香典をどこまで出すかの範囲とは?金額相場や書き方についても解説!

香典をどこまで出すかの範囲とは?金額相場や書き方についても解説!

葬儀と言えば香典を出すのがマナーですが、どこまで香典を出すのか悩んでしまう事もあると思います。今回終活ねっとでは香典をどこまで出すのか、出す場合の金額相場や香典袋の書き方や渡し方のマナーについて説明をします。

最終更新日: 2020年12月16日

香典をどこまで出すかについて

葬儀

年齢を重ねるにつれて、増えてくるのが葬儀です。
葬儀と言えば香典を包むのがマナーですが、生前あまり親交のなかった場合など、どこまで香典を包むべきかどうか迷う場合もあるでしょう。

今回「終活ねっと」では、香典をどこまで出すのかの範囲について、出す場合の金額相場や香典のマナーなどとあわせて解説をしていきます。

  • 香典をどこまで出すかの範囲って決まっている?

  • 関係ごとの香典の金額相場

  • 表書きなどの香典の書き方のマナーについて

  • 香典の包み方や渡し方のマナーについて

以上の内容を中心に説明していきます。

香典を包む範囲がどこまでなのかと気になった事のある方は、ぜひこの記事を読んでいただき、香典を渡す際の参考にしていただければ幸いです。

以下の記事では、香典に関する基礎知識やよくある疑問をまとめています。
香典の基本的なマナーを知りたい方は、ぜひご覧ください。

香典をどこまで出すかの範囲って?

葬儀

会社の部下の祖父母や卒業して何十年も会っていない学生時代の同級生、ご主人の遠い親戚などの訃報を聞いたらどうしますか?
直接聞くならまだしも、場合によっては人づてに聞く場合もあるでしょう。

お悔みの気持ちを伝えたい思いはあるけれど、ご遺族からしたら自分の名前も知らない可能性もあると迷ってしまった経験をされた事がある方は少なくないはずです。

香典をどこまで出すのかというのは、誰もが必ずといっていいほど経験する問題です。
年齢を重ねるほど、こういった悩みに直面するケースも増えます。

ここでは、香典をどこまで出すかの範囲の判断基準について説明をしていきます。

香典を出す範囲に明確な決まりはない

実は、香典をどこまで出すかには明確な決まりがありません。

元々香典とは、葬儀をする喪家の経済的な負担を軽減する目的で始まったものです。
現代でもそうですが、葬儀を取り仕切る側の経済的な負担は決して軽くありません。
そこで、参列者が香典を持ち寄る事によって葬儀主催側の負担を軽くし、自分の葬儀の時には同じように香典を頂く「相互扶助」の精神が起源となって生まれたものです。

現在でも頂いた香典は、誰からいくら頂いたかを記録します。
これには香典返しの為の目的という意味はありますが、「相互扶助」の考え方に基づいて考えれば、香典を頂いた方に葬儀があった際には、香典を包んで返すというのが基本的な考え方です。

現代では相互扶助の精神に加えて、故人を偲ぶ気持ちを伝える方法の一つして使われているのが香典です。
香典を渡す事、つまり金銭的な援助を、少額であっても行う事によって、故人・もしくは故人のご遺族へ追悼の意を表す事が香典の果たす役割となっています。

つまり、頂いたものをお返しする相互扶助の気持ちと、故人へ対するお悔みの気持ちの強弱が香典をどこまで包むかどうかの判断基準となっています。

その為、香典を包む範囲には明確な決まりがない、というのが現代の香典事情です。
香典は、あくまで気持ちを表すツールの一つとしての性格が強いので、「故人を偲ぶ気持ち」「相互扶助の気持ち」という、この二つの観点を判断基準の一つとして考えてみましょう。

故人との関係性によって出すかどうか決める

香典をどこまで包むかどうかの判断は、「故人を偲ぶ気持ち」と「相互扶助の気持ち」と説明をしましたが、判断が難しいのが現実ではないでしょうか。
香典を包むかどうか迷った際には、故人との生前の関係性によって判断しましょう

生前お世話になったり継続的に交流があった方であれば、例え親族でなくても香典は出すべきです。
逆に、親族であっても遠い関係で、生前あまり交流もなかった場合には、出さない事もあるでしょう。
生前との故人の関わりを考えた時に、「偲ぶ気持ち」があるのであれば香典を包む事を検討しても良いと思います。

