取引先の会社への年賀状って出すべき?書き方のマナーや文例を紹介

取引先の会社への年賀状って出すべき?書き方のマナーや文例を紹介

一年の半分が過ぎると気になるのが年賀状を出すかどうかですよね。友人や知人なら年賀状を省略しても良いような時代になりつつありますが、取引先の会社の場合はどうなのでしょうか。会社との付き合いを考えれば年賀状を出すべきなのでしょうか。

最終更新日: 2018年09月20日

会社への年賀状は出す?出さない?

困った人々

日本の伝統文化として今もなお根強く残っているもののひとつに年賀状というものがあります。
毎年新年三が日のうちに届くように手配をするものであり、昨年お世話になったお礼と共に、今年も宜しくお願いしますという気持ちを込めて書きますよね。

近年ではメールやSNSの発達により年賀状離れが加速していますが、親族や恩師、会社の上司などには必ず出している方は多くいます。
では取引先の会社の方へ新年の挨拶として年賀状は出すべきなのでしょうか。

年賀状を出してマナー違反になっても困りますし、出さずにマナー違反になるのも避けたいところです。
そこで今回「終活ねっと」では、たくさんの社会人の方が疑問に思っているであろう、取引先の会社の方への年賀状について解説をさせていただきたいと思います。

  • 取引先の会社へ年賀状を出すべきなのかどうか

  • 取引先の会社への年賀状の書き方

  • 取引先の会社への年賀状のマナー

  • 取引先の会社への年賀状のデザインのマナー

  • 自社の上司や先輩への年賀状は必要か

以上の点を中心に、解説を行っていきたいと思います。
もうすぐ社会人になる方なら先に知っておいた方が良いですし、既に社会人の方もマナーのおさらいとし読んでいただけると後学のために役立ちます。

ぜひ最後までご一読ください。

取引先の会社へ年賀状は出すべき?

年賀状

では早速本題となります、取引先の会社へ年賀状を出すべきなのか、出さないべきなのかについて解説をさせていただきたいと思います。
年賀状がもたらす効果についてもお伝えしていきます。

会社から取引先への年賀状は出すべき?

まず念頭に置いていただきたいのが、年賀状は日本の文化として存在していますが強制ではないということです。
つまり出さなくてもかまいませんし、とがめられることもありません。

ただ、文化としてある以上年賀状の有無を気にする人は一定数存在します。
あの会社からは年賀状が来たけれど、この会社からはこなかったと気にする会社もありますし、そうなれば年賀状を送った会社のほうが好印象になることに間違いはありません。

特に取引先の会社において、こちらが立場が下の場合は特にその傾向にあります。
このように、年賀状は強制ではありませんが送っておいた方が無難である、という結論に達することがお分かりいただけるかと思います。

年賀状というものは手間をかけ、手配をし、相手のことを思って送るものです。
ですから基本的にもらって嬉しい気持ちになるのが年賀状です。
可能であれば、取引先の会社へ年賀状を送っておくと良いでしょう。

個人から取引先への年賀状は出すべき?

上記において、取引先の会社へ年賀状を出しておいたほうが良いとお伝えしましたが、あくまで会社から会社へ送る年賀状のお話でした。
では個人で取引先の会社へ年賀状は出しておいた方が良いのでしょうか。

あなたの会社が取引先の会社へ年賀状を出すのであれば、個人で取引先の会社へ出す必要はないでしょう。
あくまで会社と会社の付き合いであり、あなた個人が取引先の会社とお付き合いをしているわけではないからです。

ただ、取引先の会社の個人に送るのであれば話は別です。
いつもお世話になっている、取引先の会社の課長さんや主任さんなどに宛てた年賀状であれば、送ってもマナー違反にはなりませんし、受け取った方も嬉しい気持ちになってくれるでしょう。

取引先の社長が喪中の場合はどうする?

年賀状は喪中の方には送らないものですよね。
では取引先の会社の顔とも言える社長が喪中の場合はどうすれば良いのでしょうか。
やはり年賀状は送らない方が良いのでしょうか。

結論から言いますと、会社から会社への年賀状であれば送っても問題ありません。
喪中なのは社長であり、会社自体は喪中ではないという考えになるからです。
ただし、社長個人に送る場合や会社が家族経営といったこじんまりしたような会社なら送るのはやめておきましょう。

会社への年賀状の書き方

年賀状

続いて、取引先の会社へ年賀状を送る場合の書き方について解説をさせていただきたいと思います。
年賀状の書き方のマナーを知って、丁寧な年賀状作成を心がけましょう。

宛名の書き方

年賀状の宛名というものは、場合によっては内容よりも重要な部分です。
ここの部分が間違っていたりマナー違反であったりすれば、どんなに素晴らしい挨拶であっても台無しとなってしまいます。

