上司や取引先へのビジネス年賀状の文例を紹介!送る際のマナーも解説

上司や取引先へのビジネス年賀状の文例を紹介!送る際のマナーも解説

近年、年賀状を書く人が減っていますが、ビジネスにおいては未だに年賀状を書く機会はあります。しかし、ビジネス年賀状には文例やマナーがある事をご存知ですか?この記事ではビジネス年賀状の文例やマナーについて、作成のヒントになる例文も交えながら解説していきます。

最終更新日: 2018年09月05日

ビジネス年賀状の文例について

困った人々

年の初めに届く年賀状は1年で最初に届く手紙です。
しかし最近はメールやSNSを年賀状の代わりにする人が多く、年賀状を書く人が減っています。

その反面、昨年お世話になった事へのお礼や「今年もよろしくお願いします」との内容で、上司や取引先に年賀状を送る人も多いのも事実です。
そんなビジネス年賀状ですが、送る相手によって文例が異なる事や送る時に守るべきマナーがある事をご存知ない人も多いと思います。

今回「終活ねっと」では、ビジネス年賀状の文例やマナーについて以下の項目を中心に解説していきます。

  • 送る理由

    なぜビジネス年賀状を送るのか?理由を解説します。

  • マナー

    ビジネス年賀状を送るにも様々なマナーがあります。

  • 構成

    ビジネス年賀状の構成を解説します。

  • 文例

    タイプ別ビジネス年賀状の文例をご紹介します。

今年初めてビジネス年賀状を書く人はもちろん、間違った言葉遣いで先方からの信頼を失いたくない・ビジネスで失敗したくない人は、ぜひ最後までお読みください。

ビジネス年賀状を送る大切さ

人々

そもそも、ビジネス年賀状を送るのはなぜでしょうか?
その理由は大きく分けて以下の3つです。
ビジネス年賀状を送るにはこんな理由がありますので、豆知識として知っておくと便利ですよ。

1つ目は「日頃のお付き合いに感謝し、これからも良い関係を続けたい気持ちを伝えるため」です。

年賀状を送る相手として思い浮かべるのは、日頃の感謝を気持ちを伝えたい・これからも良い関係を継続したい方ではないでしょうか?
これはビジネスにも同じ事がいえます。

日頃は顔を合わせている上司やビジネスでお世話になっている取引先に、日頃はなかなか伝えられない感謝の気持ちや関係を継続する気持ちを伝えるには年賀状はぴったりです。

2つ目は「日頃とは違うコミュニケーションをとるため」です。

日頃は電話やメール、会議や接待などでコミュニケーションを取っています。
年賀状は年に1度しか使わないコミュニケーションツールですが、メールとは違い文章量が少ないのも特徴です。
そのため、相手に伝える影響も大きいですし、限られたスペースの中にどれだけ感謝や関係の継続を詰め込むかで書く人の人柄が伝わります。

3つ目は「マメな連絡で仕事ができる事をアピールするため」です。

ぱっと見ビジネス年賀状とは関係ない感じがしますが、メールやSNSを年賀状代わりにする人が多くなる傾向の中で、ビジネス年賀状を送る事で自分の能力をアピールできます。
日頃やメールなどでコミュニケーションを取っている人から、ビジネス年賀状が届くと受け取った方は「マメな人だな」「礼儀を大切にするしっかりした人」と好印象を受けます。

ビジネスにおいては「マメでしっかりしている人」は、年代や役職、社会人歴に関係ありませんし、コミュニケーションがしっかり取れる「できる人」と上司や取引先から評価されます。
そうなるとステップアップにもなり、ひいては将来にも良い影響が期待できます。

これら3つの理由があるので、ビジネス年賀状を送るのはビジネスにおいてはとても大切です。

ビジネス年賀状送る際のマナー

困った人々

ここからは、ビジネス年賀状を送る際のマナーについて解説していきます。

友達や知り合いに送る年賀状とは違い、ビジネス年賀状は様々なマナーがあります。
基本的なビジネス年賀状のマナーを覚えておくと、色々な場面で応用も効くので便利です。

縦書きで書く

ハガキに横書きで文章を書く人もいると思いますが、日本語は縦書きが正式です。
上司や取引先に送るビジネス年賀状も、横書きではなく縦書きで書くと失礼がなく無難です。

また、ビジネス年賀状の中には裏面全てが写真デザインのタイプもありますが、その際は横書きで書くと読みやすくなります。

ただ、郵便局の文例集にも「読みやすい文章を書きましょう」との文言があります。
読みやすい文章を心掛けておくと安心でしょう。

句読点を使わない

ビジネス年賀状には、句読点の使い方もポイントです。

実は、元々日本語は「、」「。
」などの句読点を使う習慣はありませんので、改まった文章に句読点を使うのは失礼にあたります。
そのため、区切りの意味もある句読点をビジネス年賀状で使うのは失礼との考えも根強いです。

