33回忌法要にお布施は必要?金額相場やお布施のマナーを解説します

33回忌法要は故人没後の32年目の法要のことです。さすがに33回忌になると故人を直接知る方もおらず行わないケースもあるほどです。もし、33回忌の法要を行うとしたらお布施は必要となるのでしょうか?今回は33回忌法要のお布施について見ていきましょう。

目次

  1. 33回忌にお布施は必要なの?
  2. 33回忌でお布施は必要?
  3. 33回忌法要でのお布施の金額相場
  4. 33回忌でのお布施の書き方
  5. お布施に関するマナー
  6. 33回忌にお供え物は持参する?
  7. 33回忌のお布施のまとめ

33回忌にお布施は必要なの?

お墓

身内の方が亡くなった後、葬儀も含めて何度か法要が持たれることになります。
特に日本の場合は、古来より先祖供養を大切にしてきた歴史があるため、故人に対して行われる法要の回数も多いといわれています。

その法要の中でも故人没後32年目の命日に行われるのが、33回忌の法要です。
故人没後32年目となると、故人が亡くなった時点で故人のことを直接うかがい知る方も少なくなっているでしょう。
このため、ご家庭によっては33回忌すら行わない場合もあります。

ところで、この33回忌を行う際にお布施は必要となるのでしょうか?
さすがに33回忌を行うとなると僧侶の方はいなくてもよいと考える方もいるでしょう。

今回終活ねっとでは33回忌のお布施について、33回忌にお布施が必要かどうかなど以下のポイントを軸に見ていきます。

  • 33回忌でお布施は必要なのか?

    故人の33回忌の際にお布施が必要であるかどうかについて見ていきます。

  • 33回忌法要でのお布施の金額の相場とは?

    故人の33回忌法要の際に用意すべきお布施の相場を場合ごとにご紹介します。

  • 33回忌でのお布施の書き方とは?

    33回忌の際に用意するお布施の書き方について見ていきます。

  • お布施に関するマナーとは?

    お布施関係のマナーを、渡すタイミングや渡し方、袋の選び方から見ていきます。

  • 33回忌の際にお供え物は持参すべきか?

    33回忌の際のお供え物は持参した方がよいのかどうかを簡潔に見ていきましょう。

33回忌というなかなか縁のない法要のお布施についてまとめましたので、最後まで読んでいただければ幸いです。

加えて、子供世代の方に33回忌をやっていただく場合に備えて終活の中で当記事の情報を伝えるという形で活用するという方法もあります。

33回忌でお布施は必要?

葬儀

一見すると故人が亡くなってあまりにも年数が経っていることから、33回忌でお布施を渡すことはおろか、33回忌そのものをやらなくてもよいのではないかと考える方もいるでしょう。
そこで、33回忌の際にお布施は必要なのかどうかについてまず見ていきましょう。

結論から先に書けば、33回忌の際にお布施は必要となります。
お布施が必要である理由としてまず33回忌そのものが数ある法要の中でも重要な立ち位置にあるためです。

33回忌は日本古来の考え方で、故人の霊が祖先神になる節目とされています。
これは日本の仏教だけでなく神道でも似たような考え方があり、神道でも33回忌で故人は祖霊になるという立場です。

また、33回忌の次の50回忌では施主自身が世代交代してしまうという現実的な理由も挙げられます。

以上の考え方から、33回忌は故人の霊が祖先神になる節目をもって忌上げという故人に対する最後の法要を行うというところも少なくありません。
そのため、33回忌をもってお布施を渡すのを終了する場合も多いです。

33回忌法要でのお布施の金額相場

仏壇

それでは、実際に33回忌の際にお布施として包む金額の相場はいったいどのくらいが一般的なのでしょうか?