「御中」と書く場合

宛名は綺麗に縦書きで書くことは当たり前の常識ですね。
その宛名に対し、「御中」という言葉をつけることがあります。
これはどのような場合につけるのでしょうか。

御中は、会社宛に年賀状を送るときに用います。
個人宛ではないので個人の名前を書かない場合、会社名のあとに御中とつけましょう。

迷うのが会社宛でもなく個人宛でもなく、部署に送る場合ですよね。
部署に送る場合は、会社名のあとに御中をつけず部署のあとに御中をつけます。
会社名のあとにも御中をつけ、部署のあとにも御中をつけないように気を付けて下さいね。

「様」と書く場合

「様」をつける場合は、個人宛に年賀状を送る場合です。
あなたの会社から送る年賀状であってもあなた個人から送る年賀状であっても、送る相手が個人の場合は名前の後ろに様をつけて送ります。

間違えやすいのが、「○○株式会社御中 ××××様」と書くことです。
会社名のあと御中をつけると上記で書いているため、間違える方が多くいらっしゃいます。
個人宛に送る場合は、相手の会社の名前の後ろに御中をつける必要はありません。

丁寧なつもりがマナー違反となる箇所ですので、十分に注意をしましょう。

賀詞の選び方

賀詞(がし)とは相手に送るお祝いの文言となります。
「新年おめでとうございます」という言葉も賀詞となります。
年賀状の冒頭に必ず用いる賀詞ですが、取引先の会社への年賀状にはどのような賀詞が相応しいのでしょうか。

取引先の会社へは「謹賀新年」や「恭賀新年」という賀詞を用いましょう。
「謹んで新春のお祝いを申し上げます」といった文章でもかまいません。
英語の賀詞というものも存在しますが、取引先の会社が海外の会社ではないのであれば避けておいたほうが無難です。

使用してはいけないのが一文字や二文字の賀詞です。
「寿」や「迎春」などが該当します。
「賀正」はうっかり使用してしまいそうになる賀詞ですが、目上の方や立場の上の方に用いると失礼にあたってしまうので使用しないようにしましょう。

会社への年賀状の文例

では具体的に、取引先の会社に送る年賀状の内容を文例を用いてご紹介させていただきたいと思います。
来年の年賀状の参考にしていただければ幸いです。

謹賀新年
旧年中に賜りましたご愛顧に対し厚く御礼申し上げます
本年も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます
貴社のますますのご発展と社員皆様のご活躍をお祈り申し上げます

文章を書く際には句読点を使いがちですが、冠婚葬祭のはがきと同じく、年賀状にも句読点は用いません。
これは目上の方に送るもの全てに適応されるマナーとなりますので覚えておくと良いかと思います。

基本的に年賀状は表も裏も印刷で仕上げ、印刷会社に依頼をしたり、パソコンソフトを用いて制作をされるかと思います。
そうなると文面などは深く考えなくても、定型文のようなものが決まっていますから迷うことなく正しい文章の年賀状が仕上がるでしょう。

会社への年賀状のマナー

年賀状

では年賀状を作成するにあたり、知っておきたいマナーについて解説をさせていただきたいと思います。
マナーが守れていないとせっかくの年賀状も台無しになってしまいますので、しっかりと熟読していただければと思います。

一言を必ず添える

先ほど前項において、年賀状には定型文のようなものが存在すると申しました。
実際にいくつかのパターンの年賀状が用意され、私たちはそれを選ぶだけで簡単に年賀状を作成することが可能です。

しかし、これでは機械的過ぎますよね。
年賀状自体が手書きじゃないことがほとんどなのに、書いてある内容まで無機質だともらう側の喜びも半減してしまいます。

そこで手書きで一言添えることをおすすめします。
やはり手書きというものは温かみがあり、その人の人間性を表します。
送る相手を思って、簡単な一文で結構ですのでメッセージを書くようにしましょう。

元旦に届くように早めに投函する

年賀状が届く日ですが、元日が好ましいです。
元日に出勤しているかと言われればしていないことのほうが多いかもしれませんが、やはり年賀状はめでたいものですから元日に届く方が良いでしょう。

そのためには、日本郵便の決めた日にちまでに年賀状を投函しておく必要があります。
毎年締め切りの日が定められており、その日までに投函することができれば元日に配達をしてくれるというものです。

ですから年賀状はなるべく早くデザインや文面を決めて印刷をし、手書きでのメッセージを書いて見直しをし、早めに投函をするようにしましょう。
12月という時期は仕事も忙しい時期となりますから、必ず余裕をもったスケジュールを立てて、年賀状の作成をするようにしましょう。

以下の記事では年賀状の期間についてさらに詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

写真はできるだけ使わない

年賀状のデザインを決めるにあたって、ついつい写真を用いてしまいそうになりますね。
しかし会社から会社に送る年賀状の場合は、なるべく写真は使わないようにしましょう。
代わりに控えめで小さいイラストを使うようにしましょう。

