一周忌法要で渡すお布施の相場はいくら?知っておきたいマナーも解説

一周忌法要は故人が亡くなってから1年の節目であるとともに喪が明けるということで僧侶の方に読経してもらう形で盛大に行われます。僧侶の方に来てもらうということであれば当然感謝の気持ちとしてお布施を渡す必要が出てきます。一周忌で包むべきお布施の相場を見ていきます。

目次

  1. 一周忌法要のお布施について
  2. 一周忌法要とは?
  3. 一周忌法要のお布施の金額相場はいくら?
  4. お布施の書き方
  5. お布施に関するマナー
  6. 一周忌以外の法要のお布施相場
  7. 一周忌法要のお布施に関するまとめ

一周忌法要のお布施について

葬儀

故人が亡くなった日からちょうど1年にあたるのが一周忌です。
一周忌の際には単に故人が亡くなって1年にあたるというだけでなく、ご遺族にとっても喪が明ける時期にあたるため、僧侶の方に読経してもらう形で一周忌法要が行われます。

一周忌法要の際に僧侶の方に読経してもらうからには、読経していただいた感謝の気持ちを込めて謝礼にあたるお布施を渡す必要が出てきます。
ただし、一周忌法要となると重要な法要であることからお布施の金額の相場にも気を使う方が多いのではないでしょうか。

そこで今回終活ねっとでは一周忌法要の際のお布施ついて、以下の各ポイントに沿ってご紹介します。

  • 一周忌法要とはどのようなものなのか?

    故人の没後1年の節目に行われる一周忌法要について簡潔のご説明します。

  • 一周忌法要のお布施の金額の相場はいくらなのか?

    一周忌法要の際に僧侶の方に渡すお布施の金額の相場を宗派や地域別に詳しく見ていきます。
    なお、場合によってはお布施以外に必要となるお車代や御膳料についてもご紹介します。

  • お布施の書き方とは?

    お布施を包む封筒などに記す表書きや使う墨についてご紹介します。

  • お布施に関するマナーとは?

    お布施へのお金の包み方や渡し方など、お布施にまつわるマナーについてご説明します。

  • 一周忌法要以外の法要のお布施の相場はいくらなのか?

    一周忌法要以外の年忌法要に必要なお布施の金額について見ていきます。

何かと悩みやすい一周忌の際の金額についてまとめましたので、ぜひ最後まで読んでいただき、実際の一周忌の際に活用していただければ幸いです。

また、お坊さんをよりお安く手配されたい方はこちらもご覧ください。

一周忌法要とは?

葬儀

はじめに一周忌法要がどのような法事なのかについて、簡単に触れておきましょう。

一周忌法要とは、故人が亡くなった日からちょうど1年の節目に行われる年忌法要のことです。
同時に一周忌法要をもってご遺族にとっての喪が明ける段階となります。

一周忌法要では故人のご遺族やご親族、知人・友人が集まって、故人宅や菩提寺の本堂などで盛大に行われます。
内容としては、僧侶の方の読経と参列者による焼香、さらに僧侶の方の法話が主です。
なお、法要終了後は料理屋などで会食の時間が持たれます。

一周忌法要のお布施の金額相場はいくら?

お金

一周忌法要では読経していただいた僧侶の方に謝礼として渡すお布施が必要となります。
ただ、一周忌法要のお布施も厳密に決まっているわけではないうえ、宗派や地域によって相場が異なるため、用意する側も戸惑うのではないでしょうか?

ここでは一周忌法要の際のお布施の宗派や地域別の一般的な金額相場を見ていきます。
あわせて、場合により必要となる御車代や御膳料についても見ていきましょう。

ちなみに世間一般では3万円から5万円がお布施の金額の相場とされています。

宗派別の金額相場

一周忌法要の際のお布施の金額相場は宗派によってさまざまです。
以下に宗派別の相場をご紹介しますので、故人や家の宗派を確認しながらぜひ参考にしてください。

浄土真宗

浄土真宗の一周忌法要の際のお布施の相場は3万円前後とされています。
ただし、あくまでも目安であって、実際のところは包む方のお気持ち次第で良いと考えているところが多いです。

浄土真宗ではお布施についての考え方として、一般的にいわれる僧侶や寺院に対するお礼の気持ちとではなく、仏様(阿弥陀如来)に対する感謝の気持ちとして包むものと考えます。
このため、お布施の金額よりも仏様に対して真心から感謝してお金を包むことを重要視しているといえるでしょう。

