終活を行うメリットって何?やるべきことや注意点、デメリットも解説

終活を行うメリットって何?やるべきことや注意点、デメリットも解説

終活という言葉が定着した現在、終活を新たに始める方は急速に増えています。では終活に取り組むメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?今回の記事では、終活のメリットとその注意点についてわかりやすく解説します。皆様の終活に役立ちます。

最終更新日: 2020年02月27日

終活のメリットについて

人々

高齢化が進んだ現在では、大勢の方々が明るく前向きに終活に取り組んでいます。

終活は、2010年頃からクローズアップされてきた比較的新しい考え方です。

近年では、終活について多くの話題があげられ、終活という言葉はすっかり定着しました。
しかし、終活のメリットについて、実感のこもった意見はまだまだ少ないのが事実です。

そこで今回の記事では、終活のメリットを中心に、終活を進めるうえで気をつけたい点などについてご説明します。

次のようなポイントから、終活について詳しく解説していきます。

  • そもそも終活とは?

  • 終活をするメリット

  • 終活でやるべき事とそのメリット

  • 終活を行う際の注意点・デメリット

  • 終活はいつから始めればよいのか?

少し長い記事となりますが、ぜひ最後まで目を通し、皆様の終活にお役立てください。

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そもそも終活とは?

人々

終活とは、その名の通り自分の人生の最期のための活動です。

終活という言葉は、2010年の新語・流行語大賞にノミネートされたのをきっかけにクローズアップされるようになりました。

現在では、終活セミナーや終活フェアなどが各地で開催され、みなさん一度は聞いたことのあるすっかりおなじみの言葉となっています。

終活と聞いて暗いイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、終活の本質というのは前向きなものです。

自分の人生の最期をより自分らしく満足できるものにし、これからの余生をより充実するための準備活動として、注目が集まっています。

終活をするメリット

人々

元気に動けるうちにという思いから、終活に取り組む方々は急速に増えています。

終活をするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、実際に終活に取り組む方々の声から、終活のメリットを一つ一つ見ていきましょう。

死後の不安を解消できる

終活のメリットとして、まずは死後の不安を解消できるということが挙げられます。

いままで死に関する話題は、縁起が悪いと考えられ、タブーとされてきました。
死後については、身体的にも精神的にも不安な気持ちが持たれてきたのではないでしょうか?

しかし、介護や葬儀など終活のさまざまな項目に取り組んだことで、不安を解消できたという意見が実際に出ています。

終活には、実務的な内容が多く含まれます。
細かな項目を着実に進めていくことで、漠然とした不安は解消されると言えます。

前向きな気持ちで終活に取り組むことで、これらの不安を軽減し、なくしていくことができます。

家族の負担を減らす

終活では、自分らしいスタイルで人生の最期を迎えるための準備を行います。
そのため、介護や葬儀、お墓について、比較検討と選定を進めていくことが必要です。

葬儀やお墓などについて白紙のままだと、万一の場合残されたご家族の方々は、決めるべきことが山積します。
これはご家族の方々にとって、大きな負担です。

終活ではエンディングノートの形で、ご自分の希望する必要事項をすべて書いて残しておけます。
ご自分の意思を明確にすることは、残されたご家族の負担を軽くすることにつながります。

今までの人生を振り返る

現代のシニアの方々は、お仕事に趣味に毎日を充実して過ごされている方がほとんどです。
ふだんの生活では、今までのご自分の人生について振り返る時間はなかなか取れないという方も多いのではないでしょうか?

終活には、物品の整理はもちろん、企業や地域といった社会的な関係の整理も含まれます。
これまでよりもご自分の負担を軽減することで、余裕のある時間が生まれます。

終活では、自分史や家系図といった記録を作成する方もいらっしゃいます。

終活に取り組む時間は、今までの人生を静かに振り返るよい機会となります。

これからの人生について考える

人生の最期について考える終活は、これからの人生を明るく過ごすための指針にもなります。

ご自身の最期に対する漠然とした不安を解消することは、これから続く未来について、前向きにとらえることにつながります。

終活を行うことによってこれまで以上に毎日をいきいきと過ごせるようになります。

遺産相続のトラブルを回避できる

遺産相続に関するトラブルは、家族や親族間のトラブルの事例で、大きな割合を占めています。
遺産相続で揉めて、そのまま裁判などの法的な問題に発展するケースも少なくありません。

