香典の金額は漢字で書く?|書き方・横書き・表書き・マナー

香典の金額は漢字で書く?|書き方・横書き・表書き・マナー

香典を用意する際にはいろいろと書くべき項目がありますが、中でも難解なのが金額の書き方です。漢字で書いてよいのか、ただの数字で書いてよいのかに悩む方も多いでしょう。実際のところ、香典に包んだ金額は漢字で書くべきなのでしょうか?

最終更新日: 2020年12月15日

香典の金額の漢字について

困った人々

葬儀や法事のために香典を持参するときは、香典袋にいろいろと書くべき項目があります。
香典袋に書くべき項目と聞くと、多くの方が「御霊前」などの表書きや、表書きの下に書く名前をイメージするでしょう。
しかし、表書きや金額とともに書くべき項目といえるのが、香典に包んだ金額です。

香典に包んだ金額を書く場合は数字を用いますが、問題は金額を書くときに漢字を使うべきかどうかという点です。

たしかに、なるべくなら書き順が多い漢字よりも、普通の数字で書きたい気持ちになるでしょう。
はたして香典の金額は漢字で書いた方がよいのでしょうか?

そこで今回「終活ねっと」では、香典に包んだ金額を漢字で書くべきかついて以下の内容を中心詳しく解説します。

  • 香典に包んだ金額は漢字で書くべきなのか?

  • 香典袋で金額以外の項目を書くには?

  • 香典袋のお金にまつわるその他のマナーとは?

香典袋への漢字の書き方に悩んでいる方にとって処方箋といえる内容となっていますので、ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

以下の記事では、香典に関する基礎知識やよくある疑問をまとめています。
香典の基本的なマナーを知りたい方は、ぜひご覧ください。

香典の金額は漢字で書くの?

葬儀

香典に包んだ金額については、ご遺族側が香典の管理を簡単にできるようにするための配慮といえます。
はたして、香典の金額は漢字で書くべきなのでしょうか?

まずは、香典の金額を漢字で書くべきなのか、それとも普通の数字で書いても問題はないのかについて見ていきましょう。

香典の金額は漢字で書く

結論から先に書けば、香典の金額は漢字で書くべきとされています。
基本的に香典の金額を書くときは、縦書きで書く場合が多いからです。

ただし、漢字で書くべきであるのは縦書きの場合に限ったことで、横書きで書く場合は普通の算用数字を使って書くようにします。

漢数字の書き方

特に、縦書きで香典の金額を書く場合は、漢数字を使って書くのが一般的ですが、実はより正確には漢数字の書き方にもマナーがあります。
ここでは、香典の金額表記で使う漢数字のマナーについて、詳しく見ていきましょう。

書き方

香典の金額を漢数字で書く場合は、正式には普通の漢数字ではなく、大字と呼ばれる正式な漢数字で書きます

大字は普段はあまり意識されませんが、1万円札や株券などに使われている、旧字体の漢数字といわれるとイメージできるでしょう。

大字の一覧は以下の表に示すとおりです。
アラビア数字との対応がしやすいように記しておきます。

アラビア数字 普通の漢数字 大字
1
2
3
5
6
7
8
10
1000
10000

なお基本的な書き方は、金○○圓という書き方です。
また、上記の表で4と9については書きませんでしたが、この2つの数字は香典の金額としては「死」や「苦」を連想させる縁起の悪いものと考えられるため、原則使われません。

ただし近年では、普通の漢数字を使ってよい場合もありますので、事前に確認してみるとよいでしょう。

書く場所

香典の金額は、書く場所についても作法があります。
香典袋に中袋がついている場合は、中袋表側の真ん中に書くのが一般的です。

もし、コンビニなどで市販されている香典袋を使うのであれば、基本的に中袋がついているため、このやり方で書くようにしましょう。

しかし、香典袋によっては、中袋がついていない場合もあります。
中袋がついていない場合は、香典袋の裏側左下に住所と一緒に書くようにしましょう。

裏側に横書きで書く場合は?

