献杯の挨拶は誰が行うべき?|親族・友人・喪主・流れ・文例

献杯の挨拶は誰が行うべき?|親族・友人・喪主・流れ・文例

葬儀の後の会食では、開始時に決まって献杯を行うものです。しかし、一体誰が献杯の挨拶を行う決まりなのかご存知でしょうか。今回終活ねっとでは、献杯の挨拶は誰が行うのか解説すると共に、献杯の流れや文例についても解説いたします。ぜひ最後までお読みください。

最終更新日: 2020年12月03日

献杯の挨拶は誰が行うべきなの?

葬儀

葬儀や法要の後に開かれる会食では、開始の際に決まって献杯の音頭を取るものです。
ですが、献杯の挨拶は一体誰がするものなのかご存知でしょうか。

今回「終活ねっと」では、献杯の挨拶を誰がするのか解説すると共に、挨拶の流れや文例についても見ていきましょう。

  • 献杯とは何か?

  • 献杯の挨拶は誰がするのか?

  • 献杯の挨拶の流れについて

  • 献杯の挨拶の文例について

  • 精進落としでの献杯について

以上の項目を軸に解説していきます。
献杯の挨拶を頼まれた際の参考になりましたら幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

献杯とは?

葬儀

まず、献杯とは何かご存知でしょうか。
似た意味の言葉に乾杯がありますが、おめでたい席で行われる乾杯とは違い、献杯は葬儀など弔事の場で行われる音頭のことです。

献杯には故人を敬い、死を悼むために杯をかわすという意味があります。
なので、乾杯は一同で力強く「乾杯!」と言って賑やかにするのに対し、献杯は静かに発声し、合掌などで締めくくります。

他にも乾杯でよく見られる杯を高く上げる、杯を打ち合う、お酒を飲み干した後に盛大な拍手を送るなどの行為もすべてマナー違反となります。

また、すべての葬儀で献杯が行われるわけではなく、住んでいる地域や宗派によって様々です。

献杯の挨拶を行う人は誰なのか

人々

では、献杯の挨拶は一体誰が行う決まりなのでしょうか。

喪主に頼まれた人が挨拶する

一般的に献杯では、喪主の選んだ人が挨拶を任されるものです。
喪主はお通夜の前までに、挨拶にふさわしい人を誰か一人決めて、依頼をしてください。

かつては男性が献杯の挨拶を任されるものでしたが、現在では女性の方も選ばれることが多く、男女どちらに依頼しても構いません。

誰に依頼すればいいか、以下で説明いたします。

故人の親族

献杯を頼まれる方の多くは、親族の中でも代表格の方、もしくは故人の兄弟姉妹など近しい間柄の方です。
できれば献杯経験があり、急な依頼でも大丈夫な方がよいでしょう。

もし親族として献杯を頼まれたのなら、挨拶の内容として故人の幼少期の話を語るのもよいかもしれません。
挨拶の最後に、遺族たちへの支援をお願いする言葉を添えるのもよいでしょう。

故人の近しい友人や会社の方

故人の近しい友人や、会社関係の方に頼むこともあります。
献杯のマナーをよく知っている年長者に頼むのが無難でしょう。

あなたが会社関係で献杯の挨拶を頼まれた場合、故人の仕事ぶりを述べるようにしましょう。
この時、故人の印象を悪くするような話はしないように注意しましょう。

さらに、挨拶の最後に遺族を支援する言葉を添えるとよりよいでしょう。

喪主

どうしても献杯を誰に依頼すべきか思いつかない。
そんな時は喪主自身が行っても問題ありません

葬儀の参列者の方に、出向いていただいた感謝を伝えるようにしましょう。
さらに、身内ならではのエピソードを披露したり、亡くなる間際の様子を説明するのもよいでしょう。

さらに、挨拶は喪主で済ませ、「献杯」の掛け声は僧侶の方にお願いするのも構わないでしょう。

誰が献杯の挨拶をすべきか、はっきりとした決まりはありません。
突き詰めれば誰でもいいのです。

慌てずに、臨機応変に対応するのがよいでしょう。

献杯の挨拶の流れと文例

困った人々

次に献杯の挨拶の流れと、パターン別の献杯の文例を見ていきましょう。

献杯の流れ

ここでは、献杯の大まかな流れをご説明いたします。
特に流れに決まりはありませんので、一般的な例としてご覧ください。

喪主から挨拶を促される

喪主が、あらかじめ依頼していた方の紹介をします。
親族や故人の友人代表、または仕事先の上司などが選ばれます。

挨拶をする

挨拶を促された方は、自己紹介や故人との思い出話などを語るようにしましょう。
さらに冥福を祈る言葉を織り交ぜて締めくくります。

思い出話というと、ついつい時間を多めにとってしまいがちでしょうが、献杯は故人を偲ぶ儀式と同時に、会食の合図でもあります。
1分くらいで簡単に済ませるようにしてください。