ご自分の身にもし万一のことがあった場合、残されたご家族が遺産相続のトラブルに巻き込まれたら、悲しいことです。

終活のなかでは、財産の分配や相続方法などを具体的に検討します。
必要に応じて、遺言書を作成することもできます。

遺産相続に関するトラブルを事前に回避できることは、終活を行う大きなメリットです。

終活でやるべき事とメリット

人々

終活に関する項目は、葬儀や介護、物品の生前整理など多岐にわたります。

ここでは、終活で行うべき項目を一つずつご説明していきます。

それぞれのメリットを知ることで、納得したうえで自分らしい終活に取り組むことができます。

葬儀やお墓の準備

終活では、自分の希望として葬儀やお墓について検討して選定します。

かつての葬儀は、その家の長男が喪主となって、町内会や勤め先などの手助けを借りながら盛大に執り行っていました。
しかし、少子化や核家族化など時代の流れによって、家族や親族だけで葬儀を執り行うことが一般的となりました。

現代ではより自分らしい葬儀やお墓を希望する方が増えています。
無宗教葬や自由葬といった、日本の一般的なしきたりや宗教宗派にとらわない形式で行う葬儀や、いわゆる普通のお墓を作らないといった選択も人気となっています。

葬儀やお墓について選択決定しておくことは、残されたご家族の負担を心理的にも経済的にも軽減することにつながります。
人生のエンディングの場面で自分の希望がかなうメリットに加えて、残されたご家族やご親族への責任と負担を軽くするメリットがあります。

荷物の整理

終活では、今までの人生の思い出の品を厳選し、荷物を生前整理することが必要です。

私たちは、沢山のものに囲まれて暮らしています。
その中には、いらないものやもう使わなくなったものなどが意外なほど含まれているものです。

近頃では、親の家の片付けが社会的な問題となっています。
万一の場合、遺品整理業者に委託することはできますが、残されたご家族への経済的負担は相当なものになります。

荷物の整理はご家族との同居、一人暮らしのいずれの場合も必要です。

荷物の多い方にとっては、荷物の整理は労力を使う作業なので、体力的にも元気で健康なうちに行うのがおすすめです。

荷物の整理を行って身辺のモノを減らしてきれいに片付いた住まいで暮らすことは、これからの人生を明るくするために役立ちます。

財産の整理

財産の整理を行うことは、万一の場合の相続トラブルの回避につながります。

財産は項目ごとにリストを作っておくと安心です。
また、貴重品の保管場所について、エンディングノートに控えておくと役立ちます。

終活のなかで余裕をもって財産の整理に取り組むことで、分配や相続人についてゆっくりと考慮し検討することができます。

終活にかかる費用の準備

一般に、葬儀にかかる一式の費用の相場は、家族葬の場合で約20万円と言われます。
また、お墓を契約し購入する場合は、平均200万円の費用がかかります。

このように、終活に関する費用は、ご希望次第ではかなりの高額となります。
残されたご家族に負担がかからないよう、終活にかかる費用は早めに準備しておく必要があります。

また、葬儀費用については、あらかじめ費用を少しずつ積み立てておく互助会などのシステムもあります。
費用についても考えに入れながら、自分らしい葬儀やお墓をイメージしておきましょう。

終活には、これらの費用についておおまかな計算を進められるメリットがあります。

エンディングノートを書く

エンディングノートには、終活の項目の一つ一つについて、ご自分の希望を書き残すことができます。

例えば、ご自分の身に万一のことがあった場合に、延命措置を希望するか?といった医療に関すること、介護が必要になった場合に、どのような介護を希望するか?などの事項も書いておくことができます。

プロフィールや自分史について書き記すことは、ご自分のこれまでの人生を振り返るよいきっかけになります。
連絡先などをわかりやすく控えておくことで、万一の場合にも速やかに連絡ができます。
葬儀やお墓などについては、残されたご家族へ指示ができるため、ご家族やご親族への負担が軽くなるのもメリットです。

遺言書とは異なり、エンディングノートは、法的な効力はありません
従って、いったん書いたものを直したり、さらに書き加えることも可能です。

エンディングノートの規格は自由ですが、書店や文房具店で市販のものを扱っています。
また、自治体によっては、エンディングノートを無料で配布しているところもあり、お金をかけずに手軽に始めてみることもできます。

遺言書を書く

大切に築き上げてきた財産を、ご自分の希望通りに相続させたいという方には、遺言書の作成が欠かせません。
法的に有効な遺言書を作っておくことで、法定相続人以外の方に相続をさせることが可能となります。

また、遺言書は、大切な財産を寄付したいと考える方にもおすすめです。

遺言書には、本人が全て直筆で書く自筆証書遺言、公証役場に出向いて作成する公正証書遺言、内容を秘密のまま遺言書の存在だけを証明できる秘密証書遺言の3つの種類があります。