もし、裏側に横書きで書く場合は、どのように書けばよいのでしょうか?
たしかに、香典袋の裏側に横書きで書くとなれば、住所欄のことも考えないとうまくバランスが取れません。

裏側に横書きで書く場合は、上から住所・氏名・金額の順番にすべての項目を横書きで統一して書けば大丈夫です。

十万円などの大きい額の場合

場合によっては、10万円など非常に高額なお金を香典として包む場合もあるでしょう。
高額の香典を包む場合は、漢数字でどのように書けばよいのでしょうか?

以下のような書き方をするのがおすすめです。
いくつか具体例を出しておきますので、ぜひともご参考にしてください。

数字 大字
10万円 拾萬圓
30万円 参拾萬圓
50万円 伍拾萬圓
100万円 百萬圓
500万円 伍百萬圓
1000万円 壱仟萬圓

香典袋の金額以外の書き方

葬儀

香典の書き方については、金額以外の部分について知っておくことも大切です。
ここでは、香典袋で金額以外の部分にまつわる書き方も見ていきましょう。

表書き

香典の中で最も重要な部分が表書きです。
表書きは香典を何のために持参したのかを示す部分であるだけに、香典袋の部分で最も目立ちます。

このため表書きの書き方が間違っていた場合、非常に恥ずかしい思いをしてしまうこともあるため、適切な表書きの書き方を知っておくことは非常に大切です。

仏式の場合

日本で行われる葬儀のほとんどが、仏教に基づいて仏式葬儀です。
このため仏式葬儀で適切な表書きを知っておくことは、ほとんどの葬儀に対応するうえでも重要なことといえます。

ほとんどの仏教宗派の葬儀では、御霊前の表書きが一般的です。
「御霊前」とは、故人が亡くなって次の生まれ変わり先が決まるまで霊の状態であるという考え方に基づいた表書きですので、仏式葬儀に参列する場合は「御霊前」は覚えておきましょう。
宗派がわからない場合は「御香典」を使うと、トラブルを避けることができます。

浄土真宗の場合

同じ仏教でも浄土真宗の場合は、「御霊前」ではなく御仏前を使うのが作法です。
浄土真宗では、亡くなった方はすぐに仏様として極楽浄土で生まれ変わるという考え方があるため、「御霊前」を使うのは適しません。

なお浄土真宗であっても、宗派がわからない場合は「御香典」を使っても大丈夫です。
さらに浄土真宗以外でも、四十九日以降の法事に香典を持参する場合は「御仏前」を使います。

神式の場合

仏教とともに日本に古くからある神道ですが、神式葬儀でも仏教のほとんどの宗派と同じように御霊前と書くことができます。

神道でも亡くなった方は守護神として生まれ変わるまでの50日間、霊の状態でいると考えるためです。
なお神式独自の表書きとして「御玉串料」「玉串料」「御榊料」「御神饌料」などが挙げられます。

キリスト教の場合

教会で葬儀を行うキリスト教の場合は、宗派に関係なく使える表書きとして御花代と御花料があります。

キリスト教にはカトリックとプロテスタントがありますが、もし宗派がわからない場合などは以上の2つを使うとよいでしょう。

キリスト教の場合はカトリックで使える「御ミサ料」や、プロテスタントで使える「弔慰金」も挙げられます。
「御霊前」はカトリックであれば使えますが、プロテスタントでは使わない方が無難です。

名前

香典袋で表書きとともに目立つ部分が、下に書く名前です。
名前を書く際は、包んだ方自身のフルネームで書くのが作法とされています。

もし、夫婦で一緒に包んだ場合は、まず夫のフルネームを書いたうえで、その左下に妻の下の名前を小さめに添えましょう。
また、会社の同僚などで複数人が連名で包む場合は、3人までであれば立場順に右側から書き、4人以上であれば部署名などを書いたうえで詳しい内訳を書いた別紙を同封します。

