お盆のお供えに対するお返しについて解説!のしやお礼状もご紹介

お盆のお供えに対するお返しについて、正しい対応が行えますか?マナーを知らないと、お供えを頂いた方に不快な印象を与えてしまうかもしれません。そうならないよう、正しい対応について知っておきましょう。ここでは、お盆のお供えに対するお返しの詳細について説明します。

目次

  1. お盆のお供えに対するお返しについて
  2. お盆のお供えに対するお返しの品
  3. お返しを包むのしの書き方
  4. お返しのお礼状の書き方
  5. お盆のお供えに対するお返しについてまとめ

お盆のお供えに対するお返しについて

仏壇

お盆のお供えに対するお返しは、どのように行えば良いかご存知ですか?
正しい知識やマナーを知らないと、いざお供えを頂いた際に戸惑ってしまいます。
それだけではなく、お供えを頂いた相手の方に対して知らずの内に失礼な行動をとってしまうかもしれません。

そのようなことにならないよう、お盆のお供えを頂いた際のお返しについて、正しい知識を持つようにしましょう。

今回の終活ねっとではお盆のお供えに対するお返しについて、

  • お返しの品にはどのようなものがあるの?
  • お返しの金額相場はどのくらい?
  • いつ贈れば良いの?
  • お返しを包むのしはどのように書けば良い?
  • お礼状の書き方と文例

お盆のお供えのお返しに関する様々な情報をお伝えしていきます。
いざという時の正しい対応が身につきますので、ぜひ最後までお読みください。

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お盆のお供えに対するお返しの品

仏壇

お盆のお供えに対するお返しの品には、一般的にふさわしいとされるものがあります。
また、品物を選ぶ際の金額の相場や、贈る時期についても目安があります。

そこでまず、お返しの品の選び方や贈る時期などの詳細について説明していきます。

代表的な品物

一般的に、お返しの品には「消え物」がふさわしいとされています。

消え物とは形として残り続けるものではなく、食べ物や使用して無くなる日用品のように、消えて無くなるものを指します。

具体的には、以下のような品が当てはまります。

  • 麺類(そうめん・うどん・そば等)
  • ゼリー
  • 水ようかん
  • 海苔
  • 洋菓子
  • お茶
  • 調味料
  • 洗剤
  • 石鹸
  • 入浴剤

お盆は暑い夏の季節なので、その時期に合った品が選ばれる傾向にあります。

中でもそうめんなどの麺類は、毎年多くの人に選ばれています。
菓子類・お茶・海苔も、お盆のお供えに対するお返しとしては定番の品です。

また最近では、カタログギフトをお返しの品として用いることも増えてきました。
食べ物や日用品と比べると高めの価格となるため、高額な品物を頂いた際のお返しとして利用されています。

金額相場

一般的には、頂いたお供えの価格の半分〜3割程度が相場となります。

頂いたお供えよりも高価な品物や同等の品物でお返しをすることは、相手の方に対して失礼となります。
そのため余程の事情がない限りは、頂いたお供えの半分〜3割程度の価格を目安にしましょう。

ただし、こちらに気を遣わせないようにと、相手の方があえて少額のお供えをしてくださる場合もあります。
1,000円程度のお供えなど少額のものを頂いた場合は、お返しをする必要はありません。

代わりに、後ほどお電話などで感謝の気持ちをお伝えしておくと、丁寧な印象を与えられます。

贈る時期はいつ?

お供えに対するお返しを贈る時期にも、目安があります。

まず、相手の方からどのような形でお供えを頂いたのかによって、お返しの方法が異なります。

法要に参列頂いた方へのお返しであれば、こちらが事前に用意しておいた品を、帰り際にお渡しする方法が一般的です。

一方で遠方などの理由から法要には参列せず、お供えを送ってくださる方もいます。

そのような方へのお返しは早ければ早いほど良いのですが、遅くともお盆が終わってから2週間以内には贈るのが目安です。
その場合、品物と一緒にお礼状を添えて送るようにします。

ただし、お供えに対するお返しの贈り方や時期に関しては、地域によって決まりが異なる場合があります。

参列者へのお返しも後日郵送するのが一般的であったり、そもそも初盆の時に頂いたお供えにはお返しが不要であると決めている地域もあります。
そのため、あらかじめ地域の風習を確認しておくと間違いないでしょう。

お返しを包むのしの書き方

葬儀

お供えのお返しを贈る際には、贈る品物の包装紙の上、もしくは品物に直接のし紙をつけるようにします。

ここでは、のし紙の書き方について説明していきます。

表書き

表書きの書き方は、仏式か神式かによって異なります。

仏式の場合、のしの表書きの上部には「志」・「初盆供養」・「初盆志」・「粗供養」・「新盆供養」などの文字を書くようにします。

一方で神式の場合、のしの表書きの上部には「志」・「新盆祭志」・「しのび草」などの文字を書くようにします。

このように仏式と神式で表記する文字が異なるわけですが、宗派を問わず共通して使用できる文字として「志」があげられます。
そのため、表書きの表記に迷った際は「志」の文字を書いておくと間違いないでしょう。