もう一つは、香典を受け取ったご遺族の方があなたの名前を見てどこの誰だか認識できるか、というのも判断材料の一つになります。
葬儀が終わった際、香典返しなどをする際に名前を見ても故人との関係が良く分からない方からだと、遺族も戸惑ってしまう可能性があります。
ご遺族を含めて、故人とどういった関係であったかを振り返ってみましょう。

例えば、親族であれば三親等以内であれば迷う事なく香典は包むかと思いますが、4親等以上の親族であれば、関係性を考慮して決めましょう。

また、香典は地域によっては独自のマナーがある場合も多いです。
「弔事に義理はかかすな」という考え方もあり、出来るだけ香典を包むようにする地域もあります。
また、職場の場合には部署などで一括で包んだり、労働組合から包んだりするケースもあります。
いずれにしても、周囲の人と相談して足並みを揃える事も大切です。

以上のように、答えがあるようでないのが香典です。
生前の故人との関係を考えて、周囲にも相談しながらどこまで香典を出すのかを決めましょう。

香典の金額相場

お金

香典を出す事を決めたら、次はいくら包めば良いのかが気になるポイントです。
香典の相場は、香典を包む側の年齢と相手との関係性によって相場が決まっています。
故人を偲ぶ気持ちのあまり、多く包みすぎてしまっても逆にご遺族に気を使わせてしまいますので、適切な金額を包むように心がけましょう。

また、香典はお通夜や告別式の葬儀の時、四十九日の時、一周忌の時と法要ごとに相場が決まっていますが、ここではお通夜・告別式の際の金額相場について説明します。

家族・親戚(親族)

親族へ香典を包む場合は、血縁の深さによって大きく相場が変わります
3親等より2親等、2親等より1親等になるにつれ包む香典金額は高くなります。

親族の場合は、親族同士で足並みを合わせて対応する場合もありますので、親族同士でよく相談して対応するようにしましょう。

祖父・祖母

祖父母に孫から香典を包む場合、孫側の年代によって金額の相場は変わります。
20代の場合は10,000円〜30,000円、30代の場合は30,000円〜50,000円、40代以降の場合は50,000円以上が相場です。

祖父母の場合は、孫から供花を出す場合もあるので、親族間でよく相談をしましょう。

実父・実母

実の父母が故人の場合でも、原則は香典を包むのがマナーです。
例外的に香典包まなくても良いとされているのは、喪主になる場合で親と同居の場合で喪主に準じる立場になる場合です。

親の場合は生前との関係も深いので、香典の相場も高額になります。
20代で30,000円〜50,000円、30代で50,000円〜100,000円、40代以降では100,000円以上が相場です。
この相場は実の親でも義理の親でも変わりありません。

兄弟姉妹

兄弟姉妹に香典を包むの場合の相場は、同じく2親等である祖父母と同じか若干高いのが相場です。
兄弟姉妹の方が、祖父母よりは関係が深く年代や立場も近い事から若干高めになっています。

20代で30,000円〜50,000円、30代で50,000円、40代以降では50,000円以上が相場となっています。

子供・孫

想像をするのも辛いですが、子供や孫が故人の場合もあるかもしれません。
実の子供が故人の場合、親は喪主となるケースも多いですがその場合は香典は不要です。
嫁いだ娘や、義理の子供で喪主とならない場合は、親であっても香典は包むべきです。
子供に対して香典を包む場合は、親の経済状況にもよりますが50,000円~100,000円以上というケースが多いようです。

祖父母から孫へと香典を包む場合は、子供の場合と同じように経済状況によって50,000円~100,000円以上と幅があります。
実は、子供や孫の場合はケースとしては珍しい事もあり、あまりはっきりとした相場がありません。
経済状況の許す範囲内で、精神的な面でも経済的な面でも援助をする事が多く、葬儀代の一部を負担する場合もあります。

叔父・叔母

3親等にあたる叔父や叔母への香典は、兄弟姉妹や祖父母にくらべると低い傾向にあります。
20代であれば10,000円程度、30代で10,000円~20,000円、40代以降で10,000円~30,000円が相場です。

生前どれだけ親交があったか、お世話になったのかでも金額は変わります。

その他親戚

いとこなどの3親等を超える親族の場合は、生前の関係性によって変動します。
香典を包まない場合もありますし、金額面などで一番悩むのはこのケースではないでしょうか。
いとこなどの親族への香典相場は、20代で3,000円~10,000円、30代で3,000円~20,000円、40代以降で3,000円~30,000円となっています。