注意点

香典袋に表書きや金額などを書く場合は、注意すべき点があります。
まずは葬儀に香典を持参する場合は、普通の濃い墨ではなく水分の多い薄墨を使うようにしましょう。

薄墨は水分が多い分、墨に涙が混じったように見えることから、故人のご不幸に対する悲しみを示すことに使えるためです。
なお葬儀が終わった後に行う法事の場合は、普通の墨を使っても問題はありません。

また、香典袋に書く際は、筆ペンや毛筆を使って書くようにし、サインペンやボールペンで書くのは控えましょう。
サインペンやボールペンは、冠婚葬祭では略式とみなされるためです。

香典袋のお金に関するその他のマナー

お金

香典のお金については、入れ方やお札の種類についても作法があります。
これらの点も社会人としてマナーを守るうえで知っておいた方がよいですので、ぜひとも覚えておきましょう。

なるべく旧札を使用する

香典を包む際は、なるべく旧札を使うようにしましょう。
言い換えれば、新札は極力使わない方がよいという意味です。

新札をなるべく使わない方がよい理由は、ご遺族から故人のご不幸を予想して用意したと思われないようにするためというものです。

新札を使いたい場合は、新札に折り目を入れたうえで包むようにしましょう。
折り目を入れる向きは、縦横どちらでも大丈夫です。

お札を入れる向き

お札を包むときは、入れる向きにも注意しましょう。
お札には表裏がありますが、包むときは肖像の印字されていない裏面を上に向けた状態で包みます

なお肖像は、香典袋や中袋の底側に来るように入れましょう。
以下の記事では、香典のお札を入れる向きについてさらに詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

金額相場

最後に、香典の金額相場についても簡単に触れておきましょう。
香典の金額相場は、生前の故人との関係性によって決まるのが一般的です。

特に故人と血縁関係にある場合は、血縁関係にない場合に比べて多く包みます。
ただし、血縁関係にない故人でも、親しい関係にあったということであれば多く包みましょう。

具体的には故人が親の場合で3万円から10万円、祖父母や叔父・叔母の場合で1万円から3万円、知人や友人の場合で5千円から1万円というのが相場です。

以下の記事で香典の金額相場について詳しく解説していますのでこちらも合わせてご覧ください。

香典の金額の漢字についてのまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、香典袋に包んだ金額を書くときに漢字を使うべきかについて詳しく解説しました。

記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • 香典の金額は縦書きで書くことが多いため、基本的に漢字で書くものとされている。漢数字で書くときは、正式な漢数字である大字を使って「金○○圓」と書く。なお書く場所は、中袋に書く場合は表側の真ん中に、香典袋に書く場合は裏側左下に書く。もし裏側に横書きで書く場合は名前や住所と一緒に書くが、数字はアラビア数字でよい。

  • 表書きを書くときは、宗教や宗派の形式に適した種類を選ぶようにする。最も広く使われている表書きは「御霊前」だが、宗教や宗派によっては使えない場合もある。

  • 名前は表書きの下に書き、包んだ個人のフルネームを記すのが基本である。複数人の連名で書く場合は、作法に基づいた書き方で記す。香典袋の書き方についての注意点として、葬儀の場合は薄墨を使うことやサインペンなどは使わないことが挙げられる。

  • 香典袋にお金を包むときは、極力新札ではなく旧札を使うようにする。手元に新札しかない場合は、折り目をつけてから包む。

  • お札を入れる向きは、香典袋や中袋の裏側にお札に印字された肖像を向け、肖像が袋の底側に来るようにする。香典の金額相場は故人との関係性によって決まり、特に故人と血縁関係にある場合は多く包む。

香典袋に金額を記すときは、漢字を使うのが基本です。
特に縦書きで書く場合は、正式な漢数字である大字を使って書くようにしましょう。

一方横書きの場合は、アラビア数字で書くのが一般的です。
香典は葬儀の時のほか、一周忌など法事のときも持参します。

「終活ねっと」では、葬儀に関する記事を多数記載しています。
以下の記事では、香典袋の種類や書き方などのマナーについて詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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