家族葬に呼ばれていない時香典は渡す?香典の郵送や弔問について解説

家族葬に呼ばれていない時香典は渡す?香典の郵送や弔問について解説

葬儀の種類が数多く登場している現代では、今までの慣習が通じないことも多くなってきました。例えば自分が家族葬に呼ばれていない時、香典は渡すものなのでしょうか。この記事では、家族葬に呼ばれていない際の香典の渡し方や金額相場などを解説しています。

最終更新日: 2019年03月21日

家族葬に呼ばれていない際の香典について

葬儀

葬儀は故人を偲び、最期のお別れをする重要な儀式です。
一昔前の葬儀は基本的な流れに則ったものが主流でした。
しかし、家族葬を始めとした新しい形の葬儀が数多く登場している現代では、今までの慣習が通じないことも多くなってきました。

本来の葬儀であれば、自分が呼ばれていない状況でも香典だけは渡すのが一般的ですが、家族葬の場合、香典は渡していいものなのでしょうか。
他にも「香典を用意する場合、どんな渡し方があるのか」「香典の金額相場はどれくらい?」など、家族葬の香典に関する疑問が沢山出てくることと思います。

今回の「終活ねっと」では、家族葬に呼ばれていない際の香典について、

  • 家族葬に香典は必要なのか

  • 家族葬に呼ばれていない人が香典を渡す方法

  • 香典はいくら包めば良いのか

  • 家族葬に参列した際の香典はどう渡すのか

以上のことを解説していきます。
弔問時に香典が必要であるかに加えて、弔問時のマナーについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

以下の記事では、香典に関する基礎知識やよくある疑問をまとめています。
香典の基本的なマナーを知りたい方は、ぜひご覧ください。

家族葬では香典を渡してもいい?

葬儀

多少なりとも交流があった人の訃報を聞けば、葬儀へ参列するかしないかに関わらず、香典だけでも渡したいと考えるのは自然なことと思います。
しかし、葬儀の形式が違う家族葬でも、同じようにご遺族側へ渡していいものなのでしょうか。
ここでは家族葬に呼ばれていなくても、香典を渡していいかどうかについてご紹介します。

家族葬では原則として香典不要

家族葬では基本的に香典は必要ありません
理由としては「小規模な葬儀だから」「ご遺族や香典を出す人の負担を軽減したい」などが挙げられます。

家族葬はご遺族やご親族、故人と親しかった人たちだけで行う小規模な葬儀で、かかる費用も比較的安価です。
そのため、ご遺族の経済的負担軽減を目的に渡す香典は必要ないのです。
さらに、参列しなくても香典を出す人は経済的負担、香典をいただいたご遺族は後日に香典返しという負担を避けるためでもあります。

迷ったら喪主側に確認をとる

家族葬では先述した理由により、あらかじめ案内状に「参列や香典は辞退する」という旨を記載しています。
そのため、案内状にそう明記されていれば、香典は用意しないことがマナーです。
しかし「香典の辞退」という考えに慣れていない、文章が分かりにくいなどで対応に迷うこともあります。

家族葬によっては香典を受け付けている場合もあるため、喪主側に確認を取った方が良いでしょう。

家族葬に呼ばれていない際の香典の渡し方

葬儀

家族葬に呼ばれていないと分かっても、香典を受け付けていると分かれば渡す準備をする必要があります。
しかし、どのような渡し方をすればいいのでしょうか。
繰り返しになりますが、渡すのは香典を辞退しているか、喪主側に確認を取ってからにします。

ここでは家族葬に呼ばれていない際の香典の渡し方についてご紹介します。

香典を用意する

家族葬で渡すのし袋に表書きを記入する際、使用するのは薄墨です。
薄墨を使う理由は「悲しみで涙が止まらず、墨を薄くしてしまった」「突然のことに墨をする時間がなかった」などの気持ちを示すためとされています。
しかし、近年では筆と硯を使う人はほとんどいないため、薄墨かどうか気にならない人が増えてきています。

また、用意するお札が新札の場合、事前に用意していたと悪く受け取られやすいため、新札以外を選びましょう

ここでは、のし袋・水引や表書きについて解説していきます。

のし袋・水引

香典を包むために使うのし袋は、包む金額に合わせたものを選びます
香典の金額が3千円~1万円程度の場合は水引が印刷されている簡易的なのし袋、1万円以上の場合はのし袋に水引がかかっているものがおすすめです。
高い金額用ののし袋はかかっている水引だけでなく、高級和紙などを使っているためすぐに分かります。

水引は黒白、または双銀の結び切りを使います。
結び切りは結びが固く、解けにくいため「不幸が繰り返されないように」という願いが込められています。
水引の色は基本的に上記の通りですが、京都を始めとした関西地域では黄白を使っているところもあります。

これは皇室で使われている紅白の水引と区別するためと言われています。

表書きについて

香典の表書きは宗教や宗派によって異なります
家族葬が仏式だった場合、表書きは御霊前と記入します。
宗派が浄土真宗だった場合は「御仏前」です。

この違いは人が亡くなった後に対する考えの違いによるものです。
ほとんどの宗派では四十九日を迎えるまで故人は幽霊になっていると考えるのに対し、浄土真宗では亡くなったらすぐに極楽浄土へ行って仏様になると考えます。
そのため、四十九日後の法事であれば、浄土真宗以外の宗派も「御仏前」を使います。

そして神道の表書きは「御玉串料」キリスト教の表書きは「御花料」です。
表書きを記入する場所はのし袋の上部の中央に縦書き、下部の中央にはフルネームを記入します。

遠方の場合は郵送する

家族葬の会場が近くにある場合は、直接受付まで行き、香典だけ渡して帰るという方法があります。
しかし、遠方にお住いの場合はそうもいきません。
その時は近所の郵便局に行き、香典を送る形にしましょう

