正しいお布施の入れ方を解説!包み方や金額についてもご紹介します

葬儀や法要などがあるたび、お布施は毎回準備する必要があります。そのお布施には正しい入れ方があることをご存知でしょうか?この記事では、お布施の正しい入れ方や金額などについて解説します。ぜひ、最後までご覧ください。

目次

  1. お布施の入れ方は何が正しいの?
  2. 法事で渡すお布施とは?
  3. お布施のお札の入れ方
  4. お布施の包み方
  5. お布施の書き方
  6. お布施の渡し方
  7. お布施の金額・相場はいくら?
  8. お布施の入れ方についてまとめ

お布施の入れ方は何が正しいの?

お金

葬儀や法要など、故人を悼む儀式を行う際には、ご遺族側も参列者側もそれなりの準備が必要です。
場に合った服装や料理の手配、案内状の作成など、やるべきことは山のようにあります。
その中でも、重要なものの1つがお布施を準備する際の入れ方です。

お布施は基本的に紙幣なのですが、正しい入れ方があることをご存知でしょうか?
他にも包み方や相場など、お布施について聞きたいことは数多くあるかとおもいます。
人によっては決められていることが多すぎて、やる気がそがれてしまうかもしれませんが、大切なことなのでしっかり覚えておきましょう。

この記事では、お布施の入れ方などを中心に

  • お布施の意味
  • お布施のお札を入れるやり方
  • お布施を包む方法
  • お布施はどんな書き方をすればいいのか
  • お布施を渡す方法
  • 法要別お布施の相場

以上のことについて、具体的に解説していきます。
お葬式で渡すお布施の相場についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

お坊さん便を利用して、安くお坊さんを手配したいという方はこちらもご覧ください。

法事で渡すお布施とは?

葬儀

お葬式や法要ではお坊さんにお願いして、読経をやってもらいます。
読経で故人を供養していただいた感謝の気持ちとして、お布施を渡します。
お布施の相場については後述いたしますが、上記の理由から明確な金額設定はされておりません。

また同様の理由から、直接お坊さんに金額を聞いてもやはり明確な答えは返ってきません。
そのため、質問するなら「他の方々はどれくらい用意されているのですか」といった聞き方をした方が答えやすいでしょう。

お布施のお札の入れ方

お金

この項目では、お布施のお札の入れ方についてご紹介します。

新札を使用する

お布施のお札の入れ方として、できるだけ新札を用意しておきましょう。
お葬式で持って行く香典の場合は、旧札か折り目を入れた新札を持って行きます。
これは「相手の不幸を待っていた」と受け取られることを避ける意味合いが込められているのです。

反対にお布施は先述したように、お坊さんへの謝礼として渡すためにあらかじめ準備しておくことから、新札の方が適しています
もし旧札しかなかった場合は、なるべく綺麗なお札を選ぶようにしましょう。
どうしても新札を揃えたいなら、銀行の窓口に行って両替してもらうのが良いです。
両替のための用紙に必要事項を記入し、お布施に必要な枚数の旧札とともに窓口へ提出します。

お金を入れる向きに注意

正しいお札の入れ方ですが封筒に入れる場合、お札の向きは印刷されている肖像画が封筒の表書き側になるように入れます。
また、お札の金額が印刷されている側から封筒に入れてください。
つまり、1万円なら福沢諭吉の肖像画が表面、なおかつ封筒のふた側となるようにしましょう。

これは慶事の入れ方であり、香典とは反対の入れ方となります。
違いとしては、お布施を渡される側にご不幸があったかどうかです。
お布施に関しては、お坊さん側にご不幸があったという理由で渡すわけではないため、これが正しい入れ方となります。

お布施を奉書紙で包む場合でも、お札の向きは同じです。
包み方に関しては後述します。

お布施の包み方

お金

この項目では、お布施の包み方についてご紹介します。

奉書紙に包む

奉書紙で包むやり方が一番正式なマナーです。
奉書紙は和紙でできており、軽いのに丈夫な点が特徴の紙です。
お布施の包み方の手順としては、まずお札を半紙で包みます。

この際、お札は肖像画を上にした形で半紙に置いてください。
そして裏面の奉書紙にお札を包んだ半紙を置いてさらに包みます。
奉書紙の表面はツルツルとなめらかなのに対し、裏面はざらついているためすぐにわかることでしょう。

お布施にかける水引に関してですが、先述したようにお坊さん側でご不幸があったわけではないため、水引はない方が正式な形と言われています。
しかし、地域によっては双銀や白黒、黄色と白などの水引をかけているところもあります。

白い封筒に包む

奉書紙で包む方法が一番丁寧ですが、法要などに間に合わない場合は白い封筒を準備しましょう。
気を付けておくべき点としては、郵便番号を書くための欄がないこと、封筒が二重になっていないことです。
お布施はお坊さんに直接お渡しするものなので、郵便番号を書くことはありません。
ポチ袋などと混同しないようにも注意しましょう。

また、法要などで使用する封筒のため、「ご不幸が重なる」ことを連想させることから二重になっているものは避けた方が良いでしょう。
先述したように、奉書紙と同じく白い封筒を選んだ場合でも、お布施に水引は必要ありません。
しかし無地の白い封筒ではなく、不祝儀袋で包んだ場合は「繰り返さない」という意味合いで水引には結び切りを選びます。

のし袋はNG?