どうしても献杯が不安であるという人もいるかもしれません。
そんな時は、メモを見ながらの挨拶でも問題はないでしょう。

ちなみにこの間、聞いている方は料理に箸を付けることがないようにしましょう。

献杯の掛け声

挨拶の最後に献杯の掛け声をかけます。
参列者の方々にグラスを持つように促しましょう。

全員がグラスを持ったことを確認したら、「ご唱和お願いします。
献杯」と述べます。

この時、乾杯のように声を張り上げたり、杯を高くかかげたりしないようにしましょう。
「献杯」は落ち着いた声で発声し、杯は軽く上げるだけです。

献杯の後は「ありがとうございます」と礼を言い、これで挨拶は終わります。

献杯が終われば会食の始まりです。
周囲の方々と故人の思い出話を語るようにしましょう。

献杯の文例

挨拶の例を3パターン用意しました。
抑えておきたいポイントと共に、ぜひご一読ください。

例1・喪主が献杯を行う場合

故人の長男の〇〇でございます。
本日はお忙しい中、葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。

久しぶりに皆様にお会いできて、母も喜んでいることでしょう。
この場では、懐かしい当時の思い出話などで故人を偲んでいただければと思います。

それでは、献杯のご唱和をお願いします。
「献杯」

ありがとうございました。

この時、親族だけの葬儀なら自己紹介は省いても構いません。
最後の「献杯」は静かに言います。

例2・故人の友人が献杯を行う場合

ご紹介いただきました、故人の友人の〇〇です。

〇〇ちゃんとは学生の頃からの付き合いでしたが、まさかあの明るく元気だった〇〇ちゃんと、このような形で別れが来るとは思ってもみませんでした。
今でも彼女の笑顔が目に浮かんでくるようです。

〇〇ちゃん、どうかこれからは安らかに眠ってくださいね。

これより、友を偲びまして献杯をさせていただきます。
皆様、ご唱和をお願いいたします。

「献杯」

ありがとうございました。

遺族以外が献杯を行う場合は、冒頭の自己紹介は必ず入れてください
さらに、冥福を祈る言葉を述べます。

例3・会社の上司が献杯を行う場合

ご紹介いただきました、株式会社〇〇の〇〇と申します。
突然の悲しい知らせ、いまだに信じられない気持ちです。

私は〇〇君のいた〇〇部の部長をしており、〇〇君は〇〇部きってのホープとして働いてくれていました。
さらに仲間からの信頼も厚く、誰からも頼りにされる部署内の人気者でした。

そんな彼ともう会えないかと思うと、本当に残念でなりません。
ご遺族の方々の心中、お察しします。

これより、故人を偲びまして献杯をさせていただきます。
皆様、ご唱和をお願いします。

〇〇君、どうか安らかにお眠り下さい。
「献杯」

ありがとうございました。

自己紹介では、会社名と故人との関係性を明らかにしましょう。
さらに仕事ぶりや、故人の人柄についても触れるといいでしょう。

挨拶で使ってはいけない言葉

献杯の場でも、使ってはならない言葉というものがあります。

まず、同じ言葉を繰り返すことは「不幸が重なる」と捉えられるため縁起が悪く、禁止されています。
「重ね重ね」や「ますます」などを使うことは避けるようにしましょう。

また、「死んだ」などの直接的な言葉もNGです。
「ご逝去」「永眠」などに言葉を言い換えて使うようにしましょう。

さらに、宗教によって使う言葉が違う場合もあります。
例えば、「ご冥福」は仏教用語ですので、仏教以外の葬儀では使えません。
キリスト教式なら「天に召される」などと表現しますが、万が一の場合も備えて事前に確認をしておくと良いでしょう。

忌み言葉について以下の記事で言い換え表現もご紹介していますのでぜひこちらもご活用ください。

献杯の挨拶をする精進落としとは?

葬儀

さて、献杯の挨拶をする席のことを精進落としと言いますが、そもそも精進落としとは一体何なのでしょうか。

かつては四十九日の忌明けに、それまで食べていた精進料理を通常の食事に戻すことを「精進落とし」と言いました。

そこから意味合いが変わり、初七日の法要が終わったことへのねぎらいや感謝のための食事の席を、精進落としと言うようになりました。
献杯で故人やお世話になった方々への感謝を述べるのはそのためです。

ちなみに現在ではさらに精進落としも簡単なものになり、火葬が終わった後に僧侶や弔問客、世話役などをもてなすために開かれる食事の席、という意味に変わってきました。

このように火葬後開かれるようになったのは、葬儀明けに親族で集まることが非常に困難であるためです。

ちなみに、地域によっては火葬中に精進落としが開かれる場合もあります。

精進落としについてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事でも説明していますのでご覧ください。

献杯の挨拶は誰が行う?まとめ

人々

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、献杯の挨拶は一体誰が行うのかについて以下のことを解説してきました。

  • 献杯とは弔事の場での乾杯の音頭のことだが、乾杯とはマナーが異なる。

  • 献杯を行うのは喪主が依頼した人。
    故人の親族や兄弟姉妹に頼むのが一般的だが、友人や会社の上司、喪主自らが行っても良い。

  • 献杯の挨拶では、自己紹介と故人の思い出話を語るように。
    長話にならないように手短に済ます。

  • 最後の「献杯」という掛け声は静かに発声し、杯は軽く掲げるだけにする。

  • 献杯の挨拶では「重ね重ね」「ますます」「死んだ」という言葉は使わないように。
    他にも、宗教によっても使ってはいけない言葉がある。

  • 精進落としとは、法要が終わったことへのねぎらいのために開かれる食事会のこと。
    最近では精進落としも簡単になり、火葬が終わった後に行われる。

おごそかな場面での献杯と、めでたい場面での乾杯は明確な違いがあるようですね。
献杯一つとっても、古い伝統や守るべきルールが存在しますので気をつけなければいけません。

ですが、地域によって、さらに時代が移り変わることによって、ルールは変わってくるものです。

さらに故人の人柄によっても葬儀の様子は変わってくるので、周りのアドバイスを受けつつも、臨機応変にのぞみましょう。

「終活ねっと」では、他にも葬儀に関する記事を多数掲載しております。
ぜひそちらもご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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