初穂料の封筒の種類や書き方を紹介!結婚式と祈祷で違う?

神前式や戌の日参り、厄除けの祈祷などで初穂料をおさめるとき、封筒の準備を正しくできていますか?同じ神社におさめるお金でも、封筒の選び方や表書きはシーンで異なります。この記事では、初穂料の封筒について解説します。

目次

  1. 初穂料をおさめるのに封筒が必要な理由
  2. 初穂料を入れる封筒の使い分け
  3. 初穂料の封筒の表書き
  4. 初穂料の封筒準備の注意点
  5. 初穂料の封筒のまとめ

初穂料をおさめるのに封筒が必要な理由

初穂は、文字通りその年に収穫された初めてのお米のことを指します。昔は、お米に限らず、初物の野菜や魚などを神様に奉げ、感謝を表しました。そして、参拝者が神様にお願い事をするときには、お米や海の幸、山の幸を奉げるようになりました。
時代が下って、今は普通、食品の代わりにお金を神社におさめます。これは初穂の代わりのお金なので初穂料というのです。初穂料は、合格祈願や厄除け、商売繁盛などの昇殿祈祷を受けるときにおさめるお金や、神前式の代金としておさめるお金のことも指します。
通常、こうした儀式は前々から計画して受けるもので、急に思い立って祈祷を受けるということは、ちょっと考えにくいと思います。ですから、「きちんと準備して心構えができていますよ」ということを示すために、封筒を準備するのがいいとされます。裸のお金をおさめたのでは、失礼に感じる神社も多いようです。

ただ、広い意味での初穂料は、授与所で御守りや御札、破魔矢、絵馬などを受けるときの代金のことも指します。こうしたシーンでいちいち封筒にお金を入れていたのでは、参拝者も神社スタッフも手間です。授与品を受けるときのお金は裸のままで大丈夫です。封筒に入れるのは、祈祷や神前式、神葬祭のときのお金だけでOKです。
また、祈祷のときにおさめるお金も、ケースバイケースだと思います。どういうことかというと、封筒に入れて行っても、トラブルを避けるために通常スタッフがすぐに金額を確認します。正月の繁忙期だと、封筒に初穂料を入れるという気遣いが、かえって双方の手間を生み出し行列を長くしてしまうのです。

初穂料を入れる封筒の使い分け

初穂料を入れる封筒は、市販の祝儀袋や不祝儀袋を使います。使い分けは神式だからといって難しいことはありません。

結び切りの祝儀袋

結婚式のときに使います。

蝶結びの祝儀袋

結婚式以外の慶事に使います。初宮や七五三のような明らかなお祝いごとのときにも使えますし、お祭りに参加するときや、厄除け、商売繁盛などの祈祷一般、地鎮祭、事務所開きなどにも使えます。

淡路結びの祝儀袋

淡路結びの祝儀袋は、上記結び切りの祝儀袋の代用としても、蝶結びの祝儀袋の代用としても使えて便利です。

不祝儀袋

仏教の葬式に相当する神葬祭や、回忌に相当する年忌祭で使います。もちろん、市販の不祝儀袋を使用して構わないのですが、1つだけ注意があって、蓮の絵柄が入ったものを避けるということです。蓮の模様は仏式です。

初穂料の封筒の表書き

以前、神社に勤めていたとき、祈祷の代金として「初穂料」、「祈祷料」、「玉串料」、「神前」、「御供」など、様々な表書きの封筒を目にしました。また、御をつけて「御初穂料」とする参拝者もいました。どれも間違いではありませんが、違いはあるのでしょうか?

初穂料と玉串料の違いとは?

玉串も初穂と同じく神様への捧げものを意味し、玉串とは榊(さかき)に紙垂(しで)をつけたもののことです。正式には玉串奉奠(ほうてん)という儀式が祈祷の最中にあるのですが、これを略す代わりにおさめるお金が玉串料です。
玉串料は初穂料と似ていて、意味の重なる言葉です。違いは、初穂料に感謝のニュアンスがあるということだと思います。従って、弔事で感謝するというのもおかしな話なので、神葬祭や年忌祭では玉串料という表書きを使います。
慶事や一般の祈祷では、初穂料でも玉串料でも構いません。この辺りを誤解して、慶事で玉串料は「縁起が悪い!」、「常識がない!」といっているマナーサイトが多いですが、その記述が誤りです。

他に使える表書きは?

祈祷の場合、「祈祷料」、「御礼」などもよく使われます。

表書きの結論はこれ!

まとめると、悩んだら、慶事・弔事・祈祷の全てのシーンで使える玉串料が一番便利かと思います。
因みに玉串料が使えない場面とは、御守りや御札などの授与品だけを受ける場合くらいです。このときは初穂料といいます。

初穂料の封筒準備の注意点

その他、初穂料の封筒に関する注意点を紹介します。

筆かサインペンを使う

せっかく封筒を用意しても、ボールペンだと慌てて用意した印象を与えます。表書きや氏名は、失礼にならないように筆かサインペンで書きます。
弔事の場合は、仏式同様に墨を薄めます。

氏名は本人の名前をフルネームで

祈祷の場合、祈祷を受ける人の名前をフルネームで書きます。七五三はお子さんの名前です。

お金の入れ方

お金の入れ方も、神式以外の結婚式や葬式と変わりません。
神前式や祈祷はお札の顔を正面に向けて入れ、折り返しは上を折ってから下を重ねます。弔事はこれと反対にします。

初穂料の封筒のまとめ

いかがでしたか?
毎年祈祷を受ける方はもちろん、そうでない方もご家族の通過儀礼のために、初穂料について知っておいた方が安心ですよね。せっかく祈祷を受けるのに失礼にならないように、ぜひ覚えておきましょう。

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