終活の手順とは?終活のメリットを含め詳しく説明します

最近はテレビでも終活が話題になっています。ある程度の年齢になると終活について考えますが、実際に終活を始めようとしても、手順がわからない人が多くいます。終活は人生のまとめとしてとても大切な活動です。今回は終活の手順やメリットについて紹介します。

目次

  1. 終活の手順について
  2. 終活とは何をするの?
  3. 終活の具体的な手順
  4. 終活をすることのメリット
  5. 終活の手順まとめ

終活の手順について

人々

終活と言う言葉が一般的になり、自分の最期について考える人は多いのではないでしょうか。
しかし、実際は「どのような手順で始めればよいのか」「遺言書を作るにしても何を書けばいいのか」など疑問を多く抱えている人がほとんどでしょう。

終活と言っても何をするかは自分次第であり、やることは数多くあります。
今回終活ねっとでは、終活の手順について以下の点を中心に解説します。

  • 終活とは何をするのか?
  • 終活の具体的な手順
  • 終活をすることのメリット

この記事を読めば終活を今すぐ始められる内容になっています。
ぜひ、最後までご覧ください。

終活とは何をするの?

困った人々

終活とは人生の最後を安心して迎えるための準備として、広く日本で使われるようになった言葉です。

終活とは、終末期について考え、最期まで幸せな人生を送れるようにすることです。

言葉としては古い物ではなく、週刊誌の連載の中で使われ始めたことがきっかけで、2010年に新語・流行語大賞にノミネートされました。
終活とは比較的新しい言葉ですが、短い時間で広く認知されたということは、終活の考え方が多くの人に支持されている証でしょう。

では、実際に終活とは何をすれば良いのでしょうか。
ここでは、終活でするべきことを解説します。

自分の人生を振り返る

終活は自分の人生の最後に向き合うことです。
人生の最期を考え準備するときに、自分の人生を振り返ることで、これからできることや、残りの人生ですべきことがわかります。

しかし、人生を振り返る時、どうすれば良いかわからない人も多いと思いますが、大げさに考える必要はありません。
例えば、生年月日、生まれた場所、両親の名前など書きやすい事柄から始めても構いません。
自分の生い立ちから書き始めれば、人生を振り返ることは容易です。
まずは、自分の人生を振り返ることから終活を始めてみると良いでしょう。

今後の生き方を決める

自分の人生を振り返れば、今後の生き方が見えてきます。
残された人生での目的やすべきことを整理し、家族や友人たちと実りある人生を過ごすための生き方を決めることが大切です。

終活は「終末活動」の略ですが、人生の終わりに向けて自分の生活を充実させるための活動でもあります。
前向きに今後の生き方を決めましょう。

周りの人と共有する

終活では自分で考えたことや、これからやりたいこと、遺産相続、葬儀の仕方などを家族や周りの人に理解してもらい共有することが大切です。

家族に自分の考えを話すときは、縁起でもないと言われることもあるかもしれません。
しかし、終活について自分の考え方や家族の対応などを話し合って理解してもらうことで、これからの生き方を応援してもらえるでしょう。
終活は一人でするものではないということを覚えておいてください。

終活の具体的な手順

ノート

終活とは何かを紹介しましたが、ここでは終活の具体的な手順や考えておくことなどを説明します。

エンディングノートを書く

終活と言えばエンディングノートと言われるほど定着してきましたが、エンディングノートは文房具屋や本屋、ネット通販で購入する他にインターネットからダウンロードする方法もあります。

しかしエンディングノートには、遺言書と違って法的効力はないので注意が必要です。
エンディングノートはどのように記入すればよいのでしょうか。
ここでは、一般的なエンディングノートに書くことや手順などについて具体的に解説します。

個人情報や親族について記す

エンディングノートには、「これを書かなければいけない」「これは書いてはいけない」という決まりはありません。
自分がエンディングノートを読む人に残しておきたい内容を書くことが大切です。

エンディングノートに書いておいた方が良いことの一つに、自分の個人情報や親族のことがあります。
個人情報には、病歴や何かあった時に連絡してほしい人の連絡先と自分との関係、手順なども明記しましょう。
縁遠くなってしまい、ご家族でもよくわからない親族がいる場合もあるので、エンディングノートに書き残すことも必要です。

