エンディングノートを動画にする?動画の利点や必要な費用などを紹介

終活を考え始めたら最初にとりかかるのにお勧めなのがエンディングノートです。エンディングノートは家族とのコミュニケーションが取れなくなった時に備え、希望を書き留めるものです。ここでは手書きやパソコンではなく動画で作る動画版エンディングノートをご紹介いたします。

目次

  1. 動画によるエンディングノートについて
  2. エンディングノートとは
  3. エンディングノートを動画にする利点
  4. 動画版エンディングノートをつくる方法
  5. 動画版エンディングノートにかかる費用
  6. 動画版エンディングノート作成の例
  7. 動画によるエンディングノートまとめ

動画によるエンディングノートについて

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近年様々なメディアで取り上げられ、終活のひとつとしてエンディングノートに取組む人が増えています。
書店でも数種類のエンディングノートを目にすることができ、パソコンでも無料でダウンロードして利用することが出来るエンディングノートがあります。

今回終活ねっとでは、自身の声や動く姿を映像でリアルに伝えることができる動画によるエンディングノートについて

  • エンディングノートとは?
  • エンディングノートを動画にする利点とは?
  • 動画でエンディングノートを作る方法とは?
  • 動画版エンディングノートにかかる費用は?
  • 動画版エンディングノートの作成例

の5つの内容に沿ってご紹介いたします。

手書きやパソコンによるエンディングノートとは違い、映像による自分史や伝えたいメッセージを残す動画版エンディングノート作成の参考になさってください。

エンディングノートとは

人々

そもそもエンディングノートとはなんでしょうか?

もしも大切な人の死後、残された希望や伝言がなければどうなるでしょうか?

エンディングノートとは、自身の終末期や死後に備え家族や親しい人に伝えたいことや希望を書き記すノートのことです。

エンディングノートに書く事柄に決まりはありませんが、書くべき内容の要点は以下のようになります。

  • 自分に関する事柄や自分史
  • 家族や親族へのメッセージ
  • 友人や知人の名前や住所などをリスト化
  • 資産情報
  • 介護や終末医療への希望
  • 葬式やお墓の希望
  • 退会手続き

以上の情報をエンディングノートに記しておくと、自身の希望やメッセージをご家族が思い込みではなく正確に知ることが出来るので、もしもの時に遺された家族が困ることは無いでしょう。

また、エンディングノートを書くことで自分の人生を振り返ることができ、終活の指針になることでしょう。

エンディングノートを動画にする利点

ビデオ

テレビコマーシャルを見ると文字や音声だけのものは殆ど見ることがありません。
なぜでしょうか?
音声や音楽を含む動画映像のほうがよりリアルであり情報発信力が強いとされているからです。

さて、エンディングノートをひとつの情報伝達手段と考えた場合、文字、絵、写真、音声、動画などの方法を考えることができます。
この情報伝達方法の中で、エンディングノートを動画にすることの利点を一言で表すとすれば「百聞は一見に如かず」でしょうか。
100回聞くより1回見ればすぐ分かるという利点は伝える手段としては最適です。

ここでは、動画版エンディングノートの利点を細かくいくつかご紹介いたします。

貴重な体験として思い出に残る

家族や親しい人たちとコミュニケーションが取れなくなる時に備えた、残された人たちへのメッセージの収録映像を撮影するということは俳優でもなければ人生で何度もあることではありません。

この貴重な体験の思い出として強く本人と家族にも残るでしょう。

自分史を多くの人に見てもらえる

動画を撮ることで、自分史を多くの人に見てもらうことが可能になる利点もあります。

一冊の手書きエンディングノートを読む場合は読書と同じなのでひとりです。
動画で作られたエンディングノートであれば、スクリーンやモニターなどから映像で同時に多くの人に自分史を見てもらうことができます。