ここでは、自宅での法事の場合やお寺での法事の場合、浄土宗や浄土真宗の場合に分けて見ていきましょう。

自宅で法事を行う場合

33回忌を自宅で行う場合は、お布施のほかに寺院から僧侶の方に来てもらうためその際の交通費と、場合によっては法事後の会食に僧侶の方が参加しない場合の御膳料も必要です。

まず、お布施そのものの一般的な金額相場ですが、1万円〜5万円の間とされています。
この点についてはそれまで行ってきたほとんどの年忌法要の場合とそれほど変わらないといえます。

次に僧侶の方の交通費にあたるお車代ですが、こちらは5千円〜1万円が相場です。
さらに、僧侶の方が会食に参加しない場合の御膳料も5千円〜1万円が一般的な相場となります。

これらを合計しますと、僧侶の方が会食に参加する場合であれば1万5千円〜6万円、会食に参加しない場合は2万円〜7万円の間が自宅で法事を行う場合のおおよその相場といえます。

お寺で法事を行う場合

33回忌を自宅ではなく、菩提寺の本堂で行うというご家庭も少なくありません。
お寺で行う場合で必要となるのはお布施のみとなり、お車代は不要です。
ただし、会食を別の場所で行い、その会食に僧侶の方が参加できない場合は御膳料も追加で必要です。

この場合でもお布施の相場は1万円〜5万円、御膳料の相場は5千円〜1万円となります。
それを基に計算しますと、僧侶の方が会食に参加できる場合はお布施の金額である1万円〜5万円のみとなり、会食に不参加の場合は5万5千円〜6万円が相場です。

浄土宗・浄土真宗の場合

同じ仏教でも浄土宗や浄土真宗の場合、33回忌など年忌法要の際のお布施の金額相場は少し異なってきます。
浄土宗や浄土真宗では、お布施について寺院や僧侶の方の読経に対する謝礼としてではなく、仏様への感謝の気持ちを示すためのものと考えるためです。

お布施の金額は3万円前後というのが浄土宗や浄土真宗での相場とされていますが、厳密に決まっているわけではなく、仏様への感謝の気持ちを示すのに適当な額を包めばよいものとされています。
ただ、地域や寺院によってはお布施の金額が決まっているケースもありますので、事前に確認しておいた方が無難です。

なお、浄土宗や浄土真宗の法事が終わった後の会食の時間(お斎)に僧侶の方が出席できない場合は、お布施と別に5千円ほどの御膳料を渡します。

33回忌でのお布施の書き方

葬儀

それでは33回忌のお布施を包むための袋の書き方どのようにすればよいのでしょうか?
ここでは、お布施を包む際の袋の書き方を見ていきましょう。

表書きの書き方

表書きとはお布施のほかご祝儀や香典袋などに記す、いわばその袋に入っている金銭の表題のことです。
お布施については、袋の上段の真ん中に「お布施」や「御布施」と書くのが一般的です。
また、表書きを記さない状態のまま僧侶の方に渡す場合もあります。

お布施の表書きについては注意点が1つだけあります。
それは浄土真宗の場合は、表書きに関しては厳格なマナーがあるという点です。
先ほども見たように浄土真宗ではお布施を仏様への感謝の気持ちを示すものとして考えています。

このため、浄土真宗では「志」や「寸志」、「御経料」といった僧侶個人や寺院に対する謝礼を意味するような表書きを使うことはマナーに反しますので注意しましょう。

名前の書き方

お布施の袋の下段には、お布施を包んだ方や家の名前を書きます。
具体的には、法要を開いた家の施主のフルネーム、もしくは法要を行った家(「〇〇家」)を記すのが一般的です。

ちなみに、名前は中に入れる中袋(実際にお布施の金銭を包む袋)にも記しますが、その際には表側ではなく裏側の左側に住所と一緒に書きます。

お布施に関するマナー

仏壇

お布施の準備が終われば、あとは法要当日に僧侶の方にお布施を渡すだけです。
しかし、実はお布施の渡し方についてもいくつかのマナーがあります。

ここではお布施を渡す際に恥ずかしい思いをしないように、お布施の渡し方に関するマナーを一緒に見ていきましょう。

お布施を渡すタイミング

お布施を渡すタイミングですが、一般的なのは法要が終わって僧侶の方がお帰りになる時点です。
お布施を渡す際に、法要を導いたことやお経をあげていただいたことに対するお礼を述べてから渡すようにします。

