アメリカで火葬が急増中?費用や遺骨の扱いについても紹介します!

アメリカでの葬送といえば、多くの方は棺を埋葬する土葬を思い浮かべるのではないでしょうか。 しかし今日ではアメリカでも火葬が選ばれることが増えてきているのです。 アメリカでの火葬事情について費用面や遺骨の扱いについても詳しくご説明いたしますので最後までご覧ください。

目次

  1. アメリカの火葬について
  2. アメリカでは火葬が急増している!
  3. アメリカで火葬にかかる費用はどのくらい?
  4. アメリカの火葬はご遺骨が残らない?
  5. アメリカでは火葬後は散骨するのが人気!
  6. アメリカではペットも火葬できる
  7. アメリカの火葬場で火事が起きた?
  8. ヨーロッパの埋葬事情について
  9. アメリカの火葬についてまとめ

アメリカの火葬について

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昨今アメリカでも火葬を希望する割合が増えています。
なぜアメリカで火葬を希望する人が増えているのでしょうか。
また、アメリカの火葬とはどのようなものなのでしょう。

そこで今回終活ねっとでは、アメリカの火葬について解説していきます。

  • アメリカでは火葬が急増中!
  • アメリカで火葬にかかる費用はどのくらいかかる?
  • アメリカの火葬は遺骨が残らないって本当?
  • アメリカでは火葬後は散骨するのが人気!
  • アメリカではペットも火葬できる!
  • 肥満によって火葬場で火事が起きた!?
  • ヨーロッパではどうなのか?

この記事では以上の点についてご紹介していきます。
ぜひ最後までお読み下さい。

アメリカでは火葬が急増している!

アメリカ 墓

火葬はアメリカでもどんどん普及し、今や一般的なものとなっています。
しかしそれは最近になってからの話で、かつては火葬は好ましく思われていなかったのです。

ここでは、アメリカでは火葬が急増している背景について見ていきましょう。

アメリカは土葬が主流だった

アメリカでは伝統的にご遺体をそのまま埋葬する土葬が主流でした。
これにはアメリカの文化的背景が大きく影響しています。

キリスト教圏であるアメリカでは教義として死者の復活が信じられています。
体が焼かれて失われてしまう火葬は復活の妨げになると、否定的なイメージを持たれていたのです。

現在のアメリカの火葬と土葬の割合

続いて、現在のアメリカの火葬と土葬の割合について見ていきましょう。

前述したように、アメリカでは長年にわたって土葬の文化が続いてきました。
しかし近年では、火葬を選択する人の割合が急増しており、CANA(北米火葬協会)という機関の調べによるとおよそ半数が火葬を選択しているという結果が出ています。

このまま増加し続ければいずれ遠くないうちに割合は逆転し、火葬が主流となるでしょう。

なぜ火葬が増えたのか?

なぜ近年になってアメリカで火葬が見直されたのでしょうか。
ここでは、なぜ火葬が増えたのか、火葬が増えた要因について見ていきましょう。

火葬が増えた要因には費用や土地問題といった現実的な問題が絡んできます。
実は火葬は土葬よりもコストがかからないのです。

費用に関してはのちに詳しくご説明させていただきます。

土地に関してはアメリカは日本のおよそ26倍の国土面積を持ち、余裕があると思われるかもしれませんが、都市部に関してはそうとも限りません。

やはり人が密集しているといずれ土地は足りなくなります。
そういった理由から火葬が推奨されている地域もあります。

アメリカで火葬にかかる費用はどのくらい?

