17回忌法要の案内状はどう書くの?挨拶の例文や返信の仕方もご紹介

法事も回数を重ね、17回忌法要ともなると親戚など身内だけで行うことが多いです。それでも改まった案内状は必要でしょうか。どのような内容のものをいつ頃用意したらよいのでしょう。そこで今回は17回忌の案内状について、例文を交えながら詳しく解説いたします。

目次

  1. 17回忌の案内状はどのように書く?
  2. 17回忌の法事とは
  3. 17回忌の案内状の書き方
  4. 17回忌の案内状の送り方
  5. 案内状の返信の仕方
  6. 17回忌の案内状に関するまとめ

17回忌の案内状はどのように書く?

葬儀

17回忌法要を執り行うためには、まず案内状を作成しなければなりません。
いつどこで行うか早めにお知らせして、ご都合を伺っておく必要があります。

身内だけで法要を行う場合は、電話やメールで知らせても事足りるかもしれません。
しかし、できれば書面で17回忌を執り行う旨きちんとお知らせして返信をいただきたいものです。

17回忌法要の案内状には、どのような内容を盛り込んだらよいのでしょうか。

そこで今回の終活ねっとでは以下のような点を中心に、17回忌の案内状について解説いたします。

  • 17回忌の法事とは?
  • 17回忌の案内状の書き方~内容とマナーについて
  • 17回忌の案内状の送り方~送る時期や方法について
  • 17回忌の案内が届いたら?案内状の返信の仕方

実際に使っていただける例文もご紹介いたしますので、ぜひ参考になさってください。
最後までお読みいただければ幸いです。

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17回忌の法事とは

お墓

17回忌とは13回忌の次に行う仏式の法要です。
故人が亡くなってから16年目に行います。

本来は命日に行うものですが、現代では出席する親族の都合などにより、命日の前の休日に行われることが多いです。

法要の内容は、地域やご家庭それぞれによって異なります。
7回忌あたりから身内だけで行うお宅が多いようです。

17回忌法要の進め方に決まりはありません。
自宅にお坊さんを招いてお経をあげていただき、その後会食を行うこともあります。
お身内で集まって食事をしながら思い出話をするだけという場合もあるようです。

終活ねっとでは、終活に関する用語をわかりやすく解説した用語集を用意しています。
17回忌の法事についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の用語記事もあわせてご覧ください。

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亡くなってから満16年目に行う法要のこと。亡くなった日を1回目の回忌と数えるため、17年目ではなく16年目に行われます。13回忌の次に行われる法要です。時代の変化と共に、家族だけで行う場合や法要自体をやらない場合もあります。

17回忌の案内状の書き方

仏壇

いざ案内状を書こうと思っても、どう書き出したらよいかわからず戸惑ってしまいそうですね。
忌事に関するものですし、使うべきでない言葉や決まり事などについても気になります。

どんなことに気をつけて書いたらよいのでしょうか。
盛り込むべき内容や守るべきマナーなど詳しく見ていきましょう。
17回忌の案内状の書き方について解説いたします。

17回忌の案内状に書くべき内容

案内状を書くには、書くべきことを整理して順番に並べていくのが一番です。

法事・法要の案内状には、書くべき順番があります。
その順番にしたがって一文ずつ書いていけば、きちんとした案内文に仕上がります。

以下にその順番を示します。

ただし、この順番は絶対的なものではありません。
法要の内容によっては前後する可能性もあります。
実際の法要の内容と照らし合わせながら目を通してただければと思います。

頭語・結語

頭語とは結語と対になる冒頭の挨拶にあたる言葉です。

「拝啓」で始めたら文末は「敬具」となります。
「拝呈」なら「敬白」と結びます。
少し改まった言い方で「謹啓」と書き出した場合は「謹言」または「敬具」が文末となります。

時候の挨拶

頭語の後に、季節を表す挨拶を綴ります。
必ずしも入れなければならないものではないので、省いても問題ありません。

春ならば「早春の候」「春暖の候」「陽春の候」「薫風の侯」などが一般的です。
梅雨時や初夏なら「入梅の侯」「初夏の侯」、真夏なら「猛暑の候」「盛夏の侯」がよいでしょう。