ただし、地域や寺院によっては同じ浄土真宗でもお布施の金額が決まっている場合がありますので、1度問い合わせてみるというのも1つの手です。

浄土宗

浄土真宗と同じ浄土系の宗派である浄土宗の場合も3万円が一般的な相場です。
地域や寺院によっては3万円以上の場合もありますが、多くても5万円までとされています。

浄土宗についても地域や寺院によってはきちんと金額の相場が決まっていることがありますので、事前に問い合わせてみると良いでしょう。

なお、浄土宗でも浄土真宗と同じようにお布施は仏様に対する感謝の気持ちということで包むものと考えられています。

真言宗

真言宗の場合、一周忌法要の際のお布施の相場は1万円から10万円とされています。
ただし、より厳密な金額についてはご自分にふさわしいと考える金額を包めば良いです。

一般的には3万円から5万円の場合が多く、この金額は世間一般でいわれている一周忌法要の際のお布施の金額相場と同じくらいと考えて良いでしょう。

もちろん、他の宗派の場合と同じように真言宗でも地域や寺院によって金額が決まっている場合もありますので、事前に問い合わせてみるのもおすすめです。

日蓮宗

日蓮宗でも一般的には3万円が相場とされています。
3万円以上の場合もありますが、多く包んでも5万円までという場合が少なくありません。

もちろん、同じ日蓮宗でも地域や寺院によって金額が決まっている場合もありますので、一度問い合わせてみるのもおすすめです。

曹洞宗

曹洞宗でも一周忌法要でのお布施の金額相場は3万円が一般的です。
地域や寺院によっては多く包む場合もありますが、それでも5万円までということが多く見られます。

同じ曹洞宗でも地域や寺院によって金額があらかじめ決まっているということもありますので、事前に問い合わせた方が準備しやすいでしょう。

地域別の金額相場

一周忌のお布施の金額相場は宗派によってだけでなく、地域によっても異なる場合が少なくありません。
ここでは地域別の金額相場も見ていきましょう。

北海道

北海道の場合は一般的に3万円前後が相場となっており、世間一般での相場である3万円から5万円に比べれば比較的安いといえます。

後で触れる関東や関西に比べると比較的地方であることから、その分安めの相場になっているといえるでしょう。

関東

東京を中心とする地域であることから比較的高額の相場となっています。
世間一般での一周忌の際のお布施の相場が3万円から5万円とされていますが、関東ではこのうちの高い分布に属していることからやはり3万円から5万円というのが一般的です。

特に4万円台や5万円近く必要な場合もありますので、早めにお寺の方に問い合わせて準備しておくとよいでしょう。

関西

関西の方も京都や大阪といった大都市があるという関係から、3万円から5万円が相場とされています。

一見すると関東と同じくらいの相場のように見えますが、実は関東に比べると安い相場である場合が多いです。

お布施以外にかかる寺院費用と相場

一周忌法要では場合によってお布施以外の費用が必要となる場合があります。

お布施以外の費用として代表的なものが御車代と御膳料で、注意点としてはお布施、御車代、御膳料は一緒の封筒ではなくそれぞれ違う封筒に入れるのがマナーです。
ただし、僧侶の方に渡すときはまとめて渡します。

御車代

御車代とは僧侶の方の交通費のことで、一周忌法要の会場がご自宅や霊園の法要室など寺院以外の場所の場合に渡す金銭のことです。

御車代の一般的な相場は5千円から1万円とされています。

御膳料

御膳料は一周忌法要が終わった後の会食に僧侶の方が出席できない場合に、会食の代わりに渡す金銭のことです。

こちらも一般的な相場は5千円から1万円ですが、地域によっては5千円から2万円の場合もあります。

お布施の書き方

葬儀

僧侶の方もしくは仏様への感謝の気持ちを示すために包んだお布施を渡すには、書き方もまた重要です。

ここではお布施の封筒の書き方について見ていきましょう。

表書きの書き方

お布施の表書きとしてごく一般的なのは、「お布施」や「御布施」です。
「寸志」や「志」、「読経料」といった表書きも使われることはありますが、お布施が労働の対価とみなされていない以上は極力避けた方が良いでしょう。

特に浄土真宗の場合はお布施を仏様への感謝の気持ちととらえているため、「お布施」もしくは「御布施」以外の表書きは避けられる傾向にありますので注意が必要です。

表書きの下段には施主の方の氏名か姓(「〇〇家」)を書きます。

濃い墨で書く

お布施の表書きなどを書く際に注意しておきたいのが、使う墨の種類です。
葬儀の香典の場合と同じように薄墨で書こうと考えがちですが、お布施の場合は薄墨ではなく普通の濃い墨を使います。

葬儀の香典で薄墨を使うのは、渡す相手である喪主の身内の方にお悔やみごとがあって悲しみを表現する意味合いがあるためです。
しかし、一周忌法要のお布施では渡す相手である僧侶や寺院の方にお悔やみごとがあったわけではありませんので、薄墨を使う必要はありません。

お布施に関するマナー

葬儀

お布施を包んだり、僧侶の方に渡したりする際にも一定のマナーがあります。
ここではお布施にまつわるマナーについて見ていきますので、いざ渡すときに備えて身につけておきましょう。

