神社のお札の正しい祀り方は?お札に関する知識や注意点をご紹介!

神社のお札の正しい祀り方は?お札に関する知識や注意点をご紹介!

初詣などで神社に参ると、お札をいただく機会があります。できる限り、失礼のないように祀りたいと思うものですが、正しい祀り方を理解している人は少ないのではないでしょうか。この記事では神社のお札の正しい祀り方を、お札に関する知識と注意点とともに解説していきます。

最終更新日: 2019年12月14日

神社のお札について

神社

神社でいただくお札は、どこにどのようにお祀りしていますか。
現代では神棚がない家も多く、まったくわからないという人も多いのではないでしょうか。

お札には正しい祀り方があります。
また、お札には色々な種類があり、有効期限や返却の仕方なども決まっています。
それこそ、知らないことだらけかも知れません。

そこで今回「終活ねっと」では、神社のお札の正しい祀り方を、お札の知識や注意点を確認していきながら、以下のポイントを中心に解説していきます。

  • 神社のお札とは

  • 神社のお札の正しい祀り方とは?

  • 神棚がない時のお札の正しい祀り方は?

  • 神社のお札の種類について

  • お札の値段やサイズに関して

  • お札で注意しておきたいこと

  • 神社のお札には消費税がない?

以上のことを中心に紹介していきたいと思います。

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「終活ねっと」運営スタッフ

神社のお札の祀り方について詳しく知りたいという方のために、お札に関する知識からお札を祀る際の注意点まで、幅広く解説しています。
時間がないという方やお急ぎの方も、知りたい情報をピックアップしてお読みいただけます。

ぜひ最後までお読みください。

お札とは

神棚

日本では、昔から神様を祀る習慣がありました。
年神さまを始め、井戸神様など、毎日の暮らしを支えてくれる神様に感謝をこめて祀っていたのです。

お札を神棚を設けて祀るという習慣は近世以降になってからです
現代でも、お札が家の中にあることによって、いつも神様と繋がっていることを実感できると、お札を祀る習慣が根付いているのです。

お札は護符とも呼ばれます。
神社からいただく木製、もしくは紙製の札のことをお札と言います。
また、お札は神社にて神職が神前にて祈祷、お祓いをしたものになります。
そのため、神様の御分霊という位置づけになります。

お札は神棚のお宮の中に納めるので、扉は閉じてお祀りすることとなります。
お札は、神様の名前が記されたものや、祈願の内容が記されたもの、神様の姿田を表したものなど形態は色々です。

また、神社で手に入れることができるものにはお守りがあります。
お札もお守りも似ているような気がしますよね。
お守りとお札の違いは、お守りを持っている人の身を守ってくれるのに対して、お札は祀られた場所を守ってくれるものとなります。