法的に有効なものにするためには、いずれの場合も、誤りのないよう形式を整えて作成する必要があります。

遺言書の作成は、注意深く行いたい、時間のかかる作業です。
終活を行うことによってじっくりと時間をかけて遺言書を作成することができます。

セカンドライフについて考える

終活では、ご自分の人生を総括しつつ、これからの明るい人生について考えをめぐらす必要があります。

終活で自分らしい最期をイメージすることは、前向きなセカンドライフのきっかけとなります。

終活に取り組んだ方の多くが、今後の人生をより充実したものにしたいという気持ちでセカンドライフをスタートさせています。

終活をする際の注意点・デメリット

人々

メリットがいっぱいの終活ですが、気をつけたい注意点もあります。
これからあげる注意点を押さえておけば、より理想的な終活ができるでしょう。

ここでは、終活をする際の注意点・デメリットについて解説していきます。

家族と話し合う必要がある

葬儀やお墓などについて、終活ではご自分の希望を具体化していきますが、ここで大切になってくるのが、ご家族で話し合うことです。

終活を行う以上、残されるご家族への負担は最大限に軽くしたいものです。
終活における一つ一つの決定の前に、必ずご家族と話し合いの機会をもちましょう。

終活をきっかけに、ご家族共通の話題ができます。
これはデメリットではなく、むしろメリットとして考える事もできます。
お子さんやお孫さんといったご自分とは違う世代の意見を聞くことで、新たな発見や気づきにつながることもあります。

1人で行わない

次に気をつけなければいけないこととして、一人で行わないということが挙げられます。

シニア世代の方々は皆様まだまだお元気ですが、お一人で負担を抱えると、身体的に無理がくる場合があります。
また、タブーとされてきた死について考えることで、亡くなることに対し急に不安になったりすると
心理的にもよくありません。

終活で検討・選択する項目は、万一の場合に残されたご家族に役立つ内容です。
ご自分にしかわからない事をなくすためにも、終活はお一人でなく、ご家族や信頼できる人と共に行いましょう。

詐欺や悪徳商法に気をつける

終活を始めたいという気持ちにつけ込んだ詐欺や悪徳商法の報告があります。

例えば、ご自分の希望として簡素な葬儀を希望したにも関わらず、家族が法外な葬儀費用を要求されたといったケースです。
なかには悪徳の葬儀業者が存在します。

騙されてからでは遅いものです。
念を入れて、うますぎる話には乗らず、複数の専門家を見て、また他の人に相談して決めることが大切です。

「終活ねっと」には相続・生前対策に関する無料ご相談窓口があります。
提携している相続診断士やファイナンシャルプランナーが遺言や生前対策など相続全般に関するご相談を伺います。

相続や終活でお困りの方、ぜひ一人で悩まずに専門家に相談してみてください。
ご相談は初回無料ですので、些細な疑問でも下記のリンクから気軽にご相談ください。

終活っていつから始めればいい?

人々

では、終活はいつから始めればよいのでしょうか?

特に「いつから始めるべき」という決まった答えはありません。
気になった時、始めたい時が、終活のスタートです。

おすすめなのは、生活がこれまでと大きく変わるタイミングで、終活をスタートすることです。

終活は、セカンドライフのスタート地点にもなります。
定年でお仕事の前線から降りたタイミングなら、時間がたっぷりと取れます。
終活の絶好のスタートと言えるでしょう。

終活をきっかけにご夫婦での会話が増えたという声も多くあります。

終活のメリットまとめ

人々

今回「終活ねっと」では、終活のメリットを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

終活をスタートする方は、年々増えています。

この記事では、次のようなポイントがおわかりいただけたと思います。

  • 終活とは、人生の最期を自分らしく迎えるためのさまざまな準備とその活動である。

  • 終活には、死後の不安を解消できる、ご家族の負担を減らす、今までの人生を振り返る、これからの人生を考える、遺産相続のトラブル回避などのメリットがある。

  • 終活でやるべき事には、葬儀やお墓の準備、荷物の整理、財産の整理、終活にかかる費用の準備、エンディングノートや遺言書の作成、セカンドライフについて考える事などがある。

  • 終活を行う注意点は、家族と話し合う、一人で行わない、詐欺や悪徳商法に気をつける。

  • 終活を始める時期に決まりはないが、生活が大きく変わる定年などの機会がおすすめである。

このように終活にはメリットが沢山あります。
ゆっくりと時間をかけて終活に取り組むことで、よりご自分らしいすてきなセカンドライフを送れます。

今回の記事を参考に、皆様もご自分らしい終活に取り組んでいただけると幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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