お墓の巻き石ってなに?種類や値段についても徹底解説!

「巻き石」と聞いてどこのことかわかりますか?お墓の名称や意味を知ることにより、建墓やリフォーム、はたまた墓じまいの際、専門家さんと円滑なコミュニケーションが図れます。お墓の基礎となる「巻き石」について色々調べたので、ぜひご活用ください!

目次

  1. お墓の巻き石について
  2. お墓の巻き石とは
  3. 巻き石の種類
  4. 巻き石の価格
  5. お墓の巻き石を受注する際の注意点
  6. 巻き石のリフォームは出来るのか
  7. お墓の巻き石まとめ

お墓の巻き石について

お墓

巻き石と言われてピンときますか?
お墓の専門用語ってなんだか難しい…
そう思われている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

終活する時、お墓を建てるにしても壊すにしても知っておきたい専門用語の基礎をご紹介いたします。

  • 巻き石って何?
  • どんな意味があるの?
  • どれくらい種類があるの?
  • どれくらいお金がかかるの?
  • リフォームできるの?

これから、お墓はますます注目を浴びるでしょう。
こんなこと覚えても意味がない…と思われるかも知れませんが、いつ終活する時期が訪れるかわかりません。

何かあった際、今あるお墓をどうするか考えたことがありますか?
墓じまい?リフォーム?それとも新しく建墓?
いずれにしても、巻き石の存在はとても重要になります

何かある前にしっかりお墓に関する知識を蓄えて話し合いをしておけば、もしもの時にすぐに対応できるでしょう。

また、適正な価格を知っておかないとだまされる可能性もありますので、ぜひ御覧ください!

お墓の巻き石とは

お墓

巻き石とは、「お墓の敷地を囲む石の枠」です。

上の写真で言うと、それぞれのお墓の段差を含めた区切りの石の事です。
書籍やサイトによっては外柵の中に巻き石が含めて書いてありますが、巻き石は境界石とも言われ隣接する区画や土地、またあの世とこの世などの様々な境界を表しています

そして、この巻き石と同じ意味で使われるのが「外柵」。
外柵と言うだけに玉垣、須浜と言われるお墓全体の囲う柵を意味します。
この外柵が巻き石の上に乗っていることにより、巻き石も含めて「外柵」と称されるようです。
(※上の写真に玉垣、須浜はありません)

結局どちらを使うのが正しいの?

どちらを使うのが正しいというのはありませんが、基本的にはそれぞれの地域や、どちらを中心にして話をするかで、使い方が変わります

お墓を建てる時などは、部分を分けて細かく説明される時もあるので、どちらも知っておいて損はありません。

巻き石の意味:3つのポイント

  • 現世と来世、あの世とこの世の境界を表すため。
  • お墓の区画、土地としての境界を明らかにするため。
  • 地盤崩れによるお墓の傾きや周りの土の流出を防ぎ、安定させるため。

1.現世と来世、あの世とこの世の境界を表すため

地方によっては結界とも言われています。
その名前の通り、巻き石から外側(私たちが居るところ)は俗なる世界であり、巻き石の内側に一歩足を踏み入れればそこは浄土の入り口、聖地となり、この中で土に還ることで極楽浄土へ行けるとされています。

2.お墓の区画、土地としての境界を明らかにするため

もし仮に、上の写真で巻き石がないとなるとどうなるでしょう。
隣のお墓との境が分からなくなり、ご先祖様の前で自分たちの区画や土地について争い事にもなりかねません。

会社が経営する霊園ならまだしも、個人のお墓が集まる共同墓地ではありえない話ではありません。そのような事態を避けるためにも、巻き石は大事な役割を担っています

3.地盤崩れによるお墓の傾きや周りの土の流出を防ぎ、安定させるため

お墓は、先祖代々受け継がれる大切なものです。
鹿児島など一部の地域では、お墓に屋根を付けるなど非常に大切に扱うところもございます。
しかし、全国的に見れば一年中雨ざらし野ざらしにされている所がほとんどでしょう。

しかし、そんな中でもお墓がゆがんだり、倒れたりしないのは巻き石がしっかりと支えているからです。
雨水などの流水を防ぎ、基礎の劣化を防いでいるのも巻き石の役目なのです。

巻き石の種類

お墓

そんな、縁の下の力持ちの巻き石にも様々な種類があります。
お墓には関東式(地上とお墓の間に納骨所がある様式)と関西式(地中に納骨所がある様式)があります。

また最近では、故人の趣味や思いを形にしたオリジナリティ溢れるデザイン墓石が増えました。
さまざまな形がありますが、ここでは一般的に多く見られる代表的な巻き石5つを取り上げたいと思います。

四方巻型

お墓

文字通り、四方を直線で囲っただけの簡素な造りとなっています。
比較的値段が安いものと思われます。

通し階段型

お墓

これは、四方巻型から参拝者が入る正面の巻き石だけ段差を付けたものです。
その際、一辺全体が下がったものになってます。
四方巻型よりも入り口が広く感じられます。

繰り階段型

お墓

こちらは、正面の真ん中だけが奥にへこんで階段式になったもので、一番多く使われている形です。

バリアフリー型

お墓

通し階段型よりもさらに奥に石を削り、また地面との段差を最小限に抑えております。
車いすをご使用になられる方、ご高齢になられ階段の昇降が大変な方でも、墓石に近づけるようにな造りとなっています。

門柱型

お墓

正面の巻き石の両端に、墓前灯篭などを置くための台が突き上がって立っています。
段差の形は通し型、繰り階段型など様々なようです。
お墓全体に風格が出ます。

巻き石の価格

お金

巻き石を単体で売っていることは、ほとんどありません。
ですので建墓の際は、外柵としてまとめて、またはお墓全体とセットで購入することがおすすめです。
特に、お墓全体をセットで買うと、色合いなどに統一感が出て見栄えもよくなります