神社のお札の正しい祀り方

神棚

初詣やお宮参りなど神社に行く機会は意外とあるものです。
そのたびにお札をいただくという人もいるのではないでしょうか。

お札にもいくつか種類があり、神棚のどこへ、どのように祀れば良いのかわからない。
そんな思いの人も多いようです。

近年は住宅事情もあり、神棚のない家に住んでいる人も多くいます。
そんな場合はどうすれば良いのでしょうか。

神棚がある場合、ない場合の神社のお札の正しい祀り方を詳しくご紹介します。

神棚がある場合

神棚はお札を祀る場所です
お札を納めるお宮の形をした入れ物を宮形と言います。

宮形は三社形と一社形が一般的ですが、五社形や七社形もあります。
屋根が付いていることもあれば、ガラスの扉が付いていて洋風な建物にもマッチするものもあり多様です。

どれが良いとか、こうでないといけないという基準はありません。

置き方

宮形の基本形は三社形と一社形になります。
三社形と一社形では祀り方が違います

ここでは一般的な三社形と一社形について説明します。
また、それぞれのお札の置き方や方角や向きについても解説します。

  • 三社形の場合

    御神座の順位が決まっています。
    真ん中が最高位、次に向かって右手、左手の順になります。

    よって、真ん中には、日本人の総氏神様である神宮大麻(天照皇大神宮)、右手に地元の氏神様のお札、左手に崇敬する神社のお札を祀ることになります。

    それ以外に、他の神社に出向いて、お札を頂いてきた際は左手の崇敬する神社の御札の後ろに重ねていくことになります。

  • 一社形の場合

    お札を納める場所が一箇所になります。
    最高位は一番手前で、次が二番目になります。

    よって、一番手前には神宮大麻(天照皇大神宮)、次に氏神様のお札、さらに、崇敬している神社のお札という順番になります。

    それ以外の神社のお札は、その下に重ねて納めて行くことになります。

伊勢神宮にお参りすると、内宮では天照大御神が祀られていますが、外宮では豊受大御神が祀られています。
また、豊受大御神のお札をいただいた場合は、前に天照大御神を、その後ろに豊受大御神を重ねて祀りましょう。
三社形でも一社形でも共通しています。

お札をいただくと、お札の周りを覆うように白い薄い紙で包まれていることがあります。
この薄紙はホコリを防ぎ、汚れを防ぐためのものですので外して問題ありません。

方角・向き

お札の方角や向きは、神棚の場所をどこにするかで決まります
神社の本殿の向きは、必ず南向きか東向きになっています。
ですから、神棚の方角も南向き、東向きにするのが基本です。

南向きが良いと言われるのは、太陽の光が当たる最も明るい場所で、南向きに座ることは昔から権威の高さの象徴だったからです。

東向きが良いとされるのは、太陽が昇ってくる方角で、一日のスタートする方角です。
勢いのある象徴を表しているからです。

もうひとつの条件は、大人の目線より上に祀るということです。
基本的には、家の最も高い場所に設置するのが適していると言われています。
下を人が通らない場所が良しとされています。

現在の住宅事情では、簡単にできないこともあるので、「雲」や「空」と記載した紙を天井に貼り付けて、最も高い位置だと言う意味をもたせることもあります。

言うまでもないことですが、毎日、拝礼がしやすい場所であることも大切な事です。

神棚がない家でのお札の祀り方

昔と違い、今はマンション住まいの人も増え、神棚がない家も普通にあります。
そんな家ではお札をどのように祀れば良いのでしょうか。
ここでは、お札を祀るのに適している場所と方角や向きを解説します。

どんな場所に祀ればよい?

神棚がない場合にお札を祀る場合は、神棚を新たに置くとしたら適している場所に置きましょう。

具体的には、清潔できれいで明るい場所が良いとされています。
当然、大人の目線よりは高い位置で、下に人が通らない場所が良いようです。

今どきは、簡易な神棚も簡単に手にれることも出来ます。
新たに神棚を準備してお札を収める場所を作るのも良いことです。

また、タンスや本棚の上や飾り棚を作って祀るのも良いのではないでしょうか。
その際には、祀ろうと思う場所は綺麗に掃除をして、白い布などを敷いて祀ると良いようです。

適当な高さの棚などがなかった場合は、柱の高い位置に貼り付けても問題ありません。

方角・向き

方角や向きは神棚に祀る場合と同じく、南や東を向けて祀るのが基本です。
トイレや台所は避けましょう。

お札を正しく祀ることができれば、それで終わりではありません。
できれば、しておきたい管理方法を以下にまとめました。
神棚があっても、なくても基本的には同じことを行いたいものです。

  • 朝と晩にはご挨拶をする。

    神社で参拝する時と同じように、神様に二拝二拍手一礼で挨拶をしましょう。

  • お供えをする。

    榊立ての榊を立てます。
    朝ごはんを食べる前に、新しい米(精米したお米か、炊いたご飯)と塩、水をお供えします。旬の食材や戴き物などをお供えしても良いでしょう。
    全てを準備する事が難しい場合は、水だけでも交換するなどの対応をしましょう。

神棚に祀るお札の並べ方について詳しく知りたい方は、「終活ねっと」の以下の記事をご覧ください。

お札ってどんなのがあるの?

