お寺の参拝方法をご紹介!参拝するタイミングや服装まで解説

正しい作法によるお寺の参拝方法は、案外知らないことが多いものです。ここでは、参詣と参拝の違い、お寺を参拝することの意味や作法、服装や参拝に適した時間帯など、基本的なお寺の参拝方法について詳しくご説明をします。

目次

  1. お寺の参拝方法について
  2. 参拝の意味
  3. お寺の参拝の仕方
  4. 参拝時の服装マナー
  5. お寺を参拝するタイミング
  6. お寺の参拝方法についてまとめ

お寺の参拝方法について

お墓

お寺の参拝方法について、きちんとした作法を考えたことはありますか?
今までお寺は主にお墓参りや法事、法要などで訪ねる場所でしたが、仏様を参拝するためにお寺を訪ねる方が増えています。
また、御朱印集めを趣味の一つとされている方も見受けられます。
京都や鎌倉など、有名な観光地を訪れた際、お寺を参拝する機会も多いのではないでしょうか。

今回、終活ねっとでは、お寺の参拝方法について、以下のことを詳しくご説明します。

  • 参拝の意味
  • お寺の参拝の仕方
  • 参拝時の服装のきまり
  • お寺を参拝するタイミング

お寺の参拝方法をきちんとわかっていれば、あいまいな気持ちのまま手を合わせることもなく、落ち着いて仏様と向き合うことができると思います。

お寺の参拝方法は、若い世代の方にも伝えておきたい日本の伝統のひとつです。
この機会にご家族でお寺を参拝されるのも良いかもしれません。

ぜひ、最後まで読んでお役立てください。

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参拝の意味

お墓

まず始めに参拝という言葉の意味を考えてみます。
そもそも参拝するというのはどういうことなのでしょうか?
似た言葉に「参詣」がありますが、違いはあるのでしょうか?

参詣との違いは?

「参詣」と「参拝」はどちらも神社仏閣を訪れる際によく使われる言葉です。
ただ、まったく同じことを指すのではなく、意味が異なります。

「参詣」は、神社仏閣を訪れること。
「参拝」は、神社仏閣を訪れた上で、神仏を拝む行為を指します。

例えば、観光でお寺を訪ねただけなら参詣、きちんとお参りをすれば参拝なのです。

お寺の参拝の仕方

お墓

それでは、お寺で参拝をする時に正しい作法というものはあるのでしょうか?
参拝は、仏様を敬いお参りをさせていただくという気持ちが一番大切なので、「こうしなくては叱られる」という強い決まりごとはありません。

しかし、お寺を参拝する際に仏様に失礼があってはなりません。
参拝についての基本的な手順や作法は、きちんと知っておきたいものです。

ここからは具体的に順を追って、参拝の仕方の基本と注意事項を詳しくご紹介します。

参拝方法を順を追ってご紹介

では最初に、寺院での参拝方法を順番にご説明します。
注意しておきたい点もいくつかありますので、気を付けてください。

実際にお寺を訪ねる、時の様子を思い浮かべながらお読みください。

山門で一礼

まず、お寺の玄関口にあたるのが山門です。
この山門からは仏様の世界となるため、心を鎮めて一礼してから山門をくぐります。

注意したいのは、山門の前では必ず帽子をとること、敷居は跨いで通ることです。
仏様に対してのマナーですので気を付けてください。

手水舎で清める

境内に入ったら、手水舎(ちょうずや)で手と口を清めます。
手水舎での柄杓の使い方にも、きちんとした手順があります。
以下の順番を覚えておきましょう。

  • 柄杓を右手に持ち水をすくい、左手に水をかけて清める。
  • 柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけて清める。
  • 再び柄杓を右手で持ち、左手で水を受けて、その水で口をすすぐ。
    すすいだ水は、飲みこまずに吐き出す。
  • もう一度、左手に水をかけて清める。
  • 持っている柄杓を立て、残った水で柄杓の柄を清める。

手水舎では、この一連を柄杓一杯の水で行います
「水を無駄にすることなく清める」との意味もありますので、途中で水を継ぎ足さなくて済むよう注意します。

常香炉があればまた清める

手水舎で手と口のお清めを終えた後は、本殿に進みます。

お寺によっては本殿の前に常香炉が置かれていて、その煙で今度は体を清めることができます。
境内は仏様のいらっしゃる場なので、念入りにお清めをします。

また、体に具合の悪い所があれば、そこに常香炉の煙をあてると良くなるとも言われています。

お線香をあげる

次に、仏様にお線香を差し上げます。
お寺によって、お線香用のマッチを用意しているところもあれば、あらかじめお線香のための火を灯してくれているお寺もあります。

ただし、ここで注意したいことが二つあります。
一つ目の注意点は、お線香の火は「ふうっ」と口で吹いて消さない、ということです。
仏教では、人の息は穢れを含んでいると考えられていますので、お線香の火は手であおいで消すようにします。

二つ目の注意点は、他の参拝者からの火を受けない、ということです。
「このろうそくから火をもらおう」と、他の参拝者が灯した火を使うと、その人の業をすべて引き受けてしてしまう、と言われています。

本尊でお金を納める

お線香を差し上げたなら、お賽銭を入れます。
お賽銭の金額には、何も決まりはありません。
ご自分の心に沿う金額を静かにお賽銭箱に入れます。
大きな音を立てたり投げ入れたりするのは仏様に失礼となります。

お祈りをしてお経を読む

お賽銭を入れた後は軽く一礼をし、手を合わせます。
仏教では右手が仏様、左手が自分自身を表すとされています。
参拝は仏様と一体化することができる、貴重な機会なのです。
手を合わせて静かな気持ちで、仏様にお祈りをします。