ただ、読みやすさを考えると句読点を使うケースもあります。
また、年賀状を発行している郵便局の参考文例集にも「読みやすい文章を作るため、効果的に句読点を使いましょう」との記載があります。

元旦に届くようにする

年賀状に関する話題で毎年でてくるのが、「年賀状はいつ届くように送れば良いか?」です。

一般的には「1月7日(1月15日)の松の内」までに送れば良いといわれていますが、ビジネス年賀状は「元旦に届く様に早めに送る」事が鉄則です。

万が一元旦に届かない時期に送ってしまうと、時期がずれたビジネス年賀状は目立ってしまい、また失礼にあたります。

ちなみに、年賀状の返戻が遅くなってしまった(1月7日または1月15日を過ぎた)際には、寒中見舞いを送ります。
寒中見舞いを送る時期は、松の内が終わり立春(2月4日)までとなっています。

賀詞は4文字以上のものを書く

年賀状の冒頭には「賀正」「迎春」など2文字の賀詞を書きます。
ビジネス年賀状において2文字の賀詞は失礼にあたります。

賀正は「正月を祝います」、迎春は「新春を迎えました」と言っているだけで、ビジネス年賀状では使わない言葉です。

ビジネス年賀状で使う賀詞は、謹賀新年・「恭賀新年」など4文字以上のものに限られます。
それぞれの意味は、謹賀新年が「謹んで新年をお祝いします」、恭賀新年が「恭しく新年をお祝いします」で、敬意を払った丁寧な気持ちが込められた敬語の挨拶となります。

ちなみに、「あけましておめでとうございます」「謹んで新春のご祝詞を申し上げます」など4文字以上の賀詞もビジネス年賀状には使えます。

必ず一言を添えるようにする

冒頭の賀詞だけではなく、ビジネス年賀状には必ず一言を添えましょう。

ビジネス年賀状に書く一言には以下の文例があります。
ビジネス年賀状を書いた事がない人は参考にされてみてください。

  • 昨年は格別のご指導を賜り 厚くお礼を申し上げます

  • さらなる飛躍の年とするべく努力する所存です

  • 今年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます

上記以外も様々な文章がありますが、ビジネス年賀状には必ず一言を添える事を意識しておきましょう。

ちなみに、ビジネス年賀状には予め「添え文」が印刷しているデザインもありますが、デザインと重複しない内容の一言を添える事もポイントです。

ビジネス年賀状の構成

人々

ここからはビジネス年賀状の構成について解説していきます。

プライベートで書く年賀状とは構成が若干違いがあります。
ビジネス年賀状を書く際の基本になりますので、しっかり押さえておきましょう。

  • 賀詞(新年の挨拶)

    「謹賀新年」「恭賀新年」など4文字以上の賀詞を入れます。
    「賀正」「迎春」など2文字の賀詞はビジネス年賀状においては失礼に当たります。

    その他には「謹んで新年のお慶びを申し上げます」「あけましておめでとうございます」なども使えます。

  • お世話になった事へのお礼

    賀詞に続いては、昨年お世話になった事へのお礼を表す文章を書きます。

    「旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」
    「昨年はいろいろお世話になり、ありがとうございました」
    「昨年は親身なご指導をいただき ありがとうございました」などがあります。

    「ありがとう」を「有難う」と書いても問題ありませんが、読みやすさから考えると平仮名が無難です。

  • 先方の健康や発展などを祈る言葉

    続いては、先方の健康や発展などを祈る言葉を書きます。

    「皆様のご健勝と貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます」
    「寒い日が続きますがくれぐれもご自愛ください」
    「季節柄お身体に気を付けてお過ごしください」などがあります。

    日頃から使う事のある「お身体」は「ご自愛下さい」と併せて書いてしまうと重複になってしまうので、文例の様な「お過ごしください」と書く様にしましょう。

  • お付き合いの継続をお願いする言葉

    続いては、今後もお付き合いをお願いする気持ちを表す言葉を書きます。

    「本年も変わらぬお引き立ての程、何卒宜しくお願い申し上げます」
    「本年もよろしくお願い申し上げます」
    「本年もご期待に添えるよう精進いたします」などがあります。