神棚

神社のお札にはいくつか種類があります。
そして、お札には格があります。

前述の正しい祀り方でも触れたように、最高位は神宮大麻、次に氏神神社、崇心する神社のお札の順番になります。

こちらでは、それぞれのお札の詳細に関して解説します。

神社のお札の種類

それぞれの神社のお札に、どのような意味があるのか見ていきましょう。

伊勢神宮の神宮大麻

神宮大麻は日本人の総氏神である伊勢神宮の神様の力が宿ったものです。
八百万の神々の中でも最も尊い「天照皇大神宮」という神号と印が押してあるお札になります。

伊勢神宮より全国の神社に頒布されているので、日本全国のどこの神社でもいただくことができます。

氏神神社のお札

氏神神社とは、各地域の神様を祀る神社です。
自分が住んでいる地元の神社のお札が氏神神社のお札になるわけです。

神社周辺に住む血縁、地縁の信仰者のことを氏子といいます。
氏子に信仰されている神社の神様が氏神となり、地域に根付いた風習や伝統行事を通じて信仰の中心になっています。

自分が住む地域の氏神神社がわからない時は、インターネットで検索して調べるか、神社庁に問い合わせて見ましょう。
もちろん、近くの神社に聞いてみても構いません。

向かって右側の氏神神社のお札を祀る位置には、産土神のお札を祀ることも可能です。
産土神は、この世に生を受けてから死ぬまで守っていただける神様になります。
自分が生まれた時に、近くにある神社の神様が、その人の産土神となるそうです。

一般的には当主の産土神を祀ることになります。

氏神様は地元の神様なので、引っ越しをすれば変わることになります。
しかし、産土神は死ぬまで変わることはない神様となるのです。

氏神様と産土神を同時に祀ることも可能ですので、その際は重ねて祀りましょう。

崇敬神社のお札

崇敬神社とは、地縁や血縁は関係なく個人として崇敬している神社です。
その神社のお札になります。

氏神神社があっても、崇敬する別の神社があることに何も問題はありません。

また、崇敬する神社は数が多くて問題はありません。
「家内安全」や「商売繁盛」などのお札も崇敬神社のお札に含まれます。

神社のお札の値段とサイズ

伊勢神宮のお札にはいくつかの種類があります。

神宮大麻は伊勢神宮から全国の神社に頒布されているお札で、伊勢神宮にはありません。
その他のお札に関しては伊勢神宮で直接いただくことができるものとなります。
それぞれのお札の値段とサイズは違います。

なお、お札の値段のことは、初穂料や玉串料と言います

神宮大麻

伊勢神宮でお祀りしている日本全国の氏神様の総氏神になる天照大御神のお札になります。

「大麻」とは、神様に捧げる「麻布(まふ)」のことになります。
お祓いの際に使う「祓串(はらえぐし)」の意味もあります。

初穂料は800円で、サイズは縦24.5㎝、横6.8㎝、厚さ1㎜です。

険祓

「けんはらい」と読みます。
他のお札と違い、剣先に似た形をしています。

初穂料は500円で、サイズは縦27.5㎝、横9.7㎝、厚さ0.5㎝です。

角祓

「かくはらい」と読みます。
木製の大麻になります。

初穂料は1,500円で、サイズは縦26.3㎝、横8.2㎝、厚さ0.5㎝です。

大角祓

「だいかくはらい」と読みます。
サイズが大きいお札で木製の大麻です。

初穂料は2,500円で、サイズは縦30.5㎝、横10.5㎝、厚さ0.9㎝です。

お札に関する注意点

神棚

神社でいただけるお札は、いつまで有効で、納めるとしたらどうすれば良いのでしょうか。
いつまでも祀っていても大丈夫なのでしょうか。

お札について、よくわかっていないことが多いように思います。
ここでは、お札に関する注意点をまとめました。

お札を納める時期はいつ?

お札を納めるのであれば、どのタイミングが良いのかを解説します。

お札の有効期限は1年

神道では、太陽は冬に力が落ちるが春には力を取り戻すという考えのごとく、神様の力も衰えるという考えがあります。

お札の有効期間は1年程度と考えるのが良いでしょう。
きっちり1年でなくても、およそ1年で構いません。

古いお札は納めて、新しいお札をいただきましょう。

祈願のお札などは時期が過ぎたら!

合格祈願や安産祈願などのように願い事のお札は、1年と言いう期間にこだわらず、願いが叶ったタイミングなどを見計らって納めるようにしましょう。

1年の途中で納めても大丈夫!