お札はできるだけ新札を入れる

お布施の場合はお札はなるべく新札を用意しましょう。
これはお布施が僧侶の方や寺院、もしくは仏様への感謝の気持ちを示すために包むものと考えられているためです。

加えて、あらかじめ用意しておくべきものとされているのも新札を使うべき理由とされています。

お布施は白い封筒に入れる

お布施を用意する際には封筒も選び方に注意しましょう。
お布施の場合は白い無地の封筒を用意するのが一般的なマナーです。

封筒を用意する際に間違って郵便番号欄が印字された封筒を選ばないように気を付けてください。
なお、封筒には水引は一切掛けないようにします。

ちなみに、文房具屋などで表書きが印字されたお布施専用の封筒や袋が扱われている場合もありますので、そちらを使っても問題はありません。

お札の入れ方

お布施を包む際には入れ方にも注意が必要です。

お布施でのお札の入れ方は、香典の場合とは逆でお札の肖像(一万円札であれば福沢諭吉)が袋の表側を向き、なおかつ封筒の口に近い方に来るように入れます。

お布施はいつ渡すの?タイミングは?

お布施を渡すタイミングは、一般的には法要が終わった後に僧侶の方がお帰りになる際に渡すのが最も無難です。

ほかにも法要が始まる前の段階で僧侶の方に挨拶がてら渡すという方法もありますが、こちらの場合は法要が始まる前に時間の余裕がない場合は難しいといえます。
そのため、あくまでも時間に余裕がある場合のみに留めておくと良いです。

なお、お布施を渡す際にお礼の挨拶などは忘れないようにしましょう。

お布施はお盆に載せて渡す

お布施を渡すときはお盆に載せて渡すというのが一般的です。
やってはいけないのが、施主の方の手から直接僧侶の方の手に渡すというやり方で、手渡し自体はマナーに反するものとされています。

ほかにもお盆ではなく袱紗(ふくさ)と呼ばれる包みに載せた形で渡すというやり方もあります。

袱紗の包み方については以下の記事をご覧ください。

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葬儀に参列した時、他の人が袱紗(ふくさ)に包まれた香典をサッと出しているとカッコイイと思いませんか?でも、そもそも袱紗って何なのでしょう?葬儀の時には絶対必要なものなのでしょうか?そこで、袱紗について詳しく解説しますので、ぜひ読んでくださいね。

一周忌以外の法要のお布施相場

お金

最後に一周忌法要以外でお布施が必要となる法要とその相場について簡潔にご紹介しておきます。
各法要でお布施を用意する際にぜひ参考にしていただければ幸いです。

  • 葬儀:15万円から50万円
  • 祥月命日(毎年迎える故人の命日のこと)法要:5千円から1万円
  • 四十九日法要:3万円から5万円
  • 百箇日法要:3万円から5万円
  • 三回忌法要以降の年忌法要:1万円から5万円
  • お墓への納骨法要:1万円から5万円
  • お墓の開眼供養・閉眼供養:1万円から5万円

一周忌法要のお布施に関するまとめ

お墓

今回終活ねっとでは一周忌法要のお布施について相場や書き方をとりあげました。
内容をまとめますと以下のようになります。

  • 一周忌法要とは、故人が亡くなって1年の節目に行われる法要のことである。
    故人のご遺族やご親族、知人・友人を招き、僧侶の方の読経や参列者による焼香、説法が行われる。
    法要のあとは料理店などで会食の時間が持たれる。
  • 一周忌法要の際のお布施の金額相場は世間一般では3万円から5万円とされているが、宗派や地域のよっては3万円程度が一般的というところも多い。
    地域に関しては関東の方が他の地方に比べて比較的高めとされている。
    お布施のほかにも交通費にあたる御車代や会食費の代わりとなる御膳料があり、それぞれ5000円から1万円が相場である。
  • お布施を書くときは表書きとして「お布施」もしくは「御布施」を使い、墨の種類は薄墨ではなく普通の濃い墨を用いる。
  • お布施に関するマナーとして、まずお札を入れる時は新札を使って肖像が封筒(原則として白い無地のもの)の表面側で、口に近い方に来るように入れる。
    お布施を渡すときは法要が終わって僧侶の方がお帰りになるタイミングに渡すのが無難で、その際に挨拶をしつつお盆や袱紗に載せて渡す。
  • 一周忌法要以外の法要はさまざまだが、葬儀では15万円から50万円、四十九日法要や百箇日法要であれば3万円から5万円、年忌法要(三周忌以降)やお墓関係の法要であれば1万円から5万円が一般的な相場である。

一周忌法要でのお布施の金額の相場は宗派や地域、寺院によって若干の差があるものの、おおよそ3万円から5万円の間に入ることが多いといえます。

このため、一周忌法要の際には3万円から5万円の間で金額を用意すればよいでしょう。
より詳しい金額については寺院や近所の方に尋ねると教えてもらえることが多いです。

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