いずれにしても、その時大事になるのが「石材」です。
石材によってお墓の印象が決まるといっても過言ではありません。

今回は近年種類が豊富になった「外国産」と、根強い人気の「国産」に分けて、その特徴を説明したいと思います。
外柵と墓碑の色の具合や、自分の懐具合などを考えながら、しっかり吟味しましょう。

外国産の巻石

外国産といってもピンからキリまであり、自分が求める色や価格によって石材の産地も変わってくるでしょう。

中国産

一番安価なのは中国産と言われていますが、近年中国産は質・量ともに急速に発達し、多くの石材店が取り扱っています。
値段によらず高級感があるとも言われており、軽んじて見る事はできなくなりました。

特に「623白御影石」は白とグレーが混じった日本で最も使用されている石材なので、いまや中国産を見ない墓地の方が少ないのではないのでしょうか。
また、巻き石にはこの石材がよくつかわれています。

中国産で安いと不安を覚える方もいらっしゃいますが、中国内の大規模な採掘場による流通量の多さが安い値段で提供されている要因です。
品物によっては日本産をよりも高い石材も存在するので「中国産=悪い」という印象は捨てましょう。 
「G603」「AG98」などアルファベットと数字で品名が表されるのも中国産の特徴です。

インド産

外国産で、中国産のつぎに有名なのが「インド産」です。
価格は安い中国産よりは高くなりますが、日本産に比べればお手ごろな価格ではないでしょうか?
インド産の特徴は品質の良さと、艶の良い光沢です。

石材選びで重要になるのが「水の吸収率」と「密度(硬さ)」です。
「水の吸収率」が高いと汚れやすく、劣化も激しいでしょう。
「密度(硬さ)」が低いと脆く、墓石として使用する場合に経年劣化に長く耐えられません。

インド産はこの二つの点において非常に優秀だと言われています

それ故に光沢が良く、いつまでも綺麗な墓石を維持できると言われています。(もちろん、最低限の手入れは必要ですが)
また、日本産や中国産にはない色合いが人気で、長きにわたって人気石材となっています。

その他の産地

上記の国以外ではアメリカ、韓国、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、フランスなど様々な国の石材があります。
特に、スウェーデンの「ファイングレー」は世界一の黒御影石と言われており、高級志向の方にはおススメです。

しかし、余りにこだわり過ぎると取り扱いの無い石材店が出てきますので、希少な石材をご希望の方は、石材店と相談してから決めた方が良いでしょう。

日本国産の巻石

安心・安全の国産石材は、それ故に選ぶのに苦労します。
なぜなら、日本中から石材が産出されるため、何を基準に選ぶのかしっかりと定まっていないと、色々と目移りしてしまいます。

要するに、それぐらい品質が良く、粒ぞろいなのです。

「庵治石」「本小松石」「木山石」など最高級と言われる石材が多く、日本人が好む上品な色合いも豊富なため、お財布に余裕がある方には特におすすめです

「日本産がいいけど余裕が…」と思われる方は、「大島石」など日本産の中でもお手ごろの石材もございますので、検討してみてはいかがでしょうか?

この他にも、日本産、外国産問わず、石材には幅広い種類がありますので、興味のある方は専門サイトで調べたり、一度石材店を訪ねてみたりされてはいかがでしょうか。

金額については、石材の種類からお墓の形まで幅広く存在しているため少々曖昧になりましたが、お客様の気に入った石材、形が決まってから、同じようなもので比較されるのが一番かと思います。

お墓の巻き石を受注する際の注意点

お墓

近年、食品の産地偽装が話題になることが多くなりましたが、なんとお墓についても同様の問題が起きています。

石材の産地偽装です。

実際に中国産の安い石材を大島石と偽って販売する事件があるようで、購入する側としては非常に厄介な事態です。

これを見分けるには、日本石材産業協会(JSIA)が発行する「産地証明書」を確認することが有効かと思われます。
これをしっかりと付けている専門家様は、ひとまず信頼できるでしょう。

しかし、あまりにも安い、または高い金額で販売された場合は、気を付けた方が良いです。

巻き石のリフォームは出来るのか

困った人々

巻き石のリフォームは多くの石材店で行われています。

価格はやはり石材と面積、また墓石の場所によって変わってきますので、それぞれの店にメールや電話で聞いていただくのが確実かと思います。

こちらも過剰に高い金額には気を付けてください。

お墓の巻き石まとめ

お墓

最後にお墓の巻き石について簡単にまとめてみました。

  • 巻き石とはお墓の境界を表す石のことです。
  • 墓石を支えると共に、あの世とこの世など神聖な場所を表す。
  • 繰り階段式、門柱式など土地の広さや好みに合わせて様々な巻き石があります。
  • 墓石や外柵のセットで買うことが多いく、石材やお墓の形で変わってきます。
  • リフォームは石材店などで可能で、過剰に高いまたは安い値段には気を付けましょう。

今回は巻き石について説明してきましたが、巻き石の性質上、石材についても触れさせていただきました。

少し話が広がりすぎたかもしれませんが、「石材」はこれから終活などでお墓について考えるときには必要な情報となります。

予習のつもりで読んでいただければ幸いです。

長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

お墓をお探しの方は「終活ねっと」で

終活ねっとではお墓を値段(見積り)やアクセス・特徴などで比較して納得のいくお墓を建てられるよう、情報をまとめています。いざという時の為に資料請求や電話対応も無料で承っていますので、是非ご利用ください。

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