60歳の終活は生前整理・エンディングノート・住居探しをしよう!

60歳といえば還暦の年です。昔は、定年退職して隠居生活がスタートする年齢でした。けれども、今の60歳はまだ働いている人も多く、何より若々しいですね。そんな60歳で終活を始める場合、どんなことをしたら良いのでしょうか?今回は、60歳の終活について解説します。

目次

  1. 60歳からの終活について
  2. 60歳以上の人の終活の認知度
  3. 60歳の終活でやること
  4. 終活で役に立つエンディングノート
  5. 60歳からの終活についてのまとめ

60歳からの終活について

人々

60歳は還暦を迎える年です。

昔の60歳は定年退職をして隠居生活をスタートさせる年齢でしたが、今の60歳はまだまだ元気で、働いていたり趣味を謳歌していたりする方も多くいらっしゃいます。
また一方で、60歳という節目の年に自分の終わりについて考える終活を始める方も多くいます。

では60歳から終活を始める場合、一体何をすれば良いのでしょうか。

そこで今回終活ねっとでは、60歳からの終活について

  • 60歳以上の終活の認知度。どのくらいの人が終活をやっているの?
  • 60歳の終活でやるべきことは何?
  • エンディングノートは書いたほうが良いの?何の役に立つの?

以上の3点を中心にご紹介していきます。

「まだまだ元気だし、終活なんて自分には無関係だ」と、思っていらっしゃる60歳の方も、これを読むと終活に興味を持たれることになるでしょう。
ぜひ最後まで読んでみてください。

60歳以上の人の終活の認知度

人々

終活という言葉をよく聞くようになりましたが、実際に終活をやっている人はどのくらいいるのでしょうか?
同世代の友人と終活について語り合ったことがあるという方は、あまりいらっしゃらないと思います。
しかし、節目の年である60歳の方が終活をどのように捉えているのか、興味はありませんか?

ここでは終活の認知度についてご紹介いたします。

終活について知っている人はどのくらい?

終活について知っている人はどのくらいいるのでしょうか。

終活という言葉が生まれたのは、2009年のことだと言われています。
流行語大賞にもノミネートされ、現在では広く使われるようになりました。

2016年に行われたアンケートによると、60代・70代では実に8割を超える人が「終活」という言葉を知っているという結果が出ています。
多くの人が、「終活を始めるべき時期がきたら、ぜひ終活をしたい」と、終活に対して興味を示しています。

その一方で、60代・70代の方の中で、実際に終活を行っていると回答した人は1割程度でした。
やはり60代・70代の方にとっては、人生のエンディングはまだ先だと感じていらっしゃるのでしょう。

何をきっかけに終活を始めるのか

終活を始めるきっかけとして、1番多くの方が挙げているのが、定年退職などの社会的なリタイアです。

社会的なリタイアを迎えると、その人を取り巻いていた人間関係や生活のリズムが今までとはまったく異なってきます。

このような変化の中で、残りの人生について考え直そうと思われる方が多いのでしょう。
「まだまだやり残したことがある」と、残りの人生をどのように楽しむかと考えるのです。

また、「家族に迷惑をかけたくない」という思いから終活を始める方が、7割を超えています。
60代・70代の方だと、自身の親を看取った経験をされている方も多いのでしょう。

自分の親を看取った時に困った経験があると、「自分の子どもに同じ思いはさせたくない」と考えて、自身の終活を始めるのかもしれません。

60歳の終活でやること

遺品整理

それでは、60歳から終活を始める場合、具体的に何を行ったら良いのでしょうか?
ここでは60歳の終活でやることについてご紹介いたします。

生前整理を始める

まず始めることは、生前整理です。

60年生きていると、思い出とともに身の回りにさまざまな物が増えていませんか?
もしものことがあったとき、部屋や物置に置きっぱなしになっているたくさんの物を誰が片付けることになるのでしょうか?
もしものときに、自分が大切にしていた価値のあるものでも、その価値がわからない人から見れば、ゴミとして処分されてしまう可能性もあります。

こういった、身の回りのものを片付けることが生前整理です。
生前整理の中で1番やらなければならないことは、思いきって物を捨てることです。

もし、価値のあるものを保有している場合には、自分の死後に誰に譲ったら良いのか、どのように処分したら良いのかということも、考えておくと良いでしょう。
いつでも始めることができることですが、やろうと気合を入れないとなかなかできないことでもあります。

最近では生前整理を手助けしてくれる専門の会社もあり、利用される方も増えています。

エンディングノートを書く

エンディングノートは、終活を行う上でとても重要なものです。

エンディングノートとは、もしものときに残された家族や周りの人へのメッセージを書くためのものです。
具体的には以下のようなことを書いておきます。

  • 自分のこと(運転免許証・マイナンバーの交付番号や保管場所など)
  • 財産のこと(預貯金の口座番号・キャッシュカードのパスワード・保有している有価証券の情報など)
  • 親戚・友人関係について(家系図・友人知人の連絡先や、もしものときに一報を入れてほしい人など)
  • 医療や介護について(かかりつけ医院や常備薬・医療措置についての希望・介護についての希望など)
  • 葬儀やお墓についての希望(希望の葬儀社や葬儀の内容・菩提寺の連絡先・使ってほしい遺影・お墓の所在地など)

