葬儀後の忌明けとは?忌明けの挨拶状の例文や忌明け後の法要も解説!

葬儀後の忌明けについてご存知でしょうか?忌明けは故人やご遺族にとって大切な区切りの日です。この記事では、忌明けとは何か?や、葬儀後の忌明けに行うこと、挨拶状の例文や忌明け後の法要について詳しく解説します。

目次

  1. 葬儀後の忌明けについて
  2. 忌明けとは
  3. 葬儀後の忌明けに行うこと
  4. 忌明け後に行う法要
  5. 葬儀後の忌明けについてまとめ

葬儀後の忌明けについて

葬儀

葬儀後の忌明けについてご存知でしょうか?
故人のご冥福をお祈りしながらも、喪に服すことを終える大切な区切りの日です。

しかし、忌明けについてきちんと理解していないと、いつが忌明けなのか?忌明けには何をするべきか?ということが分からなくなってしまいがちです。

そこで今回終活ねっとでは、葬儀後の忌明けについてより正しく理解するために以下の流れで解説していきます。

  • そもそも忌明けとは何か?

    忌明けの意味と喪に服する期間について解説します。

  • 忌明けに行うこと

    忌服期間を終えたあとにするべき挨拶やお礼について解説します。

  • 忌明け以降の法要について

    忌明け以降に行う忌日法要や年忌法要について解説します。

忌中と忌明けについて正しく執り行い、故人を御供養するために、ぜひ読んでみてください。

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忌明けとは

お墓

忌明けとは、「きあけ」あるいは「いみあけ」と読み、喪に服する期間を終える日、または服喪期間が終わったことを意味する言葉です。

仏教では死後七週間に渡って供養することで、故人が極楽浄土に旅立てる、また来世でより良い世界に生まれ変われるとされています。
この七週間を「中陰」と呼び、七日ごとに追善供養(中陰法要)を執り行います。

初七日から始まり、七七日(四十九日)が終わると満中陰となり、故人の魂が旅立ちます。
満中陰法要を持って服喪期間が終わり、故人がご逝去された日も含めて数えた五十日目を忌明けとします。

一方神道では、霊祭と呼ばれる儀式が仏教の法要にあたります。
葬儀の翌日に翌日祭、以降亡くなった日から数えて十日ごとに十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭の順に執り行われます。
そして五十日祭を持って忌明けとし、翌日に清祓いの儀を行った後に通常の生活に戻る、という流れが一般的です。

葬儀後の忌明けに行うこと

お墓

葬儀後の忌明けで行うこととして、通夜や葬儀、中陰法要の参列者へのお礼、服喪期間を終えたことを知らせる挨拶があります。

また、忌中の間、閉じておいた仏壇を開くという習わしがあります。
以下、詳しく解説して行きましょう。

香典返し

忌明けには葬儀や法要でいただいたお香典の返礼として、香典返しを贈るのが一般的です。
忌明け法要や祭事が終わってから二週間以内に香典返しが届くのが望ましいでしょう。
香典返しの平均的な相場については、いただいたお香典の半額である「半返し」が基本となります。

例外として、働き手が亡くなった場合、残されたお子様が未成年である場合、または身内や親族のご厚意から高額なお香典をいただいた場合などがあります。
その場合は今後の生活の負担にならないようにという配慮から、三分の一返し、または香典返しをしなくてもよいとされています。

香典返しとして贈られる品物はいわゆる「消えもの」がよく選ばれます。
お菓子やお茶などの食品、石鹸や洗剤、タオルなどの日用品などがよいでしょう。
反対に避けたほうがよいものとして、肉や魚などの「生臭もの」、慶事などでよく贈られる縁起物があります。

最近では相手に選んでもらえるように、専用のカタログギフトを香典返しとして贈るケースも多くなっています。

また、忌明けではなく葬儀当日に当日返礼品を贈っていた場合は、半返しから返礼品の金額を引いた分の品物を手配しても失礼にはあたりません。

忌明けの挨拶状を送る

香典返しと共に、無事に喪に服する期間が過ぎたことをお知らせするため挨拶状を添えて贈るのがマナーです。
また、香典返しをしない場合や時期が遅れてしまった場合、特にお世話になったので早めに返礼した場合は、その旨を添えて伝えるとよいでしょう。

以下、教義ごとの挨拶状について、例文を交えてご紹介します。

仏式の場合

仏式の場合の忌明けの挨拶状の大まかな流れは、以下のようになります。

  • 故人の氏名

    故○○儀、弊社(役職)○○儀のように書きます。

  • お礼の言葉

    参列、及びお香典のお礼などを申し伝えます。

  • 書面での連絡は略儀であること

    本来直接会ってお礼を伝えるべきであるところ、書状にて挨拶する旨を伝えます。

  • 差出人

    挨拶状を書いた年月日、住所、喪主の氏名の順番で書くのが一般的です。

以上を踏まえて、例文をご紹介します。

拝啓

故◯◯儀 葬儀に際しましてはご多忙にもかかわらずご会葬を賜り且つご鄭重なる御厚志を賜り心より厚くお礼申し上げます
葬儀の際は取り込み中にて万事不行届きにて申し訳なく存じております
お蔭をもちまして◯月◯日に四十九日の法要を滞りなく相営み忌明け致しました
つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたしますので何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます
茲に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに今後も変わらぬご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます 
本来であれば拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが 略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具