夏の終わりから秋にかけては「残暑の侯」「晩暑の侯」「初秋の候」と書き出します。
秋の終わりから冬にかけては「晩秋の候」「向寒の候」「寒冷の候」などがよく使われます。
年末から1月にかけてなら「師走の候」「大寒の侯」「厳寒の候」などが望ましいです。

誰の何回忌の法要か

故人の名前と何の法要であるかを簡潔に記します。
その際、案内状の送り主(施主・遺族の名前など)と故人との関係がわかるように書くとよいでしょう。

例えば「○月○日は 亡父 ○○の17回忌法要」のように書きます。
こうすれば、故人の息子または娘が送り主であることがすぐにわかりますね。

案内状の送付先が身内だけの場合、みなさん苗字が同じで名前が似ている可能性もあります。
受け取った人が混乱しないよう、わかりやすく書くことが大切です。

法要の日程や場所

法要の日程や場所について書きます。
本文中に記してもよいですが、文末に箇条書きにまとめてもわかりやすいです。

日付は西暦を用いず、和暦で記すのが基本です。

ホテルや斎場など自宅以外の場所で行う場合は、最寄り駅なども書き添えるようにしましょう。

差出人の情報

差出人(施主)の情報を書きます。
名前だけでなく、住所や電話番号などの連絡先も忘れずに明記しましょう。

故人と名字が異なる場合や、遠方で久しぶりにやり取りする親戚へ送るときは、故人との関係がわかるような配慮が必要です。
続柄などを書き添えておくとよいでしょう。

出欠欄

往復はがきを使って案内状を送る場合は、出席欠席いずれかに○をつけて返信していただけるよう、出欠欄を設けます。

加えて文末に「お手数ですが○月○日までにご都合をお知らせください」などと書き加えておきましょう。

17回忌の案内状のマナー

これで書くべき内容を洗い出すことができました。
次に17回忌の案内状のマナーについて確認しておきましょう。

句読点は使用しない

法要の案内状は、基本的に縦書きで作成します。
これはお祝い事の案内状にも共通することです。

昔の日本では、手紙といえば墨と筆を使って縦書きで書いていました。
筆で書く場合は、区切りの良いところで改行したり文字を空けて書いたりと、読みやすくなる工夫をしていたそうです。
そのため、縦書きの文章では句読点は使わなかったのです。

その風習は現代にも受け継がれているため、法事の案内状に句読点は使いません。
例文などは通常、横書き句読点が入っていますが、案内状にするときには省きます。

また、句読点を使わない他の理由として、法要の儀式が滞りなく進むようにという思いが込められていると言われています。
つつがなく終わるように、文章を途中で区切る句読点を用いない習慣が残っているのです。

使用してはいけない言葉

遺族の側から出す案内状であり、お悔やみを言う側ではありませんので、言葉の使い方にはさほど神経質になる必要はないでしょう。
基本的には法要の日時など要点を簡潔に書けば問題ありません。

もし、感謝の言葉などを書き添えたい場合は、砕けた言葉にならないよう気をつけてください。
相手が全て身内であったとしても敬語を使い、丁寧な言葉を心がけるべきです。

また、不適切な言葉もありますので気をつけてください。
例えば、生死を直接表すような言葉は用いるべきではありません。
「死ぬ」「死亡」「生きていた」「生存中」などではなく「亡くなってから」「生前」と書きましょう。

「成仏」「冥福」「往生」など、宗教によって使い方が異なる言葉も避けたほうがよいでしょう。

17回忌の案内状の例文

例文

謹啓 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
早いもので本年は亡父○○○○の17回忌に当たります
つきましては左記の通り法要を執り行いたいと存じます
ご多忙中のところまことに恐縮ですが何卒ご参列賜りますようお願い申し上げます
敬具

日時 平成(和暦)○○年○月○日(○曜日) ○時より
場所 ○○寺 (住所・電話番号)

なお法要後別席にて粗餐を差し上げたく存じます
お手数ではございますが返信はがきにてご出席の有無をお知らせくださいますようお願い申し上げます

平成(和暦)○○年○月○日 ○○○○(施主氏名)
例文

拝啓 ○○の候 皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます
来たる○月○日は亡き母の17回忌に当たります
同日○時より 拙宅にて心ばかりの法要を営みたいと存じます
法要後は粗餐を差し上げたく存じますので ご多忙中とは存じますがご臨席いただきますようお願い申し上げます
敬具