また、お葬式の場で思い出の音楽や映像とともに故人のメッセージをリアリティをもって多くの人に見てもらうことも可能となります。

生の声を家族に残せる

文章を書くことやコンピュータ操作が苦手でも、映像であれば本人の姿や表情と生の声を家族に残すことができるのが利点です。

文字や写真とは違い、なじみある声と動きが収録されている映像は、より印象深くリアルにメッセージを残せることでしょう。

動画版エンディングノートをつくる方法

映画

では動画版エンディングノートの作成方法としては一体どのようなものがあるのでしょうか。

動画によるエンディングノートを作るには専門の業者に依頼する方法と自分で作る方法の二つがあります。
ここではその二つの方法をご紹介いたします。

自分でつくる

まずご紹介するのが自分でつくるという方法です。

自分で作るメリットは費用を抑え、時間や場所を気にしないで自分のペースで取組むことができることです。
また、自分のアイデアと感性で自由に制作できることも魅力です。

動画Webサイト「ユーチューブ」でキーワードを「終活エンディングムービー」と検索すると沢山のサンプルムービーがありますので自分で作る時の参考にすると良いでしょう。

以下で動画版エンディングノートを自分で作るために必要なものと動画作成の流れもご紹介いたします。

動画版エンディングノート作成に必要なもの

動画版エンディングノート作成に必要なものはパソコン、動画編集ソフト、動画に利用する素材です。

これらの準備方法は以下の通りです。

  • パソコン 画像処理を行うので処理能力高めがお勧めです。
  • 素材の準備 デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、スキャナーなど用いて動画や写真を撮影したりスキャンし、動画に使用する素材として動画(mp4,mov)、写真(Jpeg,Ping)音声(wev,mp3)ファイルを選び、後に使いやすいよう保存先を整理しておきましょう。
  • 動画編集ソフト Adobe Premiere Pro CC、iMovieなどがあります。

動画作成の流れ

動画編集ソフトを使って動画を作ります。
動画作成の流れは以下のようになります。

  • 動画編集ソフトを使える状態(立ち上げる)にします。
  • 素材の保存先から動画、写真、音声などのファイルを読み込みます。
  • 読み込んだ素材を加工(トリミングや回転など)します。
  • 字幕やシェイプ(図形)などのオブジェクトを必要に応じて追加します。
  • その後色調補正やフィルター(特殊加工)などを用いて様々な加工処理をします。
  • 動画をエンコード(圧縮処理)します。
  • DVDなどに書き出して完成です。

このように動画版のエンディングノートを自作する方法をご紹介しました。
以前に比べるとデジタルビデオ機器やパソコンの操作方法や価格も身近になったこともあり、個人で映像制作にチャレンジすることも不可能ではありません。

しかし、動画を自分で作るにはパソコンの操作はもちろん、動画編集ソフトの習熟度は必要です。
また、素材となる動画やサウンドファイルなどの概念を理解するだけではなく、ファイルの取り扱い方法(データ変換や圧縮)などを知る必要があり簡単ではありません。

動画にどの程度の質が要求されるのかにもよりますが、自分で作る作業の敷居はかなり高いので、軽い気持ちで始めると挫折しかねません。
せっかくエンディングノートを用意しようと思ったのに、途中で難しくなって諦めてしまっては元も子もありません。

自作する際にはかなりの動画編集技術が必要なことに留意してください。

映像製作会社に依頼する

そこで映像制作会社に依頼する方法をご紹介いたします。

ここでの流れは、動画版エンディングノートの構成をメッセージ動画をメインにし、幾つかのBGMや写真を挿入したものとします。
作成の流れは基本的にほとんどの会社で同じと見ることができ、以下のようになります。

  • 映像制作会社に連絡する。
  • 動画作成の内容と要望を伝え見積りを取る。
  • 動画作成の内容を確認後発注する。
  • 動画作成に必要な資料や写真を準備する。
  • 映像制作会社の担当者と相談しメッセージ動画撮影の日取りなどを決める。
  • 動画の撮影後映像制作会社が編集作業を行い音声や字幕などの加工を行う。
  • 正式な納品になる前に依頼者がチェックする。
  • 1~2カ月ほどで動画版エンディングノートの完成。

