で会社をお休みすることになった場合に、体制を整える責任者だと言えます。
また、総務の責任者など、休暇取得や就業規則について詳しい方がいれば、そちらにも相談しておきたいところです。
どのように連絡すればいいの?
では、実際どのようにして連絡すればいいのでしょうか。
手段について解説していきます。
まずはメールで報告する
まずはメールで報告しましょう。
電話をした方がよいのではないかと考える方もいらっしゃると思いますが、電話はメールに比べて、相手が対応できる時間の幅が狭いという難点があります。
例えば、ご家族が危篤になったのが早朝や深夜、あるいは会社の繁忙期だった場合、電話での連絡は逆に迷惑になることもあり得るのです。
あとで電話で詳細を話す
とはいえ、メールでの報告は簡易的なものですので、後ほど時間をとって、電話で詳細を伝えるようにした方がよいでしょう。
ご家族の危篤を報告するメールで、いつならば電話での連絡が可能か、あらかじめ尋ねておくとよいかもしれません。
危篤の際の連絡方法についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。
危篤の知らせを受けた時の返信について
ここまでお読みいただいた皆様には、ご家族の危篤について連絡をする場合についてはお分かりいただけたかと思います。
ここでは、会社内でご自身が同僚や上司、あるいは部下の家族の危篤を知らされた場合の返信方法について解説していきます。
会社内でメールがきた場合
会社内で、ご家族が危篤状態だという方からメールが届くこともあるでしょう。
そうした場合、どのように対応すべきか見ていきます。
どんなメールを送ればいいの?
ご家族が危篤である当人は、気が休まらない状態だと想像されます。
長く返信をするのではなくごく簡単に、慰めの言葉と力になれることがあれば相談に乗る旨を伝えましょう。
メールを送る際の注意点について
「ご愁傷様です」など、死を連想させる言葉は絶対に使用しないようにしましょう。
また、励ましの意味での「しっかりして」などの言葉にも注意が必要です。
ご家族が危篤である当人は、精いっぱい頑張っているものです。
余裕のないときの励ましは逆効果になることがあるということは覚えておきましょう。
メールの返信の例文
では、具体的にどのような文面で返信をすればよいのでしょうか。
迷ってしまうという方のために、いくつか文例を挙げておきます。
仕事のことはお気になさらず、危篤のご家族との時間を大切になさってください。お力になれることがあれば、お気軽にご相談ください。
危篤のご家族のご容態、ご心配のことと思います。ご家族が快方に向かわれる事を信じております。
ご家族の危篤、きっとつらいと思います。いつでもお話を聞きますので、つらいときは頼ってくださいね。
こうした文面をベースに、相手に寄り添った返信をするよう心がけましょう。
家族が危篤状態で会社は休むことのまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、家族が危篤の場合会社を休むことができるのかについて、以下の項目を解説していきました。
ご家族が危篤になった場合、会社を休むことはできます。ただ、原則的に有給休暇扱いになることが多いです。祖父・祖母が危篤の場合は休暇日数が少なくなることもある。
危篤状態が長引きそうである場合は、会社と連絡を密にして状況を説明し、仕事の引継ぎなど、できる部分があれば積極的に行なうようにする必要がある。
親が闘病中であったり高齢のため危篤状態になる可能性がある場合は会社に状態を事前に伝えておき、準備をしておくとよい。
危篤で会社を休む場合の連絡のはまず上司に連絡する。まずはメールで連絡をしておき、後ほど時間を取って電話で詳細を伝えるとよい。特に、直属の上司には、現在の容態と、今後の見通しについて確実に伝えておきましょう。会社によっては危篤証明書の提出が必要な場合もあります。
会社関係の方から危篤の連絡を受けた場合の返信は、内容は簡潔にして文面には死を連想させる言葉は使わないようにする。
ご家族が危篤状態に陥るのは、とてもつらいことだと思います。
何かあったときのためにも、普段から会社との連絡を密にし、何事も気軽に相談できる人間関係を築いておくことも重要でしょう。
この記事が、ご家族が危篤の際にも、皆様の心に寄り添い、助けになることを願っております。
家族が危篤の場合の会社への連絡についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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