
家族葬は10人でも行える?家族葬の流れと費用、注意点について解説
葬儀の際に故人とゆっくりお別れができず、後悔したことはありませんか?親族10人だけで葬儀ができれば、落ち着いた時間を確保できそうですよね。実際、家族葬は何人からできるのでしょうか。今回は10人での家族葬の流れや費用について、注意点も含めてご紹介します。
最終更新日: 2020年02月09日
10人で行う家族葬について

葬儀の際、「故人とのお別れの時間が少なかった」「準備や片付けに追われて気疲れしてしまった」というご経験はありませんか?
家族葬で10人程度の親しい人たちのみで、故人を送り出すことができれば、後悔のない落ち着いたお別れの時間が過ごせそうですよね。
しかし、実際に家族葬をしようと考えたとき、わからないことばかり出てきて、不安に感じてしまう方が多くいらっしゃいます。
そこで今回、「終活ねっと」では家族葬は10人でも行えるのかということについて以下のポイントを中心に解説していきたいと思います。
そもそも家族葬ってどのようなもの?
10人での家族葬は可能なの?
家族葬に参列する平均人数とは?
10人で家族葬をするときに大切な注意事項2つ
10人での家族葬の流れについて
家族葬を10人で行うために必要な費用
家族葬を10人で行うことに関するまとめ
その他、落ち着いた雰囲気で故人を送り出すための注意ポイントも紹介しています。
家族葬を行う予定の方や、検討している方はもちろん、家族葬に関するあらゆる情報を解説しておりますのでみなさんぜひ最後までお読みください。
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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。
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家族葬とは

家族葬とは、家族親戚を中心に親しい友人などが参列する小規模な葬儀のことをいいます。
従来の葬儀は一般葬と呼ばれますが、規模が違うだけで、基本的な式の流れは同じです。
家族葬を簡単に紹介するとすれば、故人と親しかった人など、「故人と遺族が招きたい方だけに参列していただく」といったイメージの葬儀です。
家族葬は少子高齢化による参列者の減少や、葬儀形態の多様化などから近年特に注目を集めている葬儀です。
故人とゆっくりお別れができることや、費用を抑える事ができることなども近年家族葬が選ばれている理由です。
家族葬のメリット・デメリットについては以下の記事で詳しく解説しております。
ぜひご覧ください。
家族葬は10人で行えるの?

家族葬を行うメリットとして、一人ひとりが、故人とのお別れの時間をしっかり確保できる、式の調整、香典返し、食事準備等が少なく、悲しみの中で準備に追われることがない、故人や遺族の遺志を反映させた、故人らしさあふれる葬儀ができることなどがあげられます。
それでは、実際に家族葬を行う際に何人であれば家族葬ができるのかについて、ご紹介していきます。
家族葬は10人でも行える
家族葬は小規模な葬儀と言われていますが、何人以上でなければならないといった、決まり事はありません。
基本的には、参列者が何人であっても問題ないため、10人での家族葬も可能です。
10人であれば、二親等位の近しい親族だけで行うことになるでしょう。
気疲れすることもなく、大切な人とゆっくりとしたお別れの時間を確保することができます。
家族葬を行うと決めたあとは、会社関係者やご近所の方、遠い親戚の方などには、事前に参列をお断りしておく必要があります。
葬儀に参列してほしい方にのみ葬儀日程の案内をお送りし、それ以外の方には事前に丁寧なお断りの案内を送る、もしくは葬儀が終わったあとにご報告する方が良いでしょう。
家族葬の平均参列者数
家族葬の平均参列者数は、約10人~30人と言われています。
10人での家族葬は、特別少ないケースということもありませんので、ご安心ください。
親戚付き合いがほとんどない場合は、自然と小規模になります。
逆に、家族のようにお付き合いしていた友人が何人もいれば、家族葬であっても参列していただきたいと考えるのが自然ですよね。
平均人数にとらわれすぎず、故人の生前の交友関係や、葬儀場の規模などの状況に合わせて決めると良いでしょう。
家族葬を10人で行う際の注意点