まずはのし袋に表書きを記入し、お金を準備してのし袋で包みます。
次に白色で無地の便せんを用意し、お悔やみの言葉を簡潔に書いてください。
そして郵便局の窓口で現金書留封筒を購入し、宛先や差出人の住所・名前、郵送する金額などを記入します。
最後は現金書留封筒にのし袋と手紙を入れて郵送するだけです。

便せんが1枚だけの場合、封筒を使う必要はありませんが、2枚以上の場合は一重の封筒に入れた上で現金書留封筒に入れます。

代理人に渡す

家族葬で香典を渡す方法の1つとして「代理人に渡す」こともできます。
先述したように、自分が直接行って渡せば済む話ですが、事情があって会場に行くことが難しい人もいることでしょう。
そこで自分の代わりに香典を届けてもらうのです。

代理人を立てることに対し「相手に失礼ではないか」と考える人もいます。
しかし、繰り返すようですが家族葬は香典が原則不要で、香典を受け付けている少数派も「渡したい人がいるのに断るのは却って失礼」という考えの人が多いです。
そのため、誰が香典を持ってきたかはあまり重要視されていないので失礼にはなりません。

芳名帳に記入する必要があるため、代理人には本人の住所や名前を伝えておきます。

後日弔問に訪れる

家族葬には呼ばれていないけれど、後日弔問に訪れることは可能です。
香典は後日の弔問時に渡すという方法もあります。

弔問前には必ず連絡を

弔問時のマナーとして、事前の連絡は必須です。
家族葬は通常の葬儀よりも参列できる人が少ないため「どうして自分を呼んでくれないのか」と不満に感じた人や一度は故人に手を合わせたいと考える人などがいます。
家族葬では上記のような人たちが後日弔問することは、通常よりも多い傾向にあります。

ご遺族が不定期に来る弔問客の対応に追われている可能性が高いため、必ず事前に連絡し、いつ頃なら都合が良いのか、確認しましょう。
また、ご遺族の人たちと交流がなかった場合、弔問の日程だけではなく、故人と自分との関係性を最初に伝えておきます
さらに弔問に最適な時期は、葬儀後の3日目以降から四十九日までの間です。

弔問時のマナー

弔問時のマナーの1つには服装が挙げられます。
家族葬に呼ばれていないとはいえ、葬儀の後に訪ねるのだから、喪服が一番良いだろうと考える人は多いです。
しかし、ご遺族は葬儀が終わったことを1つの区切りとして、いつも通りの生活を取り戻そうとしている最中なのです。

そのため、故人や葬儀のことをイメージさせる喪服は避け、落ち着いた雰囲気の平服を着ていきます。
また、弔問する際は香典の他に手土産を持参していくのも良いでしょう。
故人が生前好物だったものや菓子折り、果物などがおすすめです。

以下の記事では、家族葬後の弔問マナーについてより詳しく解説しています。
ご興味がありましたら合わせてご覧ください。

家族葬の香典の金額相場

葬儀

葬儀に呼ばれていない人でも場合によっては香典を渡せることは先述しました。
相手に渡す香典はどれくらい包めば良いのでしょうか。
ここでは家族葬の香典の金額相場についてご紹介します。

年齢や故人との関係によって異なる

家族葬の香典の金額相場は、年齢や故人との関係によって大きく異なります
どれだけ親しくとも他人よりは血縁者の方が、同じ血縁関係者でもご親族よりはご遺族の方が高い傾向にあります。
それは年齢についても同様で、若い人よりはご年配の方が金額は高くなります。

まだ未成年の人は保護者が出す場合がほとんどです。
年齢や故人との関係が基準になるため、家族葬に参列する人と呼ばれていない人の違いはありません。

関係別香典の金額相場

以下に記載した金額相場はあくまでも目安です。
そのため、もっと多めに出したい人は、以下の金額に上乗せしても問題ありません。

  • ご両親

    20代は4~10万円、30~40代は5~10万円

  • 祖父母

    20代は1~3万円、30~40代は2~5万円

  • 友人・知人

    20代は1~2万円、30~40代は約3万円

  • 職場の人

    20代は3~5千円、30~40代は5千円~1万円

  • 遠い親戚

    20代は約1万円、30~40代は約3万円

香典の金額相場についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

家族葬に参列する際の香典の渡し方

困った人々

家族葬に参列する場合、香典は袱紗(ふくさ)に入れた状態で持参し、受付で取り出して、表書きが相手から読める向きにして両手で渡します
その時は「このたびはご愁傷様です」「お納めください」などの言葉を添えると良いでしょう。

以下の記事では、家族葬の服装のマナーについて解説していますので合わせてご覧ください。

家族葬に呼ばれていない際の香典まとめ

葬儀

いかがでしょうか。
今回の「終活ねっと」では、家族葬に呼ばれていない際の香典について、以下のことを解説してきました。

  • 家族葬に香典は不要だが、場合によっては受け付けている
    呼ばれていないが香典は渡せるか確認が必要

  • 家族葬に呼ばれていない際の香典の渡し方は郵送・代理人に渡す・後日弔問の際に渡すという方法がある

  • 後日弔問の際には必ず連絡を入れる
    弔問時の服装は平服で行く

  • 金額相場は年齢や故人との関係で変わる

  • 参列する場合は袱紗で持参して、渡す際にはお悔やみの言葉を添える

家族葬に呼ばれていない人でも香典を渡して良い場合はありますが、ご遺族側が香典を辞退した際は相手の意志を尊重し、無理に渡すことはしないでおきましょう。
また、弔問する際もマナーを守ってお伺いするようにしましょう。

「終活ねっと」では、他にも家族葬に関する記事を数多く掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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