相場にも幅がありますので、悩んだ場合は周囲の親族や親に相談するのも良いでしょう。

友人・知人

友人や知人などの香典相場は、故人との生前の関係によって変わります
親族のケースに比べると相場は安いですが、お世話になった恩師や、長年の大親友など生前の関係が深かった場合は親族と同水準の香典を包む場合もあります。

親しかった友人

故人が親しい友人の場合の香典の相場は、あなたの年齢が20代の場合5,000円から、30代の場合は5,000円から10,000円、40代の場合は10,000円以上です。
他にも同じのようにお通夜や葬儀に参列する親しい仲間、友人がいる場合は相談して金額を合わせるようにしましょう。

親しい友人などの場合、故人と夫婦ともに仲が良い場合などは、夫婦連名で出す場合もあります。
夫婦連名で香典を出す場合は、一人で包む場合よりも多くなり10,000円以上が相場です。
また、通夜ぶるまいなどの会食に参加する場合はその分の会食代を上乗せするようにしましょう。

知り合い程度の知人

そこまで仲の良い訳ではない、知り合い程度の知人の場合、3,000円程度からが相場になります。
お通夜や葬儀に参列しない場合もあるでしょうし、香典を郵送するかどうか迷う場合は、同じような関係の友人などに相談しましょう。

部活動のチームメンバーや、クラスメイトが連名で香典を出す場合もあります。
この場合も金額は付き合いに応じて、3,000円〜が相場です。

香典袋には3人までは名前を書きますが、人数が4人以上になる場合は○○一同などと書いて出します。

ご近所の人々

ご近所の方が亡くなった場合の香典は、生前との交流の深さにもよりますが3,000円程度からが相場としては多いです。

住んでいる地域によっては、町内会や自治会で決まっている場合もありますので、こういった場合は話の出来るご近所の方と相談するのも良いでしょう。

会社・職場

職場の同僚や、同僚の親族、取引先関係者に香典を包む場合の相場を説明します。
職場関係者の場合、そもそも香典を包むかどうか迷うケースもあるでしょうが、周囲の人や上司と相談して対応する事が大事です。

上司・同僚・部下の場合

職場で一緒に働いている方本人が亡くなった場合の香典相場は、20代の場合3,000円~5,000円、30代の場合5,000円~10,000円、40代以降の場合で10,000円以上です。
上司、同僚、部下であっても相場は同じです。

ただし、香典を包む側がパートやアルバイトの場合は無理に香典を包む必要はありませんし、包む場合も少額で構いません。

上司・同僚・部下の親の場合

職場で一緒に働いている同僚の親の場合、香典を包むかどうかを迷うケースも多いでしょう。
大きな会社であれば会社や労働組合から弔慰金が出る場合もありますので、香典はこれとは別に個人として包むかどうかという事になります。

生前ご縁のあった方や、関係の深い同僚などの場合は個人でも香典を包みます。
香典の相場は、20代であれば3,000円~5,000円程度、30代・40代でも5,000円~10,000円程度が目安です。

上司・同僚・部下の親族の場合

同僚の親以上に香典を包むかどうか迷うのが、同僚の親族の場合でしょう。
香典を包むかどうかの判断は、普段職場でどれだけお世話になっているか、故人がその同僚とどれくらい縁のある方だったかなどを考えて決めましょう。

香典を包む場合の相場は、3,000円~5,000円程度となっています。

取引先の関係者

取引先の関係者に不幸があった場合も、香典を検討する事が多いでしょう。
取引先の場合は、個人で包むよりも会社として包む場合も多いでの、取引先から訃報連絡を受けた場合は、まずは上司に相談するなどして組織として対応する事が大切です。

取引先の関係者には、様々な立場の方がいますが、故人が取引先の社長なのか担当者なのか、社長の親族なのかで香典の相場も変わります。

一番相場が高いのは取引先の社長で相場は10,000円~100,000円です。
取引先の社長の親族の場合、10,000円~30,000円が相場です。
故人が先代の社長など、生前から縁の深かった場合は50,000円を包む事もあります。
取引先担当者の場合は、10,000円~30,000円が相場となっています。