費用はかかりますが、プロが行うことで難しい作業の必要もなく、映像の質も高いことから映像会社に依頼する方法をお勧めいたします。

動画版エンディングノートにかかる費用

お金

では、動画版エンディングノートにかかる費用の相場をいくらくらいなのでしょうか。
映像の特性を生かした動画版エンディングノートの魅力は大きいのですが、プロが作る製作会社に依頼した場合には相応の費用がかかります。

終活の動画を専門に制作する映像会社は少なく、主に結婚式ムービーを制作する会社、テレビやCMなどの映像を制作する会社が業務内容の一つとして終活や自分史動画に対応するといったような形が多いようです。

動画版エンディングノートは挿入する写真の枚数やメッセージ動画撮影の長さによって費用が変動し、プロのメイクサービスなどを加えるとさらに費用は高くなります。

会社の規模や制作内容により費用相場には幅が生じますが、都内にある終活動画制作に対応する会社の場合、完成尺15分を基本にすると145,000円とあります。

その他数社の価格を調べると10~100万円ほど価格に差があります。

やはり専門家に相談するか「終活動画」や「自分史ムービー」などのキーワードでインターネット検索し、動画版エンディングノートに対応可能な映像制作会社に問い合わせて確認する必要があるでしょう。

動画版エンディングノート作成の例

映画

先に映像製作会社に依頼してつくる場合の流れをご紹介いたしましたが、ここでは動画版エンディングノート作成の例をご紹介いたします。

ご自身の死後に誰が見ることになるのか意識することが作成するときのポイントになります。

本人や家族のインタビュー

まず挙げられる作成例が、本人や家族のインタビューです。

エンディングノートの目的が自分の終末期や死後に備えることなので本人の姿と声で希望とメッセージを伝える様子を撮影します。

また、家族が本人に聞きたい事柄のインタビューや家族へのインタビューなどがあればより良い思い出になるでしょう。

ゆかりの地などの撮影

本人のメッセージだけではなく、歩んできた人生の中で夫婦が出会った場所や思い出の旅行先など家族に縁やゆかりのある地などを撮影します。
そうすることで記憶の軌跡をたどることができます。

ナレーションなどの挿入

最初に動画版エンディングノートの構成を考えてナレーションで使う文章を作成します。
メッセージやインタビュー以外で始まりやエンディング、写真やイラストの部分にナレーションを挿入することより印象に残る動画になるでしょう。

写真や映像を入れて編集

写真や映像を入れて編集するのも良いでしょう。
思い出の写真、ナレーション、本人や家族のメッセージ映像、ゆかりの地の映像、BGMなどを含め編集し動画版エンディングノートを完成します。

動画によるエンディングノートまとめ

人々

今回終活ねっとでは動画によるエンディングノートを中心に、エンディングノートを動画にする利点や動画版エンディングノート作成を映像会社に依頼する時の費用などをご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。

この記事を内容をまとめると以下の通りです。

  • エンディングノートとは自身の終末期や死後にそなえ伝えたいメッセージや希望を伝えるためのツール
  • 動画版エンディングノートの利点は手書きのエンディングノートに比べ映像の特性からよりリアルにメッセージや希望を伝えることが出来る
  • 動画版エンディングノートを作る方法には自分で作る方法と映像制作会社に依頼する二つの方法がある
  • 動画版エンディングノートを映像会社に依頼する場合の費用相場は10~100万円と幅がある
  • 動画版エンディングノートを作成するとき、後に誰が見るのかという視点が大切

このように動画版エンディングノートがあれば、文字だけのものに比べると沢山の時間が経過した後でも、残された家族や親しい人達は動画版エンディングノートの主人公を耳と目で愛おしさを感じることが出来るのではないでしょうか。

動画版エンディングノートを活用して大切な家族や親しい人達にあなたの姿を残してみませんか?

この記事が動画によるエンディングノートに取組むきっかけとなれたら幸いです。

終活ねっとではこの他にも終活に関する情報をまとめた記事を掲載しています。
そちらもぜひ併せてご覧ください。

最後までお読みくださり誠にありがとうございました。

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