お札は、必ず1年間は祀らないといけないという決まりはありません。
お札を納める事ができるタイミングがあるのであれば、1年の途中で納めても問題はありません

お札は毎年交換しましょう

お札は、このタイミングで絶対に交換しないといけないとか、年末や正月に必ず交換しないといけないという決まり事はありません
それでも、お札もずっと祀られていると災厄などを受けて汚れて来ます。

災厄を受け続けるお札を祀り続けるよりも、新しいお札に交換して、清いお札を祀る方がご加護もあるというものです。

その意味でも、お札は毎年交換しましょう。

お札は返却や処分をしてもよい?

お札は、不要だと思ったら返却したり、好きなように処分して良いのでしょうか。
正しい返却や処分の方法を解説します。

1年間は大切に保管しましょう

お札をいただいたのであれば、不要だからと即座に返却するものではありません。
当然ですが、ゴミ箱に捨てるようなことはしてはいけません。

タンスの引き出しになどにしまっておくことも止めましょう。
基本的には1年間は祀ってお参りするくらいのことはしましょう。
1年経てば、納めることを考えたら良いのです。

1年間は大切に保管する、祀っておくべきだと言えるのです。

神社やお寺に返すのが基本

お札を返却する。
つまり納めるには、神社やお寺に納めるのが基本です。
神社でいただいたお札は、いただいた神社に納めることが一番良いですが、地元の神社に納めても構いません。

お寺でいただくお札などは、いただいたお寺に納めるのが基本です。
神社でいただいたお札をお寺に納めてはいけません。

神社のお札であれば、各神社の納札所へ持ち込めば良いでしょう。
最終的には、神社にてお焚きあげをしていただけます。

正月が終わった後に各地で行われる「どんど焼き」で、お焚きあげをしてもらっても構いません。

神社で購入したお札は消費税が課税されない

神社

神社で購入するお札の金額は、消費税が含まれているのでしょうか。

表示されている金額に外税をかけられた覚えはありません。
内税となっているのでしょうか。
実は神社のお札には消費税は課せられていません

基本的に、消費税が課せられる取引に関しては以下の要件を満たすことが条件になっています。

  • 国内で行われていること

  • 事業者が事業として行っていること

  • 対価を得て行われていること

  • 資産の譲渡、資産の貸付け、役務提供のいずれかであること

「宗教法人のお守り等の販売は、売価と仕入原価の関係からみてその差額が通常の物品販売業における売買利潤ではなく実質は喜捨金と認められる場合のその販売は、物品販売業に該当しないものとする」という規定が法人税法の基本通達にあります。

神社のお札は、課税される取引要件を満たしていないので非課税になっているのです。

神社のお札に関するまとめ

神棚

神社のお札の正しい祀り方や、知っておきたい注意事項に関して、おわかりいただけたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、神社のお札の正しい祀り方について以下のことを解説してきました。

  • 神社のお札は神様の御分霊である。

  • お札を祀る宮形には三社形と一社形があり、お札の置き方や方角・向きが決まってる。

  • 神棚がなくても、方角や向きに気をつけてお札を祀ることができる。

  • 神社のお札には種類があり、それぞれサイズや値段が違う。

  • お札は基本的に1年が有効期間で、毎年取り替えたほうが良い。

  • お札を納める際には、神社やお寺に返却することが基本である。

  • 神社のお札には消費税が課させられない。

神社のお札は神様の御分霊だったのですね。
神棚を納める宮形にも種類があり、お札を置く順番や向きも決まっているのですね。

最近は都会で神棚がない家のほうが多いです。
そんな家でも、お札を祀ることができるとわかって安心したような気がします。

お札に関しては、有効期間や収める方法など、意外と知らなかった事がたくさんありました。
お札をいただくのであれば、知識として知っておくべきことを理解して、ありがたく祀るべきだと感じた方も多いのではないでしょうか。

ただ祀るのではなく、毎日、挨拶をして敬うという気持ちが根本的に必要だとも言えそうです。

「終活ねっと」では、神社のお札の正しい祀り方に関する記事以外にも、神社に関して詳しく解説した記事を多数掲載しています。
ぜひそちらの方もご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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