結論から申し上げますと「のし」がついてないものは避けた方が良いでしょう。
そもそも「のし」は正式には「あわびのし」といって、アワビを熨して乾かした保存食です。
アワビは昔から長寿のシンボルとされてきたため、慶事で出される料理にはよく使われていました。

その名残として、祝儀袋の右側にのしがつけられています。
細くて小さい形に紙が折りたたまれたものです。
しかし近年では、のしがついていなくても、弔事用「のし」袋として販売されているものもあります。

繰り返しになりますがお布施はお坊さんへのお礼なので、のし袋はのしがついてるものを選びましょう。

お布施の書き方

葬儀

この項目では、お布施の書き方についてご紹介します。

表書きの書き方

お布施の表書きの書き方は、上部の真ん中に「御布施」と書きます。
御布施以外の候補としては「御回向料」「御経料」「御礼」などがあります。
また、表書きをする際の墨は、普通の墨で問題ありません。

香典の表書きをする場合、薄墨を使用するのはお札と似たような理由で、急なご不幸に慌てて文字がかすれてしまったことを示す意味合いがあります。
しかし、お布施はそれにあたらないため、ただの黒い墨を使いましょう。

名前の書き方

お布施の名前の書き方は、下部の真ん中に施主の名前を書きます。
省略はせず、必ずフルネームでお書きください。
また、名字だけ書く場合は「○○家」と書いて表書きは完成です。

名前を書くのは、お坊さんが誰にお布施をもらったかを判別するためなので、忘れずに書いておきましょう。

内袋・中袋なしの場合

内袋・中袋がない場合の書き方は、裏面に住所や電話番号、包んだ金額を書きます。
本来なら書かなくてもいいことですし、書くなら内袋や中袋に書くことです。
しかし、お坊さんが記録や計算をする際に役立つと言われているため、書いた方が丁寧な対応と言えるでしょう。

ただ、内袋や中袋ではなく裏面に書くため、お坊さんのお布施の扱いによっては個人情報が見えやすいという危険があります。
そのため、抵抗があるなら無理して書かなくてもかまいません。

お布施の渡し方

葬儀

この項目では、御布施の渡し方についてご紹介します。

袱紗(ふくさ)に包む

お布施はお坊さんに直接渡すのではなく、何かに乗せる形で渡すのが一般的で、そのうちの1つが袱紗に包む方法です。
あらかじめ用意していたお布施を袱紗に包んでおきましょう。
そしてお坊さんに渡す際、袱紗からお布施を取り出し、相手が表書きを読める向きにした状態で袱紗の上に置きます。

袱紗は気軽に持ち運ぶことができるため、自宅以外の場所でお葬式や法要を行う場合に使いやすいです。
袱紗の色はあまり派手にならない大人しく落ち着いた色合いのものが良いとされています。

お盆にのせる

お寺さんにお布施を渡す方法の1つが、お盆に乗せるというものです。
当日に慌てないように、お盆はあらかじめ準備しておく必要があります。
乗せるのはお布施だけなので、できることなら小さめのお盆を用意しておきましょう。

お盆は持ち歩きできるものではないため、自宅でお葬式や法要をする場合に向いている渡し方です。
渡すタイミングは式が始まる前の挨拶時を狙います。
式が始まってしまうとお坊さんも施主さんもお互いに忙しく、お布施を渡しそびれてしまう可能性があるからです。

お布施の金額・相場はいくら?

お金

この項目では、お布施にかかる金額の相場を法要別にご紹介します。

お葬式

お葬式に渡すお布施の金額の相場は、15万円から50万円になります。

忌日法要

忌日法要のお布施の金額相場は、3万円から5万円です。

四十九日法要

49日法要のお布施の金額相場は、3万円から5万円程度かかります。

初盆

初盆は故人が亡くなってから初めてのお盆のため、ご親戚を含めた多くの人たちが参列します。
そのため、金額相場は3万円から5万円ほどかかります。
通常のお盆は初盆ほど盛大に行うわけではないため、金額相場は5千円から1万円程度です。

一周忌法要

一周忌法要のお布施の金額相場は、3万円から5万円です。

三回忌以降の年忌法要

三周忌以降の年忌法要のお布施の金額相場は、1万円から5万円ほどになります。
また、水子供養も同じくらいの金額です。

お布施の入れ方についてまとめ

お金

いかがでしょうか。
今回の終活ねっとの記事では、お布施の入れ方を中心に以下のことをご説明しました。

  • お布施はお坊さんへの謝礼
  • お布施には新札を用意する、お札の入れ方は肖像画を封筒の表書き側に向け、封筒のふた側へ来るようにする
  • 包み方はお札を半紙で包んでさらに奉書紙で包む、または無地の白い封筒に包む、のし袋はのしがついてるものを選ぶ
  • 表書きは黒墨で上部に御布施、下部に名前を書く、渡し方はふくさかお盆の上に乗せて差し出す
  • お布施の相場はお葬式が15万円から50万円、忌日法要と四十九日法要と一周忌法要と初盆は3万円から5万円、通常のお盆は5千円から1万円、三周忌以降の年忌法要は1万円から5万円

お坊さんに渡すお布施は、弔事に入らないことなどがわかりました。
これは混同して覚えている人も多かったのではないでしょうか。
また、お札の入れ方にも決まりはありますが、お坊さんによってはそこまで気にしていない場合もあります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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