このように、自身の希望や伝えたい言葉だけでなく、自分自身のことや持ち物など自身の大切な情報を書き込んでいきます。

特に友人関係は、意外と家族が把握していないことがあり、もしものときに大切な人に連絡が届かない場合もあります。
自分の情報を整理することで、これまでの人生を振り返ることができ、残りの人生をより充実したものにできます。

遺言書を書く

次にやるべきことは遺言書を書くことです。

先ほど挙げたエンディングノートは法的拘束力を持たないものです。
もしも、自分が亡くなったあとに家族に絶対におこなって欲しいことなどがある場合には、遺言書を書く必要があります。

遺言書はエンディングノートとは違い、決まった形式で書かなければ無効になってしまいます。
もし遺言書を作成する場合には、まずは法律の専門家に相談してみると安心です。

また、遺言書は自身の死後に家族を縛るものになるので、あまり安易に作成しないほうが無難です。
単純な希望や意向の場合には、エンディングノートへの記入に留めておきましょう。

遺影を選ぶ

遺影を選んでおくことも終活でやることの一つです。

最近では葬儀に使う遺影を生前に自分で選ぶ人も増えています。
たくさん写真を持っている方でも、遺影にふさわしいような、自分が単独で真正面を向いて写っている写真というのは意外と少ないはずです。

葬儀は人生最期の晴れ舞台とも言えるので、自分の気に入った写真を残しておくと良いですね。

終の住処を探す

事前に終の住処を検討することも大切です。

多くの人が最期まで自宅で過ごしたいと考えていると思います。
けれども、介護が必要になったり病気になったりした場合、自宅で1人で暮らすことが困難になるかもしれません。

元気なうちに老人ホームなどの高齢者向け施設の情報を手に入れて、「ここなら暮らしても良いな」と、思うところを探しておくと安心です。

終活で役に立つエンディングノート

困った人々

先ほど、エンディングノートは終活に欠かせないものだとお話しました。

60歳の元気なときに、エンディングノートを書いておくと安心です。
ここでは終活で役に立つエンディングノートについてもう少し詳しく解説したいと思います。

突然入院してしまったとき

エンディングノートは突然入院してしまった時に非常に役に立ちます。

エンディングノートには、自分の情報を整理して書いておくことができます。
もしも突然入院してしまったとき、病院への支払いに急にお金が必要になるかもしれません。

そんなときに預金通帳を見つけられなかったり、キャッシュカードのパスワードがわからなかったりしたら、家族が困ってしまうでしょう。

また、せっかく加入している保険があっても、それを家族が知らなければ手続きができません。
そういった大切な情報がまとまっていると、自分も家族もいざというときに助けられることでしょう。

物忘れしてしまったとき

物忘れしてしまった時などにも有効です。

60歳の今はまだ平気でも、急に物忘れが始まってしまうこともあるでしょう。
今まで当然のように記憶していたことを忘れてしまうと、日常生活を行うことが難しくなってしまいます。
しっかり覚えているうちに、重要な情報を整理しておくと安心です。

亡くなってしまったとき

最後に、亡くなってしまった時です。

60歳というと、平均寿命までまだ20年も生きるという計算になります。
しかし、不慮の事故や病気などで、いつ「もしものとき」がやってくるかは誰にもわかりません。

あなたが突然亡くなってしまったとき、残された家族は悲しみに打ちひしがれるでしょう。
そんな悲しみの中で、家族は葬儀の準備をしたりさまざまな手続きを行ったりしていかなければなりません。

もしあなたが葬儀についての希望やお墓のことをエンディングノートに書いていたら、家族が判断に迷わないはずです。
エンディングノートはあなたと残された家族を繋ぐものになり得るでしょう。

60歳からの終活についてのまとめ

人々

今回は60歳からの終活について、お話を進めてきましたがいかがでしたでしょうか。

今回の記事の内容をまとめると以下になります。

  • 60歳以上の終活の認知度は8割を超えます。けれども、実際に終活を始めている人は1割程度。終活に興味があり時期がきたら始める予定だという人は多くいます。
  • 終活を始めるきっかけの多くは、定年退職などの社会的なリタイアです。「家族に迷惑をかけたくない」という思いで、終活を始める人がたくさんいます。
  • 60歳からの終活でやることは、「生前整理」・「エンディングノート作成」・「遺言書の作成」・「遺影の選択」・「終の住処の検討」です。
  • エンディングノートは、突然の入院や物忘れ、急逝してしまったときに、残された家族に自分自身のことを伝えることのできる大切なものです。

以前までは60歳が定年退職を迎える年齢でしたが、昨今多くの企業では65歳が定年の年になりました。

60歳の方の中には、まだ現役で働いている人も多くいらっしゃることでしょう。
また、体力的にもまだまだ元気で、「これから人生を楽しもう」と、意欲的に趣味や旅行に時間を費やす方も多い世代です。

元気だからこそ、今のうちに人生のエンディングについて考えておくと、残りの人生をより安心で充実したものにできるはずです。
エンディングノートを書いてみたり、身の回りの物を片付けたりなど、できるところから始めてみると、無理なく終活を行うことができるでしょう。

今回の記事が終活を始める一つのきっかけとなれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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