家族葬は、ここ最近になって増えてきた葬儀のスタイルです。
まだ家族葬をご存じない方も多くいらっしゃいます。
よって、家族葬を理解してもらえず、参列できなかったことを不満に思う方が出てくるかもしれません。
一般葬と同じような感覚で進めてしまうと、トラブルになってしまうことも考えられます。
そこで、家族葬を10人で行う際の注意点について紹介したいと思います。
親族からの理解を得る
10人での家族葬となると、参列する方が限られてしまいます。
参列できない親族の方から、「なぜ呼んでくれなかったのか」「もっと盛大に送ってあげないと故人がかわいそう」「葬儀を手抜きするなんて、ひどい」といった声があがり、伝統を重んじる年配の方の理解が得られなかったという声をよく耳にします。
そのような親族間のトラブルにならないように、故人の遺志を尊重して家族葬を選んだことを伝え加えて、家族葬とはどういった葬儀かを事前に伝えて、理解してもらう必要があるでしょう。
特に家族葬の趣旨をきちんと理解していない年配の方からの非難をきっかけに、トラブルに発展するケースが多いと言われています。
しっかりと納得していただきながら、親族間で相談して決めていくことが大切です。
葬儀後の弔問対応
10人の家族葬は、葬儀自体は比較的短時間で終わります。
しかし、参列していない方が大勢いらっしゃる分、一般葬より弔問対応の数が増えることは、事前に理解しておく必要があるでしょう。
弔問の時期は、葬儀後1週間後以降~四十九日までが良いと言われているため、その頃に多くなると予想されます。
弔問者は、事前に弔問したい旨の連絡を入れてから訪問することがマナーですが、急な訪問者が出てくることも考えられます。
一般葬に馴染みのある方は、葬儀に参列せず弔問にも行かないことが失礼にあたると考える方もいらっしゃいます。
もし、弔問も含めて辞退したい場合は、訃報を伝える段階ではっきりと案内しておきましょう。
家族葬に反対された際の対応については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
10人で行う家族葬の流れ・費用

家族葬は一般葬と流れや費用の発生する機会はほとんど同じです。
ですが、家族葬は親しい親族10人ということもあり、故人の遺志や遺族の家庭事情などを踏まえて、比較的自由な葬儀をすることが可能です。
ここでは具体的に、10人で行う家族葬の流れ・費用について解説していきます。
家族葬の流れ
家族葬の流れは基本的に一般葬と変わりはありません。
しかし、場合によっては通夜を省略した葬儀をすることも可能です。
お迎え、ご安置
自宅または、施設での安置を選びましょう。
家族葬ということで、ご近所の方に知られたくないという場合は、お車やお迎えの際の服装などを配慮してくれる葬儀場もあります。お打ち合わせ
葬儀場でのお打ち合わせに加えて、家族葬の場合は故人の遺志を中心に、葬儀にお呼びする方や弔問辞退の有無など、遺族でしっかり話し合いをして決めましょう。
通夜
一般葬と同様の流れで行われますが、家族葬では通夜も10人など少人数で行うことが一般的です。
告別式
一般葬と比べて人数が少ないので、じっくり故人と別れの時間があります。
出棺・火葬・納骨
告別式が終わったあとは出棺をし、希望者または全員で火葬場まで行き、火葬を行います。火葬後は骨壷に納骨して、葬儀は終了します。
家族葬にかかる費用
家族葬の平均費用は、約150万円~160万円と言われています。
一般葬に比べて、飲食や香典返しなども小規模になる傾向があるため、平均金額も下がっています。
ただし、香典が少ないことにより、場合によっては一般葬より高額になる可能性もあります。
また、参列者の人数や葬儀の規模により変動する場合があります。
「終活ねっと」では、家族葬の費用面について詳しく書かれた記事がございます。
ぜひこちらを参考にしてみてください。
家族葬を10人で行うことに関するまとめ

いかがでしょうか?
今回「終活ねっと」では、10人での家族葬について以下のことを解説してきました。
家族葬とは、親族や故人と親しい関係にあった人だけが参列する小規模な葬儀のこと
家族葬の参列人数に決まりはないので、10人でも葬儀をすることは可能
家族葬は、平均10~30人くらいで行われることが多い
10人での家族葬をするためには、親族でよく話し合い理解して進めなければ、後々トラブルになる危険がある
10人での家族葬後の弔問対応は、一般葬より対応が多く忙しくなることが多い
弔問を辞退したい場合は、事前にきちんと案内をしておく必要がある10人で家族葬を行うための流れは一般葬とほぼ同じであるが、一般葬より故人の遺志や遺族の希望に合わせて、省略する場面もある
家族葬の平均費用は、約150万円~160万円
一般葬より金額が低いが、香典も少ないため、必ずしも低い費用になる訳ではない
家族葬は、近年人気のスタイルで、核家族化もあいまって、今後も浸透していくのではないでしょうか。
10人のような家族葬は、故人の遺志や、遺族の考え方に合わせた柔軟な葬儀をすることが可能です。
静かに故人を送ってあげたいという場合は、ぴったりの葬儀スタイルであると言えそうです。
この記事が家族葬について困っている方や、家族葬への迷いがある方の助けとなれば幸いです。
また、「終活ねっと」では「10人での家族葬」に関する記事以外にも、家族葬の喪主の挨拶についても詳しく解説した記事を掲載しています。
ぜひそちらもご覧いただき、素敵な家族葬の参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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