(年月日) 〒(住所)
施主○○(喪主の氏名)
親族一同

キリスト教式の場合

キリスト教と仏教では死者に対する考え方が違い、忌明けや香典返しはといった概念は本来存在しません。
しかし、日本のキリスト教では仏教や神道の影響もあり、香典返しと挨拶状を贈る場合が多く見られます。

カトリックでは死後30日目の追悼記念ミサ、プロテスタントでは召天記念日を終えてから贈るのが一般的です。
挨拶状に関しての基本的な流れは仏式と変わりありません。
以下、例文をご紹介します。

拝啓

故◯◯儀 昇天(プロテスタントでは召天)の節にはご多忙にもかかわらず御懇篤なる御弔慰並びに御鄭重な御花料を賜り有難く厚く御礼申し上げます
お蔭をもちまして◯月◯日に記念会を滞りなく相営みました
つきましては心ばかりの品をお送りいたしますので何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます
本来であれば拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが 略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具

(年月日) 〒(住所)
(喪主の氏名)
親族一同

神式の場合

神式の場合でも、基本的な流れは仏式と同じで問題ありませんが、教義の違いにより言葉の使い方が変わります。
以下、例文をご紹介します。

拝啓

先殿◯◯帰幽に際しましては御懇篤なる御弔慰並びに御鄭重な御玉串料を賜り厚く御礼申し上げます
お蔭をもちまして◯月◯日に五十日祭の祭事を滞りなく仕えさせていただきました
つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたしますので何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます
茲に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに今後も変わらぬご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます 
本来であれば拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが 略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具

(年月日) 〒(住所)
施主○○(喪主の氏名)
親族一同

忌明けの挨拶状の書き方

忌明けの挨拶状の書き方には、二つの注意事項があります。

縦書きで書く

例文を用いた解説では便宜上横書きにしましたが、仏式や神式、キリスト教に関わらず文面は縦書きにし、右から左へと書くのが一般的です。
明確な禁止事項ではありませんが、慣習に基づいて縦書きにするとよいでしょう。

句読点は使わない

二つ目の注意事項として、句読点を使わないというものがあります。
由来については諸説ありますが、毛筆で書かれており近世まで句読点を用いなかったこと、葬儀や法要が滞りなく終わったという意味をこめて句読点で途切れさせないこと、文面を読みやすく区切るのは失礼に値することが理由とされています。

仏壇の扉を開ける

ご遺体が自宅に運ばれ、葬儀から忌明けまで「仏壇の扉を閉じてください」と案内する葬儀屋さんが非常に多いです。

仏壇の扉を閉じておく理由については、神道の神棚封じの影響を受けている、または葬儀の際に騒々しく仏壇の前を横切るのが失礼にあたるといわれています。
ただし、宗派によっては仏壇を開けておく場合もあります。

詳しくは菩提寺に確認する必要がありますが、閉じていた場合は忌明けをもって仏壇を開くのが正しい作法です。

忌明け後に行う法要

葬儀

四十九日法要をもって七日ごとの忌日法要は終了になります。
忌明け以降に行う法要の種類について解説します。

五十七日~百箇日法要

忌明け以降の最初の法要として、百箇日法要があります。
逝去された当日(葬儀日ではない)から数えて百日目に行われますが、ご遺族のみで執り行われ、読経や焼香は省かれるのが一般的です。

また、特殊な事例として三十五日目である五七日をもって忌明けとする場合がありますが、一部地域でしか行われない俗習であまり一般的なものではありません。

一周忌~三十三回忌法要

百箇日法要を行ったあとは、年忌法要を執り行います。
逝去日からちょうど一年後の同月同日を命日とし、満一年目の一周忌、満二年目の三回忌では親族や友人なども列席し、僧侶を招いて読経や焼香を行います。

満六年目の七回忌を境に法要の規模が縮小され、満三十二年目である三十三回忌を持って弔い上げとします。

葬儀後の忌明けについてまとめ

お墓

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは葬儀後の忌明けについて以下のことを解説しました。

  • 忌明けとは喪に服する期間が終わったという意味であること

  • 忌明けには香典返しや挨拶状を贈り、仏壇を開けること

  • 忌明けに贈る香典返しの種類や、具体的な挨拶状の例文

  • 忌明け後には百箇日法要があり、以降は年忌法要で故人を供養すること

終活ねっとでは忌明けについての解説以外にも葬儀にかかる費用などについても解説しています。
ぜひそちらも参考にして、ご遺族におかれましてもなるべくご負担のないよう故人をご供養してください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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