名前

のしの表書きの下部には、施主の方の名前を記載します。

仏式の場合は、表書きの下部に「苗字」・「○○家」・「施主の方の氏名」を書くようにします。

一般的には、「苗字」もしくは「○○家」の表記がよく使用されます。
ただし、親戚の方に対して贈る場合や近所の方が多い場合には、「施主の方の氏名」が使用されることもあります。

贈る相手や状況に合わせて使い分けると良いでしょう。

一方で神式の場合は、「苗字」・「施主の方の氏名」のどちらかを書くようにします。
仏式の場合と異なり、「○○家」の表記は使用しないため注意しましょう。

のしの種類

一般的によく使用されるのは、弔事用の白黒の水引です。
しかし、関西を主とする西日本では黄白の水引が使用されることもあります。

地域によって風習が異なるので、不安な場合はあらかじめ地域の風習を確認しておくと良いでしょう。

また、神式の場合は黄白の水引を使用するのが一般的です。

お返しのお礼状の書き方

葬儀

お盆のお供えのお返しを送る際には、品物と一緒にお礼状を添えて送りますが、お礼状の書き方にもマナーがあります。

そこで、お礼状の書き方について説明していきます。

書き方のポイント

お礼状を書く際は、下記の点を意識しながら書くようにしましょう。

故人の名前を必ず入れる

誰の初盆に対してのお礼なのかを明確にするためにも、故人の名前は必ず入れるようにします。

お礼状には、「亡父○○」や「故○○」のように記載します。

句読点は使わない

お礼状には「、」や「。」といった句読点を使用しないという決まりがあります。
これはお返しの品に添えるお礼状だけでなく、挨拶状や年賀状などでも同じです。

なぜ句読点を使用しない慣習があるのかというと、理由は明治時代まで遡ります。

明治時代に入るまで句読点は存在せず、明治時代に入って初めて使用されるようになりました。
それも大人が使うためではなく、子どもが読みやすいようにと学校で使われています。

そのため、大人に対して句読点を使用することはありませんでした。
むしろ大人に対して使用することは、相手を子供扱いしているという意味に捉えられ、失礼にあたることから避けられています。

このような慣習がお礼状や挨拶状には残り、句読点を使用しない決まりがあると考えられています。

慣習的なものではありますが、一般的に普及していることから、お礼状や挨拶状には句読点を使用しない方が無難でしょう。

手書きの方が丁寧

お礼状は相手の方に感謝の気持ちを伝えるためのお手紙なので、手書きの方が丁寧な印象を与えられますし、気持ちが伝わりやすくなります
送る人数が限られている場合や時間がとれる場合は、手書きで作成すると良いでしょう。

しかし最近では、印刷したハガキ・カードなどを使用することも増えてきました。
送る人数が多い場合などは印刷を利用した方が便利な時もありますし、それ自体まったく問題はありません。

手書きにするか印刷にするかは、状況に合わせて使い分けると良いでしょう。

お礼状の文例

続いて、お礼状の文例を紹介します。
前述したように故人の名前を必ず入れ、句読点の使用は避けるようにします。
差出人(喪主の方の氏名)も忘れてはいけません。

また、お礼状も一般的なお手紙と同じように、拝啓・敬具などの頭語・結語を入れるようにしましょう。

お礼状の文例は次の通りです。

拝啓
時下ますますご清祥のことと心よりお慶び申し上げます
このたびは 亡父○○/故○○ の初盆に際しまして 過分なお心配りをいただき誠に有難うございました
故人もさぞかし浄土において感謝していることと存じます
つきましては ささやかではございますが 亡父の初盆供養のしるしとして心ばかりの品を用意いたしました
何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます
本来であれば伺ってお礼を申し上げるべきところではございますが 書中をもってのご挨拶となることをお許し下さい
暑さ厳しい折、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたしております
                                          敬具

平成○○年○○月○○日

住所
喪主の方の氏名
親族一同

上記の文例では横書きになっていますが、本来は縦書きにするのが一般的です。

また、喪主の方の氏名は「喪主○○○○」のように記載しましょう。

お盆のお供えに対するお返しについてまとめ

仏壇

いかがでしたか?
今回の終活ねっとでは、お盆のお供えに対するお返しについて、必要な情報を一通り紹介してきました。
最後に、この記事の要点をもう一度おさらいしておきます。

  • お返しの品には「消え物」がふさわしく、そうめんや菓子類、洗剤や石鹸のように無くなるものを選択する
  • お供えのお返しの金額は、頂いたお供えの価格の半分〜3割程度が目安
  • お供えのお返しは、お盆が終わってから2週間以内には贈るようにする
  • のしは表書きの上に「志」などの文字を書き、下に「苗字」もしくは「施主の方の氏名」を書く
  • お礼状は文例のように、頭語・結語・故人の名前・差出人(喪主の方の氏名)を必ず記載し、句読点の使用は避ける

お盆のお供えのお返しには、様々な決まりや慣習があります。
ですが、以上のお伝えしてきた内容を理解しておけば、いざという時でも焦らず正しい対応ができるでしょう。
お盆のお供えのお返しについて迷うことがあれば、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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