    ビジネス年賀状をコミュニケーションツールとして使う事を考えると、この部分が最も重要なポイントです。
    昨年までの良い関係を継続しながらビジネスを発展させていく事も、ビジネス年賀状の目的です。

  • 日付

    最後に日付を書きます。
    ビジネス年賀状は元旦に届く事を前提にしていますので、日付は「平成○○年 元旦」と書く様にしましょう。
    ちなみに、今年で平成は終わって来年から新しい元号になりますが、締めの日付は「新元号○○年 元旦」と書きます。

    間違ってもビジネス年賀状を書いた日付を書かない様に意識しましょう。

ビジネス年賀状の文例をご紹介

人々

ここからは、送る相手別のビジネス年賀状の文例を解説していきます。

構成は上記の通りですが、送る相手先によって文例が異なるので注意しておきましょう。
ビジネス年賀状を作る時の参考にされてみてください。

上司に送るビジネス年賀状の文例

まずは会社の上司に送る際の文例です。

謹賀新年
昨年は大変お世話になりありがとうございました。
昨年の経験を活かして、今年もご期待に応えるべく精進して参ります。
本年も変わらぬご指導をお願いいたすとともに、ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
平成○○年元旦

中には退職する上司にビジネス年賀状を送るケースもあります。
その際には「おめでとうございます」と新年をお祝いする言葉は極力使わない様にします。
「謹んで年始のご挨拶を申し上げます」などと書くと良いでしょう。

先輩に送るビジネス年賀状の文例

続いては先輩に送る際の文例です。

昨年は大変お世話になりました
今年は昨年以上にご期待に応えられるよう精進いたします
本年も変わらぬご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします
さらなる飛躍の一年になるよう、精進してまいります
平成○○年 元旦

先輩にビジネス年賀状を送る際には、丁寧な言葉はもちろん具体的なエピソードを書くと、より一層共感を得られるビジネス年賀状になります。

同僚に送るビジネス年賀状の文例

続いては同僚に送る際の文例です。

明けましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました
私たちも今年で入社○年目になるのでお互い飛躍の年にしたいですね
今年も共に頑張りましょう
平成○○年 元旦

同僚は仕事上の立場が同じなので、ビジネス年賀状の文章もそこまで堅苦しくなくても問題ありません。
しかし、年齢が違う同僚もいる場合には多少文章が変わってきます。

取引先へのビジネス年賀状の文例

続いては取引先に送る際の文例です。

謹賀新年
旧年中はご愛顧を賜り誠にありがとうございました
弊社はお蔭様で本年創立○○年を迎えます
これもひとえに皆様のご支援とご協力の賜物と感謝しております
本年もさらなる発展をするべく邁進して参りますので 
今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます
平成○○年 元旦

取引先にビジネス年賀状を送る際には、先程解説した構成に沿って書いていきます。
くれぐれも「賀正」などの2文字の賀詞や句読点を使わない様に意識しましょう。

顧客へのビジネス年賀状の文例

最後は顧客に送る際の文例です。

あけましておめでとうございます
旧年中はご愛顧を賜りましたこと厚く御礼申し上げます
年頭に際し貴社益々のご発展をお祈りいたしますとともに
本年も倍旧のお引き立てのほどどうぞよろしくお願い申し上げます
平成三十一年 元旦

顧客へビジネス年賀状を送る際も、取引先と同じく「賀正」などの2文字の賀詞や句読点を使わない様に意識しましょう。

ビジネス年賀状の文例に関するまとめ

人々

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、ビジネス年賀状の文例やマナーについて以下の項目を解説してきました。

  • ビジネス年賀状は日頃の感謝と良い関係を継続したい気持ちを伝える

  • ビジネス年賀状を送る事はビジネスにおいて良い影響が期待出来る

  • 縦書きや句読点を使わないなど様々なマナーがある

  • ビジネス年賀状に「賀正」「迎春」は使わない

  • ビジネス年賀状は「新年の挨拶」「先方への気遣い」などの構成がある

  • 元旦に届く様に送る。時期外れのビジネス年賀状は失礼に当たる

親戚や友達に送る年賀状とは違い、ビジネス年賀状には様々な文例やマナーがあります。

メールではなかなか伝えられない気持ちを文字にして送る事で先方は嬉しく思いますし、ビジネスにおいて良い評価を受ける可能性もあります。

今回解説した内容を参考にして、失敗しないビジネス年賀状を作ってみてはいかがでしょうか?

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。

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