
年賀状で結婚報告をする際のマナーは?書く際の注意点や文例も紹介!
最近めでたく結婚したという場合は喜びをもって年賀状にもその旨を報告する方も多いでしょう。しかし、いくら喜ばしいこととはいっても年賀状で結婚報告をする場合、気を付けるべき点がいくつかあります。今回は年賀状での結婚報告の際のマナーや注意点を見ていきましょう。
最終更新日: 2020年12月14日
年賀状での結婚報告について

最近ご結婚されたという方、まずはご結婚おめでとうございます。
結婚生活が幸せに満ちたものとなることを切に願っております。
さて、ここ1年で結婚した場合は、年賀状を送る際にも喜びをもって結婚報告をしたいという方も多いでしょう。
たしかに、正月も本来はめでたい気分で新しい年を迎える意味があるため、加えて結婚報告も添えてあれば、よりお祝いモードとなるでしょう。
ただし、残念ながら年賀状で結婚報告をする場合、いくつか注意しなければならない点が実際に存在するため、気を付けないと人間関係に悪影響を及ぼすでしょう。
そこで今回「終活ねっと」では、年賀状で結婚報告をする際に注意すべき点やマナーについて見ていきます。
そもそも年賀状で結婚報告をしても良いものなのか?
新年の挨拶をするためにやり取りをする年賀状で結婚報告をして良いのかどうかについて見ていきます。
年賀状で結婚報告をする際のマナーとは?
年賀状で結婚報告をする際に心がけるべきマナーについて詳しくご紹介します。
年賀状で結婚報告をする際の注意点とは?
年賀状で結婚報告をする際に気を付けるべき点を見ていきます。
年賀状で結婚報告をする際の文例とは?
年賀状で結婚報告をする際に使うことのできる文例をご紹介します。
今年結婚した方が年賀状で結婚報告をする際に役立つ情報を多く載せていますので、最後まで読んでいただければ幸いです。
そもそも年賀状で結婚報告をしてもよい?

最初に年賀状を使って結婚報告をしても良いのかどうかについて見ていきましょう。
結論を先に書けば、年賀状を書く際に結婚報告をしても問題はありません。
久しく連絡を取っていない友人や知人に結婚したことを報告する場合、年賀状という手段で報告をすればやんわりと伝えることができるでしょう。
もちろん、結婚式に出席した友人や知人に対しても、出席してくれたことへの感謝も兼ねて、あらためて結婚報告しても良いです。
ただし、いくら知人相手でも、この後見るようにビジネス関係でつながりのある人には逆に失礼となりますので、あくまでプライベートでの友人・知人にとどめておきましょう。
年賀状で結婚報告する際のマナー

結婚という人生の中でも指折りのおめでたいライフイベントを年賀状で報告した場合、知った側の中にも祝福してくれる方も多いでしょう。
しかし、実は年賀状を使って結婚報告をする際、守るべきマナーがいくつか存在します。
ここでは、年賀状による結婚報告をする際に心がけておきたいマナーについて、詳しくご紹介いたしましょう。
上司への年賀状での結婚報告は控えましょう
年賀状で結婚報告をする際に心がけるべきマナーとして最初に挙げられるのが、会社の上司への年賀状での結婚報告をしないことです。
会社の上司は、仕事をするうえで最もお世話になっている存在といえます。
そのため、上司への結婚報告は、本来は結婚式または入籍から1ヶ月から2ヶ月の間に行うというのが社会人としての一般常識です。
加えて、上司向けへの年賀状で結婚報告をすることは、新年の挨拶ついでのことという意味合いとして上司を軽んじていると思われることもあります。
だからこそ、上司への年賀状での結婚報告は控えるというのがマナーです。
なお、このマナーは上司だけではなく、普段からビジネスで付き合いのある方に対しても同じですので、きちんと理解しておきましょう。
年賀状の結婚報告は写真あり?写真なし?
さて、年賀状で結婚報告をする際に気になる方が多いのが、写真を使うべきかどうかという点です。
幸せなさまを見せることが重要と考えられる場合もあれば、写真を付けることでかえって妬みを買ってしまうのではないかと不安に感じる場合もあるでしょう。
はたして、年賀状の結婚報告に写真は入れたほうが良いのでしょうか?
基本的には写真を入れましょう
基本的には写真を入れるというのがマナーとされています。
というのは、夫婦そろっての晴れ姿をきちんと見せておくことが、結婚を祝福してくれる方に対する礼儀であるためです。
加えて、夫婦とも顔がはっきり見えた方が、なお見栄えが良いとされています。
単に夫婦の表情がはっきりと見えるだけではなく、幸せそうなムードをただよわせるものだったり、2人で仲が良さそうなさまが見えているものだったりするものがポイントです。
また、送る相手によって選ぶ写真を使い分けるという点もポイントとして挙げられます。
例えば、結婚式に参加できていない方に対しては、結婚式に参加できなかった罪悪感や未練をかき立てないようにするためにも、新婚旅行の写真などがおすすめです。
ただし、写真付きで結婚報告をしたとしてもすべての人が祝福してくれるということはありません。
中には写真付きの結婚報告を受け取って妬む方もいるでしょう。
もし、お知り合いの方で結婚を妬んでいる言動が見られる方に対しては、ある程度の配慮が必要です。
年賀状の結婚報告にふさわしい写真の選び方
とはいえ、年賀状の結婚報告に使う写真を選ぶ際に悩むという方もずいぶん多いのではないでしょうか?
そこで、結婚報告をするうえでふさわしい写真を選ぶポイントをご紹介します。
一番定番のパターンとしては、結婚式当日や新婚旅行の写真が良いでしょう。
具体的には、乾杯の際に夫婦でグラスを合わせているシーンやケーキカットをしているシーン、旅行を楽しんでいるシーン、夫婦でにこやかに笑顔を作っているシーンなどいろいろと挙げられます。
また、誰に撮ってもらった写真であるかが気になる方もいるでしょう。
しかし、実は写真を誰が撮ったかについては、あまり気にしなくても良いといえます。
友人や知人の方に携帯電話やデジタルカメラなどで撮ってもらったものでも、プロのカメラマンに撮ってもらったものでも大丈夫です。
ただし、写真の中でもキス(誓いのキスも含め)しているものやハグしているもの、いわゆるお姫様抱っこしているものなどは、受け取り手によっては非常に不快な思いをするリスクがあります。
特に報告する相手が年配の方や伝統的な考え方を重んじる方の場合は、上記のような内容の写真を選ばないようにしましょう。
年賀状で結婚報告する際の注意点