年賀状といえどもビジネスの場で用いる文章です。
普段のメールのやりとりで絵文字や顔文字を使わないのと同じく、年賀状でも節度をもったデザインにしておくことが重要です。

ただ、相手の会社と縁のある製品の写真であったり、結びつきの強いものの写真であれば使っても問題ないでしょう。

会社への年賀状のデザインのマナー

年賀状

最後に取引先の会社に送る年賀状のデザインのマナーについて解説をさせていただきたいと思います。
いくら年始といえどもどんなデザインのものでもかまわないというわけではありませんから、しっかりとマナーを学んでおきましょう。

デザインを派手にしすぎない

取引先への年賀状にはなるべく写真は用いないとお伝えしました。
そうなると用いるのはイラストということになります。
文字だけではさすがに質素過ぎてしまいますので、アクセント程度にイラストが必要となります。

しかしあくまでアクセント程度です。
めでたい新年ではありますが、取引先の会社であり仕事の関係にあるわけですから、あまり派手なイラストを使用したり、派手な色とりどりにしないように心がけましょう。

そのあたりも印刷会社などに依頼をすれば、ちょうど良いデザインのものを提案してくれます。
その中からシンプルながらも新年を感じられるデザインのものを選びましょう。

薄墨を使わない

年賀状を手書きで書く場合の注意点ですが、必ず普通の濃さの墨を用いましょう。
間違っても薄墨を使用してはいけません。
薄墨はお葬式のお香典やお供え物の表書きに用いる墨となります。

マナー違反どころか相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。
まずこう言った間違いをすることはないと思いますが、手書きで墨を使って年賀状を書く際は、しっかりとした濃さの墨を擦って書くようにしましょう。

重複表現を避ける

年賀状には賀詞がつきものです。
この賀詞の意味をしっかりと知っておかないと、知らず知らずのうちに重複表現をしていることになってしまい、丁寧なつもりがおかしな年賀状を作成していたということになりかねません。

例えば「謹賀新春」という賀詞があります。
「謹賀」はお祝い申し上げますという意味になり、「新春」は新年という意味になります。
合わせると新年をお祝い申し上げますという意味になりますね。

謹賀新年と書いた後についつい「あけましておめでとうございます」と続けてしまいそうになりますが、重複表現になってしまいますので避けるようにしましょう。
謹賀新年と書いた後は、昨年はお世話になりましたといったような本文を書くようにしましょう。

会社の上司・先輩への年賀状の文例

年賀状

ここまで取引先の会社宛の年賀状のマナーや書き方、デザインの選び方を解説をさせていただきましたが、年賀状は自社の上司や先輩にも出すものですよね。
そこでここでは自社の上司や先輩に年賀状を出す場合の注意点について解説をさせていただきたいと思います。

基本的には取引先の会社宛に送る年賀状のマナーと代わりがありません。
目上の人に該当しますから、一文字や二文字の賀詞は使わずに「謹賀新年」や「新年おめでとうございます」といった賀詞を用いましょう。

恭賀新年

昨年は〇〇部長には大変お世話になりましたこと心より御礼申し上げます
まだまだ未熟者ではございますが昨年ご教授いただきました内容や経験を活かし本年はより一層精進していく心構えでおります
本年も厚いご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます

会社の上司や先輩宛の年賀状となると個人宛となります。
喪中ではないかをしっかりと確認し、喪中であれば年賀状は送るのを控えておきましょう。

会社への年賀状のまとめ

人々

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、取引先の会社への年賀状の書き方について解説をさせていただきました。
年賀状は必須ではありませんが、人付き合いや会社付き合いを円滑にさせる潤滑油のような役割を果たしてくれます。

無理に個人宛に出す必要はありませんが、あなたが尊敬する人であったり御礼を申し上げたいと思っている方がいるのであれば、取引先の会社もしくは個人宛に送付してみることを考えてみてはいかがでしょうか。

ここで総括です。

  • 取引先の会社への年賀状は送らないといけないという決まりはないが、今後の付き合いを考えると出しておいた方が無難である

  • 会社から会社に出す場合は個人で出す必要はなく、取引先の会社の個人に出すのであれば出しても問題はない

  • 取引先の会社は目上の存在に当たるので、目上の人に使用する賀詞を用い、句読点のない文面にする

  • デザインは派手なものではなくシンプルなものを心がけ、無用な写真やイラストを使用することは避ける

  • 自社の上司や先輩に年賀状を送る場合も、取引先の会社へ年賀状を送るマナーと違いはない

以上の点を守りながら、お相手の心に残る年賀状の作成をしてみてくださいね。
「終活ねっと」では、さらに詳しく年賀状の文例をご紹介しておりますので、ぜひ下記リンクもご参考になさってみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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