平成(和暦)○○年○月○日 ○○○○(施主氏名)

誠に恐れ入りますが○月○日までに同封のはがきにて出席の有無をお知らせいただきたくお願い申し上げます

17回忌の案内状の送り方

葬儀

17回忌法要の案内状は、いつごろ出せばよいのでしょうか。
また、どのような形で送ればよいのでしょう。

間際になって慌てないように、送る時期や具体的な送り方について確認しておきましょう。

案内状を送る時期

法事の案内状は1カ月前には送るようにします。
参列者を慌てさせないよう、早めにお知らせしましょう。

そのため、1カ月半くらい前から案内状の準備を始めるのがおすすめです。
案内状を印刷する場合は、早めの注文が肝要です。
最近ではネット注文などで早く印刷できるサービスもありますが、できるだけ余裕をもって用意しておきましょう。

案内状を送る方法

お身内だけの少人数の集まりの場合、電話やメールでお知らせすることもあるかと思います。
しかし、先方がご多忙の可能性もありますので、間違いなくきちんとお伝えするためにも書簡でお送りするべきでしょう。

正式な案内状は封書で送るのがマナーです。
17回忌の案内状も、基本的には封筒に入れて送りますが、封筒ではなく往復はがきを使うこともできます。

それぞれの注意点などについて以下に解説します。

封筒を使用する

封筒は白い無地の一重のものを使います。
案内状と共に、出欠を確認するための返信用のはがきを同封しましょう。

ビジネスで一般的に使う封筒は、中身が透けないように二重になっているものが多いです。
これら二重封筒は「不幸が重なる」ことを連想させるため、忌事では使用しません。

往復はがきを使用する

最近では、往復はがきを使った案内状も増えてきているようです。
あくまでも略式ということになりますが、手軽で便利なので受け取る側にも喜ばれます。

17回忌ともなると、形式にこだわらないというお宅も多いです。
お身内だけの集まりであれば、往復はがきでのご案内でも問題ないでしょう。

普通の切手でもいいの?

案内状に貼る切手は、普通郵便用のものでかまいません。
封書の場合も往復はがきでも同様です。

華やかな色合いの花柄のものは避けるべきかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、普通切手で問題ありません。

ただ、返信用のはがきを同封すると、郵便料金が変わる可能性があります。
封書の重さをきちんと測って、料金不足にならないよう気をつけましょう。

案内状の返信の仕方

仏壇

返信用のはがきは概ね「御出席」「御欠席」と書かれており、どちらか選ぶようになっています。
出席する場合も欠席で返すときも、それぞれ書き方があるので注意しましょう。

出席の場合

「御出席」の「御」の字を2重の斜め線で消します。
その上で「出席の2文字を○で囲みます。

「御欠席」の文字は縦2重線で消します。
定規などを使ってきれいに線を引きましょう。
線を引いたら、その真下に自分の名前を記します。

欠席の場合

「御出席」の文字を縦2重線で消します。

「御欠席」の「御」の字を2重の斜め線で消し、「欠席」の2文字を○で囲みます。
線は曲がらないよう、やはり定規を使って引いたほうがよいです。
そして出席のときと同法に、2重線の真下に自分の名前を記します。

欠席の場合は、できるだけ早く返信するのがマナーです。

17回忌の案内状に関するまとめ

お墓

いかがでしたでしょうか。
今回の終活ねっとでは17回忌の案内状について解説しました。

  • 17回忌は故人が亡くなって16年目に行う法要
  • 法要の日取りが決まったら早めに案内状を~1カ月前には届くように出す
  • 案内状の本文は頭語で始め結語で締める
  • 法要の日時・場所をわかりやすく簡潔に
  • 一重の無地封筒に入れて出すのがマナーだが、往復はがきで略式に出してもよい
  • 法事の案内状を受け取った場合も、返信は早めに出すこと

参列いただく方々に気持ちよくお越しいただけるよう、細かいところにも気を配りたいものですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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