
年賀状の住所の数字はどう書くの?0や縦書きの場合の書き方は?
年賀状の書き方で気になる点の1つに数字の書き方があります。年賀状は原則縦書きであることから漢数字で書くべきだといわれていますが、実際はどうなのでしょうか?今回は年賀状での数字の書き方や年賀状を元旦に届ける方法についてご紹介します。
最終更新日: 2020年12月15日
年賀状の数字について

毎年11月になると、全国の郵便局やコンビニなどではさまざまな素材のデザインやイラストが入った年賀状(お年玉付き)の販売が始まります。
そのため、元旦に向けて年賀状の作成を始める方も多いのではないのでしょうか。
さて、年賀状の書き方といえば郵便番号・住所・宛名(氏名)・新年の挨拶・近況を書くのが一般的ですが、その中でも多くの方が悩みやすいのが数字をどう書くのかという点です。
年賀状といえば原則縦書きで書く仕様のため、漢字を使って書くというのがごく常識となってきています。
ただ、近年では年賀状ではなく年賀メールなどの形で新年の挨拶をする方も多いため、年賀状の数字の書き方がわからないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回「終活ねっと」では、年賀状の数字の書き方について詳しく見ていきます。
年賀状を送る意味とは?
年賀状の住所の数字はどのように書くのか?
年賀状が元旦に届くようにするにはどうすれば良いのか?
年賀状の数字の書き方についてあらためて知りたいという方にとって役立つ情報が豊富ですので、ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。
年賀状を送る意味は?

そもそも年賀状とはいったい何のために書くものなのでしょうか?
ここでは年賀状を送る意味について見ていきましょう。
年始の挨拶
年賀状の目的はやはり、家族や友人、お世話になっている方などへの新年の挨拶にあります。
もともと、年賀状のルーツは平安時代に貴族などの間で行われていた年始の挨拶が起源で、その際に遠方の方に挨拶に行けない代わりに書面で挨拶をしたというのが始まりです。
このため、当時の習慣が時代が下るにつれて中世には武士に、さらに江戸時代には庶民などに広まっていきました。
そして、明治時代には近代的な郵便制度の確立をきっかけに、はがきを使って年始の挨拶をするようになりました。
昨年の感謝
年賀状を送るのは年始の挨拶をするとともに、昨年お世話になったことへの感謝をするためという目的もあります。
特に、ビジネスの場合は年賀状で昨年の感謝をするのはマナーです。
相手が年配の方であれば年賀メールや、Wordやアプリなどを使って作った年賀状などよりも、差出人直筆の手書き年賀状の方が誠実さにあふれていて喜ばれるでしょう。
また、年賀状裏面に印刷してあるイラストやデザインに差出人の手で近況などが記されていれば、絵柄などとともに喜ばれます。
以下の記事では、年賀状を送る意味や賀詞についてさらに詳しく紹介しています。
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年賀状の住所の数字

年賀状を送る意味について見てきたところで、ここでは年賀状を作成する際の数字の書き方について詳しく見ていきましょう。
縦書き・横書きによる違いは?
まず、ごく基本的なことですが年賀状を縦書きで書く場合と横書きで書く場合とでは数字の書き方は異なります。
そして、年賀状では数字は表書き(表面部分)に使われるのが一般的です。
縦書きで書く場合は漢字(漢数字)を用いて書くのが一般的です。
年賀状で縦書きで数字を書く部分といえば、住所(丁目や番地など)・マンション名・宛先・会社名(数字が入っている場合)などが挙げられます。
一方、郵便番号のように横書きで書く場合はアラビア数字(算用数字)を使って書くのがマナーです。
なお、いずれの場合も住所については数字と数字をハイフン(ー)でつなげるのが、一般的な書き方の作法とされています。
3桁以上の場合はどうする?
住所の中には数字が3桁や4桁になっている場合(マンションの号室など)も多いです。
このような場合はどのような書き方をすれば良いのでしょうか?
100と百どっちを使う?
三桁以上の数字を書く場合は算用数字(100)か、それとも漢数字(百)を使うべきかと数字表記に悩むことも多いでしょう。
年賀状は原則縦書きで書く仕様となっていますので、漢数字を使うのが一般的です。
ただし、ここで気を付けるべき点として、十や百といった桁数までは入れないという点が挙げられます。
桁数まで入れると非常に見づらくなり、郵便局側でも間違えるリスクが高くなってしまうためです。
なお、二桁までであれば桁数を入れても問題はありません。
見やすく書くことが大切
桁数のこと以外でも数字はわかりやすく書くのが原則です。
桁数を入れない書き方の場合は、漢数字を縦に並べて書くことになります。
「0」は「〇」で書く。
ここで使うことのできる工夫として、数字と数字の間のハイフンを筆ペンなどでうまく太さを変えて書くというものです。
算用数字の「1」と間違えないようにするためにも、筆ペンなどの方がおすすめといえます。
もし、筆ペンなどで書くのが苦手であるために、どうしてもボールペンを使って書きたいという場合は、数字と数字の間隔を適度に開けるなど工夫をすると良いでしょう。
年賀状を元旦に届けるには?

年賀状を書くにあたって多くの方が気になることの1つに、いつまでに年賀状を出せば元旦に届くのかという点が挙げられます。
最も適しているのが毎年12月15日から25日までの年賀特別期間の間です。
この時期に郵便局に届いた年賀状は元旦にまとめて届くようになっています。
なお、12月26日から28日までに年賀状を出した場合でも元旦に届くこともありますが、場合によっては元旦に間に合わない場合もあるため、なるべく早いうちに出した方が良いでしょう。
以下の記事では、年賀状がいつまで出せるのかについてさらに詳しく紹介しています。
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年賀状の数字まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、年賀状の住所欄に記す数字の書き方について紹介しました。
今回の記事の内容をまとめますと、以下のようになります。
年賀状は日ごろからお世話になっている方に対して新年の挨拶をするためにだすものである。年賀状はもともと平安時代に貴族の間で行われていた新年の挨拶の際に、遠方の方向けに手紙で使っていたものが起源である。また、新年の挨拶と並んで、昨年中にお世話になったことへの感謝の気持ちを示すという意味もある。
年賀状の住所欄に記す数字は、縦書きの場合は漢数字で、横書きの場合は算用数字(アラビア数字)で書くのが原則である。マンションの部屋番号などで三桁以上の数字を付ける場合は百や十といった桁数は使わずに、漢数字を続けて書く形にする。桁数以外でも筆ペンを使って線の細さを書き分けたり、ボールペンで書く際に数字の間の間隔を適度に開けるなどして見やすさを心掛けるようにすると良い。
年賀状が元旦に届くようにするには、年賀特別期間である12月15日から25日の間に出すのが一番確実である。26日以降でも28日までであれば元旦に届くこともあるが、場合によって元旦に間に合わないこともあるのでなるべく早いうちに出した方が良い。
一昔前に比べると手書きで年賀状を書く機会はなくなってきていますが、一般常識として年賀状の数字の書き方は知っておいた方が良いでしょう。
「終活ねっと」では、年賀状に関する記事を多数記載しています。
以下の記事では、年賀状の書き方について詳しく紹介しています。
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最後までご覧いただきありがとうございました。