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では、アメリカで火葬をすると具体的にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ここでは、アメリカで火葬にかかる費用について、土葬にかかる費用と比較しながら見ていこうと思います

まずは、アメリカの火葬費用から見ていきます。
火葬にかかる費用は州によってそれぞれ異なります。
いくつかの都市をピックアップしたので、比べてみましょう。

都市最小額最高額
ニューヨーク市、ニューヨーク州$550$10,200
ワシントンDC$700$7,600
ヒューストン、テキサス州$675$6,800
ダラス、テキサス州$850$6,300
インディアナポリス、ペンシルバニア$900$6100
シカゴ、イリノイ州$895$4,600

このように、火葬にかかる費用は州や都市によって差異があります。

最少額を比べてみると最安値がニューヨークの550ドル(約5万9000円)、そして最高額がインディアナポリスが900ドル(約9万7000円)となっています。
これに別途経費の$1280(約14万円)を加えて20万円~25万円ほどで火葬のお葬式を挙げることが出来ます。

続いてアメリカの土葬にかかる費用相場を見ていきましょう。

  • サービスの基本料金 - $2,000
  • 遺体の葬儀場への運搬料金 - $300
  • 遺体の準備 ー $200
  • エンバーミング料金 - $700
  • 花とその他の荷物の輸送車料金 - $130
  • 鑑賞と葬儀ためのスタッフ、施設の使用料金 ー $900
  • ハイヤー料金 - $300
  • 登録簿、礼状等のプリントおよびパッケージ料金 - $150

以上が土葬のお葬式に必要な基本料金となります。

この時点で平均4680ドル(約50万円)の費用がかかっています。
しかし、これはあくまで基本料金で、実際はさらに追加の埋葬費用がかかります。

  • 墓の計画料金 - $1,000
  • 埋葬部屋の料金 - $1,300
  • 閉会式の料金 - $1,200
  • 棺(金属製)の料金 ー $1,000~$15,000
  • 墓石料金 - $1,500

追加料金は最安値で合計6,000ドル(約64万円)です。

このようなオプション料金を支払うことで埋葬を行えます。
基本料金と合わせて合計で114万円の費用がかかります。

土葬は火葬と比べるとかなり多くの費用がかかることがわかります。

アメリカの火葬はご遺骨が残らない?

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アメリカと日本の火葬について大きな違いとして、アメリカの火葬はご遺骨が残らないという点が挙げられます。
日本ではご遺体を火葬し、骨上げの後で骨つぼに納めてお墓に納骨するのが一般的です。

しかし、アメリカにはそういった文化がないため、日本で使用されるものよりも高火力の火葬炉で灰になるまでご遺体を焼きあげ、ご遺骨は形のない遺灰として容器に入れて引き渡されるのが通例です。
アメリカでは日本とは異なり、ご遺骨の形が残っているほうが不気味に感じられるそうです。

家族の手に渡された遺灰は自宅に持ち帰られてそれぞれの方法で供養されます。
手元供養のために自宅に安置されたり、ペンダントや陶器に加工したり、後でも触れますが宇宙空間に打ち上げる宇宙葬といったものもあります。

アメリカでは火葬後は散骨するのが人気!

散骨

アメリカでは火葬後は散骨するのが人気を集めています。
散骨は日本ではあまりなじみのない葬送方法かもしれません。
では、散骨とはどういったものなのでしょうか。

ここではアメリカで人気のある散骨について解説していきます!

散骨ってなに?

散骨とは、ご遺体を火葬した後のご遺骨を粉末状にした後、自然の中、思い出の地、観光地等でそのまま撒くことで故人を弔う方法です。

故人の遺言やご遺族の方の希望で、ご遺骨を撒くことによりお墓とします。
散骨は自然葬であるため墓地代や墓石代、管理費といった費用が不要となる特徴があります。
一般的なお墓を持つよりも費用を抑えることができるため、経済的な面からも注目されてきている供養方です。

散骨の種類について

散骨と一口にいっても様々な方法があります。
ここでは、散骨の種類について見ていきましょう。

  • 海洋散骨 ー 船をチャーターしてご遺骨を海洋上に散布するもっともポピュラーな方法です。
  • 山林での散骨 ー 地上での散布はモラルと節度を持って近隣住民へ十分な配慮が必要です。
  • 樹木葬 ー 樹木を墓標にし、土中にご遺骨を埋葬します。樹木を墓石としたお墓です。
  • 空中葬 ー 飛行機やヘリコプターから海上に散骨を行います。
  • 宇宙葬 ー ご遺骨を納めたカプセルなどをロケットに載せ、宇宙空間へ打ち上げます!