葬儀や供養、介護等の自分の希望を記す

今はたとえ健康であっても重度の認知症になることや、病気で意識不明になってしまった場合、十分なコミュニケーションが図れなくなります。
どのような介護を希望するか、誰に介護してもらいたいか、臓器移植などはおこなうべきか、終末医療はどこまでしてもらいたいかなど手順も含めてはっきり記しておくことも大切です。

また、葬儀や供養、お墓の希望なども記録しておくことは重要な手順の一つです。
最後をどのように迎えたいか希望を記しておくことにより、ご家族も悩むことなく対応することができます。

終活ねっとでは終活に関する様々な記事を紹介しています。
エンディングノートの書き方についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

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身辺整理をする

エンディングノートには、望むことや個人情報の他に、身辺を整理する意味もあります。
身辺を整理するということは、自分の今までを振り返り、人生を整理することでもあります。
必要なものや不必要なものを選択し整理していくことは、残されたご家族の負担を減らすことになります。

身辺整理は思いのほか時間がかかるので、嫌になることや辛くなることもあるかもしれませんが、着実に行うことを心掛けましょう。

書類の整理をする

保管していた書類や、権利書、銀行関係、保険証券などの大切な書類を整理しましょう。

いらない書類はシュレッダーなどにかけて個人情報がわからないように処分し、必要な書類の置き場所、書類が必要になるときの手順などをエンディングノートに明記しておけば、残されたご家族も安心します。

パソコンやスマホにあるデータの整理

忘れがちですが、パソコンやスマホ、タブレットにあるデータを整理する必要があります。
パソコンなどには数多くの個人情報が入っており、内容によってはご家族に知られたくない情報もあるでしょう。

デジタル機器の本体に入っている情報とネット上にある情報を整理する必要があります。
今は使っていない古い機種も残っている場合は、終活を機会に処分するのも良いでしょう。
また、デジタル機器にはパスワードなどがわからないと解約できないものもあるので、必要な情報はご家族にわかるようにしておくことが大切です。

他にも有料でサポートサービスなどに契約している場合は、死後も料金が発生するので、エンディングノートにサービスの情報を明記しておかなければなりません。
無料のブログやTwitter、SNSなどは書く人が不在になるため、死後に閉鎖するかなどの意思表示も示しておきましょう。

自分の不必要な身の回りの物の処分

洋服や身の回りの物も整理する必要があります。
まだ着ることができると考えたり、いつか使うからと保管しているものでも、1年以上使わない物は処分するなどのルールを決めることも大切です。
ご家族や友人などに欲しいものは貰ってもらい少しずつ処分していきましょう。

思い出の品など、捨てるのが辛い場合は無理に処分せず、納得してから処分すると後悔しません。

残しておきたい物を選び保管する

不必要な物を処分すると同時に、残しておきたい物を選んで保管しておくことも大切です。
残しておきたい物が大量にある場合は、自宅の一部屋を保管用にしておくことや、トランクルームを借りるなどしても良いでしょう。

しかし、今は残しておきたいと考えても、時間が経つと不要になる物もあるので、期限を決めて再度見直すことも大切です。
また、家族には不要なものでも、歴史的に価値のある物や愛好家が欲しい物もあります。
価値のある物の譲渡先などもエンディングノートに明記しておくことが必要です。

遺言書を書く

終活を考えるとき、真っ先に頭に浮かぶのが遺言書ではないでしょうか。

エンディングノートに法的な拘束力はありませんが、遺言書は法的拘束力があります
ですので、自分の財産を法定相続人以外にも残したい場合などには遺言書を残しておくことが大切です。

遺言書の種類を理解する

遺言書には自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。
遺言書の種類によって違いがあるので、それぞれの遺言書について理解しておきましょう。

  • 自筆証書遺言

    自筆で書く遺言書のことで、ワープロ入力や他人に書いてもらうと無効になることがあります。書いたことを秘密にできますが、15歳以上であること、裁判所の「検印」が必要になることなど、形式が整っていないと無効になることがあります。また死後、遺言書が見つからない、遺言書の内容を改ざんされるなどの危険性があります。

  • 公正証書遺言

    法務省所管の公証役場で2人以上の立ち合いのもと、遺言を残したい人が話した内容を公証人が遺言書として作成したものを公正証書遺言と言います。法律的にも問題のない遺言書が作成でき、原本が公証役場に保管されるので、改ざんされる危険性がありません。しかし、作成には資産に応じた手数料がかかります。