このほかにも法要が始まる前に時間に余裕がある場合は、その際に渡してもかまいません。
法要の前にお布施を渡す場合は、「本日はよろしくお願いいたします」という旨の挨拶を一言添えてから渡すようにしましょう。

お布施の渡し方

僧侶の方へのお布施の渡し方ですが、実はきちんとしたしきたりがあります。
それぞれのお布施(読経に対するお布施のほかお車代や御膳料)が入った封筒を用意し、袱紗と呼ばれる進物用の包みに包んだうえで、お盆に載せて渡すのが一般的です。

なお、自分自身の手でお布施の入った封筒を直接僧侶の方に渡すのはマナーに反しますので、注意しましょう。

お布施を入れる袋の選び方

お布施を入れるための袋ですが、実はのし袋は使いません。
これは渡す相手があくまでも僧侶の方や寺院であるため、おめでたいことでもお悔み事でもないためです。

それでは、お布施を入れるための袋はどのようなものを選べば良いのでしょうか?
最も正式なものとしては、奉書紙と呼ばれる古来より進物を進呈する際に用いられてきた和紙で包むというやり方です。
僧侶の方に誠意をきちんと示すということであれば、ぜひ奉書紙を使うと良いでしょう。

このほかにもより簡潔な方法として、白い無地の封筒を用意して表書きと名前を記すというやり方があります。
白い封筒を使用する場合には、郵便番号が印字されたものは選ばないようにしましょう。

33回忌にお供え物は持参する?

仏壇

最後に33回忌の際のお供え物はどのように用意すればよいのかについて見ていきましょう。
これに関してはその地域の慣習によって異なるため、必ず持参しなければいけないわけではありません。

金銭という形(御供物料:5千円〜2万円が相場)で用意する場合もあれば、のし紙を付けた形にして持参するという場合もあります。

33回忌のお布施のまとめ

お墓

33回忌のお布施ついて見てきましたが、いかがでしたか?
終活ねっとで紹介した今回の内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 33回忌ではお布施は必要である。
    33回忌そのものが故人の霊が晴れて祖先神となる大切な節目であることから、33回忌を最後のお布施を渡す場としているためである。
  • 33回忌の際のお布施の金額相場は場合により異なる。
    法事を自宅で行う場合はお布施(1万円〜5万円)に加え、僧侶の方の交通費のお車代や会食を欠席する際の御膳料も必要であるため、それらを含めて考えると1万5千円〜7万円が相場となる。
    寺院での法事の場合は1万円〜6万円、浄土宗や浄土真宗の場合はお布施(3万円前後)に御膳料がある場合も考えて3万円〜3万5千円が一般的である。
  • 33回忌の際のお布施の書き方は、お布施の袋の上段の真ん中に「お布施」や「御布施」の表書きを用いる。
    名前はお布施の袋の下段の真ん中に施主の氏名や法要を行った家の名前を書く。
  • 御布施の渡し方のマナーとして、まず渡すタイミングは法事が終わった時か始まる前に挨拶を添えながら渡す。
    お布施を渡す際にはそれぞれのお布施の封筒をまとめて袱紗に包んだ状態でお盆に載せて渡す。
    お布施を入れる袋として奉書紙で包んだものか、あるいは白無地の封筒を選ぶ。
  • 33回忌の際のお供え物を持参するかどうかについては地域の慣習により異なるため、必ずしも持参しないといけないわけではない。

33回忌は故人のための法要の最後とすることが多いことから、お布施を渡すのも最後となります。
ただ、33回忌となると故人を直接知っている人もだいぶ少なくなることから、子供世代の方が行う場合も少なくありません。

だからこそ、終活の一環としてお布施のことも含めて33回忌のしきたりなどを伝えておくと良いでしょう。

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