といった種類があります。

豊かな自然に囲まれて眠りたい、ご家族に負担を遺したくないとお考えの方は終活の参考にしてみてはいかがでしょうか。

アメリカではペットも火葬できる

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昨今のペットブームも手伝って、ペットを飼っていらっしゃるご家庭はたくさんあります。
家族としてともに過ごし、絆を深める時間はとても尊いものですが、ペットと付き合う上で避けられない課題として最後のお別れがあります。

一緒に同じ時間を過ごしてきたペットは多くの場合飼い主よりも先に世を去ってしまいます。
アメリカではペットが旅立ってしまった時、自宅の庭に土葬するケースが多かったのですが、最近ではペットを火葬する人が増えています。

獣医を通して火葬場を紹介してもらって、グループ葬や個別葬を行い、遺灰を持ち帰って供養するのが一般的です。

アメリカの火葬場で火事が起きた?

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次に、アメリカの火葬場で火事が起きた事件について見ていきましょう。
アメリカのオハイオ州にある火葬場で火災が発生するという事件がありました。

火元となったのは肥満体のご遺体で、火葬場の職員の想定以上に脂肪分が激しく炎上してしまいました。
火葬炉から噴き出た炎が近くに合った収納ボックスに引火してしまったと言われています。
そして火は爆発によって周囲に広がり、天井まで焦がす事態になりました。

現地の消防により2時間ほどで消火されましたが、被害額3万ドル(370万円)が出ました。
火葬場では火を扱う以上火災の危険性は常に存在します。
故人との別れの時間を安心して過ごすためにも、安全対策は今後も恒久的な課題となるでしょう。

ヨーロッパの埋葬事情について

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ここまでアメリカの埋葬事情について解説して来ましたが、最後にヨーロッパの埋葬事情について見ていきましょう。

ヨーロッパもアメリカと同様にキリスト教が根づいているため土葬が一般的です。
キリスト教でも宗派によって考え方は異なり、厳格なカトリックが多いフランスやイタリアでは特にこの傾向が強いようです。

では、ヨーロッパでは火葬の文化はないのかというと、そんなことはありません。
カトリック派に比べて自由なプロテスタント派が多い国では火葬は広まっています。
イギリスでは火葬率70%以上と、一般に強く普及しています。

また、土葬の傾向が強い国でも最近では火葬は浸透しつつあり、フランスでは現在はお亡くなりになった信者の方の25%ほどが火葬で弔われるようになりました。
世界の葬法に対する考え方が変わりつつあります。

アメリカの火葬についてまとめ

アメリカ

今回終活ねっとでは、アメリカの火葬について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事の内容を以下にまとめました。

  • アメリカでは土葬が主流でしたが、近年では火葬を希望する人が急増し、全体の割合の半数近くにも至るようになりました。コストの負担が少なく、土地問題に一役買う火葬が見直されています。
  • アメリカの火葬のお葬式は約20~24万円ほど、土葬のお葬式の場合は約114万円ほど費用がかかります。費用面のメリットが火葬が急増している大きな理由の一つになっています。
  • 日本とは違いアメリカの火葬では火力の高い炉を使用するため遺骨は残らず、遺灰として持ち帰るのが一般的です。
  • 散骨とは粉末状にした遺骨を海や山河に散布する葬礼です。さまざまな様式があり、経済的メリットも着目されて、注目を集めています。
  • アメリカではペットも土葬が主流でしたが、近年では火葬する人が増えています。
  • アメリカのオハイオ州で肥満体のご遺体が出火元となり、火葬場で火災が発生するとい事故がありました。
  • ヨーロッパでは国ごとに考え方が異なり、全体では土葬が一般的でした。しかし近年は火葬が普及しつつあります。

終活ねっとでは、お葬式やお墓に関する詳細な情報が掲載されております。
そのほかに終活について知りたいことがあれば終活ねっとを参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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