  • 秘密証書遺言

    自分で作成した自筆証書遺言を公証役場に持って行き、公証人に遺言書があることを証明してもらうのが秘密証書遺言ですが、あまり利用する人はいません。

誰に財産を渡すかの意思表示をする

遺言書には財産の分配などについて書かれることが多く、誰にどれだけの財産を残すかの意思表示をすることが大切です。
原則的には遺言書がある場合、遺言書の内容に従うので、相続人を指定することや排除することができます。

終活をすることのメリット

人々

終活をすることで自分の人生を見つめなおすことや、これから行いたいこと、なすべきことが整理でき、正しい手順を踏むことができます。
ここでは、個別に終活をすることのメリットを考えてみましょう。

家族と事前に話し合えるきっかけになる

自分の死について家族と話し合おうとすると、「縁起でもない」と言われることもあります。
しかし、終活を始めたことを家族に知らせることで、お葬式など普段話しにくい事柄について話し合うきっかけを作ることができます。

家族と事前に話し合うことで、家族の希望や考え方を知ることができ、終活をより充実したものにつながるはずです。

家族の負担を減らすことができる

介護や治療が必要となった時に、認知症など何かしらの事情によってコミュニケーションを図れなくなってしまい、治療の範囲や経済的な問題についてご家族が悩むことがあります。
終活で事前に自分の考えや手順、金銭的な負担について明記しておけば、ご家族は悩むことなく考えに従うことができるので後悔することもありません。

遺言書やエンディングノートがあれば、葬儀の手順や連絡すべき人、遺品整理などが速やかに行え、後にもめることもなく家族の精神的負担を減らすことができます

自分自身の不安や心配を解消できる

介護が必要になった時や自分の人生の最期を考えると、残された家族が自分の考えに沿って行動をしてくれるかなど誰でも不安になります。
終活を始めることにより、家族と話し合うことで、自分自身の不安や心配を解消することができます。

他にも終活を行うときは、一人で考えずにセミナーや講演に参加するという方法もあります。
セミナーに参加することによって同じような立場の人と知り合うことができ、終活に対する悩みなどを共有して話し合うことができます。
また、一人で考え込んでしまう終活の不安や心配を解消することもできます。

残された人生が充実したものになる

終活で自分の身辺を整理して、いらない物を処分したりすることは膨大な手間と時間がかかります。
自分に納得がいく終活ができた時、肩の重荷が取れたような充実感と気楽さを感じるのではないでしょうか。

終活をすると、残された時間を考えることで、これからを後悔せずに充実させることができます。
人生を充実させる方法は人それぞれですが、例えば、家族との世界一周旅行の計画や、やりたかったことを始めるなどを少しずつ実行させてみてはいかがでしょうか。

終活の手順まとめ

人々

いかがでしたか。
多くの方が一度は終活をしてみようと考えることがあるでしょう。
しかし、何から手を付けて良いかわからないという方が多いのも事実です。
この記事が終活を始めるきっかけになれば幸いです。

今回の終活の手順に関する記事の要点を以下にまとめます。

  • 終活では、自分の人生を振り返ると取り掛かりやすい。
  • 過去を振り返り、今後の生き方を周囲の人と共有することが大切になる。
  • エンディングノートには、個人情報と葬儀に呼んでほしい人、親族のリストや葬儀の希望などを明記しておく。
  • 書類など身辺を整理し保管場所を決めて明記しておき、不必要な身の周りの物は処分する。
  • スマホやパソコン、タブレットなど電子機器の整理も大切である
  • 法定相続人以外にも相続を希望する場合は遺言書の作成が必要になる
  • 終活をするメリットは家族と事前に話し合うことで、自分の希望を理解してもらえることや、自分の希望を残しておくことで家族の負担を減らすことができることである。
  • 終活をすることで自分自身の不安が解消して、残りの人生を充実させることができる。
  • セミナーや講演で仲間を作ることで孤独感をなくすことができる。

終活でやるべきことはたくさんありますが、自分の死に向き合うことで、より一層充実した人生を送れるようになります。
大切なことは家族や友人に対する思いと終活に関する情報です。
充実した終活ができるようしっかりと準備しましょう。

終活ねっとでは、他にも終活についての記事を多数掲載しています。
ぜひ、ほかの記事もあわせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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