また、参拝したお寺の宗派のお経をご存知の場合、この時にお経を唱えます。
お寺によってはお経の書かれた紙を貼っているところもありますので、それを見ながら唱えても仏様に対して丁寧な参拝となります。

最後に一礼

仏様へのお祈りが終われば、もう一度一礼します。
ご縁をいただいて無事に参拝できたことへの感謝の一礼です。

拍手はNG

ここまでのお寺でのお参りの流れを見て、拍手は打たなくていいのかと思われた方もおられるのではないでしょうか。

確かに神社では、お祈りの際に二礼二拍手一礼をするのが礼儀となっています。
しかしそれは神社の神様に対してのマナーです。
寺院は仏様にお祈りをする場ですので、拍手は必要ありません。

御朱印をもらう

御朱印をもらうのも、昨今のブームになっています。
そのお寺ならではの手書きの御朱印は参拝の大切な思い出になりますね。

ただし御朱印をいただくのは、一通り参拝を終えてからです。
御朱印は、きちんと参拝を終えたことの証明でもあります。
仏様にお祈りもせず、いきなり御朱印だけをもらうのは本末転倒となります。
また、御朱印はありがたいものですので、きちんとした御朱印帳を用意したいものです。

ただ、お寺によってはあらかじめ御朱印所に御朱印帳を預けてから参拝をし、帰りにそれをいただいて帰るところもあります。
事前に御朱印をもらう方法を確認しておきましょう。

参拝時の服装マナー

お墓

それでは次に、お寺を参拝する時の服装について考えてみましょう。

法事や法要の時とは違い、お寺を参拝する際の服装には、厳しい決まりはありません
しかし、お寺は仏様のおられる聖域です。
そのことを考えると、あまりにだらしない格好や露出の多い格好はふさわしくないこととなります。
よれよれのTシャツや着古したジャージ、ミニスカートや肩の露出した服なども避けた方が無難です。

お寺を参拝する時の服装で、もう一つ注意したいのは、殺生を連想させるものはタブーだということです。
毛皮のコートや襟巻、レザーのジャケットや革製品のアクセサリーなど、何気なく身に付けていることが多いので参拝の時には気を付けましょう。

数珠は付けた方がいい?

お寺と数珠は結び付きやすいものですが、参拝は法事や法要とは違います。
また、特定の宗派を信仰している場合は参拝にも数珠は必要ですが、普通にお寺にお参りする時には、数珠は付けなくて大丈夫です。

お寺を参拝するタイミング

お墓

最後に、お寺を参拝するタイミングについて確認をします。

お寺を参拝するのに、望ましい日時はあるのでしょうか?
また、避けた方が良い日があるのでしょうか?
それぞれ確認していきます。

参拝をする時間帯

お寺を参拝する時間帯は、早朝や午前中が望ましいとお聞きになったことはありませんか?
確かに、朝は参拝する人も少なく、落ち着いて仏様と向き合うことができます。
また、朝の光を浴びつつ歩く参道は、神聖な雰囲気に包まれます。

しかし実際はお寺を参拝する時間帯に決まりはなく、いつお参りをしても大丈夫なのです。

ただし、お寺によっては、決まった時間に山門を閉じるところがあります。
参拝できる時間帯をあらかじめ確認しておくことが大切です。

六曜は関係がない

大安や仏滅などの六曜で「日の良し悪し」を見ることは、私たちの日常ではよくあることです。
しかしお寺への参拝については、六曜を気にする必要はありません。

六曜は中国発祥の、占いのひとつです。
仏教の仏様がおられるお寺とは関係のないことなのです。

生理時にも参拝していいの?

お寺を参拝するタイミングとして、女性は生理中の参拝も良いのかどうか気になるところです。
「生理の時は神社の鳥居をくぐってはならない」と言われていたりもします。

しかし神社への参拝とは違い、お寺にお参りするということは、仏教の仏様への参拝です。
仏教では生理を穢れとする考え方はないので、生理時のお寺への参拝は大丈夫です。

お寺の参拝方法についてまとめ

お墓

ここまで、お寺の正しい参拝方法についてご説明をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
まとめますと、以下のようになります。

  • 参詣と参拝は意味が違う。
    参詣は神社仏閣を単に訪れること。参拝は神仏に手を合わせてお参りをすること。
  • お寺の参拝には、強い決まりごとはないが、正しい手順がある。
    まず、山門では帽子を脱いで一礼し、敷居を踏まないようにして境内に入る。
    手水舎では手順に従って手と口を清め、常香炉があれば煙で体を清める。
    お線香をあげる時は、火は手であおいで消し、他人の火はもらわないよう注意する。
    本殿では静かにお賽銭を納め、手を合わせてお祈りをする。お経を唱えれば、より丁寧な参拝となる。
    最後に一礼をするのを忘れない。
  • お寺の参拝では、拍手は打たない。
  • 御朱印は参拝を終えてからもらう。
    ただし、お寺によっては先に御朱印帳を預けてから参拝するところもあるので、あらかじめ確認しておく。
  • お寺を参拝する時の服装は特に決まったものはないが、だらしない格好や露出の多い服は避ける。
    また殺生を連想させる、毛皮や革製品のアクセサリーなども付けないように気を付ける。
  • お寺を参拝する際、特定の宗派を信仰している場合には数珠は必要だが、普通に参拝するのなら数珠は必要ない。
  • お寺を参拝するのに、お参りの時間帯は特に決まりがない。ただし、参拝時間が定められている寺院もあるため、確認をしておく。
    また、大安や仏滅などの六曜も関係なく参拝できる。
    お寺は生理時に参拝しても良い。

お寺は仏様のおられる、神聖な場所です。
手順通りに手を合わせて参拝をすることで、日常から切り離され、静かに心を落ち着ける効果もあるかと思います。
今回の終活ねっとの記事が、そのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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