おめでたい正月に届く年賀状に、結婚報告という慶事にまつわる内容があれば、確かに基本的には明るい雰囲気になります。
ただし、場合によっては結婚報告をする際に注意すべき点があることもまた事実です。
喪中の場合、年賀状での結婚報告はNG!
喪中である場合は、年賀状で結婚報告をするというのは厳禁です。
喪中とは、身内の方に不幸があったことを理由に喪に服し、おめでたいことを避けるべきとされています。
このため、本格的な年賀状の時期が始まる12月15日よりも前に喪中はがきを発送し、喪に服していることをお知らせしましょう。
そして、年が明け松の内(1月7日までの正月飾りを出しておくための期間)が過ぎたところで、寒中見舞いはがきを出す際に結婚報告をするのが一般的ですが、文面は極力シンプルにします。
もちろん、送る相手が喪中である場合も年賀状での結婚報告は避け、相手の方の喪が明けた段階で改めて挨拶するのが礼儀です。
年賀状の本文を忘れないようにしましょう
年賀状で結婚報告をするとはいえ、本当の目的は新年の挨拶をすることですので、年賀状特有の本文は忘れずに入れるようにしましょう。
もし、結婚報告とのバランスのとり方がよくわからないという方は、ネットなどでよく紹介されているテンプレートのデザインを参考にすれば、非常に役立ちます。
年賀状で結婚報告する際の文例

結婚報告をする際に、文面をどうするかで悩む方も非常に多いでしょう。
そこでここでは、場合別に結婚報告をする際の適切な文例をご紹介いたします。
結婚式に出席してくれた方への文例
まず、結婚式に実際に出席してくれた方向けの文例を見ていきましょう。
今後とも皆様の祝福を忘れることなく、夫婦そろって幸せで笑顔あふれる家庭を築いていきます。
なにとぞよろしくお願いいたします。
新居も無事に決まり、以下の住所に転居しましたので、ご都合の良い時にでも遊びに来てください。
結婚式に出席できなかった方への文例
次に、結婚式に出席することのできなかった方向けへの文例を見ていきます。
親戚への文例
親戚の方に送る場合についても見てみましょう。
まだまだ未熟な二人ですが、なにとぞ本年も変わらぬ叱咤と激励をいただければ幸いです。
入籍報告の文例
最後に、入籍報告の場合に適切な文例もご紹介いたします。
これから先、二人で力を合わせ幸せな家庭を築いていきます。
本年もよろしくお願いいたします。
年賀状の正しい書き方については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
年賀状で結婚報告に関するまとめ

今回「終活ねっと」では、年賀状で結婚報告をする際のマナーや注意点などを見てきました。
今回の内容をポイントとしてまとめますと、以下のようになります。
年賀状を使って結婚報告をすることは、問題にはならないうえにやった方が良い。
普段は疎遠になっている方にも結婚したことを報告できるうえ、結婚式に出席した方にもあらためて感謝する意味もあるためである。年賀状で結婚報告をする際のマナーとして、まず上司に対しては控えた方が良い。
上司やビジネス関係でつながっている方には早めに報告すべきとされているためである。
また、写真は基本付けた方が良いが、送る相手によって選んだり、夫婦の笑顔や幸せな雰囲気を醸し出しているものを選ぶという点がポイントである。結婚報告を年賀状でする際の注意点として、喪中の場合は厳禁であるという点と、年賀状の本文は必ず忘れないようにするという点が挙げられる。
特に喪中の場合については、送る側の場合でも受け取る側の場合であっても、寒中見舞いの中で報告するべきである。年賀状で結婚報告する際の文例は場合ごとに異なってくる。
ただ、どの場合であっても、年始の挨拶や今後の付き合いを望む旨は欠かさないようにする。
正月は非常におめでたいことであるため、年賀状に結婚報告をきちんとしておきたいところですが、マナーや注意点をきちんと理解していないと、せっかくのおめでたい雰囲気が台無しです。
だからこそ、結婚報告をする際には送る相手の心情や状況などをよく考えて送るようにしましょう。
また、文面についても結婚式に出席してくれた方にはあらためてお礼の気持ちのこもった一文を入れることも非常に大切です。
写真については、2人そろって写っており、かつ幸せそうに見えるものを選ぶと良いでしょう。
ただし、相手を不快にさせるものをうっかり選ばないように気を付けるべきです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。