香典の書き方

葬儀

香典を包む事になったら、香典袋を準備します。
香典袋の書き方にも、故人の宗教や法事ごとにマナーがあります。

ここでは、正しい香典袋の書き方について説明します。

表書き

表書きは、故人の宗教によって書き方が決まっています
故人の宗教が分からない場合は、訃報を受けた際に確認しておくと良いです。

仏式の場合

故人の宗教が仏教の場合、表書きには御霊前・御香料・御仏前・御香典と書くのが一般的です。
仏教には様々な宗派があり、宗派によっては書き方が違う場合もありますので、宗派が不明な時は
御香料と書きます。

また仏教の場合の香典袋には、蓮の花が描かれているものを使う事ができます。
蓮の花が描かれた香典袋は、仏教専用の香典袋ですので他の宗教の葬儀で利用しないよう気をつけましょう。

浄土真宗の場合

仏教の中でも、浄土真宗は表書きにマナーがあります。
浄土真宗の場合、香典袋の表書きは御仏前と書きます

浄土真宗の考え方では、故人は死後すぐに成仏するため、他の言葉は避けるのがマナーとされています。

神式の場合

故人が神道を信仰していた場合、神式の葬儀となります。
神式の場合、表書きには御玉串料・御霊前・御神前などと書くのが一般的です。

神式の場合の水引は、銀色が選ばれます。
また香典袋は無地のものを使用します。

キリスト教の場合

故人がキリスト教の場合、表書きは弔慰料(プロテスタント)・御ミサ料(カトリック)・御霊前・献花料などと書くのが一般的です。

水引はないものが一般的です。
また、キリスト教の場合の香典袋は十字架や百合の花が印刷されたものを使います。

名前

個人で香典を出す場合、香典袋の真ん中に氏名をフルネームで書きます
夫婦で包む場合も、一般的には夫の名前のみを記載します。
香典は家単位で出すものと考えられている為です。

しかし、生前夫婦ともに親交のあった場合などは連名で書くケースもあります。
その場合は、夫のフルネームを中央に記載して、妻は名前だけを夫の名前の左側に書きます。

金額

香典の中袋には、包んだ金額を記入します。

この際、数字は旧字体で書くようにします。
10,000円を包んだ場合は、「金壱萬円也」という風に書きます。

注意点

香典に名前や金額を記入する際には、四十九日までは薄墨を使うのがマナーとされています。
これは、急な訃報に接し墨を擦る時間もなかったという驚きと、墨に涙が混じり薄くなってしまったという悲しみの気持ちを表している。

自宅にない場合は、コンビニなどでも薄墨の筆ペンを売っていますので活用しましょう。

香典袋の包み方・渡し方

葬儀

香典袋にお金を包む包み方や、葬儀会場で渡す際にもマナーがあります。
ここでは、香典の包み方・渡し方のマナーについて説明します。

包み方

香典袋には上包みと中包みがあります。
市販されている香典袋には、中包みが同封されているものも多いです。
また、地域によっては「不幸が重なる」という考え方から中包みを使わない地域もありますので、その場合は上包みのみを使用します。

市販されている中包みを使用する場合は、既に折り目がついてありますのでそのまま使用します。
中包みがない場合は、和紙を使って包みます。
上包みや中包みの詳しい包み方については、下記の記事で詳細を説明していますので合わせてお読みください。

渡し方

香典袋はそのまま持ち歩くのではなく、袱紗(ふくさ)に入れて持参します。
受付で、香典を渡す直前に袱紗から出して渡します。
香典袋の渡し方の詳しいマナーについては、下記の記事で紹介していますので合わせてお読みください。

香典をどこまで出すかについてのまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、香典をどこまで出すかについて以下の事を中心で説明してきました。

  • 香典をどこまで出すかについては、明確な決まりはなく、故人との関係や生前どこまで親交があったかによって決める。

  • 香典を包む場合の相場は、相手との関係と香典を包む側の年代によって決まっている。

  • 香典袋の書き方や種類は個人の宗教によって違いがあり、名前や金額を書く時には四十九日までは薄墨を使うのがマナーである。

  • 香典袋を包む際は上包みと中包みがあること、香典袋は袱紗にいれて持参するのがマナーである。

葬儀には付き物の香典をどこまで出すのかは、故人との関係によって決めるのが良いとされています。
どうしても迷う場合は、親族や周囲の人と相談するのも大切な事です。
葬儀に参列する際には、香典にまつわるマナーをしっかりと確認して、故人を偲ぶ気持ちを伝える事が大切です。

「終活ねっと」では、他にも葬儀や香典に関する記事をたくさん掲載しています。
ぜひそちらもご覧ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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